拝啓、空の彼方のあなたへ -1000の手紙-

emi

文字の大きさ
311 / 356
2018年

声援

しおりを挟む
あなたへ

 

あなたからの声援が聞こえる夢を見ました。

そこに、あなたはいないけれど、

私の耳元で、あなたの声が聞こえました。

 

頑張れ

頑張れって。

 

あなたの声は、心地よくて、

何でも頑張れそうな気がしました。

 

あまりにも、何度も応援してくれるから、

私も一緒に、声に出したのでした。

頑張れって。

 

あなたは、ずっと、

あんなふうに、私を応援してくれているのでしょうか。

 

私には、聞こえないと知りながら、

私の耳元で、何度も、

頑張れ

頑張れ と。

 

今、私は、自ら選んだ暗いトンネルの中にいます。

 

あなたに相談することが出来たのなら、

どんなに良かっただろう。

 

聞かなくとも分かる、あなたの答えを、

どうしても、あなたの声で、聞いてみたい。

 

暗いトンネルの中、

やっぱり、私に進むことは出来ないと、酷く自信を失くし、

元の入り口へ戻ろうとした私に、あなたの声は、届いたのでした。

 

あなたと私を、唯一、結ぶ場所で。

 

今は、私にとって、きっと、とても辛い時期。

 

時々、逃げ出したくなってしまうこともあるけど、

このトンネルを抜けることが出来たのなら、

きっと、素敵なものが見つかる気がする。

 

いえ、

そこには、絶対に、

今の私が、見たこともないような、

素敵な景色が広がっているに違いありません。

 

だからさ、

うん。

そうだよね。

私、頑張るよ。

 

応援してくれて、ありがとう。

 

見ててね。

きっと、このトンネルを潜り抜けて見せるから。


2018.12.05
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

熟女教師に何度も迫られて…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
二度と味わえない体験をした実話中心のショート・ショート集です

本物の夫は愛人に夢中なので、影武者とだけ愛し合います

こじまき
恋愛
幼い頃から許嫁だった王太子ヴァレリアンと結婚した公爵令嬢ディアーヌ。しかしヴァレリアンは身分の低い男爵令嬢に夢中で、初夜をすっぽかしてしまう。代わりに寝室にいたのは、彼そっくりの影武者…生まれたときに存在を消された双子の弟ルイだった。 ※「小説家になろう」にも投稿しています

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

王様の恥かきっ娘

青の雀
恋愛
恥かきっ子とは、親が年老いてから子供ができること。 本当は、元気でおめでたいことだけど、照れ隠しで、その年齢まで夫婦の営みがあったことを物語り世間様に向けての恥をいう。 孫と同い年の王女殿下が生まれたことで巻き起こる騒動を書きます 物語は、卒業記念パーティで婚約者から婚約破棄されたところから始まります これもショートショートで書く予定です。

今さら「間違いだった」? ごめんなさい、私、もう王子妃なんですけど

有賀冬馬
恋愛
「貴族にふさわしくない」そう言って、私を蔑み婚約を破棄した騎士様。 私はただの商人の娘だから、仕方ないと諦めていたのに。 偶然出会った隣国の王子は、私をありのまま愛してくれた。 そして私は、彼の妃に――。 やがて戦争で窮地に陥り、助けを求めてきた騎士様の国。 外交の場に現れた私の姿に、彼は絶句する。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

どうぞ、おかまいなく

こだま。
恋愛
婚約者が他の女性と付き合っていたのを目撃してしまった。 婚約者が好きだった主人公の話。

処理中です...