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1章 神様が作った実験場
魂のプログラム 4
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弥は責める目つきで光弥を睨むとすぐさまあたしに細く微笑む。作られた安っぽい笑みだった。
「そうだな。このことについても話しておこう。一旦、場所を移そうか。ここではゆっくり話し合いもできない。光弥、あとは任せた。天鳥はついてきてくれ」
天鳥と呼ばれる女性は沈黙を守ったまま一礼する。
あたしは部屋から出されて寝殿の中を歩かされる。弥は寝殿の見学を兼ねて、様々な説明をしていた。あたしにとってはこんな所知っても役に立たない。あたしが知りたいのはあたしの現状とあたしの中に何があるのか。それを知りたかった。
地獄とハザマの関係性、歴史、部署の種類などは耳に入れず、必要だと思ったものだけを聞く。
「代替わりするたびにデザインを変えると光弥から聞いたか?」
「えぇ、あなたいい趣味してるわ」
「そうでないと、この仕事は務まらない。
「現世の魂を導くのが俺の使命だ。罪には罰が必要だ。当然の理だろう」
歩きながら弥は説明する。天鳥もあたしの後ろを歩く。
「私の代になると君には理解できないような問題が立て続けに起きてね。大変だったんだよ。解決と同時に地獄も作らないといけなかったから。例えば、1つの層を作るのに必要な年数は大体100年。しかも、前は16層まであった。それでは時間がかかるので私たちはその半分まで減らした。それでも800年。そんな時、閃いたんだ。画期的な便利道具をね」
一階の見学を終えるとエレベーターに乗せる。地下に繋がるエレベーターは起動音をたてながら地下へと降ろす。
「糸と鋏は地獄作りの為に生まれたんだよ。その2つのお陰で作業効率は比べ物にならないほど上がった。切って縫い付けての作業をね。まるで一着の服を作るように簡単に。とても役に立ったよ」
エレベーターを降りると無機質で冷たく、緑の保護シートで床を敷いた空間に入る。まるで研究所みたい。
「白糸と白鋏が?壮大すぎない?それって所謂、世界を作るってことでしょ?」
「はくし?はくちょう?」
「勝手にそう呼んでるの。ほかに名称が?」
「ないよ。付けていないんだ。なるほど。次から私もそう呼ぼう。話の続きだが、白鋏は切りたいものを切る。時には空間さえも切ってしまうんだ。白糸は合わせたいものを合わせる。その合成によってこの世に存在しないものも生み出す。君の持つそれは禁忌なんだ」
「その禁忌を作って使ったのはあなたでしょ」
「そうだな。地獄を作る時はそこまで深く考えていなかった。当時はそこまで深刻にならなくてね。第8層までは順調だったんだ。おや、ちょうど輪廻の領域にきたね」
弥について行くうちに薄暗い廊下に来ていた。地上とは違って天井に電光はなく、廊下の下角に一定の間隔を空けて、細長い電球が足元を照らす。廊下の左側はガラス張りがあり、向こうの曲がり角まで張られている。
窓の向こうは深く巨大な竪抗になっていて下から灯される青白い光がそれを薄暗く照らす。
照らされていたのは歯車が幾重にも重なった一つの塔だった。
歯車の大きさはバラバラで一番小さくてもあたしの身長ぐらいの高さをして、大きいものでは2階建ての家ぐらいのものまであった。そんなものが縦に重なり、上下左右の歯を噛み合せながらゆっくりと回る。下部には塔を縛るように鎖が連なっている。竪抗の底から照らす青白い発光源はガラス張りからでは姿形も見えない。
「これが輪廻。死んだ者の魂を浄化し再び現世に流す。生きている魂は流さない」
「これも管理しているの?」
ガラスの向こうにある歯車の塔がギシリ、と揺れ、縛られた因果に抗うように鎖を軋ませる。
「自然は脅威そのものだ。鎖で繋いでおかないと浮上してしまうんだ。私たちがしているのは効率よく、廻すだけ。それよりも合間から出てくるものがあるだろう」
歯車の合間からはこの発光源を小さく砕いたような、泡にも似た小さな光の玉が竪抗の天辺へと上がっていく。
「あれが魂の残りカス。魂の残穢。そして、塊人の唯一の資源。輪廻に流された魂は輪廻によって洗われる。そして、魂から落とされた記憶や思想などカスを落とす。それが地獄や私たちの材料になる」
「私たちって?」
「記憶のカスが固まると場所や物になる。思想のカスが固まると生物になる。わたしたちのようにね」
「あなたは人間じゃないの?」
「人の形をしていれば、それに似た構造になるが、私たちとは別の存在だ。魂のカスが集まってくると地面から生えてくる。それが私たちだ。だから、血筋というものがない。現世の魂は死んでハザマに流れるだけだが、私たちはある程度の摂理をコントロールできるし、過ちも犯さない」
「光弥はあなたのことを父と呼んでいたわ」
「あれは私が作ったんだ。私の左腕と他のカスからね。話が逸れた。瑠璃の白糸と白鋏もこのカスから作ったが他のものを混ぜたんだ。生命を入れた」
「生命って魂?」
「その2つは別ものだ。生命は身体が持つものだ。身体が生命を失って、魂が身体と離れるんだ。私たちは生きた人間の魂からそれらを作ったんだ。おいおい、そんな顔をしないでくれ」
「あんたたちってカスの塊のくせして神様気取りよね」
「神になった覚えはないな。仏だ閻魔だ、と勝手に呼んでいるのはそちらだろう。いいから話を進めるよ。生命は大きな推進剤になってね。それがいけなかった。2つの魂から作ったのも原因だろうな。白鋏と白糸が進化、成長を望んだ」
「これが?意思があるの?」
「白糸と白鋏は魂の一部。あるとすれば、それは君自身だ。最初は魂のカスぐらいしか切り取ったり、縫えなかったのに禁忌にまで踏み込むようになってしまった。現世でいうエスパーまがいのものができてしまうんだ。未来が視えたり、空間そのものを切ったりね」
エスパー?傷を治したり、物をくっつけたり、切ったりはできたけど、未来なんてものはみた試しがない。
弥は空間も切るって言っていたわね。それってつまり。
あたしは思考を巡らせて弥の話を聞く。
「さすがにまずかった。輪廻に流しても、白糸と白鋏を持ったまま転生してしまう。手放すのも危険だったんだ。だから、身体から魂を取り除いて、別々の場所で保管した」
「2つが揃ってると駄目なの?」
「互いに刺激を受け合って成長するんだ。別々に保管すれば意思も薄くなって思考も鈍る」
白糸と白鋏。2つの魂。なら、あたしが2つ持っているのはなぜなのかしら。その疑問は弥が答えてくれた。
「瑠璃が白糸と白鋏、どちらも持っているのは2つの魂が1つになって生まれたからだろう。もとは双子だったんだ。双子の魂が一つになるのは珍しくない」
「あたしじゃない、もう一人の誰かがあたしの中にいるってこと?」
「少し違うな。今は君の一部だ」
「なら、その一部が、他人には見えない友人として現れたりする?」
「なぜ、そんなことを?」
あたしは一瞬、ハクを見た。今までの説明だと、これがあたしの片割れ、あたしの一部だとしたらあたしにしか見えず、あたしにしか触れなれないのも納得がいく。
そのままハクの存在を話そうかと思ったけれど、やめた。こいつに全てを話す必要もない。
「小さい頃、そんな友人がいたのよ。普通じゃないでしょ」
「幼子なら、よくある話だ。大丈夫だよ」
弥は微笑んで返す。その笑顔に探るような目線はなかった。
「少し休もうか。君も疲れただろう。私も柄にもなく喋りすぎた」
次に弥が連れてきたのは休憩室で、観葉植物やテーブルがあった。けれど、人の姿はない。今は勤務時間帯らしい。
「そうだな。このことについても話しておこう。一旦、場所を移そうか。ここではゆっくり話し合いもできない。光弥、あとは任せた。天鳥はついてきてくれ」
天鳥と呼ばれる女性は沈黙を守ったまま一礼する。
あたしは部屋から出されて寝殿の中を歩かされる。弥は寝殿の見学を兼ねて、様々な説明をしていた。あたしにとってはこんな所知っても役に立たない。あたしが知りたいのはあたしの現状とあたしの中に何があるのか。それを知りたかった。
地獄とハザマの関係性、歴史、部署の種類などは耳に入れず、必要だと思ったものだけを聞く。
「代替わりするたびにデザインを変えると光弥から聞いたか?」
「えぇ、あなたいい趣味してるわ」
「そうでないと、この仕事は務まらない。
「現世の魂を導くのが俺の使命だ。罪には罰が必要だ。当然の理だろう」
歩きながら弥は説明する。天鳥もあたしの後ろを歩く。
「私の代になると君には理解できないような問題が立て続けに起きてね。大変だったんだよ。解決と同時に地獄も作らないといけなかったから。例えば、1つの層を作るのに必要な年数は大体100年。しかも、前は16層まであった。それでは時間がかかるので私たちはその半分まで減らした。それでも800年。そんな時、閃いたんだ。画期的な便利道具をね」
一階の見学を終えるとエレベーターに乗せる。地下に繋がるエレベーターは起動音をたてながら地下へと降ろす。
「糸と鋏は地獄作りの為に生まれたんだよ。その2つのお陰で作業効率は比べ物にならないほど上がった。切って縫い付けての作業をね。まるで一着の服を作るように簡単に。とても役に立ったよ」
エレベーターを降りると無機質で冷たく、緑の保護シートで床を敷いた空間に入る。まるで研究所みたい。
「白糸と白鋏が?壮大すぎない?それって所謂、世界を作るってことでしょ?」
「はくし?はくちょう?」
「勝手にそう呼んでるの。ほかに名称が?」
「ないよ。付けていないんだ。なるほど。次から私もそう呼ぼう。話の続きだが、白鋏は切りたいものを切る。時には空間さえも切ってしまうんだ。白糸は合わせたいものを合わせる。その合成によってこの世に存在しないものも生み出す。君の持つそれは禁忌なんだ」
「その禁忌を作って使ったのはあなたでしょ」
「そうだな。地獄を作る時はそこまで深く考えていなかった。当時はそこまで深刻にならなくてね。第8層までは順調だったんだ。おや、ちょうど輪廻の領域にきたね」
弥について行くうちに薄暗い廊下に来ていた。地上とは違って天井に電光はなく、廊下の下角に一定の間隔を空けて、細長い電球が足元を照らす。廊下の左側はガラス張りがあり、向こうの曲がり角まで張られている。
窓の向こうは深く巨大な竪抗になっていて下から灯される青白い光がそれを薄暗く照らす。
照らされていたのは歯車が幾重にも重なった一つの塔だった。
歯車の大きさはバラバラで一番小さくてもあたしの身長ぐらいの高さをして、大きいものでは2階建ての家ぐらいのものまであった。そんなものが縦に重なり、上下左右の歯を噛み合せながらゆっくりと回る。下部には塔を縛るように鎖が連なっている。竪抗の底から照らす青白い発光源はガラス張りからでは姿形も見えない。
「これが輪廻。死んだ者の魂を浄化し再び現世に流す。生きている魂は流さない」
「これも管理しているの?」
ガラスの向こうにある歯車の塔がギシリ、と揺れ、縛られた因果に抗うように鎖を軋ませる。
「自然は脅威そのものだ。鎖で繋いでおかないと浮上してしまうんだ。私たちがしているのは効率よく、廻すだけ。それよりも合間から出てくるものがあるだろう」
歯車の合間からはこの発光源を小さく砕いたような、泡にも似た小さな光の玉が竪抗の天辺へと上がっていく。
「あれが魂の残りカス。魂の残穢。そして、塊人の唯一の資源。輪廻に流された魂は輪廻によって洗われる。そして、魂から落とされた記憶や思想などカスを落とす。それが地獄や私たちの材料になる」
「私たちって?」
「記憶のカスが固まると場所や物になる。思想のカスが固まると生物になる。わたしたちのようにね」
「あなたは人間じゃないの?」
「人の形をしていれば、それに似た構造になるが、私たちとは別の存在だ。魂のカスが集まってくると地面から生えてくる。それが私たちだ。だから、血筋というものがない。現世の魂は死んでハザマに流れるだけだが、私たちはある程度の摂理をコントロールできるし、過ちも犯さない」
「光弥はあなたのことを父と呼んでいたわ」
「あれは私が作ったんだ。私の左腕と他のカスからね。話が逸れた。瑠璃の白糸と白鋏もこのカスから作ったが他のものを混ぜたんだ。生命を入れた」
「生命って魂?」
「その2つは別ものだ。生命は身体が持つものだ。身体が生命を失って、魂が身体と離れるんだ。私たちは生きた人間の魂からそれらを作ったんだ。おいおい、そんな顔をしないでくれ」
「あんたたちってカスの塊のくせして神様気取りよね」
「神になった覚えはないな。仏だ閻魔だ、と勝手に呼んでいるのはそちらだろう。いいから話を進めるよ。生命は大きな推進剤になってね。それがいけなかった。2つの魂から作ったのも原因だろうな。白鋏と白糸が進化、成長を望んだ」
「これが?意思があるの?」
「白糸と白鋏は魂の一部。あるとすれば、それは君自身だ。最初は魂のカスぐらいしか切り取ったり、縫えなかったのに禁忌にまで踏み込むようになってしまった。現世でいうエスパーまがいのものができてしまうんだ。未来が視えたり、空間そのものを切ったりね」
エスパー?傷を治したり、物をくっつけたり、切ったりはできたけど、未来なんてものはみた試しがない。
弥は空間も切るって言っていたわね。それってつまり。
あたしは思考を巡らせて弥の話を聞く。
「さすがにまずかった。輪廻に流しても、白糸と白鋏を持ったまま転生してしまう。手放すのも危険だったんだ。だから、身体から魂を取り除いて、別々の場所で保管した」
「2つが揃ってると駄目なの?」
「互いに刺激を受け合って成長するんだ。別々に保管すれば意思も薄くなって思考も鈍る」
白糸と白鋏。2つの魂。なら、あたしが2つ持っているのはなぜなのかしら。その疑問は弥が答えてくれた。
「瑠璃が白糸と白鋏、どちらも持っているのは2つの魂が1つになって生まれたからだろう。もとは双子だったんだ。双子の魂が一つになるのは珍しくない」
「あたしじゃない、もう一人の誰かがあたしの中にいるってこと?」
「少し違うな。今は君の一部だ」
「なら、その一部が、他人には見えない友人として現れたりする?」
「なぜ、そんなことを?」
あたしは一瞬、ハクを見た。今までの説明だと、これがあたしの片割れ、あたしの一部だとしたらあたしにしか見えず、あたしにしか触れなれないのも納得がいく。
そのままハクの存在を話そうかと思ったけれど、やめた。こいつに全てを話す必要もない。
「小さい頃、そんな友人がいたのよ。普通じゃないでしょ」
「幼子なら、よくある話だ。大丈夫だよ」
弥は微笑んで返す。その笑顔に探るような目線はなかった。
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