2,510 / 3,140
DIY、コネ就職を求める
天の梯子 後篇
しおりを挟む学び、教えるための非戦闘職でも使いようだなぁと思う今日この頃。
チート級の【救星者】、“職業強化”があればどんな能力でも育てられます。
「さて、最後は【死霊士】系統の職業なんだが……【精霊士】系統と同じく、使いこなせない気がするんだよな」
精霊との適性が皆無だった俺の体。
休人のアバターは仮初のモノではあるが、属性の適性やら精霊のような存在との親和性については、ある程度法則性がある。
──現実の適性と、リンクするのだ。
もちろん、火属性の適性が高いからといって現実で何もない場所から火を生み出せるわけではない……が、何というか性格やら心理やらが関わってくるらしい。
《仮説の域を達しませんが、『プログレス』が集積する願望と同様に、休人のアバターもまた法則性を秘めています。万能の才、にも拘らず発生する休人間の適性の差異。それはアバターを操作するプレイヤーの違いです》
「オカルト的な話になってるよな……まあ今回は属性云々じゃなくて、死霊の適性の話になるんだけど。そっちも関係あるのか?」
《現実での強い死に関わる体験、あるいはそういった家系による出自など──》
「後天的にせよ先天的にせよ、俺には縁のない話だな。魔道具で霊体そのものは見ることができるし、レムリアの技術を使えば触ったり会話をしたりとかはできるけど……ってあれ、もしかしてこれで充分じゃないか?」
死霊術──死者と契約を交わし、使役するちょっと外道で外法な魔力の使い方。
だがそれは、精霊という生まれつき人よりもワンランク上の種族よりも扱いやすい。
なぜならそれは、元が人や魔物だから。
そして死者なので死人に口なし、つまり抗う力を持たない弱い個体なら強引に使うこともできる……だから外法扱いなんだけど。
「俺が解放できた【死霊士】の状態だと、呼び集めても全然来なかったんだよな」
《職業システムの恩恵により、通常の魔力に死霊用の負の性質を付与するのですが、適性の無い者がそれを行使する場合……大変変換効率が悪くなります》
「……まあ、方法次第でどうにかなるかもしれないしな。【死霊士】、正統進化の【高位死霊士】、派生で【霊媒士】なんてのも出てきてくれたし。検証は……ここだと無理だろうから、帰って試してみるか」
《畏まりました。では、さっそく準備をしておきましょう》
さすがに天界の残滓が残る場所──つまり神聖な力が残る場所で、死霊術という禍々しい力を試す気にはならない……ちょうどいい練習場所を、俺は持っているからな。
0
あなたにおすすめの小説
神殴り代行 異世界放浪記 〜俺の拳は神をも砕く〜
神
ファンタジー
「フォース」——それは、あらゆる生命の魂に宿るエネルギー。
23世紀、日本は新たなエネルギー「フォース」を発見した。
石油の枯渇による世界戦争の中、日本が生み出したこの力は、やがて世界を変革する。
フォースの研究は、「能力開発」へと発展し、人々は意志と感情によって能力を発現するようになった。
主人公・神谷錬(かみやれん)。
東京で働く25歳のサラリーマンであり、趣味は走ることと美味いものを食べること。
幼少期からフォースに興味を持ち、独学で研究を重ねた結果、**「空間干渉」**という独自の能力を会得する。
空間干渉——それは、フォースの膨大なエネルギーを利用し、空間を操る力。
レンは、自在に空間を歪め、破壊することすら可能となった。
しかし、ある事件をきっかけに、世界の壁の向こう側へと放り出される。
彼が目を覚ましたのは、何もない**「虚無空間」**——そこから、レンの果てしない旅が始まる。
辿り着いた異世界には、神々すら支配する強大な力が渦巻いていた。
しかし、レンの拳は、世界の理すら破壊する力を持っていた——。
世界の壁の向こうにあるのは、希望か?それとも絶望か?
異世界を旅する放浪者が、神々と拳を交える物語が、今始まる——。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
おいでよ!死にゲーの森~異世界転生したら地獄のような死にゲーファンタジー世界だったが俺のステータスとスキルだけがスローライフゲーム仕様
あけちともあき
ファンタジー
上澄タマルは過労死した。
死に際にスローライフを夢見た彼が目覚めた時、そこはファンタジー世界だった。
「異世界転生……!? 俺のスローライフの夢が叶うのか!」
だが、その世界はダークファンタジーばりばり。
人々が争い、魔が跳梁跋扈し、天はかき曇り地は荒れ果て、死と滅びがすぐ隣りにあるような地獄だった。
こんな世界でタマルが手にしたスキルは、スローライフ。
あらゆる環境でスローライフを敢行するためのスキルである。
ダンジョンを採掘して素材を得、毒沼を干拓して畑にし、モンスターを捕獲して飼いならす。
死にゲー世界よ、これがほんわかスローライフの力だ!
タマルを異世界に呼び込んだ謎の神ヌキチータ。
様々な道具を売ってくれ、何でも買い取ってくれる怪しい双子の魔人が経営する店。
世界の異形をコレクションし、タマルのゲットしたモンスターやアイテムたちを寄付できる博物館。
地獄のような世界をスローライフで侵食しながら、タマルのドキドキワクワクの日常が始まる。
合成師
盾乃あに
ファンタジー
里見瑠夏32歳は仕事をクビになって、やけ酒を飲んでいた。ビールが切れるとコンビニに買いに行く、帰り道でゴブリンを倒して覚醒に気付くとギルドで登録し、夢の探索者になる。自分の合成師というレアジョブは生産職だろうと初心者ダンジョンに向かう。
そのうち合成師の本領発揮し、うまいこと立ち回ったり、パーティーメンバーなどとともに成長していく物語だ。
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる