10 / 34
Vol.10.おれの女に手を出すな
しおりを挟む
「……訂正して貰おうか」
「……ひっ……」
普段怒らない人が怒ると結構怖い。冷静な、青白い炎すら燃え立って見えた。篠田さんからは。
彼は、一転。笑みを浮かべたまま、ぐいっ、と、洋の腕を掴み、洋の腰の後ろで固定した。……刑事みたい。
どすん、と、篠田さんの持っていたビジネスバッグの音が響く。
「ひとつ。……おれの彼女は、中身がぎっしりだ。……おれへの愛、お客様への愛、諸々でな……。貴様」ふぅっ、と篠田さんは、色っぽい息を吐き、「……おれの彼女のスキンの水分量、知らねえのかよ。肌年齢驚きの二十歳なんだぞ? ハードなアパレル店員って職務も遂行しながら自身のメンテナンスも怠らない。……中身からっぽなのはむしろてめーだ。ストイックに、自己を、磨き、他者を、幸せにするおれの彼女を二度と侮辱するな。……いいか。てめえが……二度とそんなことしやがった日には――」
瞬間。素早く篠田さんは、洋の前に回り込むと、ぐん、と、右手を支点に、くるりと洋を背負い投げ、コンクリートにやさしくたたきつける。……見事な一本背負い。審判全員が白旗を挙げるクオリティだった。
篠田さんは、呆然と、床に寝転んだ体勢のままの、洋のお腹らへんに、腰を下ろすと、洋の襟首を掴んで、彼の顔を覗き込み、実に妖艶に笑った。
「……この程度で済むと思うな。……再起不能にしてやんぞ」
「……ひ」あわあわと泡を食う洋。篠田さんが、身をどけた途端、転がるように、バッグを拾い、走り出した。「――お。覚えてろぉ……っ!」
洋の姿が消え去ると、篠田さんはネクタイを緩め、ふぅ、と息を吐く。「……怪我は?」
さきほどの剣幕からは一転。切なそうに、顔をゆがめ、こちらに近づく篠田さんの姿が……たちまち滲んだ。
「……う。う。うう……っ」ぼろっ、ぼろっ、と、涙があふれる。「こわ、かった……っ。……た、助けてくれて、あ、りがとう……っ」
「――美紗ぁっ」
ぎゅう、と、強く強く抱きしめられた。ああ……やっと、ほっとする。なんか……急に、思い出されて足ががくがくとふるえる。篠田さんが間に合っていなかったらどうなっていたことか……考えただけで恐ろしい。……けど。
あたしには親衛隊が……
とは思ったけれど、やっぱり、篠田さんがいい。大樹がいい。肝心なときに……あたしのピンチに駆けつけてくれるヒーロー。
あたし、あなたがいいの。あたしを助けてくれるのは、やっぱり……あなた以外、考えられないんだよ。大樹。
「ああ……本当、まじ、ごめん……」篠田さんはあたしを抱く力を強くする。「おれが、……仕事なんかで抜けてたから……きみに怖い思いをさせて申し訳なかった……もう少し大人な対応出来りゃあよかったのになぁ……すまん。おれ、完全、頭血ぃ上ってた……」
くすりと、あたしは笑った。あたしの涙と鼻水で、マスクもろとも、篠田さんのワイシャツは、ぐしゃぐしゃだ。「……あたしの肌年齢、どうやって知ったの?」
顔を起こした。すると、顔を赤くした篠田さんは、にこっと笑い、「……あんなのアドリブだよ。美紗の肌、すっげえ綺麗だし。美紗が努力のひとだってのは、おれが一番、よく……分かっているよ。
マスク越しに触れても、美紗の……唇は。うるっうるの……ぷるんぷるんだもんな……」
「ちなみにあたしの肌年齢」あたしは彼の腕のなかで、身を動かし、ちょん、と、彼の唇に触れた。――気持ちがいい。「正解は、二十二歳でーす」
困ったように、くしゃっと、大樹は笑った。「……どのみち若《わけ》えじゃねえかよ。……美紗」
「……なぁに? 大樹」
「やっと大樹呼び定着したよな。……なあ美紗。キス、して」
「えーっ」とあたしは笑う。「でも、こんなところじゃ……」
「……おれ。美紗のこと考えると、なんも手につかねえ」と大樹は首を傾げた。「おまえのこと……考えると、わけわかんなくなっちまう……胸がどうしようもなくどきどきして、耳の奥がごうごう鳴っちまって……まじ、おまえのこと、好き」
「……大樹……」
うっとりと、あたしはかかとを浮かせ、彼に――
「……しょっぺえ」と彼ははにかむように笑った。「中身は……もっと、しょっぱいの?」
あたしは勿体つけて笑った。「……さーあ。どうでしょう……?」
「おれのハートに火をつけたな。……美紗」
すると彼は。胸元から、急に、携帯用消毒ジェルを取り出すと、素早く手を消毒し、その殺菌された手でマスクを外し、挙句、あたしの手にジェルを塗りたくり、唇にさーっ、と塗ったと思うと、
「……味わえ」
――大樹大樹大樹……っ!
あなたのなか、どうしてこんなに気持ちが、いいの……?
頭が、くらっくらする。……あなたのなかは、想像以上だった。想像以上になまあたたかくて、やさしくて、テンダーで。蕩けそう……。
一通りあたしのなかを味わいこみ、あたしを再び抱き寄せると、あたしの頭をぽんぽんする大樹は、
「あー……。ありゃあ。ひっでえなあ……」あたしの背にしっかりと背を回したまま、整った顔をやや歪めた。「中身、ぐちゃぐちゃじゃないか……。拾うよ」
こういうときの、男の人の、気持ちの切り替え度合いってすごいと思う。彼は、あたしから離れ、おそらく自転車を起こし、ぶちまけられたバッグの中身を拾おうとしたのだろう……が。
「……っと。……だいじょぶ?」
「……ぐっじょぶ」カルメンみたいな体勢で、あたしを支える大樹に、あたしは笑いかけた。「ごめん。……もう、立て、ない……」
彼は、いたずらに下唇を舐めて笑った。「……おれとのキス、そんなよかった……?」
「うん」とあたしは彼にしがみついた。「いますぐに死んでももう、この人生、後悔しないって思えるくらいに……」
「ばーか」と大樹はあたしの額に口づけた。「死なせねえよ。美紗。……少なくともおれたち、死ぬまでにあと一京回はキスしねえとな」
それで、また、……あたしの唇をふさぐとか。もう、馬鹿っ……。ああでも……。気絶しそう。
最、高……っ。
腰をほぼ抜かしたまま、彼の舌を受け入れると、脳内が本気でショート状態。回線が、焼ききれて、なにも――考えられない。
唇を離すと、至近距離で、宝石のような瞳を輝かせる大樹は……いや、その奥にはある感情が燃え広がっている……好き。
こつん、とあたしは大樹と額を合わせた。「……好き」
「知ってる」と大樹は、あたしと、鼻と鼻をくっつけた。「おれも、……好き。いますぐ死んでもいいってくらいに」
「ばーか」と、あたしは、彼の鼻をかぷっとかじった。「あたしたちまだ……ちゃんと、くっついてないんだよ……あたし、大樹とちゃんと……」
セックスしたい。
なんてフレーズを異性相手にするのは初めてで。流石のあたしも気が引けた。――のだが。
はぁっ、と大きく息を吐き、背を丸めた大樹は、いきなり、あたしを米俵のように担ぎ上げる。自分のからだが宙に浮き、彼の肩に、自分のお腹が当たっている奇妙な感覚。……勿論、そんなことをされるのは生まれて初めてだ。
「……ちょ。篠田さん……っ。大樹……っ」
「……すこし黙っておけ」
黙々と。あたしを片手で支えたまま、自転車を起こした彼は、足を使って器用に自転車を起こし。座ってろ、と、渋い声で言うと、あたしを自転車に座らせ(油断すれば崩れそうなアメーバ状態だったので。しっかりと、篠田さんはあたしに自転車のハンドルを握らせた)、飛び散ったバッグの中身をバッグに仕舞い、斜めかけのバッグを、あたしのからだにかけると、自分はあたしの前に回り込み、
「……冗談じゃねえよ。美紗……」いままでにないほどに、篠田さんの息は熱く、そして荒かった。「おれだって美紗を……っ。……くそ……っ。とりあえずおにいさんに一分間キス、させなさい」
冗談じゃなく。そのとき、あたしは、篠田さんこと大樹に、一億回、キスをされた。
*
「……ひっ……」
普段怒らない人が怒ると結構怖い。冷静な、青白い炎すら燃え立って見えた。篠田さんからは。
彼は、一転。笑みを浮かべたまま、ぐいっ、と、洋の腕を掴み、洋の腰の後ろで固定した。……刑事みたい。
どすん、と、篠田さんの持っていたビジネスバッグの音が響く。
「ひとつ。……おれの彼女は、中身がぎっしりだ。……おれへの愛、お客様への愛、諸々でな……。貴様」ふぅっ、と篠田さんは、色っぽい息を吐き、「……おれの彼女のスキンの水分量、知らねえのかよ。肌年齢驚きの二十歳なんだぞ? ハードなアパレル店員って職務も遂行しながら自身のメンテナンスも怠らない。……中身からっぽなのはむしろてめーだ。ストイックに、自己を、磨き、他者を、幸せにするおれの彼女を二度と侮辱するな。……いいか。てめえが……二度とそんなことしやがった日には――」
瞬間。素早く篠田さんは、洋の前に回り込むと、ぐん、と、右手を支点に、くるりと洋を背負い投げ、コンクリートにやさしくたたきつける。……見事な一本背負い。審判全員が白旗を挙げるクオリティだった。
篠田さんは、呆然と、床に寝転んだ体勢のままの、洋のお腹らへんに、腰を下ろすと、洋の襟首を掴んで、彼の顔を覗き込み、実に妖艶に笑った。
「……この程度で済むと思うな。……再起不能にしてやんぞ」
「……ひ」あわあわと泡を食う洋。篠田さんが、身をどけた途端、転がるように、バッグを拾い、走り出した。「――お。覚えてろぉ……っ!」
洋の姿が消え去ると、篠田さんはネクタイを緩め、ふぅ、と息を吐く。「……怪我は?」
さきほどの剣幕からは一転。切なそうに、顔をゆがめ、こちらに近づく篠田さんの姿が……たちまち滲んだ。
「……う。う。うう……っ」ぼろっ、ぼろっ、と、涙があふれる。「こわ、かった……っ。……た、助けてくれて、あ、りがとう……っ」
「――美紗ぁっ」
ぎゅう、と、強く強く抱きしめられた。ああ……やっと、ほっとする。なんか……急に、思い出されて足ががくがくとふるえる。篠田さんが間に合っていなかったらどうなっていたことか……考えただけで恐ろしい。……けど。
あたしには親衛隊が……
とは思ったけれど、やっぱり、篠田さんがいい。大樹がいい。肝心なときに……あたしのピンチに駆けつけてくれるヒーロー。
あたし、あなたがいいの。あたしを助けてくれるのは、やっぱり……あなた以外、考えられないんだよ。大樹。
「ああ……本当、まじ、ごめん……」篠田さんはあたしを抱く力を強くする。「おれが、……仕事なんかで抜けてたから……きみに怖い思いをさせて申し訳なかった……もう少し大人な対応出来りゃあよかったのになぁ……すまん。おれ、完全、頭血ぃ上ってた……」
くすりと、あたしは笑った。あたしの涙と鼻水で、マスクもろとも、篠田さんのワイシャツは、ぐしゃぐしゃだ。「……あたしの肌年齢、どうやって知ったの?」
顔を起こした。すると、顔を赤くした篠田さんは、にこっと笑い、「……あんなのアドリブだよ。美紗の肌、すっげえ綺麗だし。美紗が努力のひとだってのは、おれが一番、よく……分かっているよ。
マスク越しに触れても、美紗の……唇は。うるっうるの……ぷるんぷるんだもんな……」
「ちなみにあたしの肌年齢」あたしは彼の腕のなかで、身を動かし、ちょん、と、彼の唇に触れた。――気持ちがいい。「正解は、二十二歳でーす」
困ったように、くしゃっと、大樹は笑った。「……どのみち若《わけ》えじゃねえかよ。……美紗」
「……なぁに? 大樹」
「やっと大樹呼び定着したよな。……なあ美紗。キス、して」
「えーっ」とあたしは笑う。「でも、こんなところじゃ……」
「……おれ。美紗のこと考えると、なんも手につかねえ」と大樹は首を傾げた。「おまえのこと……考えると、わけわかんなくなっちまう……胸がどうしようもなくどきどきして、耳の奥がごうごう鳴っちまって……まじ、おまえのこと、好き」
「……大樹……」
うっとりと、あたしはかかとを浮かせ、彼に――
「……しょっぺえ」と彼ははにかむように笑った。「中身は……もっと、しょっぱいの?」
あたしは勿体つけて笑った。「……さーあ。どうでしょう……?」
「おれのハートに火をつけたな。……美紗」
すると彼は。胸元から、急に、携帯用消毒ジェルを取り出すと、素早く手を消毒し、その殺菌された手でマスクを外し、挙句、あたしの手にジェルを塗りたくり、唇にさーっ、と塗ったと思うと、
「……味わえ」
――大樹大樹大樹……っ!
あなたのなか、どうしてこんなに気持ちが、いいの……?
頭が、くらっくらする。……あなたのなかは、想像以上だった。想像以上になまあたたかくて、やさしくて、テンダーで。蕩けそう……。
一通りあたしのなかを味わいこみ、あたしを再び抱き寄せると、あたしの頭をぽんぽんする大樹は、
「あー……。ありゃあ。ひっでえなあ……」あたしの背にしっかりと背を回したまま、整った顔をやや歪めた。「中身、ぐちゃぐちゃじゃないか……。拾うよ」
こういうときの、男の人の、気持ちの切り替え度合いってすごいと思う。彼は、あたしから離れ、おそらく自転車を起こし、ぶちまけられたバッグの中身を拾おうとしたのだろう……が。
「……っと。……だいじょぶ?」
「……ぐっじょぶ」カルメンみたいな体勢で、あたしを支える大樹に、あたしは笑いかけた。「ごめん。……もう、立て、ない……」
彼は、いたずらに下唇を舐めて笑った。「……おれとのキス、そんなよかった……?」
「うん」とあたしは彼にしがみついた。「いますぐに死んでももう、この人生、後悔しないって思えるくらいに……」
「ばーか」と大樹はあたしの額に口づけた。「死なせねえよ。美紗。……少なくともおれたち、死ぬまでにあと一京回はキスしねえとな」
それで、また、……あたしの唇をふさぐとか。もう、馬鹿っ……。ああでも……。気絶しそう。
最、高……っ。
腰をほぼ抜かしたまま、彼の舌を受け入れると、脳内が本気でショート状態。回線が、焼ききれて、なにも――考えられない。
唇を離すと、至近距離で、宝石のような瞳を輝かせる大樹は……いや、その奥にはある感情が燃え広がっている……好き。
こつん、とあたしは大樹と額を合わせた。「……好き」
「知ってる」と大樹は、あたしと、鼻と鼻をくっつけた。「おれも、……好き。いますぐ死んでもいいってくらいに」
「ばーか」と、あたしは、彼の鼻をかぷっとかじった。「あたしたちまだ……ちゃんと、くっついてないんだよ……あたし、大樹とちゃんと……」
セックスしたい。
なんてフレーズを異性相手にするのは初めてで。流石のあたしも気が引けた。――のだが。
はぁっ、と大きく息を吐き、背を丸めた大樹は、いきなり、あたしを米俵のように担ぎ上げる。自分のからだが宙に浮き、彼の肩に、自分のお腹が当たっている奇妙な感覚。……勿論、そんなことをされるのは生まれて初めてだ。
「……ちょ。篠田さん……っ。大樹……っ」
「……すこし黙っておけ」
黙々と。あたしを片手で支えたまま、自転車を起こした彼は、足を使って器用に自転車を起こし。座ってろ、と、渋い声で言うと、あたしを自転車に座らせ(油断すれば崩れそうなアメーバ状態だったので。しっかりと、篠田さんはあたしに自転車のハンドルを握らせた)、飛び散ったバッグの中身をバッグに仕舞い、斜めかけのバッグを、あたしのからだにかけると、自分はあたしの前に回り込み、
「……冗談じゃねえよ。美紗……」いままでにないほどに、篠田さんの息は熱く、そして荒かった。「おれだって美紗を……っ。……くそ……っ。とりあえずおにいさんに一分間キス、させなさい」
冗談じゃなく。そのとき、あたしは、篠田さんこと大樹に、一億回、キスをされた。
*
0
あなたにおすすめの小説
時間を止めて ~忘れられない元カレは完璧な容姿と天性の才能を持つ世界一残酷な人でした 【完結】
remo
恋愛
どんなに好きになっても、彼は絶対に私を愛さない。
佐倉ここ。
玩具メーカーで働く24歳のOL。
鬼上司・高野雅(がく)に叱責されながら仕事に奔走する中、忘れられない元カレ・常盤千晃(ちあき)に再会。
完璧な容姿と天性の才能を持つ世界一残酷な彼には、悲しい秘密があった。
【完結】ありがとうございました‼
時空の迷い子〜異世界恋愛はラノベだけで十分です〜
いろは
恋愛
20歳ラノベ好きの喪女の春香。いつもの週末の様にラノベを深夜まで読み寝落ちし目覚めたら森の中に。よく読むラノベの様な異世界に転移した。
突然狼に襲われ助けてくれたのは赤髪の超男前。
この男性は公爵家嫡男で公爵家に保護してもらい帰り方を探す事に。
転移した先は女神の嫉妬により男しか生まれない国。どうやら異世界から来た春香は”迷い人”と呼ばれこの国の王子が探しているらしい。”迷い人”である事を隠し困惑しながらも順応しようと奮闘する物語。
※”小説家になろう”で書いた話を改編・追記しました。あちらでは完結しています。よければ覗いてみて下さい
行き遅れのお節介令嬢、氷の公爵様と結婚したら三人娘の母になりました
鳥柄ささみ
恋愛
お節介焼きで困っている人を放っておけないシアは、数多のご令嬢達から人気の令嬢だ。毎日ファンレターが届き、社交界に出れば令嬢に取り囲まれるほどである。
けれど、それに反比例するように男性からの人気はなく、二十七だというのに嫁の貰い手もないため、毎日母から小言をもらっていた。
そんなある日のこと、突然公爵家から縁談の話が。
シアは公爵家がなぜ自分に縁談など持ち掛けるのかと訝しく思いつつ話を受けると、なんと公爵の後妻として三人の娘の母代わりになれと言われる。
困惑するも、自分へ縁談を持ちかけた理由を聞いて、お節介なシアは嫁ぐこと決めたのだった。
夫になるレオナルドはイケメンなのに無表情で高圧的。三人の娘も二女のアンナを除いて長女のセレナも三女のフィオナもとても反抗的。
そんな中でもお節介パワーを発揮して、前向きに奮闘するシアの物語。
※他投稿サイトにも掲載中
わたしの正体不明の甘党文通相手が、全員溺愛王子様だった件
あきのみどり
恋愛
【まじめ侍女と、小悪魔系王子、無自覚系ツンデレ王子、寡黙ぼんやり系王子、三人の甘党王子様たちによるラブコメ】
王宮侍女ロアナは、あるとき思いがけない断罪にみまわれた。
彼女がつくった菓子が原因で、美貌の第五王子が害されたという。
しかしロアナには、顔も知らない王子様に、自分の菓子が渡った理由がわからない。
けれども敬愛する主には迷惑がかけられず…
処罰を受けいれるしかないと覚悟したとき。そんな彼女を救ったのは、面識がないはずの美貌の王子様で…?
王宮が舞台の身分差恋物語。
勘違いと嫉妬をふりまく、のんきなラブコメ(にしていきたい)です。
残念不憫な王子様発生中。
※他サイトさんにも投稿予定
『身長185cmの私が異世界転移したら、「ちっちゃくて可愛い」って言われました!? 〜女神ルミエール様の気まぐれ〜』
透子(とおるこ)
恋愛
身長185cmの女子大生・三浦ヨウコ。
「ちっちゃくて可愛い女の子に、私もなってみたい……」
そんな密かな願望を抱えながら、今日もバイト帰りにクタクタになっていた――はずが!
突然現れたテンションMAXの女神ルミエールに「今度はこの子に決〜めた☆」と宣言され、理由もなく異世界に強制転移!?
気づけば、森の中で虫に囲まれ、何もわからずパニック状態!
けれど、そこは“3メートル超えの巨人たち”が暮らす世界で――
「なんて可憐な子なんだ……!」
……え、私が“ちっちゃくて可愛い”枠!?
これは、背が高すぎて自信が持てなかった女子大生が、異世界でまさかのモテ無双(?)!?
ちょっと変わった視点で描く、逆転系・異世界ラブコメ、ここに開幕☆
王宮に薬を届けに行ったなら
佐倉ミズキ
恋愛
王宮で薬師をしているラナは、上司の言いつけに従い王子殿下のカザヤに薬を届けに行った。
カザヤは生まれつき体が弱く、臥せっていることが多い。
この日もいつも通り、カザヤに薬を届けに行ったラナだが仕事終わりに届け忘れがあったことに気が付いた。
慌ててカザヤの部屋へ行くと、そこで目にしたものは……。
弱々しく臥せっているカザヤがベッドから起き上がり、元気に動き回っていたのだ。
「俺の秘密を知ったのだから部屋から出すわけにはいかない」
驚くラナに、カザヤは不敵な笑みを浮かべた。
「今日、国王が崩御する。だからお前を部屋から出すわけにはいかない」
※ベリーズカフェにも掲載中です。そちらではラナの設定が変わっています。(貴族→庶民)それにより、内容も少し変更しておりますのであわせてお楽しみください。
乙女ゲームの悪役令嬢の兄の婚約者に転生しましたが傷物になったので退場を希望します!
ユウ
恋愛
平凡な伯爵令嬢のリネットは優しい婚約者と妹と穏やかで幸福な日々を送っていた。
相手は公爵家の嫡男であり第一王子殿下の側近で覚えもめでたく社交界の憧れの漆黒の騎士と呼ばれる貴族令息だった。
結婚式前夜、婚約者の妹に会いに学園に向かったが、そこで事件が起きる。
現在学園で騒動を起こしている第二王子とその友人達に勘違いから暴行を受け階段から落ちてしまう…
その時に前世の記憶を取り戻すのだった…
「悪役令嬢の兄の婚約者って…」
なんとも微妙なポジション。
しかも結婚前夜で傷物になる失態を犯してしまったリネットは婚約解消を望むのだが、悪役令嬢の義妹が王子に婚約破棄を突きつける事件に発展してしまう。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる