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第3章 勤務開始
同僚
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「ナンバルゲニア中尉、遅いですよ」
入り口にたむろするさまざまな色の髪の運用部の女性士官達から離れたところで金髪の長い髪をなびかせながら眼鏡をかけた士官がブラウスを脱いだたわわな胸を見せながら声をかけてきた。
「レベッカは日勤?」
「そうですけど……」
シャムが隣のロッカーを開けるのを見ながらレベッカ・シンプソン技術中尉は珍しそうにシャムを眺めていた。
「うー」
しばらくシャムはレベッカを見つめていた。レベッカは気が弱そうにワイシャツを着ながらもしばらくシャムの方を観察していた。
「どうしました?」
「これ!頂戴!」
そう叫んだシャムがレベッカの豊満な胸を揉んだ。
「何するんですか!」
「ねえ!頂戴!」
「無理ですよ!」
シャムをようやく振りほどいたレベッカが眼鏡をかけなおしながらシャムを見つめる。シャムはにんまりと笑うとそのままジャンバーを脱ぎ始めた。
「でも……シャムさんも大きくなれば……」
「大きくならないから言ってるの!」
レベッカの言葉に少しばかり腹をたてたというように口を尖らせながらシャムは着替えを続けた。仕方なくレベッカも黙ってワイシャツのボタンをとめていく。
「そう言えばナンバルゲニア中尉の機体ですが……」
「レベッカちゃん。ナンバルゲニア中尉なんてよそ行きの言い方は駄目!『シャムちゃん』て呼んで!」
ようやく吹っ切れたという笑顔のシャムが上着に袖を通しながらレベッカを見つめた。
「じゃあ、シャムちゃんの機体ですが……あんなにピーキーにセッティングしてよかったんですか?操縦桿の遊びも設定可能領域ぎりぎりですよ……」
「ああ、あれは隊長の助言だよ。隊長の機体は遊び0でしょ?だから私も真似してみたの」
「そうなんですか……でもこれから調整もできますから。もし必要ならいつでも声をかけてくださいね」
「心得た!」
シャムはそう言うとそのまま制服の上に制服と同じ素材でできた緑色のどてらと猫耳をつけるとそのまま更衣室を出ていった。
入り口にたむろするさまざまな色の髪の運用部の女性士官達から離れたところで金髪の長い髪をなびかせながら眼鏡をかけた士官がブラウスを脱いだたわわな胸を見せながら声をかけてきた。
「レベッカは日勤?」
「そうですけど……」
シャムが隣のロッカーを開けるのを見ながらレベッカ・シンプソン技術中尉は珍しそうにシャムを眺めていた。
「うー」
しばらくシャムはレベッカを見つめていた。レベッカは気が弱そうにワイシャツを着ながらもしばらくシャムの方を観察していた。
「どうしました?」
「これ!頂戴!」
そう叫んだシャムがレベッカの豊満な胸を揉んだ。
「何するんですか!」
「ねえ!頂戴!」
「無理ですよ!」
シャムをようやく振りほどいたレベッカが眼鏡をかけなおしながらシャムを見つめる。シャムはにんまりと笑うとそのままジャンバーを脱ぎ始めた。
「でも……シャムさんも大きくなれば……」
「大きくならないから言ってるの!」
レベッカの言葉に少しばかり腹をたてたというように口を尖らせながらシャムは着替えを続けた。仕方なくレベッカも黙ってワイシャツのボタンをとめていく。
「そう言えばナンバルゲニア中尉の機体ですが……」
「レベッカちゃん。ナンバルゲニア中尉なんてよそ行きの言い方は駄目!『シャムちゃん』て呼んで!」
ようやく吹っ切れたという笑顔のシャムが上着に袖を通しながらレベッカを見つめた。
「じゃあ、シャムちゃんの機体ですが……あんなにピーキーにセッティングしてよかったんですか?操縦桿の遊びも設定可能領域ぎりぎりですよ……」
「ああ、あれは隊長の助言だよ。隊長の機体は遊び0でしょ?だから私も真似してみたの」
「そうなんですか……でもこれから調整もできますから。もし必要ならいつでも声をかけてくださいね」
「心得た!」
シャムはそう言うとそのまま制服の上に制服と同じ素材でできた緑色のどてらと猫耳をつけるとそのまま更衣室を出ていった。
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