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DIY、天を仰ぎ試練へと挑む
死天の試練後 その01
しおりを挟む俺にできる全力、というか『SEBAS』の全力が最強敵性ユニットを上回った。
お膳立てまでしてもらい、武技と共に突き出した一撃が敵性ユニットを■す。
「終わった、か……」
敵性ユニットは──目の前に居る。
しかし、いっさいの動きを見せない……稼働に用いられていた、死のオーラが欠片も存在していないからだ。
はっきり言って、HPという概念があるならば敵性ユニットは無限。
どれだけ1を与え続けようとも、終わらなかったであろうギミックボス。
だが初回から分かっていた、『死天』の仕様を突いた攻略法。
火には水を、毒には薬を……属性の相剋のように、適した処置を取っていく突破手段。
なのだが、死の属性を秘めた敵性ユニットに対し、あえて残していた最終手段。
蘇生薬がダメだった時点で、試さずに隠し続けていた本当の切り札が今回のソレだ。
「『評価中~しばらくお待ちください~』は前にも見たけど、前回と違って評価される必要あるのか?」
《……運営側で、何らかの計測をしているのでしょう。坊ちゃまやお嬢様、奥様も試練終了後は同様の表示があったと仰っていましたので》
「だいぶ前だからな……その評価で質が変わるとか、そういうことが無ければいいけど」
《そういったものでは無いでしょう…………観直して楽しんでいる、という理由かもしれません》
私情じゃないか、ソレ……。
運営以外に観られていないなら、と今回はいろいろと大盤振る舞いだったしな。
解析したからといって分かることは表面的なことばかりだろうが、それだけでも十二分に価値のある戦いだったと我ながら自負できるぐらいだし。
それでもしばらく……本当に数十分ぐらい時間を持て余せば、試練達成という画面と共に一枚のメダルが落ちてくる。
「ふむ……『天賦の死証』。『巧天』と一文字違うだけ、デザインもドクロと予想通りだな。問題は効果だが…………うん、メタクソ効果が修正されているな」
元より、『死天』によって生み出されるアイテムには度々修正が入っていた。
蟲毒のような強化、また精錬もある時を境にできなくなっていたし。
そして今回、更なる縛りが設けられた。
どうやら死因のアイテムが、初期状態で完全に固定されてしまっているらしい。
「……まあでも、[称号]として扱われる上にアイテムの強化もあるから、これまでと同じくらいには使えるんだよな」
何なら加工方法やこれから増えていく職業次第では、それ以上すら可能かもしれない。
とりあえず思うのは、後続の継承者たちがどうなるかだな……。
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