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自分関係ないっす
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前回、ブラックカードなるものを振りかざして通過した入口は、今回なぜかフリーパスだった。
これがいるのよね。ててーん!と懐から取り出した自分を無視するがごとく「早く早くこっちです!」とばかりグイグイ追いたてられ、並んでいる人達を当然のように追い抜いて街の中へ。
これいいのか?とは思ったが、並んでいる人達にとっては見慣れた光景らしく「何かあったぽいね~」と野次馬のように見学するのみ。
この取り出したカードの存在意義は!と訴えてみたが、ハイハイわかりました。こっちですよ、と聞き分けのない患者に有無を言わせない看護師さんの態度で追いたてられた。
あれ?自分の方が変なのか?と疑問を抱いていると、街のなかでも一段と賑やかな所へ連れてこられた。
「なんじゃワレイ!!」
「たてつくんか!これぃ」
「さっさと縄につかんかい!」
子供達の笑い声とか人々の穏やかな営みという名の賑やかさでなく、絶対関わり合いたくない系の喧騒。
「何の権利があんかよ!おら」
「聞こえねぇなぁ~」
「ああン?」
「やんのかおん?」
バチバチに睨み合っている男達の集団。
─────目が点である。
なんだこれは。誓って言うが、自分はこの手の人達と関係はありません。
というか、なぜこの場に自分が連れてこられたのか、さっぱりである。
「ソレは無視していいから。─────こちらです」
あ、いいんだ。 よかった、自分に関係なかった。
殺気だった対立集団は、自分とは無関係らしい。よかったよかった。
にらみ合っている陣営は、一方は今までよく見かけた、素行の悪そうな破落戸ども。
もう一方は殺気だっているものの、とても仕立てが良さそうな揃いの制服‥‥‥‥。
「どうぞどうぞ」
「こっちです。アレは気にしないでください」
目の前で、さぁさぁこっちです。とニコニコ顔で案内してくれる、ウィルお兄さんに付いてきた部下二人と同じ‥‥‥‥。
同僚では?とか‥‥‥‥深く追及するのはやめよう。
ケンカ腰の輩集団は関係ないと言われ、安堵したのも束の間。
─────もっとカオスな現場に連れてこられた。
「おいコラてめぇコレはなんだよ!」
「誤魔化しんてじゃねぇぞ!」
「ワシの屋敷だぞ!どうしてくるんだ!」
「知らねぇよ!」
───── なにこれ。
目の前には、屋根が半壊した建物。
正確には何か巨大な物体が屋根に穴を開け、今なおパキバキと屋敷を破壊している音が周辺に響いている。
「何だこりゃ」
「最初に見た時より崩壊が進んでますね。初めは屋根に乗っているだけだったらしいですよ」
「重みで崩壊が進んでいるって事ですね」
珍しい事故現場?に皆でへぇ~と見学していると、バキリと屋敷の崩壊が進み、謎の物体に陽が当たる。
陽にあたって現れたのは、平原に落ちていたモノとは一線を画す大きさのブライトモンキー。
その脳天には、何か針の様なモノが突き刺さったままだった。
「「「 ─────あ 」」」
無駄にキラキラと光るその柄は、 どこか 見覚えのあるものだった。
~~ ~~~ ~~~
ひと手間の「エールボタン」ありがとうございます。
時間を割いてくださった事に感謝感激で、連続前転ローリングをかまします。
これがいるのよね。ててーん!と懐から取り出した自分を無視するがごとく「早く早くこっちです!」とばかりグイグイ追いたてられ、並んでいる人達を当然のように追い抜いて街の中へ。
これいいのか?とは思ったが、並んでいる人達にとっては見慣れた光景らしく「何かあったぽいね~」と野次馬のように見学するのみ。
この取り出したカードの存在意義は!と訴えてみたが、ハイハイわかりました。こっちですよ、と聞き分けのない患者に有無を言わせない看護師さんの態度で追いたてられた。
あれ?自分の方が変なのか?と疑問を抱いていると、街のなかでも一段と賑やかな所へ連れてこられた。
「なんじゃワレイ!!」
「たてつくんか!これぃ」
「さっさと縄につかんかい!」
子供達の笑い声とか人々の穏やかな営みという名の賑やかさでなく、絶対関わり合いたくない系の喧騒。
「何の権利があんかよ!おら」
「聞こえねぇなぁ~」
「ああン?」
「やんのかおん?」
バチバチに睨み合っている男達の集団。
─────目が点である。
なんだこれは。誓って言うが、自分はこの手の人達と関係はありません。
というか、なぜこの場に自分が連れてこられたのか、さっぱりである。
「ソレは無視していいから。─────こちらです」
あ、いいんだ。 よかった、自分に関係なかった。
殺気だった対立集団は、自分とは無関係らしい。よかったよかった。
にらみ合っている陣営は、一方は今までよく見かけた、素行の悪そうな破落戸ども。
もう一方は殺気だっているものの、とても仕立てが良さそうな揃いの制服‥‥‥‥。
「どうぞどうぞ」
「こっちです。アレは気にしないでください」
目の前で、さぁさぁこっちです。とニコニコ顔で案内してくれる、ウィルお兄さんに付いてきた部下二人と同じ‥‥‥‥。
同僚では?とか‥‥‥‥深く追及するのはやめよう。
ケンカ腰の輩集団は関係ないと言われ、安堵したのも束の間。
─────もっとカオスな現場に連れてこられた。
「おいコラてめぇコレはなんだよ!」
「誤魔化しんてじゃねぇぞ!」
「ワシの屋敷だぞ!どうしてくるんだ!」
「知らねぇよ!」
───── なにこれ。
目の前には、屋根が半壊した建物。
正確には何か巨大な物体が屋根に穴を開け、今なおパキバキと屋敷を破壊している音が周辺に響いている。
「何だこりゃ」
「最初に見た時より崩壊が進んでますね。初めは屋根に乗っているだけだったらしいですよ」
「重みで崩壊が進んでいるって事ですね」
珍しい事故現場?に皆でへぇ~と見学していると、バキリと屋敷の崩壊が進み、謎の物体に陽が当たる。
陽にあたって現れたのは、平原に落ちていたモノとは一線を画す大きさのブライトモンキー。
その脳天には、何か針の様なモノが突き刺さったままだった。
「「「 ─────あ 」」」
無駄にキラキラと光るその柄は、 どこか 見覚えのあるものだった。
~~ ~~~ ~~~
ひと手間の「エールボタン」ありがとうございます。
時間を割いてくださった事に感謝感激で、連続前転ローリングをかまします。
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