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クリスマス(1)
しおりを挟む学期末試験、終業式も終えいよいよクリスマスイブになった。
隼人との集合は食事前に街のイルミネーションを見てから行こうということになり、時計台の前に17時30分に集合することとなった。
今は家でルンルンで準備をしている。皆には隼人とのデートの事は恥ずかしく歌恋にしか言っていないのだが、私のソワソワした態度で気付いているようだ。メイド達も私の初めてのデートの為、皆張り切ってくれとても可愛くしてもらった。
今日はクリスマスのため予定のある従業員はお休みしてもらう事になっている。今日来てくれている人達も殆どは午前中で帰ってしまう。用事がなく残っても良いと言う人には残ってもらう。執事長さんと必要最低限の人数が今日は家にいてくれるようだ。
なので私の準備は午前中に終えた後、殆どのメイドや従業員は帰宅していった。
運転手の方が、私の送り迎えがあるから今日は仕事に来る!と言ってくれていたが、家族を大切にしている人だと知っているので、その申し入れを断った。なので今日はタクシーで待ち合わせに行く予定である。
タクシーは17時に家に来てくれるように手配してくれているため、私は時間になったら家を出るだけだった。
暫くは携帯を触ったり、本を読んだりしていたのだが、緊張してきてしまい落ち着かない。そのためいつも通りに勉強をしようと勉強を始めた。作戦は成功し、緊張など忘れ勉強に没頭した。しかし昨日は今日の事が楽しみだったため中々寝つけずつい居眠りをしてしまった。
起きたのは執事長がタクシーが到着したという事を伝えにきてくれた時だった。私は慌てて家を飛び出した。プレゼントと鞄は準備をしてくれていたのでそれを掴み急いでタクシーに乗り込む。
少し遅れてしまったが、なんとか待ち合わせの時間に間に合いそうである。
そう思っていたのだが、クリスマスイブですごく道が混んでおり、そしてどこかで事故があったようで道が渋滞してしまっていた。
私は待ち合わせに遅れてしまうと思い隼人に連絡を入れることにした。しかし鞄の中には充電器しか入っていなかったのだ。とても焦り、今日1日を思い返しながら鞄の中身を全て出し携帯を探す。しかしやはり携帯はなく、今日勉強をする前に携帯を使い、そのまま勉強机に携帯を置いてきてしまった事を思い出す。
今から携帯を取りに帰るにしても道が渋滞しており時間がかかってしまうので、このまま待ち合わせ場所に行くことにした。
やっとの思いで到着したのは約束の時間から1時間後になってしまった。隼人が待っていないか周りを探す。
もうディナーのお店に行ってしまったのかと思いそのお店に向かおうとしたのだが、お店の名前を聞いていなかったので、どこへ向かえば良いのかもわからないのである。
隼人も渋滞にはまっている可能性もあったので少し待ち合わせ場所で待つことにした。
隼人がいないかあちこち見渡すも、それらしき人はいなかった。時間が経つにつれ隼人の身に何かあったのかもしれない。待ち合わせ場所から既に家に帰っているのであればそれで良いのだが・・・。
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