虚弱生産士は今日も死ぬ ―遊戯の世界で満喫中―

山田 武

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DIY、対家族案を練る

妖刀戦争 その04

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 突如現れた過去の妖刀『業禍物』たち。
 その出現元は、新たに出現した迷宮……間違いなく、【迷宮主】が絡んでいる。

「……事情は分かりました。それでですね、今回私が呼ばれた目的とは?」

「──調査をしてきてはくれんか? おそらく、アイツも動くであろう」

「…………ああ、彼女ですね」

「人の嫌がることをすれば一流……否、超一流だからなあの女は。間違いなく、何らかの手は出してくるだろう」

 この場の強者二人から嫌われている、一人の『超越者』を思い出す。
 ……うん、黙っているけど『辻斬』はいろいろとあったからなぁ。

「『陰みょ「──その名を言わないでくれ」う……あの方の式神は確実に来ているでしょうね。思い返せば、刀を持っている少女が居ましたね」

 彼女が大事にする少女の姿をした式神。
 その中にたしか、刀を腰に下げた娘も居たはずなのだ……ただの飾りで無いのなら、今回にちょっかいを出してくるだろうな。

「うむ……そこで『生者』には、原因の究明といくつかのサンプルを確保してもらいたいのだ。くれぐれも、あの女には注意して」

「……分かりました。私個人としても、過去から現れた妖刀には興味があります……必ずや、原因の究明に努めましょう」

「ああいや、個人的には原因よりも妖刀が無限に出てきた方が良いな」

「「……【刀王】さん(殿)」」

 まあたしかに、こういうイベントって調査が終わると出現しなくなるもんな。
 なので、必要なアイテムを取り尽くして後じゃないと終わらせないこともあったっけ。

「何があるか分からぬ以上、妖刀を持ち込むことはできん。そして、俺はコヤツらを振るえぬ場に行きたくはない……報酬はきちんと用意する、だから頼む」

「某からも。あの女の手の者が潜む場所に、丸腰で向かうのは……『生者』殿、どうかお頼み申す!」

 なんだか二人とも、かなり切実に頼んでくるもので……つい受けてしまった。
 いやまあいいんだけど、俺も俺で目的を達成する必要があるし。

 迷宮核のデータをコピーして、うちでも妖刀を手に入れられるようにしないと。
 報酬も貰えるし、俺も迷宮を攻略できるわけだし……うん、一石二鳥だな!

  ◆   □   ◆   □   ◆

 迷宮『銘も無き墓碑』

 無数の刀が突き刺さった大地。
 一層目にそれが広がるこの迷宮が、例の妖刀騒ぎの舞台だった。

 すぐに座標を特定後、鞘で転移して入ってきたわけだが……問題が一つ。
 迷宮内をぐるりと見渡し、すぐに襲われるわけでもないことをまず確認。

「それでは、参りましょうか」

「…………」

 そして、俺の隣に居る少女に話しかける。
 それこそ、人ならざる者──式神と呼ばれる少女だった。

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