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恋人編~同棲始めました~
那須高原へ行こう~其の壱~
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少し短めです。
7月の3連休のでの二人のお話。
********************************************
那須高原へ行こう~其の壱~
梅雨明け間近の7月中旬。
今日は金曜日…。
若い頃なら『花金』なんて言っての飲みに連れていかれてたんだけどねぇ。
もともとお酒弱いし、アラフォーなんて呼ばれる世代に突入したのもあって最近はもっぱら家に直行です。
特に先月から同棲し始めちゃったからなおのこと。
てなわけで、只今彼のために酒のあてを作成中です。
取引先と接待があるけど、適当にフェイドアウトして帰ってくるって言ってたから作っとかないとね。
彼、雅之さんってめちゃめちゃお酒強い上に、あの体格だから食べる方もガッツリなのだ。
なので、結構な量を作っています。
うん、うちのエンゲル係数が一気に跳ね上がってるな。
その分は…。
体で払ってもらいましょうか。
なんだかんだで、最後は私が美味しく頂いちゃうのです。
「フフフ…。」
思い出し笑いしちゃったよ。
だって、雅之さんのイク時の顔って可愛いもん。
まぁ、本人としては私をガッツリ喰ってたはずがいつの間にか喰われちゃってるから不本意なんだろうけど。
「何、思い出し笑いをしてるんだ?」
「わっ!!」
「そんなに驚くことないだろ。」
「あ、ごめんなさい。」
「で、何で笑ってたのかな?」
「秘密。」
「ほぉ、教えてくれないのか。 だったら…。」
いつの間にか帰ってきてた雅之さんに後ろから抱きしめられた。
その大きな手は私の胸を弄り始める。
「先に佳織を食べるかな…。」
「あんっ、だ、ダメっ!」
「そんなこと言っても体は正直だぞ。」
「そ、そんなこ、と…。」
「確かめてみるか?」
そう言って雅之さんは左手を下へと下げ、スカートを捲り上げ、ショーツの中に手を入れてくる。
「あんっ…。」
「もう、濡れてる…。」
「雅之、さん…。」
雅之さんの指が秘裂をなぞり、その奥に隠された花芯を探り当てる。
私がそこを責められると弱いのを知っているからかグリグリと指の腹で弄ばれる。
「佳織はこれされるのが好きだろ?」
「はうっ!」
「理由をしえてくれたらイかせてあげるよ。」
「ま、雅之、さん…。」
「で?」
「お、怒らない?」
「内容次第かな?」
「うぅぅぅぅ…。」
「佳織?」
「ま、雅之さんの…。 イクときの顔…。」
「うん。」
「可愛いなぁって思って…。」
「……………。」
「雅之さん?」
「佳織の方が可愛い…。」
「え?」
「イクときの顔…。」
「ま、雅之さん?!」
そう言うと雅之さんは私のことをいわゆるお姫様抱っこして寝室へと連れていく。
ベッドに降ろされたと思ったら、神業の如く脱がされ押し倒されて覆い被されました。
そして、何の前触れもなく挿入。
「ま、雅之…さん! あぁぁんっ!!」
「やっぱり、佳織の中は最高だ。」
「ひゃんっ!」
「一回イっとくか…。」
そのあとはいつもの展開でまずは私が美味しく頂かれました。
このまま抜かずでやられるのかと思ったら…。
「今日はちょっと趣向を変えよう。」
「え?」
『神速か!』とツッコみたくなるほどの速さで体位を変えられ、アッという間にに背面座位の完成です。
しかもなぜか目の間には大きな姿見がある。
なんか、嫌な予感がする…。
「ま、雅之さん。 これって…。」
「初日に言った背面座位ね、今夜楽しみたい。
佳織のイクときの顔、蕩け切ってホント気持ちよさそうなんだ。
だから、こうすれば見えるだろ?」
そう言って唇の端を上げる雅之さん。
鏡に映る彼の顔はすごっく悪い顔してます。
おまけにとっても楽しそう。
右手で胸を、左手で花芯を弄りまわしてる。
勿論、繋がったまま。
時々強く突き上げられて何も考えられなくなってくる。
ボーっとした頭で姿見を見れば、自分の淫らに腰を振り、蜜を零す姿と彼の楽しそうで気持ちよさそうな顔が映っている。
それを見たら下腹部がキュンとなってアソコを思いっきり締めてしまった。
「!!!!」
雅之さんがビクッと跳ねたのがわかる。
その顔は何かを堪えてるような顔だ。
「か、佳織、それ、ダメだって…。」
「あんっ、そん、なこと、言われても…、無理ぃ。」
「仕方ないな。」
「え?」
言ううが早いか、雅之さんは両手で私の腰を掴んで固定し、激しい抽挿を始めた。
いつもと違った快感の波が私の全身を覆う。
あとはもう流されるだけだった。
私は上下に跳ね、啼かされ続ける。
限界はあっという間にやってきて嬌声とともにイった。
ほぼ同時に雅之さんも熱を孕んだ白濁を私の中に解き放つ。
「「はぁ、はぁ、はぁ…。」」
「雅之さん…。」
「佳織…。 まだ大丈夫だろ?」
耳元でそう囁かれ、私は力なく頷く。
すぐに体を反転さえ、体位を変え後背位にさせられる。
それから始まったのは3回戦どころか5回戦。
最後は何されてたのか覚えてないです。
「もう、無理…。」
「すまない、やり過ぎた…。」
「ホントです。 折角色々作ってたのに…。」
「うぐ、重ね重ね申し訳ない。」
「とりあえず、私はもう寝ます。」
「か、佳織?」
「明日の朝早いんで…。 おやすみなさい。」
「ちょ、お、おい!」
私はそこで意識を手放した。
雅之さんが何か言いたげだったけど、スルーしてそのまま寝落ち。
だって、ホントに翌朝早く出かけないといけないから…。
****************************************************************
「う、嘘だろ?」
俺はそこで呆然となる。
た、確かに今日はやり過ぎたとは思う。
でも、いつものならピロートークぐらいできるのに、なんで今日に限って寝ちまうんだ?
俺は深いため息とともに立ち上がり、バスルームへと向かった。
シャワーを浴びて気持ちを切り替えようと思ったのだ。
それから、俺はリビングに行く。
テーブルには佳織の用意してくれていた酒のあてが並んでいる。
それを見て俺は更に申し訳なくなった。
「佳織…、俺のためにこんなに作ってくれてたのか…。」
俺はそれに箸をつける。
俺好みの味付けで余計に打ちひしがれてしまった。
ソファに投げたままのカバンを手に取る。
そこには映画のチケットが2枚が入っている。
佳織が見たいと言ってた映画だ。
「もしかして、もう予定が詰まってるのか?
いや、でも1日くらいは空いてるだろう。
明日、朝一で話をするか…。」
俺は手にしていたビールを一気に煽った。
全然酔えない。
俺は冷蔵庫からもう1本取り出して飲み干す。
それでも酔えず、3本目を半分呑んだあたりで俺はいつの間にか意識を手放してそのままソファーで寝入ってしまった。
****************************************************************
――――――――翌朝――――――――
「雅之さん、雅之さん!!」
「うん…。」
「お・き・て・く・だ・さ・い!!」
俺は思いっきり揺さぶられた。
「悪い…、頭痛くて…、もう少し寝かせてくれ。」
「だ・め・で・す!!」
「もうちょっとだけ…。」
「そうですか…。
じゃ、もう、ちゃんと戸締りしといてくださいね。
私、今日から三日間留守にしますから。」
「あぁ、分かった…。」
(うん? 今、佳織、何か、とんでもないこと言ってなかったか?!)
俺は寝ぼけた頭で佳織の言葉を反芻する。
そうだ、彼女は今日から三日間留守にするって言った!!
そこで俺の意識は覚醒し、飛び起きた。
「か、佳織今なんて?!」
「あ、やっと起きた。」
「それより今なんて言った?」
「ああ、三日間留守にしますから。」
「嘘、だろ…。」
「前から決まってた予定なんです。」
「そ、そんな…。」
俺はショックでその場にへたり込んだ。
正直、泣きたくなった。
映画に誘って、恋人らしいデートして、ディナーでもって思っていたのに…。
「起きたんならさっさと着替えてください。」
「なんで?」
「何でって…。 一緒に行ってもらうからです!」
「へ?」
俺はかなり間抜けな声で佳織のことを見上げていた。
すると佳織がクスクスと笑っている。
「もしかして、置いていかれるとでも思ったんですか?」
「え、い、いや、その…。」
「起きたんなら、顔洗って着替えてきてください。
その間に朝ご飯準備しますから。」
俺は慌てて着替えを済ませた。
ダイニングに向かうと美味そうな朝食がテーブルに並んでいた。
「これ、済ませたら出かけますから。」
「あ、でも、俺…。」
「大丈夫ですよ、ちゃんと雅之さんのも準備してますから。」
そう言って、佳織が視線をやった先には大きめのキャリーバックが置いてある。
1週間分は入りそうな大きさの奴だ。
俺は何が何だかわからない。
「行先は那須高原です。
もともと一人で行く予定だったんですけど、折角なんで二人で行きましょう。」
「いいのか?」
「はい、大丈夫です。
宿泊先はコテージを予約してるんで一人増えても変わらないです。
その代わり、車出してもらっていいですか?」
「え?」
「実は新幹線のチケット取り損ねちゃって。
1か月前からの販売なのにすっかり忘れてたんです。」
「出す、車出すから! 一緒に行こう!!!」
気づいたら俺は身を乗り出して佳織の手を握っていた。
佳織がキョトンとして、やがてクスクス笑い始める。
そこで俺がどんだけ余裕がないのか気づいて恥ずかしくなる。
「あ、えっと…。」
「ありがとうございます。」
「うん、き、気にしなくていいから…。
こっちこそありがとう…。 すごく嬉しいよ。」
「良かったです。」
こうして、ちょっと予定していたのとは違うけど佳織との楽しい3連休が始まった。
俺は年甲斐もなく浮かれていた。
だから、佳織の思惑に気付いていなかった。
それに気づくのはもう少し後のことである。
************************************************
雅之さん、上がったり下がったり。(笑)
『佳織の思惑』は一体何なのか?
次回で詳しく明かされるかな?
7月の3連休のでの二人のお話。
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那須高原へ行こう~其の壱~
梅雨明け間近の7月中旬。
今日は金曜日…。
若い頃なら『花金』なんて言っての飲みに連れていかれてたんだけどねぇ。
もともとお酒弱いし、アラフォーなんて呼ばれる世代に突入したのもあって最近はもっぱら家に直行です。
特に先月から同棲し始めちゃったからなおのこと。
てなわけで、只今彼のために酒のあてを作成中です。
取引先と接待があるけど、適当にフェイドアウトして帰ってくるって言ってたから作っとかないとね。
彼、雅之さんってめちゃめちゃお酒強い上に、あの体格だから食べる方もガッツリなのだ。
なので、結構な量を作っています。
うん、うちのエンゲル係数が一気に跳ね上がってるな。
その分は…。
体で払ってもらいましょうか。
なんだかんだで、最後は私が美味しく頂いちゃうのです。
「フフフ…。」
思い出し笑いしちゃったよ。
だって、雅之さんのイク時の顔って可愛いもん。
まぁ、本人としては私をガッツリ喰ってたはずがいつの間にか喰われちゃってるから不本意なんだろうけど。
「何、思い出し笑いをしてるんだ?」
「わっ!!」
「そんなに驚くことないだろ。」
「あ、ごめんなさい。」
「で、何で笑ってたのかな?」
「秘密。」
「ほぉ、教えてくれないのか。 だったら…。」
いつの間にか帰ってきてた雅之さんに後ろから抱きしめられた。
その大きな手は私の胸を弄り始める。
「先に佳織を食べるかな…。」
「あんっ、だ、ダメっ!」
「そんなこと言っても体は正直だぞ。」
「そ、そんなこ、と…。」
「確かめてみるか?」
そう言って雅之さんは左手を下へと下げ、スカートを捲り上げ、ショーツの中に手を入れてくる。
「あんっ…。」
「もう、濡れてる…。」
「雅之、さん…。」
雅之さんの指が秘裂をなぞり、その奥に隠された花芯を探り当てる。
私がそこを責められると弱いのを知っているからかグリグリと指の腹で弄ばれる。
「佳織はこれされるのが好きだろ?」
「はうっ!」
「理由をしえてくれたらイかせてあげるよ。」
「ま、雅之、さん…。」
「で?」
「お、怒らない?」
「内容次第かな?」
「うぅぅぅぅ…。」
「佳織?」
「ま、雅之さんの…。 イクときの顔…。」
「うん。」
「可愛いなぁって思って…。」
「……………。」
「雅之さん?」
「佳織の方が可愛い…。」
「え?」
「イクときの顔…。」
「ま、雅之さん?!」
そう言うと雅之さんは私のことをいわゆるお姫様抱っこして寝室へと連れていく。
ベッドに降ろされたと思ったら、神業の如く脱がされ押し倒されて覆い被されました。
そして、何の前触れもなく挿入。
「ま、雅之…さん! あぁぁんっ!!」
「やっぱり、佳織の中は最高だ。」
「ひゃんっ!」
「一回イっとくか…。」
そのあとはいつもの展開でまずは私が美味しく頂かれました。
このまま抜かずでやられるのかと思ったら…。
「今日はちょっと趣向を変えよう。」
「え?」
『神速か!』とツッコみたくなるほどの速さで体位を変えられ、アッという間にに背面座位の完成です。
しかもなぜか目の間には大きな姿見がある。
なんか、嫌な予感がする…。
「ま、雅之さん。 これって…。」
「初日に言った背面座位ね、今夜楽しみたい。
佳織のイクときの顔、蕩け切ってホント気持ちよさそうなんだ。
だから、こうすれば見えるだろ?」
そう言って唇の端を上げる雅之さん。
鏡に映る彼の顔はすごっく悪い顔してます。
おまけにとっても楽しそう。
右手で胸を、左手で花芯を弄りまわしてる。
勿論、繋がったまま。
時々強く突き上げられて何も考えられなくなってくる。
ボーっとした頭で姿見を見れば、自分の淫らに腰を振り、蜜を零す姿と彼の楽しそうで気持ちよさそうな顔が映っている。
それを見たら下腹部がキュンとなってアソコを思いっきり締めてしまった。
「!!!!」
雅之さんがビクッと跳ねたのがわかる。
その顔は何かを堪えてるような顔だ。
「か、佳織、それ、ダメだって…。」
「あんっ、そん、なこと、言われても…、無理ぃ。」
「仕方ないな。」
「え?」
言ううが早いか、雅之さんは両手で私の腰を掴んで固定し、激しい抽挿を始めた。
いつもと違った快感の波が私の全身を覆う。
あとはもう流されるだけだった。
私は上下に跳ね、啼かされ続ける。
限界はあっという間にやってきて嬌声とともにイった。
ほぼ同時に雅之さんも熱を孕んだ白濁を私の中に解き放つ。
「「はぁ、はぁ、はぁ…。」」
「雅之さん…。」
「佳織…。 まだ大丈夫だろ?」
耳元でそう囁かれ、私は力なく頷く。
すぐに体を反転さえ、体位を変え後背位にさせられる。
それから始まったのは3回戦どころか5回戦。
最後は何されてたのか覚えてないです。
「もう、無理…。」
「すまない、やり過ぎた…。」
「ホントです。 折角色々作ってたのに…。」
「うぐ、重ね重ね申し訳ない。」
「とりあえず、私はもう寝ます。」
「か、佳織?」
「明日の朝早いんで…。 おやすみなさい。」
「ちょ、お、おい!」
私はそこで意識を手放した。
雅之さんが何か言いたげだったけど、スルーしてそのまま寝落ち。
だって、ホントに翌朝早く出かけないといけないから…。
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「う、嘘だろ?」
俺はそこで呆然となる。
た、確かに今日はやり過ぎたとは思う。
でも、いつものならピロートークぐらいできるのに、なんで今日に限って寝ちまうんだ?
俺は深いため息とともに立ち上がり、バスルームへと向かった。
シャワーを浴びて気持ちを切り替えようと思ったのだ。
それから、俺はリビングに行く。
テーブルには佳織の用意してくれていた酒のあてが並んでいる。
それを見て俺は更に申し訳なくなった。
「佳織…、俺のためにこんなに作ってくれてたのか…。」
俺はそれに箸をつける。
俺好みの味付けで余計に打ちひしがれてしまった。
ソファに投げたままのカバンを手に取る。
そこには映画のチケットが2枚が入っている。
佳織が見たいと言ってた映画だ。
「もしかして、もう予定が詰まってるのか?
いや、でも1日くらいは空いてるだろう。
明日、朝一で話をするか…。」
俺は手にしていたビールを一気に煽った。
全然酔えない。
俺は冷蔵庫からもう1本取り出して飲み干す。
それでも酔えず、3本目を半分呑んだあたりで俺はいつの間にか意識を手放してそのままソファーで寝入ってしまった。
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――――――――翌朝――――――――
「雅之さん、雅之さん!!」
「うん…。」
「お・き・て・く・だ・さ・い!!」
俺は思いっきり揺さぶられた。
「悪い…、頭痛くて…、もう少し寝かせてくれ。」
「だ・め・で・す!!」
「もうちょっとだけ…。」
「そうですか…。
じゃ、もう、ちゃんと戸締りしといてくださいね。
私、今日から三日間留守にしますから。」
「あぁ、分かった…。」
(うん? 今、佳織、何か、とんでもないこと言ってなかったか?!)
俺は寝ぼけた頭で佳織の言葉を反芻する。
そうだ、彼女は今日から三日間留守にするって言った!!
そこで俺の意識は覚醒し、飛び起きた。
「か、佳織今なんて?!」
「あ、やっと起きた。」
「それより今なんて言った?」
「ああ、三日間留守にしますから。」
「嘘、だろ…。」
「前から決まってた予定なんです。」
「そ、そんな…。」
俺はショックでその場にへたり込んだ。
正直、泣きたくなった。
映画に誘って、恋人らしいデートして、ディナーでもって思っていたのに…。
「起きたんならさっさと着替えてください。」
「なんで?」
「何でって…。 一緒に行ってもらうからです!」
「へ?」
俺はかなり間抜けな声で佳織のことを見上げていた。
すると佳織がクスクスと笑っている。
「もしかして、置いていかれるとでも思ったんですか?」
「え、い、いや、その…。」
「起きたんなら、顔洗って着替えてきてください。
その間に朝ご飯準備しますから。」
俺は慌てて着替えを済ませた。
ダイニングに向かうと美味そうな朝食がテーブルに並んでいた。
「これ、済ませたら出かけますから。」
「あ、でも、俺…。」
「大丈夫ですよ、ちゃんと雅之さんのも準備してますから。」
そう言って、佳織が視線をやった先には大きめのキャリーバックが置いてある。
1週間分は入りそうな大きさの奴だ。
俺は何が何だかわからない。
「行先は那須高原です。
もともと一人で行く予定だったんですけど、折角なんで二人で行きましょう。」
「いいのか?」
「はい、大丈夫です。
宿泊先はコテージを予約してるんで一人増えても変わらないです。
その代わり、車出してもらっていいですか?」
「え?」
「実は新幹線のチケット取り損ねちゃって。
1か月前からの販売なのにすっかり忘れてたんです。」
「出す、車出すから! 一緒に行こう!!!」
気づいたら俺は身を乗り出して佳織の手を握っていた。
佳織がキョトンとして、やがてクスクス笑い始める。
そこで俺がどんだけ余裕がないのか気づいて恥ずかしくなる。
「あ、えっと…。」
「ありがとうございます。」
「うん、き、気にしなくていいから…。
こっちこそありがとう…。 すごく嬉しいよ。」
「良かったです。」
こうして、ちょっと予定していたのとは違うけど佳織との楽しい3連休が始まった。
俺は年甲斐もなく浮かれていた。
だから、佳織の思惑に気付いていなかった。
それに気づくのはもう少し後のことである。
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雅之さん、上がったり下がったり。(笑)
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