断罪なんて嘘でしょ!?

あい

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 隼人と隼人の父親が無口な分、その分えりちゃんが喋っており、いいバランスである。

人様の母親をちゃん付けで呼ぶ気はサラサラなかったのだが、

「隼人様のお母様」

「絵里ちゃんでいいのよ。」

「絵里様」

「絵里ちゃんよー。」

「絵里さ…」



「絵里ちゃん」

「正解!何かしら、有紗ちゃん」


と修正されてしまった…。とても優しいのは、優しいのである。間違っても怖い事は何もなかった。だが、有無を言わせないオーラというかなんというか…最後には絵里ちゃんと言う事になってしまっていた。やはり、大財閥の婦人。優しいだけでは務まらないのだなと考えさせられた。


そうしてしばらく隼人や天音夫妻と話しをしていた。絵里ちゃんが私達の着ている服を気に入ったらしく、大人達で話をするとの事で、子供の私達は解放される事となった。

お兄様も一緒に来るかと思ったが、友達の連夜様も来ているらしく、

「今日は君の誕生日だから、僕からの誕生日プレゼント。というわけで、僕は行くけど、くれぐれも気をつけるんだよ。何かあったら大きな声で叫びなさい。そしたら兄様がすぐに駆けつけるからね。また後でね。」

と、謎の言葉を隼人に言い、私には母親のような事を言い、私の頭を軽く撫で行ってしまった。

会場はとても広いので歩き回る事はせず、イツメンのお子様達は食べ物に釣られて来るだろうと予想し、フードコートゾーンで食事をしつつ探す事にした。


さすが、天音財閥のシェフやパティシエ達である。料理はどれも絶品であった。


庶民時代であれば食べれなかっただろうし、こんな場に来れたら恥を忍んでタッパーに詰めて持って帰ったかもしれない。なんてしょうもない事を考えていると、隼人がこちらをチラチラ見てくる視線に気付いた。

「トイレ」「じゃないからな。」

と言葉を被せるように言われてしまった。
そして、隼人が何か言葉を発しようとした時、ちょうど向こうからこちらに向かってくる圭一と海里が見えた。2人もこちらに気付いたようだ。

合流した私達は、4人で椅子に腰掛け絶品料理を楽しんだ。
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