トキメキは突然に

氷室龍

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恋人編~同棲始めました~

那須高原へ行こう~其の四~

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えっと、二日目の夜から三日目にかけてのお話。
ちょっとだけアリオーン登場します。

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那須高原へ行こう~其の四~

連休二日目の夜は私からの奉仕で始まった。
夕食の後、二人でお風呂に入る。
少し広めのバスタブは二人で入っても何の問題もなかった。
雅之さんは私を後ろから抱きしめるように浸かっている。

「佳織、洗いっこしようか…。」
「嫌です。」
「なんで?」
「今日は私が奉仕したいんです。」
「それって…。」
「というわけで、背中だけじゃなく前も洗いますから。」

で、お湯から上がらせ、バスチェアに腰かけさせる。
まずはお約束の背中から。
スポンジにボディソープを馴染ませてごしごしと洗う。
相変わらず大きな背中にはまったく無駄な肉がついていたない。
やがてスポンジを腕に這わせて、それから抱きつく格好で後ろから胸やお腹を洗う。
大胸筋はしっかりついてるし、腹筋も綺麗に割れてるのがわかる。
それから、逸物には触れずに太腿からふくらはぎへ…。
雅之さんの反応が楽しい。
逸物に触れてもらえると思ったようで肩がビクッと跳ねたが敢えて私がそこには触れなかったので落胆したようだった。
あらかた洗い終わったところで、桶に湯を汲み、泡を流す。
綺麗に流し終わったところで、前に回り込む。

「か、佳織?」
「雅之さん、バスタブの淵に腰かけてもらっていいですか?」
「え? あ、ああ、いいけど…。」

雅之さんに腰かけてもらって、私はすかさず床にバスマットを敷いた。
そして、彼の前に跪くと、彼の逸物が目の前に来る。

「佳織、何を…。」

雅之さんはそこから先を続けられなかった。
何故なら、私が躊躇なくソレを咥えたから。
まだ、半勃ちだったソレは亀頭に舌を這わせ尿道口を吸い上げると一気に固く立ち上がった。
そうなると、私の口の中には収まりきらない。
だから、右手で根元を握り、左手はやわやわと睾丸を揉む。
雅之さんを快感が襲っているのがわかる。
息遣いが荒くなり、押し殺したように喘いでいる。
彼の両手はバスタブの淵をこれでもかと握りしめている。

(フフフ、雅之さんが気持ちよさそうに喘いでる。)

私は楽しくてしようがなかった。
だって、男の人が快感に耐えながら喘ぐ姿なんてそうそう見れるものじゃない。
ましてや愛する人の喘ぐ姿だと思うと必然的に興奮した。
私は貪欲になり唾液をたっぷりつけて亀頭をさらに強く吸ったり、裏筋に舌を這わせ舐め上げる。
やがて、ビクビクとソレは震え始める。
彼に限界が近いことがわかり、私は更に強く吸い上げた。
だが、雅之さんは私の頭に手をやり無理矢理引きはがす。

「何で?」
「中に出したい…。
 口じゃなくて佳織の子宮に注ぎたい…。」
「雅之さん…。」

そう懇願する雅之さんの瞳にはギラギラと獣の様な光があった。
私は頷き、足を開く。
そこはしとどに濡れていて、いつでも受け入れることができる状態だった。

「来て、雅之さん…。」

雅之さんは一気に私の中に突き込んできた。
ただ、いつもと違うのはその体勢。
私の両足を自分の肩にかけ、体重をかける、屈曲位という奴だ。
私は初めて味わうその体位に言いようのない快感が背筋を這い上がる。

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

私はそれだけでイってしまった。
だが、雅之さんはお構いなしに腰を激しく打ち付けてくる。

「佳織、まだまだこれからだ。 しっかり受け止めてくれ。」
「まさ、ゆき、さん…。」

それからはただただ喘ぐことしかできなかった。
バスルームに反響する私の嬌声に興奮を掻きたてられ、中はギュウギュウと雅之さんを締め上げ蠢く。
グチュグチュと卑猥な水音と肉のぶつかる音も二人の興奮をさらに掻きたてる。
やがて絶頂に達し、同時に果て、弛緩した体を重ねる。

「「はぁ、はぁ、はぁ…。」」

私たちは息を整えることに専念していた。
暫くして雅之さんが体を起こし口づけをしてくる。
既に半開きだった私の唇は簡単に彼の舌を受け入れ、舌を絡ませる。
お互いの唾液を交換しるように深い口付けを交わし、飲み込む。
やがて離れた唇の間には名残惜しげに銀の糸を引いていた。

「佳織、もう少し付き合って。」
「雅之さん?」

雅之さんは私の背に腕を入れ抱きしめるとそのまま起き上がる。
起こされると同時に私たちは対面座位となる。
既に彼の逸物は力を取り戻し、私の中で大きく硬くその存在感を主張していた。

「あんっ。」
「気持ちイイか?」
「うん…、これ、好きなの…。」
「じゃ、このまま動くぞ。」

そう言うと雅之さんは激しく私の中を穿つ。
私はただただ咽び泣き、彼の背中を掻き抱いた。
与えられる快感に流される私が絶頂に達するのにそう時間はかからなかった。
そうして、二度目の吐精を終えた雅之さんは数度抽挿を繰り返すと私の中から引き抜いた。

「続きはベッドで、な。」

そう言って私を横抱きにし、濡れたまま寝室へと運び込む。
ベッドに降ろされると今度は四つん這いにさせれた。

「雅之さん、これ…。」
「佳織、今度はちゃんと『交尾』をしよう。」
「交尾?」
「ああ、獣の交尾はこれが基本だ。」

そう告げると雅之さんは後ろから突き入れてきた。
そこからはもう延々とバックで穿ち続けられた。
とても52とは思えない雅之さんのハードなセックスに私は声が枯れるまで喘がされた。
一体、何度絶頂を迎えたのか。
それすら覚えていない。
唯一覚えているのは雅之さんが三度吐精してもすぐに固さを取り戻したということだった。
その行為は空が白み始める頃まで続けられ、お互いがその意識を落としたのは朝日が昇る頃だった。

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次に目を覚ました時には太陽は高く昇っていた。
時計を見るとすでにお昼の1時を過ぎている。

「うぅぅぅぅ…。」
「佳織、大丈夫か?」
「ダメ、起きれない…。」
「ははは、俺も起きれそうにない。」
「嘘! あんなに元気だったのに?」
「最後の最後で一滴も残らんくらい搾り取られた。」
「えっと…。」

私が困っていると、雅之さんがギュッと抱きしめてきた。
暖かくて心地よい温もりに私も抱き返す。

「「ぐるぅぅぅぅぅ。」」

まさかお腹の虫が同時になるなんて。
どちらともなく噴き出す。
ひとしきり笑った後、力を振り絞ってベッドから抜け出す。

「何かあるか?」
「夕飯の残りを冷蔵庫に入れたはずだけど…。」
「じゃ、それを食べたら出ようか。」
「そうですね。」

私たちは昼食を済ませ、帰り支度を始めた。
そうして、私たちコテージを後にする。
途中、無理をお願いしてもう一度牧場に寄ってもらった。
久々に会ったのにあまり構ってあげれなかったアリオーンに挨拶するためだ。

「佳織さん、つれてきましたよ。」
「速水さんごめんね。」
「いえ、コイツの機嫌がよくなるんで全然かまいませんよ。」

そう言って、速水さんは手綱を引いてアリオーンを連れてきてくれた。
私はその鼻先を撫でてやる。
アリオーンは気持ちよさそうにしていたが、突然鼻を膨らませて唸り声を上げた。

「アリオーン?」
「ブルゥゥゥゥ≪男の匂いがする≫」
「ど、どうしたの?」
「ヒィン、ヒィン。≪今朝までやってたのか?≫」

アリオーンの眉間に皺が寄っているように見えるのは気のせいなのだろうか?
私にはアリオーンが何を言いたいのかよくわからない。
困った顔をしていると、雅之さんがニヤニヤしながら近づいてくる。
そして、この前と同じように唇を重ねてきた。
しかも、あの時より濃厚でディープな奴。
舌まで入れられ貪られる。

「ま、雅之さん?!」
「佳織は俺のものだ。」
「は?」

雅之さんは勝ち誇ったようにそう言ったが、私には意味が分からなかった。
ただ、アリオーンだけはその意味を分かったのだろうか。
鼻息荒く、前足を掻いて歯をむき出しにしてきた。

「ヒイィィィィン≪佳織を泣かせたら承知しないぞ≫」
「ふん、俺は佳織と幸せになるんだ。」
「フッ、フッ、フゥゥゥゥ≪その言葉忘れるなよ!≫」

何故だろう、雅之さんとアリオーンの間で会話が成立しているように見える。
でも、まぁ、これってアリオーンが雅之さんのこと認めてくれたってことなのかな?
私はそう思うことにした。

兎に角、色々あった三連休。
ホントはもうちょっと色々行きたかったけど、雅之さんとの濃厚な時間を過ごせたのだからいいとしよう。
次の夏季休暇はもっと楽しめるように今から計画しようと思った。
そうして、私たちの那須高原への旅は幕を閉じたのだった。


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前回の波乱の予感をサックリ無視。(笑)
佳織のご奉仕で箍の外れた雅之の大暴走でした。
で、次回から新展開の予定です。
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