寡黙なオオカミαにストーカー気質のネコΩが嫁いだ話

かとらり。

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狼さん、どうする?

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「ん、あぅ…」

 甲高い声が聞こえて澪は目を覚ました。

「ふ、んぁあ!…ふぇ?」

 その声は自分の声だった。
 体が熱くて仕方ない。

「澪…」
「あ…けいと、さんっ…うぁあ」

 澪は慶斗とまぐわっている真っ最中だった。

「ん、ふぅ…」

 慶斗は澪にキスをしながらも腰の動きを止めない。

(あ…僕、慶子さんになにか飲まされて…誘発薬…?じゃあ今発情期なのかなぁ)

 朦朧とした頭で考える。

 慶斗は獣のように腰を振っている。
 恐る恐るお腹を見るとこころなしか少し膨らんでいるように見える。
 一体どれだけ中に出されたのだろう。

「澪…澪っ…」
「ん、やぁあ」

 慶斗が澪の首を舐めあげる。

 澪の首には心ばかりの細い首輪が嵌っている。
 その首輪を慶斗ががじがじと噛んでいる。
 長らくそうしているのか首輪はボロボロになっていて今にも壊れてしまいそうだ。

「ふぅ、あ…けいと、さん…まって」

 澪は慶斗の髪を一房掴んで引っ張った。

「なんだ」
「ちょっとだけ、話させてください…」

 慶斗は少し考えてから動きを止めてくれた。

「う…」

 でも中から出してはくれなくて、入れっぱなしのままだ。
 このまま話せということらしい。

「あの…僕、発情期ですか…?」
「そうだな」

 すごく頭の悪い質問をしてしまった。
 こんな理性を失うようなこと、発情期じゃないとあり得ない。

「…その、首輪の鍵、そこの引き出しの中にありす」
「…あぁ」
「あの…確認しても、いいですか?」

 澪はどきどきと胸が激しく鳴るのが聞こえた。

「慶斗さんは…僕と、番になりたいですか」
「…何を今更」

 慶斗は引き出しから小さな鍵を出すと澪の首輪を外した。

「むしろお前はいいのか、俺と番になって」
「あ、ぅ…」

 慶斗がうなじを舐める。

「は、い…慶斗さんと、番になりたいです」

 まさかこんな風に発情期が始まるとは思っていなかったけど、もとから次の発情期で番うはずだったのだ。

「…じゃあ、噛むぞ」
「はい…っあ」

 がり、と慶斗の歯が肌に食い込む感覚がした。

 痛かったのは一瞬。あとは快感だけが残る。

「んぁあ!」
「…噛んだだけでイったのか?」
「う…やぁ」

 身体が変わっていく感覚がする。
 澪の身体はもう慶斗だけのものになるのだ。

(番になった…あの慶斗さんと)

 嬉しさで涙が出そうになる。

 でも何度も訪れる快感の波に飲み込まれて、涙も引っ込んでしまう。




 薬によって引き起こされたせいか発情期は長く続いた。

 長くても三日で発情期が終わっていた澪にとっては、一週間以上続いた発情期は辛いものだった。

 そのせいか、澪は発情期が終わったと同時に熱を出して寝込んでしまった。
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