虐げられている魔術師少年、悪魔召喚に成功したところ国家転覆にも成功する

あかのゆりこ

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【第二部】魔王覚醒編

12)クレイア子爵領

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 グレン一行は予定通り、太陽が昇る前に王都を出発しクレイア子爵領へと向かった。道中は必要最低限な休憩のみ。

 ひたすらに馬を走らせ、太陽が昇り切った頃。ようやくクレイア子爵領へと到着した。

 クレイア子爵の屋敷へ到着を継げるために、ティモシーだけが先行する。残りの三人は、警戒度を高めながら速度を落として屋敷へ馬を進めていた。

「……あまり、領の状態は良くないようだな」

 ぽつりとグレンが呟く。

 通ってきた村……とも呼べないような、寂れた集落の数々。お世辞にも、民が良き生活を送れている、とは言えなかった。

 グレン達を見る民の目が何よりもそれを物語っている。貴族に向けられるのは羨望の眼差しもあれば畏敬の念を含むものもある。そのどちらも無いとなれば、残るのは恐怖と憎悪、だ。クレイア子爵領の領民からは、後者の視線をいくつも向けられてきた。

 クランストン辺境領であれば、グレンに向けられるのは前者の視線ばかりだ。時に暖かく見守るような視線すらあったほど。それに慣れていたグレンとしては、なかなかに刺激的な領民とのふれあいである。

「……この領の前身、クレイア国も似たようなものでしたから……むしろ、統治がクラスティエーロ王国になってこれでも良化した方だと思います」
「む、ルミアはここの出身だったか、確か」
「はい」

 グレンの問いに、ルミアは頷いた。ルミアはもともと、クレイア国の一貴族だった。と言っても、名ばかり貴族で、特別何か平民より優遇されていたわけでもないのだが。

 ただ、ルミアの父に魔力があったことから貴族として取り立てられただけ、らしい。

 旧クレイア国は非常に小国で、歴史も浅く、ルミアの家のように貴族とも呼べないような貴族で何とか体裁を整えただけの国だった。初代王がたまたま国と国の合間を縫って建国を宣言しただけであり、現実としては旧ガゼッタ王国にあっという間に侵略されて地図から消えるような泡沫国家であった。

 ……故に、ルミアも貴族の家でありながら、平民と同じ、あるいは他国の平民よりも低い水準での生活をしてきたらしい。それに比べれば、旧ガゼッタ王国に侵略された方がマシだった、さらにクラスティエーロ王国に支配者が変わって万々歳だ、という話である。

「ふむ……」

 ルミアの話に、グレンは難しい顔をして考え込む。貴族のごたごたが落ち着いて、ようやく内政に精を出せるようになったのだから、こういった各地の個人領も救いあげていきたいところ。

 馬の手綱を握ったまま考え込むグレンに、ドーヴィが声を掛ける。

「グレン様、そろそろクレイア子爵の屋敷です」

 それは大切な事だが、今考える事ではない。それよりも、いつどこから攻撃をされるかわからないのだから、もっと周囲を警戒して欲しいものだ。

 ……何しろ、グレンときたらちょっと目を離せばすぐに死んでしまいそうなほどに薄幸で脆い人間なのだから。

 ドーヴィに言われて、グレンは慌てて背筋を伸ばし直す。元から騎乗の姿勢は良い方のグレンだが、より一層気を引き締めたようだ。

 見えてきたクレイア子爵の屋敷は、グレンが想像したよりもかなり小さく、クランストン辺境伯家が王都に持っているタウンハウスと大して変わらない程度の大きさだった。

 出迎えるのは見た目麗しい美少女と、強面の男。そして使用人一同。先行していたティモシーが、こちらへ駆け寄ってきてグレンの馬を曳く。

「遠路はるばるご足労誠にありがとうございます」

 強面の男が、低い声で朗々と挨拶をし深く頭を下げた。使用人も同時に頭を下げ……少女のみが、ワンテンポ遅れてカーテシーをする。

 それを見て、彼女が件のクレイア子爵か、とグレンは納得した。カーテシーをするのは貴族の女性のみ。

 馬を降りたグレンが護衛騎士二人を伴い、挨拶のために一歩進み出る。さらにそこからティモシーが一歩前へ出て視察の挨拶をし、ようやくクレイア子爵一同が頭を上げることを許される。

 そうして頭を上げた少女、クレイア子爵はグレンを一目見て――

「やだ、キズモノじゃないの。変な病気移されそう」

――と言い放った。

 ……当然、その場の空気が凍る。いや、凍らずに逆に瞬間沸騰したのはドーヴィだ。かろうじて怒りを抑えてはいるが、すでに手は剣の柄にかかっている。

 クレイア子爵……モア・クレイア嬢が何を見てそう言ったのか、誰もが認めたくはなかったがすぐにわかる事だった。モアは明らかにグレンの眼帯を見て、そう言ったのだ。

 あの眼帯は反乱時のケガが原因で着用しているものだと、誰もが知っている。そして王であるアルチェロが『名誉ある負傷』と認めたことで、もはやその眼帯を蔑むような人間はいなかった。

 いや、ここに一人いた。信じられないことに。

「モア様! なんてことを!」
「ザトー後は任せたわ。私、この美しい顔に傷つけたくないの。じゃあね」

 さらにモアは信じられないことを言い、勝手に踵を返して去って行く。呆気にとられたグレンが目を丸くしている横で、ドーヴィが威嚇するように剣をカチリと抜少しだけ抜いた。鞘から抜き出た剣の刃が、光を反射してきらりと輝く。

「もっ、申し訳ございません! おい、誰かモア様を……」
「いい」

 慌てた強面の男、執事のザトーが慌てふためくのをグレンは切って捨てた。そして大きなため息をついてから腕組みをする。

「今は時間が惜しい。彼女の事は放っておけ。それより、早く石碑へ案内してくれないか?」
「グレン様、よろしいので?」
「良いも何も、時間が惜しいと言っただろう」

 ドーヴィの問いに、グレンは肩を竦めて答えた。ドーヴィは今すぐあの女の縊り殺してやりたい思いでいっぱいだったが、主がどうでも良いと言ったのだからぐっと堪えて剣を鞘に戻す。

 まあいい、後で殺すか、とドーヴィが物騒な思考をしていることを、グレンは知らない。ルミアも知らない。ティモシーだけは顔を青くして何かを察していた。

 グレンの左目に見据えられたザトーは、泡を食って使用人達に指示を出す。

 そして揉み手をしながら「先に旅の疲れを癒してはいかがでしょうか」と小休憩のお誘いをしたものの、これもまた、グレンに「結構」とばっさり切り捨てられてしまった。

「せ、石碑は屋敷からやや離れたところにありまして……」
「そうか、では馬で移動するか」
「いえ、その、入り組んだ場所になっているので、徒歩がよろしいかと」
「ふむ。では案内してくれ、今から行こう」

 さっさと案内しろ、と言わんばかりに歩き出しそうになるグレンをザトーは慌てて止める。おかしい、上位貴族と言えば自分の足で行くのは嫌だ馬車を出せ馬車が出せないなら馬車が出せるようになるまで道路を広げろ、と我儘を言う生き物ではなかったのか。

「も、も、申し訳ありません! まさか、閣下が自らの御足で向かうとは思っておらず……今、使用人達に石碑までの道を整えさせておりますので……」
「いや、そういうのはいらない。多少の悪路でも大丈夫だ。案内してくれ」

 グレンが首を傾げながら言う。馬で駆けてきたのだから、動きやすい旅装のままだ。むしろこのままの姿で行った方が早いし、帰りも早い。

「……それとも、閣下が今すぐ向かわれては困る何かがあるのですか?」

 ドーヴィが冷ややかな声でザトーに水を向ける。後ろから会話に入ってきたドーヴィに、グレンは驚いたように振り向いた。ドーヴィと視線が合うと、その金色の瞳から苛立ちを感じてグレンも少しばかり背筋が冷える。

 早く疫病の対応策を、と考えすぎてずいぶん警戒が疎かになっていたらしい。グレンは頭を振って、ひっそりと深呼吸をした。

「い、いえ、そのような事はありませんが……閣下に見られては、その、我が領地の手入れの無さがお恥ずかしく……」
「構わん、今回は急な訪問であったからな。そのような事は気にせぬ」

 強面であるザトーに向かってグレンは堂々と居丈高に話す。この場において、誰よりも偉いのはグレンなのだ。

「ぐ、ぅ……申し訳ありません、今一度、せめて道の状況を確認させてください。もし閣下に何かありましたらば、我々の立つ瀬がありませぬ故……」
「……仕方あるまい、なるべく早くするように」
「はっ! かしこまりました!」

 そう言ってザトーは慌てて走って行った。

 残されたグレン一行は、屋敷には入らずその庭で、道中の休憩で余った菓子や水を食して待つ。

「……それにしても、とんでもない女性だったな、クレイア子爵は」
「そうですねえ……なかなか、強烈な……」

 ドーヴィの怒りが再沸騰して爆発する前に、ティモシーがさっと割って入る。ルミアも静かに頷きつつ、その目には怒りを湛えていた。

「噂によれば茶会でも相当な厄介者扱いで、今ではどこの家からも招待されずに孤立しているようですよ。私の姉も、クレイア子爵には腹を立てておりましたから」

 ティモシーがそう説明すると、何とも言えないため息がグレンの口から漏れる。

「私はただ、石碑を見たいだけなのだがなぁ……」
「執事の方はまともそうでしたから、大丈夫ではないですかね……私もちょっとここには長居しようとは思いませんし……」

 肩を落としたグレンに、ティモシーが慰めるように寄り添った。……こういうところが、ティモシーはやはり上手いのだ。


☆☆☆


「クソッ! あのバカ女!」

 ザトーは怒りで髪を掻きむしりながら屋敷の裏で壁を殴っていた。

「ハァ。ザトー君、彼女の制御はちゃんとしてくれと、頼んだのだがネ?」
「うるせえ、あんなのは想定外だ! あそこまでバカだと誰が思うか!」

 やれやれ、とフィルガーは両手を上げて肩を竦める。いつもなら鼻につくその仕草も、怒り心頭のザトーの視界には入らなかった。

「仕方ありませんネ。もう計画は強引に進めまショウ」
「あ? この状況で、何とかなるのか?」
「何とかするのが貴方の仕事ですヨ。……石碑に案内すると言って、奴らを細いあの道へ誘い出しマス」

 フィルガーがもったいぶった様に手をザトーの前に差し出し、ゆっくりと開く。開かれた手の平から魔力が立ち上り、フィルガーがイメージしている内容が映し出された。

 ザトーもフィルガーがこうして魔力を使って空中にイラストを投影するのには慣れている。最初こそ驚いたが……実際に動く写真を見ながら説明して貰った方が非常にわかりやすいと理解してからは、こうして貰った方がありがたかった。

 フィルガーが示した細い道、そこに4つの駒が移動してくる。

「このうち、目標のグレン・クランストンは私が転移魔法で強制的に儀式の間へ飛ばしマス」

 ぽん、とフィルガーが持っていたステッキの頭で1つの駒を叩くと、その駒は姿を消した。

「それから……例の悪魔も」

 もう一つの駒も消える。残ったのは、2つの駒。

「私にできるのはこれのみデス。それから、悪魔に対しては私も足止めしかできませんからネ」
「……わかった。俺達は残ったその二人、護衛騎士を始末すればいいんだな? んで、お前は時間稼ぎをする。その間に儀式を完了させて――」

 ザトーの目が吊り上がる、口元が愉悦に歪む。

「――グレン・クランストンを、洗脳する」
「オオ、そうですトモ」

 フィルガーはザトーの言葉に、子供の様に手を叩いてはしゃいだ。ぱちぱち、と乾いた音が二人の間に流れる。

「これは時間との戦いですヨ、ザトー君」
「わかってる。王都に情報が洩れて援軍が来たら俺らは終わりだ」

 無意識のうちに、ザトーはぺろりと唇を舐めた。いつでも戦いの前は、気が昂る。負け戦ばかりの人生だったが、それでもやはりこの高揚感は一種の麻薬のような中毒性があった。

「よし、いくぞフィルガー」

 ザトーが歩き出した後姿を見送り、フィルガーは何が面白いのかカタカタと一通り笑い声をあげてから、姿を消した。






---


申し訳ないですが金曜~月曜は投稿お休みさせて頂きます
めちゃくちゃいいところなんですけどね!



それはそれとしてドーヴィとグレンくんのえちえちを書きたくなってきてだな……
でも初夜は大切にしたいって思いがあってだな……
いつになったらグレンくん18歳になるんじゃ……
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