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体育大会その後
しおりを挟むあの体育祭の後主人公ちゃんは意外と気にしていないようで普段通りに過ごしている。
しかし、側にいながら守りきれなかったと悔いている海里は落ち込んでしまっていた。
知っている人には口止めしたものの、噂というものはすぐに広まってしまい、令嬢4人が退学処分になったことは知れ渡ってしまった。
噂が噂を呼んでしまい、彼女らの両親の会社は信頼をなくしてしまい倒産の危機に陥っているようだ。その中の2人の父親は娘を家から追い出したそうだ。しかし、今まで甘やかされ育った娘が1人で暮らしていけず、夜の街で見かけたと噂になった。追い出されていないにしろ、留学に行ったことにして家に閉じ込めていたりと、まともに暮らせている令嬢はいないそうだ。
実行犯の人達も学校で噂が広がってしまい、1人は留学へ、2人は別の学校へ自主転学、最後の1人は両親が厳しく学校を転学することもできずに針のむしろ状態だ。
自分がこうなる可能性があるのだと思うとゾッとしてしまう。
彼女達もみんなきっと反省しているだろう。そうなのであれば、彼女達にも幸せな未来がある事を願うばかりである。
あれから学校側の対策としては、道徳の時間を設けたり、ファンクラブにはこんな事が今後ないように話し合うようにと通達がきた。私もファンクラブの人達と話し合い、守ってくれるのは嬉しいが、仲良くする人は自分で選びたいので口を出さないで欲しい事。もし私が悪い事をしているのであれば、正して欲しい。私だけでなく、きっと今回の件も誰か止める存在がいたら起きなかった事件だと思うので、周りの人達が間違ってあげたら止めようと話し合った。1人で止めれなかったら、何が正しいのか皆で話し合って解決できるようにしようと決めた。
海里のファンクラブは海里が解散させてしまおうとしたが、それは本当に今まで頑張って海里のことを支えてくれたファンクラブの方達に失礼だと口を挟ませてもらい、話し合う機会がもたれた。全てを信じることは出来ないがファン達のことを理解していきたいと言っていた。
しかし、気をつけるにこしたことはないし、嫉妬心を煽ることもないだろうという事で、学校では主人公ちゃんに関わらないようにしている。そのせいでストレスが溜まっているようだ。告白したいけど、もし彼女が今回以上の被害を受ける可能性があるなら諦めた方が良いのではないかと悩んでいるようだ。
何故そんなことを知っているかというと、勿論本人から聞いたからである。
以前彼の悩み相談を受けた事でお悩み相談係に任命されたようだ。
そしてもう1人私の家に訪れるようになった人がいる。
それは圭一である。頭部を打撲したため1週間は休養するように言われていたのだが、どうやら部活ばっかりしており、それが出来ないとなると時間を持て余しているようだ。勉強をするように促したが、授業を聞いていれば、8割は取れるため必要性を感じないそうだ。ハイハイ。天才自慢ありがとうございます。
海里は圭一をライバル視していたくせに、何故か自分の勘違いだったと和解しており、放課後はこうして私の家で3人でゲームをしたりおしゃべり、本当に極々たまに学校から出た課題をして過ごしている。私が生徒会で帰りが遅い時には我が物顔で2人が既に家にいるのだ。夕食まで食べて帰っていく日々。誰が家主かわからない。
しかし圭一は明後日再診を受け、問題なければ部活に戻っていくだろう。それを少し寂しく思ってしまう。
一度隼人も誘ったのだが、大分お腹の大きくなった母親のことが心配だそうですぐに家に帰っているようだ。出産予定日は10月20日で、海里と誕生日が近いことに既に嫉妬しているようだ。性別は隼人が産まれるまでは男の子を絶対に産めと祖父が言っていたそうだが、隼人が産まれ彼だけだと思ったところに新たな命を授かったということで、元気に産まれてきてくれたら良いとなったようだ。その為、性別は産まれてからのお楽しみにとっているそうだ。よっぽど兄弟ができることが嬉しいようで、学校でも名前を考えている姿をよく見かける。でも、兄弟に好かれたければ、ハッピーや王子はやめた方が良いと助言をしておきました。
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