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体育大会(2)
しおりを挟む私が安易な考えだったのは認めるし、今後は何か対策を取らなくてはいけないと思う。だが今はまず今日着る主人公ちゃんのダンスの衣装をどうにかしなくてはいけない。
そう思い考えた。良いアイデアを思い付いたので、お兄様に家庭科室の使用許可と、お母様の入室の希望をお願いした。
本当は保護者は校舎内への立ち入りは禁止されているのだが、今回は仕方ないとのことで、先生とも相談の後許可をもらうことができた。
お母様にすぐにきてもらうように依頼し、私たちはとりあえず、各々の準備にとりかかることにした。主人公ちゃんに何かあってはいけないので、海里と一緒に行動するように言いつけ、トイレに行く時などは私が一緒に行くので連絡を入れるように指示した。
火に油を注いでしまいそうであるが、私は生徒会の仕事で動き回らないといけなく、ずっとそばにいることができない。他の生徒といてもらっても良いのだが、仮に犯人がお金持ちの令嬢であったや先輩だった場合には逆らえない可能性が出てきてしまう。犯人は海里がそばにいる事を怒っているようなので、その海里のいる場で嫌われるような事はしないだろうと考えたのである。
警備の人に不審な人の出入りがなかったか等を防犯カメラで調べてもらうこととなった。
主人公ちゃんは、私はダンスに出なくても大丈夫と笑顔で言っていたが、手が震えていた。私は犯人が許せない。犯人に私達のダンスが失敗したなんて思わせてやらないんだから!と意気込んだ。
私は衣装の変更を少ししたいとその場にいた3年生にお願いをした。ほとんどの先輩は了承してくれたのだが、中には
「折角皆で考えたのに誰かが変えてしまうなんて。何でそんな事をされないといけないのかしら。あなたが違う衣装を着たくて目立ちたくて、自分で衣装をそんなことにしたのでは?」
と言う先輩がいた。私はその言葉に怒りが湧いたのだが、お兄様がこちらの管理不十分だったので受け入れてもらえないかと頭を下げてくれ。
「聖也様がそうおっしゃるなら仕方ないですわね。」
と納得してくれたようだ。私にはそんなふうに言える度量はまだない。本当にお兄様は凄い人だ。
お母様は本当にすぐに、ある物を持って駆けつけてくれた。そして、主人公ちゃんに家庭科室にきてもらい手直しなどをしてもらった。このままいけば、何とか間に合いそうである。
海里はついて来てくれたようで廊下で待っていた。お母様と海里がいるのであれば何も起きないだろうと確信し準備に戻らせてもらった。
大きな事件があり少し準備が遅れてしまったが、私たちは協力し何とか予定時間に開始が無事に出来たのである。
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