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DIY、天を仰ぎ試練へと挑む
死天の試練初回 その02
しおりを挟むイベント世界 闘技島 特殊空間
分かってはいた、『死天』の試練は高難易度であることを。
その内容は──独自アイテムの生成数、及びその質に応じた敵性ユニットの突破。
「…………それが、こうなるわけだ」
前回、『巧天』の試練の時と同様に舞台は真っ白な空間。
あの時は俺だけが居て、UI操作で物を出すことができたが……今回は違う。
人、ヒト、ひと……影法師のような真っ黒な人型のナニカがうじゃうじゃと、数え切れないほどに蔓延り突っ立っている。
動いていないのは、試練がまだ始まって居ないからだろう。
俺の周りに展開されている結界、それが無くなればすぐにでも動き出すはず。
「『SEBAS』、イケるか?」
《ドローンを飛ばす行為も、結界から出るという判断になるでしょう。旦那様の視界では数を把握し切れません……ですが、千は確実に居ると思われます》
「色の濃淡とかもあるし、あと部分的にだがエフェクトが漏れているユニットも居る。それが間違いなく──死因、触れたらアウトな要素なんだろうな」
チロチロと燻る炎や、ボコボコ湧いては消える毒々しい色の気泡など、よく見ればすべてのユニットがまったく同じというわけではない、何らかの特徴が備わっていた。
試練の内容をおさらいすると、突破することこそが今回の条件。
だからだろう、失敗条件も少しばかり特殊なものになっている。
まず初めに、死んでも終わらない。
もともと『死天』製のアイテム自体、触れれば即死するような危険物……ユニットが仮に人化したモノだとして、性質はほぼ同じ。
死の概念の塊、その攻略。
決して一筋縄ではいかないことが考慮されており、またかなり面倒臭い仕様となっていた──すなわち、失敗時のリセット。
普段から、トライ&エラーを卑怯なレベルで繰り返してきた俺だが、今回ばかりはそうもいかない……俺がエラーを起こすごとに、あちらもまたトライし直すからだ。
「仮にさ、俺に触れた瞬間あっちも相殺って感じで死ぬとするだろう? で、そのやり方が分かればその攻略方法を見出してノーダメで突破する……として、それがいったい何千何万と続くんだろうな」
なお、制限時間は前回同様で一日。
何度も繰り返すことができるといっても、あくまでその範疇に限る……一日空ければ再度挑戦できるし、まあもういいだろう。
「よし、じゃあ行ってみよう。ノーコンティニューでクリア……ってのは無理だけど、どれだけコンティニューしてもクリアしてやるよこん畜生!」
そんなこんなで、結界から外へ足を一歩踏み出──した途端、俺の視界は切り替わり、再び初期位置へと戻されるのだった。
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