10 / 39
詐欺だ!
しおりを挟む三人の後輩はうっとりとした顔のまま戻ってこない
一人の可愛い後輩は猫に囲まれて・・・いや猫玉の中心にいる
暑くないのかな?
『大丈夫でしょう、あの子達が自らの体温を下げたり、風の魔法で循環させて快適に調整してますから』
「「「魔法!?」」」
「香織も迂闊だなぁ」
『もう喋ってる存在がバレてるのなら別に構わないのでは?ただ、私の声が男性の声色にて届いてるのは、若干許せませんが』
だよなぁ?こんな可愛い声なのになぁ?
『チョ!ショウ様!』
「「「様付け!」」」
「あーもー!話が先に進まないから!そっちの猫王も猫玉から出てきてコッチに参加しろ!」
♪♪♪♪♪色々端折りながら説明中♪♪♪♪♪
「という事だ。オッケー?」
「分かりました。それだけで薄い本どころかラノベでもコミックでもアニメ化でも出来そうですね?しかもまだ異世界に行ってないとなると、セカンドシーズンってことですか!?」
薄い本ね・・・やめて!
「というわけ?で、理解可能かは置いといて、僕はあと数ヶ月でこの世界線から消えるわけだ。そうなった時の君達の記憶やこの世界での僕の扱いがどうなるかはわからない。最初から居ないか、うまく辻褄合わせという強制力が働くかは、実際のところ起こってみないとわからない事だ。そのうえでだ」
「先程告白されたんだが、どうしたい?もちろん、こんな話をした後で質問で返すのも卑怯だとはわかってる。だが、選択肢は其方にあるとだけは明言しておかないといけないと思ってね?」
もちろん、告白を受けてお付き合いするのも充分に有りだが、タイムリミット後の不確定要素を考えると、今ココで切るのも最善策なのでは?とも思ってしまうわけだ。
「ほら、若い子はまだ先があるんだし?」
戻ったら僕の方が若くなってしまうのだけど、それはそれのお話だ。
「それでは、お付き合いしてくださるんでふね?」
「そっちの選択肢をとるんだね?いいのかい?」
「はい!覚悟・・・はまぁ分かりませんが、先輩の事が大好きなのは先輩が中途入社してきた時からかわってません!」
追加告白キターーー
「リョーカイだ。周りの状況や雰囲気が台無しだけど、改めて・・・」
「こんな僕ですが、宜しくお付き合いさせてください!」
「こちらこそ、不束者ですが、よろしくお願いします!」
「「「『それ結婚の挨拶じゃ』」」」
総ツッコミされた日、僕は久し振りの幸福感を味わった
が
「さて、時間もアレだし、送って行こうか?流石に高レベルな四姉妹を放り出すわけにもいかんしな」
「んー、私達今日は女子会って事で何処かに泊まるつもりで来てたんですよねー・・・ココ広いですよね?モデルケースって事は大勢が宿泊できる用意もされてる感じですのよね?」
「君達さ、こんな四四の男の家に泊まろうとするってどうなの?」
「大丈夫でしょ?さっき告白受けた人とその愛方がいる家で何か起こるんですか?」
起きませんよ?もちろん起こさせませんよ?
「あーもう、分かった。寝具も浴衣や部屋着も余ってるから好きにしてくれ!」
「先輩の部屋は何処ですか?」
何やら鼻息荒く話しかけてくるが自室というとちょっと変わってくる
「さっきの話でもあった通り最悪野宿という想定もした寝方も試しててな?やってみたら思いの外それが快適だったから、逆にそっちメインで寝てるんだよ。だから寝る為の自室は無いんだ」
四人は( ゚д゚)?としてるので実践して見せた
「黒曜こっちに来てくれ!そしていつものように寝ようか?」
すると足元に現れた黒猫の身体が瞬時に普通車サイズに大きくなるとその場に伏せて
「ココが一番寝心地が良いんだよ。ほらお前たちも来るか?」
僕は巨大化した黒曜のお腹に身体を預け、周囲の猫達にも声をかけてクロの巨大な尻尾を掛け布団にして寝る体勢をとった
「「「「ナニソレズルイ!」」」」
仕方ないな
「この猫達は全員大きくなれるから、気になる子の同意が獲られたら可能だぞ?」
と話してるうちに四人とも・・・?パスが繋がった???
テイムとは違うが、四人とそれぞれの猫は個人的な繋がりが確立して、意思の疎通も完璧だ。ほんとこの四人は何なんだろう?
「結局みんな野宿になっちゃったな」
「これ見たら絶対にこっち選びますよ!」
「絶対に叶わない夢が叶ったんですよ?」
「モフモフは正義」
「・・・うっとり」
楽しそうで何よりだ
「それじゃ安全のために各種結界を張って、おやすみ!」
「「「「『御休みなさい』」」」」
ふふふっ楽しそうね
此処は五〇階建ての屋上家屋である。そこの屋根の上に狐が寝そべっていた
そしてその後大きく変わった事がある
「それではいただきます!」
「「「「いただきます」」」」
四人娘が住み着いた・・・
あの日猫達とパスの繋がった皆は、猫との別れが惜しくなりつれてかえってもいいか?と、言ってきた上に猫からもついていきたいとの意思表示。これは珍しい事だが、個人の意思は尊重する派なので了承を出すと、後輩も猫も跳び上がって喜んだ・・・が・・・
「皆の家ペット禁止だったんだ?」
アパートでは飼えなかった。猫アレルギーの家族がいたり、飼ってもいいが、屋外の昔飼ってた鶏小屋から出しては駄目といった理由で。ココで普通なら
「元の場所に返してきなさい」であるが、この四人は「猫と離れられない!」との事で、人間の方が家出してきたのである。我が家に!
こうして奇妙な同居生活が始まってしまったのであった
それは別としてあの狐は何だったんだろうな?
111
あなたにおすすめの小説
チートツール×フールライフ!~女神から貰った能力で勇者選抜されたので頑張ってラスダン前まで来たら勇者にパーティ追放されたので復讐します~
黒片大豆
ファンタジー
「お前、追放な。田舎に帰ってゆっくりしてろ」
女神の信託を受け、勇者のひとりとして迎えられた『アイサック=ベルキッド』。
この日、勇者リーダーにより追放が宣告され、そのゴシップニュースは箝口令解除を待って、世界中にバラまかれることとなった。
『勇者道化師ベルキッド、追放される』
『サック』は田舎への帰り道、野党に襲われる少女『二オーレ』を助け、お礼に施しを受ける。しかしその家族には大きな秘密があり、サックの今後の運命を左右することとなった。二オーレとの出会いにより、新たに『女神への復讐』の選択肢が生まれたサックは、女神へのコンタクト方法を探る旅に目的を変更し、その道中、ゴシップ記事を飛ばした記者や、暗殺者の少女、元勇者の同僚との出会いを重ね、魔王との決戦時に女神が現れることを知る。そして一度は追放された身でありながら、彼は元仲間たちの元へむかう。本気で女神を一発ぶん殴る──ただそれだけのために。
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる
国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。
持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。
これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。
明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです
異世界だろうがソロキャンだろう!? one more camp!
ちゃりネコ
ファンタジー
ソロキャン命。そして異世界で手に入れた能力は…Awazonで買い物!?
夢の大学でキャンパスライフを送るはずだった主人公、四万十 葦拿。
しかし、運悪く世界的感染症によって殆ど大学に通えず、彼女にまでフラれて鬱屈とした日々を過ごす毎日。
うまくいかないプライベートによって押し潰されそうになっていた彼を救ったのはキャンプだった。
次第にキャンプ沼へのめり込んでいった彼は、全国のキャンプ場を制覇する程のヘビーユーザーとなり、着実に経験を積み重ねていく。
そして、知らん内に異世界にすっ飛ばされたが、どっぷりハマっていたアウトドア経験を駆使して、なんだかんだ未知のフィールドを楽しむようになっていく。
遭難をソロキャンと言い張る男、四万十 葦拿の異世界キャンプ物語。
別に要らんけど異世界なんでスマホからネットショッピングする能力をゲット。
Awazonの商品は3億5371万品目以上もあるんだって!
すごいよね。
―――――――――
以前公開していた小説のセルフリメイクです。
アルファポリス様で掲載していたのは同名のリメイク前の作品となります。
基本的には同じですが、リメイクするにあたって展開をかなり変えているので御注意を。
1話2000~3000文字で毎日更新してます。
勇者の野郎と元婚約者、あいつら全員ぶっ潰す
さとう
ファンタジー
大陸最大の王国である『ファーレン王国』
そこに住む少年ライトは、幼馴染のリリカとセエレと共に、元騎士であるライトの父に剣の稽古を付けてもらっていた。
ライトとリリカはお互いを意識し婚約の約束をする。セエレはライトの愛妾になると宣言。
愛妾を持つには騎士にならなくてはいけないため、ライトは死に物狂いで騎士に生るべく奮闘する。
そして16歳になり、誰もが持つ《ギフト》と呼ばれる特殊能力を授かるため、3人は王国の大聖堂へ向かい、リリカは《鬼太刀》、セエレは《雷切》という『五大祝福剣』の1つを授かる。
一方、ライトが授かったのは『???』という意味不明な力。
首を捻るライトをよそに、1人の男と2人の少女が現れる。
「君たちが、オレの運命の女の子たちか」
現れたのは異世界より来た『勇者レイジ』と『勇者リン』
彼らは魔王を倒すために『五大祝福剣』のギフトを持つ少女たちを集めていた。
全てはこの世界に復活した『魔刃王』を倒すため。
5つの刃と勇者の力で『魔刃王』を倒すために、リリカたちは勇者と共に旅のに出る。
それから1年後。リリカたちは帰って来た、勇者レイジの妻として。
2人のために騎士になったライトはあっさり捨てられる。
それどころか、勇者レイジの力と権力によって身も心もボロボロにされて追放される。
ライトはあてもなく彷徨い、涙を流し、決意する。
悲しみを越えた先にあったモノは、怒りだった。
「あいつら全員……ぶっ潰す!!」
神様、ありがとう! 2度目の人生は破滅経験者として
たぬきち25番
ファンタジー
流されるままに生きたノルン伯爵家の領主レオナルドは貢いだ女性に捨てられ、領政に失敗、全てを失い26年の生涯を自らの手で終えたはずだった。
だが――気が付くと時間が巻き戻っていた。
一度目では騙されて振られた。
さらに自分の力不足で全てを失った。
だが過去を知っている今、もうみじめな思いはしたくない。
※他サイト様にも公開しております。
※※皆様、ありがとう! HOTランキング1位に!!読んで下さって本当にありがとうございます!!※※
※※皆様、ありがとう! 完結ランキング(ファンタジー・SF部門)1位に!!読んで下さって本当にありがとうございます!!※※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる