桜吹雪の後に

片隅シズカ

文字の大きさ
14 / 77
一章「旅立ちの花」

第五話「花の宴 ーはなのえんー」 (後編) ①

しおりを挟む
「まずは、葉月君と桜ちゃんを連れてきた理由を説明しないとね」

 僕たちの緊張を解すためか、黄林姫が柔らかく微笑する。会議と言いつつ、この状況の説明からしてくれるようだ。

 そんな中で「おい!」と荒い声が上がった。
 彩雲君だ。場の空気を乱すなと言わんばかりに、白い目の数々が彼をなじる。

「だからオレは聞くつもりねぇって――!?」

 彩雲君が、横で押さえつけている三郎さんを睨みつけた。あの痛がり方は、さっきの僕と同じように背中をつねられたのだろう。

「会議が終わるまで口を開くな。少しもだ」

 言われた通りに口をつぐんだものの、表情だけで「なんでオレが」と憤慨している。いきなり自分と関係のない話を聞かされる羽目になった上に、口答えも許されないのだ。無理もない。なんか……ごめんね。

 とばっちりを受けた彩雲君に内心で謝りつつ、改めて黄林姫へと意識を向けた。

「社町の門には結界を張っていてね、そこが反応することで、巫女は異常事態が発生したと感知するのよ」
「結界って、あの膜のようなものですか?」
「あれが見えたの?」
「はい。桜さんは、全く見えなかったみたいなんですけど……」

 巫女たちが、何やら目配せをし合っている。
 黄林姫が「その件は、ひとまず置いておくわね」と話を再開した。

「結界が反応した場合、全ての巫女が中つ国の社に集まり、結界に触れた者を連れてきて事態を把握しなければならないの。それが、二人がここにいる理由よ」
「そんな防犯シス……対策があったんですね」
「防犯というよりは、異常事態への対応ね。故に、滅多なことでは反応しないわ」
「……夜長姫が蘇ったと、町の人や衛兵は言っていました。異常事態って――」

 ブッ、と息を吹き出す声がした。
 虹姫が、盛大に笑い出したのだ。一体どこに笑いどころがあるのだろう。

「ないない!! それはないって!!」
「えっ、でも」
「死んだ者は土に還る。どんなに強い力を持つ巫女だって例外じゃないよ」

 あまりにもあっさりと言い放たれたものだから、返す言葉を失ってしまった。

 死者は例外なく土に還る。
 その通りだと思う。もちろん、僕自身も。

 この世界で健康な体を手に入れたけど、元の僕は多分――死んでいる。元の僕として、元の世界で家族と再会することはないだろう。


 だからこそ、どうしても不可解なことがある。


「僕、胸を刺されたのに生きてるんですが……」
「別に変な話じゃないよ。私らだってそうだし」
「え?」
「私ら巫女はね、寿命が尽きるまでは基本的に死なないんだよ。全身を切り刻んでも、頭を潰しても、心臓をいても」

 虹姫が、意味ありげに「基本的には、ね」ともう一度繰り返す。
 なんだか引っかかる言い方だけど、それ以上に聞き流せない言葉があった。

「……まるで、僕が巫女であるみたいですね」
「お、呑み込み早いじゃん」
「え?」
「あなた、くろさまに選ばれたのよ」


(選ばれた? 『クロコ様』?)


「……僕が、巫女に選ばれたと?」
「正確には、巫女の候補にすぎないわ。普通はあり得ないのだけれど」
「え?」
「結界が察知した異常事態というのは、あなた自身のこと。あなたが黒湖様に選ばれたということが、今回の異常事態なの」
「僕が選ばれることが、ですか?」
「そう。あなた、とても異質なのよ。私たち巫女から見てもね」
「それは、どういう……」

 言いかけて、思い出した。
 あの時、僕は桜さんに引っ張られていたはずだ。僕が先に触れるはずがない。

「……あの、先に触れたのは桜さんでしたよ。第一、町に入った時は何も――」
「やっぱりね」


 不意に、虹姫が呟いた。

 
「あんたの認識は正しいよ。確かにその娘は、あんたと違って普通の人間だ。変わった体質の持ち主というだけでね」
「体質……?」
「入る時に何も起きなかったのは、その体質のたまものだよ。もっとも、町から逃げようとした時は上手くいかなかったみたいだけど」

 何を言っているのか、僕には全く分からない。

「いや、失念していたのかな? 門には常時、結界が張ってあることを」
「…………」

 虹姫に意味ありげな視線を向けられるも、桜さんは眉一つ動かさない。

「まぁ、あんたにとっては存在しないも同然だ。見えないものを『あるもの』としてとらえるなど、無理難題もいいところだろう」

(桜さん……)

 一つだけ、確かなことがある。
 僕が、あの膜に異常事態の対象にされたということだ。逆に言えば、それ以外の人間は普通、あの膜にかからない。

 だけど、桜さんはあの膜にかかった。

 それはつまり、異常事態である僕を逃がそうとしたから、桜さんも異常事態の対象にされてしまったということだ。



 桜さんは、僕のせいで捕まったんだ。

 僕が、桜さんの命を、危険にさらして――――



「大丈夫? 顔が真っ青よ?」

 黄林姫の声で、僕は自分がうつむいていたことに気付いた。慌てて顔を上げる。

「……大丈夫です。すみません」

(落ち着け、僕)

 それによく考えたら、あの結界が反応したから連れてこられたという話だ。桜さんの罪は、まだ明るみに出ていない。

 ゆっくりと、深呼吸をする。
 取り乱している場合じゃない。今は、現況を把握することが最優先だ。


 桜さんを、確実に守るために。


「……『クロコ様』というのは、五国の中心にある『くろ』のことですか?」
「厳密に言うと、黒湖の『意思』ね。詳しいことは分からないけれど、あの湖に意思のようなものがあるのは確かよ」

(泉に宿る精霊、みたいな感じかな)

「私たち巫女は皆、生まれながらに人ならざる力を宿しているの。場合によっては『鬼』と恐れられてしまうような力をね」
「鬼……」
「黒湖様は私たちのような人を保護し、世のため人のためとなるよう生かしてくださる存在……要は守り神様ね。私たちは、そんな神様にお仕えしているの」

 精霊どころか神様だった。八百万やおよろずの神とかに近いのだろうか。

(……ん?)

 巫女に選ばれる者は皆、生まれながらに人ならざる力を宿している。
 それなら、なんで僕が選ばれたんだろう。人ならざる力なんてないのに。 

「私たちは敬愛を込めて『黒湖様』とお呼びしているわ。黒湖様は、命が尽きるその時まで守り続けてくださるから」
「僕も、守られたんですね」

 虹姫が「そういうこと」と言いながら背伸びをし、大口の欠伸あくびまで披露した。場の空気にそぐわない緊張感のなさだ。

「あんたが死なずに済んだのも、町の連中が吹き飛んだのも、黒湖様のありがたーいご加護ってやつだよ。黒湖様様だね」
「虹」

 花鶯姫の鋭い視線が、虹姫へ向けられた。

 さっきから怒ってばかりの彼女だけど、ことさら本気で怒っているのだと分かる目付きだ。それなのに、虹姫は全く顔色を変えない。

「黒湖様に対して、失礼にも程があるわよ」
「はいはい。今日も黒湖様信仰の熱いこって」
「巫女として当然のことでしょ」

(そういえば、さっき社を『神聖な場』だと言っていたな……)

 花鶯姫の前では『黒湖様』をおとしめるような言葉はもちろん、その存在を疑うような言葉も口にしない方が良さそうだ。

 それに、黒湖様が守ってくれたのは確かだ。
 あれがなかったら、僕はとっくに殺されていた。桜さんだって――――

(――――あれ?)

 黒湖様の加護のおかげで、僕たちは助かった。
 それじゃあ、あの人たちが吹き飛んだのは……僕のせいじゃない?

「あのっ、黄林様」
「何かしら?」
「……僕は、罪人じゃないんですか?」

 黄林姫が、少し目を丸めた。
 だけど、すぐに慈愛の笑みを浮かべた。

「えぇ。もちろんよ」
「――――っ」

 黄林姫のその一言で、思わず「よかった……」と声が漏れた。ずっと僕のせいだと思っていたから、気味が悪くて仕方なかった。

 それに、夜長姫殺害の件には触れていない。

 用があるのは『黒湖様』に選ばれた僕であって、桜さんはたまたま傍にいたから、ついでに連れてきただけなのだろう。町での暴力沙汰には後々罰が下るかもしれないけど、まさか一発殴った程度で極刑に処されることはないはずだ。

(本当に、よかった)



 僕が罪人じゃないなら、桜さんだってそうだ。

 桜さんの命が、脅かされる心配はない。



「ところで、あなたはどこから来たの? 記憶喪失者として登録されていたけど」
「えっと、記憶喪失というか……」

 言って信じてもらえるだろうか。
 いや、言わなきゃもっと怪しまれる。

「……僕、この世界の人間じゃないんです」

 やはり、巫女たちはそろって目を丸めた。頭のおかしい奴だと思われたかもしれないが、事実なのだから仕方がない。

「それは、異なる世界から来たということ?」
「はい。でも、どうやって来たのか全然分からないし、覚えてないんです。名前とか自分のことはちゃんと覚えているんですけど……」
ずいぶんこうとうけいな話ね」

 花鶯姫が疑いの目を向けてきた。うん……普通そうなりますよね。

「見たところ、嘘はついてないようだけど」
「信じてくれるんですかっ?」
「一目で分かるもの。嘘の色は目立つから」
「嘘の色?」
「ま、異世界から来たなんて、嘘にしちゃ間抜けすぎるしな。みんなは?」

 虹姫の問いかけに、落葉殿が「嘘はついてないよ」と即答した。

「ちょっと臭いけど」
「え!?」
「……あぁ、ごめん。そういう意味じゃないよ。気にも、においがあるんだ。青臭さがちょっと鼻にくるだけだから、気にしないで」

(青汁みたいなのかな……嫌だな、それ)

「あ、あの」

 蛍姫が、おどおどしながらも声を上げた。

「私も、嘘をついていないと思います。ほくほくのれいしょの味がしますから」

(……共感覚、だったかな)

 文字に色を感じるとか、音に味を感じるといったように、一つの感覚と他の感覚を同時に認識する人がいるらしい。

 要するに、脳が引き起こす知覚の現象だ。
 この世界においては、共感覚も『人ならざる力』という認識なのだろうか。


「おい、まだ終わんねーのかよ。さっきから何言ってっか分かんねーしよ」


 彩雲君の声に、蛍姫がビクリと肩を震わせた。
 世話焼きな花鶯姫が、すかさず「ちょっと」と彩雲君を見据える。

「今は私たちが話しているのよ。自分の頭の悪さを棚に上げてわめかないで」
「んだとコラァ!!」

 立ち上がりかけた彩雲君だが、即刻三郎さんに頭から地に叩き伏せられた。

「はなせクソカス死ね!!」
「いい加減にしろ!!」

 三郎さんが彩雲君の首に手刀をぶち込んだ。
 彩雲君はピクリとも動かなくなった。

「皆様、大変失礼いたしました」

 物騒な一幕などなかったかのように、三郎さんが恭しくお辞儀をした。
 そして、手刀をぶち込まれた彩雲君はやっぱり動かない……大丈夫、だよね?


「葉月さんでしたね」


 炭姫が久方ぶりに口を開いた。

「あなたからは嘘の音はしませんが、一つ気になることがあります」
「えっと、なんでしょう?」
「あなた、人間ですか?」
「え!?」
「ちょっと炭、それどういうことっ?」

 花鶯姫が困惑の声を上げた。変な質問だと思ったのは、僕だけではないらしい。

「あまり人間相手にはしない音でした。植物に多い音と言いますか。皆さんのように具体的に表現できるものではないので、説明し辛いのですが」
「へぇ、こいつが歩く植物だって? 試しに埋めてみるか。育つかもしれないぞ」
「僕は人間です!!」

 身の安全の確保のため、僕は速攻で否定した。

 冗談にしても、虹姫の発言はさっきからやたらと物騒すぎる。横で黄林姫がくすくすと笑っている辺り、いつものことなのかもしれないが。

「まぁ、人間云々はさておき……あなたが夜ちゃんではないことは確信したわ」
「え、それはあり得ないって話じゃ……」

 たとえ巫女であっても、死んだ者は土に還る。虹姫はそう言っていたはずだ。

「念のためよ。ちゃんと検証しないと、夜ちゃんではないと断言できないわ。現に、偶然なんて言葉では片づけられないほどそっくりだもの」
「……そんなに、似ているんですか?」
「えぇ、とても」


 黄林姫が、一層柔らかく微笑んだ。


(あ……また、その笑顔だ)

 優しげなのに、寒気を覚える。
 この人の笑顔には、何か含みがあるように思えてならない。考えすぎだろうか。

「虹さん、お願い」
「あいよ」

 虹姫が僕を指さしてきた。
 刹那、手首が縄の圧迫感から解放された。

「えっ……?」
「その縄は念のためだよ。あんたには偽りも攻撃性もないって分かったからね」
「あ、ありがとうございます……」

 後ろに、切断された縄が転がっていた。
 解放された喜び以上に、肝が冷えた。

(指をさしただけで切断って……あれ?)

 ふと、僕は気が付いた。桜さんのことについて、何も言っていない。彼女も、僕と同じように拘束されているはずなのに。

 もしやと思って、横を見る。



 桜さんの拘束は、まだ解かれていなかった。


しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ

朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】  戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。  永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。  信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。  この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。 *ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。

屈辱と愛情

守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。

慈愛と復讐の間

レクフル
ファンタジー
 とある国に二人の赤子が生まれた。  一人は慈愛の女神の生まれ変わりとされ、一人は復讐の女神の生まれ変わりとされた。  慈愛の女神の生まれ変わりがこの世に生を得た時、必ず復讐の女神の生まれ変わりは生を得る。この二人は対となっているが、決して相容れるものではない。  これは古より語り継がれている伝承であり、慈愛の女神の加護を得た者は絶大なる力を手にするのだと言う。  だが慈愛の女神の生まれ変わりとして生を亨けた娘が、別の赤子と取り換えられてしまった。 大切に育てられる筈の慈愛の女神の生まれ変わりの娘は、母親から虐げられながらも懸命に生きようとしていた。  そんな中、森で出会った迷い人の王子と娘は、互いにそれと知らずに想い合い、数奇な運命を歩んで行くこととなる。  そして、変わりに育てられた赤子は大切に育てられていたが、その暴虐ぶりは日をまして酷くなっていく。  慈愛に満ちた娘と復讐に駆られた娘に翻弄されながら、王子はあの日出会った想い人を探し続ける。  想い合う二人の運命は絡み合うことができるのか。その存在に気づくことができるのか……

無能妃候補は辞退したい

水綴(ミツヅリ)
ファンタジー
貴族の嗜み・教養がとにかく身に付かず、社交会にも出してもらえない無能侯爵令嬢メイヴィス・ラングラーは、死んだ姉の代わりに15歳で王太子妃候補として王宮へ迎え入れられる。 しかし王太子サイラスには周囲から正妃最有力候補と囁かれる公爵令嬢クリスタがおり、王太子妃候補とは名ばかりの茶番レース。 帰る場所のないメイヴィスは、サイラスとクリスタが正式に婚約を発表する3年後までひっそりと王宮で過ごすことに。 誰もが不出来な自分を見下す中、誰とも関わりたくないメイヴィスはサイラスとも他の王太子妃候補たちとも距離を取るが……。 果たしてメイヴィスは王宮を出られるのか? 誰にも愛されないひとりぼっちの無気力令嬢が愛を得るまでの話。 この作品は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。

人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている

井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。 それはもう深く愛していた。 変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。 これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。 全3章、1日1章更新、完結済 ※特に物語と言う物語はありません ※オチもありません ※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。 ※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。

復讐のための五つの方法

炭田おと
恋愛
 皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。  それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。  グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。  72話で完結です。

処理中です...