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第4章 午前勤務
射場
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吹きすさぶ風の中、相変わらずの捲り上げた袖を見せびらかすようにしてかなめは射撃を終えて空になったマガジンを引き抜くとテーブルの上にそれを並べていた。すでに装弾済みのマガジンを自分の私物のアルミケースから取り出そうとして目を向けたかなめの視線がシャムを捉えた。
「どうも……」
シャムは乾いた笑みでかなめのたれ目がいつものように死んだものに変わっているのを確認しながら静々と近づいていく。何も言わないかなめはそのままマガジンを手に取ると自分の愛銃スプリングフィールドXDM40のオリーブドラブのフレームに叩き込む。
「もうすぐ……」
「昼だって言いてえんだろ?」
そう言うとかなめはゆっくりと30m先のマンターゲットに銃口を向ける。すでにその頭部は消し飛んでおり、心臓、腹部にも大きな穴が開いていた。
銃声が響く。何も無い空間を走った弾丸は頭部のあった場所の後ろの土嚢のあたりで土煙を上げる。全17発が見事に頭部に集中して着弾しているのがわかる。
「わかっているなら……」
「別にいいんだよ。それよりオメエも銃を下げているんだから……」
そう言いながらかなめはそのまま銃口を下ろして静かに銃を後ろのラックに置いた。
「アタシも?」
「撃たないならアタシに撃たせろ」
そう言った途端にかなめはシャムのホルスターに手を伸ばす。その相変わらずの仏頂面にカチンと来たシャムはその手をさえぎると自分で銃を引き抜いた。
「一発だけだよ」
「ケチだな」
ようやく笑みを浮かべたかなめはそのままシャムから銃を受け取って。丸みを帯びたシングルアクションリボルバーらしいフォルムを満遍なく眺めた後銃口を再びボロボロのマンターゲットに向ける。
「ドスン!」
先ほどまでのS&W40弾よりも重い響きの45ロングコルトの銃声が射場に響いた。先ほどと同じ場所に上がる土煙。シャムは苦笑いを浮かべながらかなめの手の中で反動で跳ね上がって銃口を空に向けている愛銃に静かに手を伸ばす。
「本当にケチなんだな」
かなめはそう言いながら口元にだけ笑みを浮かべる。シャムから見ても自分の体がほとんど機械で構成されたサイボーグであることに凄まじいコンプレックスを持っているひねくれたかなめ。彼女が明らかに自分の出会ったどのタイプとも違う誠に興味を持っていることは分かりきっていた。
外惑星『胡州帝国』屈指の名家の出でありながら反主流派であった父のとばっちりを受けた彼女には非正規部隊で汚れ仕事を担当していた荒んでいた時代があった。
部隊ができた直後にシャムが初めて出会ったときの印象は極めて無口で気難しい顔をした人だというものだった。そしてたまに口を開いたと思えば小隊員だったカウラ・ベルガーと喧嘩ばかりしていたのを覚えている。
そんな彼女が一人で射撃に集中することで自分の感情を抑え込むことができるようになったのは進歩なのかもしれない。シャムはひそかにそう思いながらかなめを見つめていた。
シャムの思いを無視するようにターゲットに正対したかなめは再び手にした銃でターゲットに一発ずつ確かめるようにして射撃を続けている。
「私も撃つかな」
「その為のガンベルトだろ?」
再び空になったマガジンをかなめは取り出す。開いた左手で先ほどのアルミケースを探るがすでに装弾済みのマガジンは尽きていた。舌打ちをすると彼女はそのままケースの奥からメーカーの箱に入った新品の弾丸を取り出して箱を開くとテーブルに並べていた空きマガジンに弾薬を一発ずつ込め始めた。
「そう言えばキムが言ってたよ、かなめちゃん撃ちすぎだって」
そう言うとシャムはテーブルの上のかなめに貸していた拳銃を握るとその撃鉄を起こした。
「アタシの金で買った弾だ。この銃だって叔父貴から買い取っているんだぜ」
「でも管理はキム君任せじゃないの」
シャムは引き金を引く。マンターゲットを立てていない射場に土煙が上がる。
「アイツの仕事だろ?アタシ等が前線で動くために必要な小火器を用意してその整備運用の全般を取り仕切る。その為にアイツがいるんだから」
「それはそうなんだけどね……」
下手に反論したところでネットワークと直結した頭脳を持っているかなめを言い負かすのは自分には無理だと分かっているのでシャムは再び視線を先ほど着弾があった地点に目をやると再びハンマーを起こす。
「ここだけの話だぞ、誰にも言うなよ」
引き金を引き絞ろうとしたシャムにこれまでの強い調子とは打って変わったか細い声のかなめの声が響いたのでシャムは引き金から指を離した。
「誰にも言わないよ」
「絶対だぞ!」
弾を込めているかなめに目を向けたシャムにかなめは顔を赤らめながら噛み付くような調子で叫んだ。
「神前の奴……やっぱりカウラが好きなのかな」
一瞬シャムはかなめが何を言ったのか理解できないでいた。そのまま頬を染めてうつむいて弾を込め終えたかなめを見てようやくシャムもかなめの言わんとしていたことが分かってきた。
「そうよね……嫌いじゃないんじゃないの?」
シャムですら予想された範疇の質問に思わず苦笑いを浮かべたかなめは静かにマガジンを銃に差し込んだ。
「そう言うかなめちゃんはどうなの?」
シャムの言葉に驚いたような表情を浮かべた後、かなめは再びゆっくりと話を切り出した。
「アタシはさあ……別に神前が気になるわけじゃないんだけど……さあ……」
「十分気にしているように見えるけど?」
シャムの突っ込みに銃をテーブルに叩きつけてかなめはシャムをにらみつける。その非正規部隊での市街地戦闘での無差別射撃で裏社会では知られていた女傑にしては迫力に欠けるたれ目がシャムを見つめていた。
「別にいいじゃない。かなめちゃんが好きなら……」
「好きとは言ってねえだろ!好きとは!」
「じゃあ嫌いなの?」
「それは……」
心の中を見透かされたようなシャムの視線に思わずかなめはうつむく。
「好きならすることがあるでしょ?カウラちゃんは誠ちゃんのこと嫌いじゃないみたいだし……」
「やっぱりそうか?そうなのか?」
突然立ち上がって詰め寄るかなめにシャムは思わずのけぞった。
「そんなに急に立ち上がらないでよ……」
シャムが驚いたような顔を浮かべる様を見て、かなめは自分が明らかに動揺していたことをシャムに悟られたことを後悔するように再び中腰で並んでいる空のマガジンに手を伸ばした。
「誠ちゃんはあまりそういうことには縁が無かったみたいだしね……まあ行動半径も普通の女の子が行くところはまず無いし、要領は悪いし、口下手だし……」
「まあそうだな。あいつと行動半径が一致するのはアイシャぐらいの……ってアイツの話をするとどっかから沸いて出る……」
シャムを見上げながら中腰でマガジンを握り締めていたかなめがそこまで言ったところでその言葉は突然中断することになった。
「どうも……」
シャムは乾いた笑みでかなめのたれ目がいつものように死んだものに変わっているのを確認しながら静々と近づいていく。何も言わないかなめはそのままマガジンを手に取ると自分の愛銃スプリングフィールドXDM40のオリーブドラブのフレームに叩き込む。
「もうすぐ……」
「昼だって言いてえんだろ?」
そう言うとかなめはゆっくりと30m先のマンターゲットに銃口を向ける。すでにその頭部は消し飛んでおり、心臓、腹部にも大きな穴が開いていた。
銃声が響く。何も無い空間を走った弾丸は頭部のあった場所の後ろの土嚢のあたりで土煙を上げる。全17発が見事に頭部に集中して着弾しているのがわかる。
「わかっているなら……」
「別にいいんだよ。それよりオメエも銃を下げているんだから……」
そう言いながらかなめはそのまま銃口を下ろして静かに銃を後ろのラックに置いた。
「アタシも?」
「撃たないならアタシに撃たせろ」
そう言った途端にかなめはシャムのホルスターに手を伸ばす。その相変わらずの仏頂面にカチンと来たシャムはその手をさえぎると自分で銃を引き抜いた。
「一発だけだよ」
「ケチだな」
ようやく笑みを浮かべたかなめはそのままシャムから銃を受け取って。丸みを帯びたシングルアクションリボルバーらしいフォルムを満遍なく眺めた後銃口を再びボロボロのマンターゲットに向ける。
「ドスン!」
先ほどまでのS&W40弾よりも重い響きの45ロングコルトの銃声が射場に響いた。先ほどと同じ場所に上がる土煙。シャムは苦笑いを浮かべながらかなめの手の中で反動で跳ね上がって銃口を空に向けている愛銃に静かに手を伸ばす。
「本当にケチなんだな」
かなめはそう言いながら口元にだけ笑みを浮かべる。シャムから見ても自分の体がほとんど機械で構成されたサイボーグであることに凄まじいコンプレックスを持っているひねくれたかなめ。彼女が明らかに自分の出会ったどのタイプとも違う誠に興味を持っていることは分かりきっていた。
外惑星『胡州帝国』屈指の名家の出でありながら反主流派であった父のとばっちりを受けた彼女には非正規部隊で汚れ仕事を担当していた荒んでいた時代があった。
部隊ができた直後にシャムが初めて出会ったときの印象は極めて無口で気難しい顔をした人だというものだった。そしてたまに口を開いたと思えば小隊員だったカウラ・ベルガーと喧嘩ばかりしていたのを覚えている。
そんな彼女が一人で射撃に集中することで自分の感情を抑え込むことができるようになったのは進歩なのかもしれない。シャムはひそかにそう思いながらかなめを見つめていた。
シャムの思いを無視するようにターゲットに正対したかなめは再び手にした銃でターゲットに一発ずつ確かめるようにして射撃を続けている。
「私も撃つかな」
「その為のガンベルトだろ?」
再び空になったマガジンをかなめは取り出す。開いた左手で先ほどのアルミケースを探るがすでに装弾済みのマガジンは尽きていた。舌打ちをすると彼女はそのままケースの奥からメーカーの箱に入った新品の弾丸を取り出して箱を開くとテーブルに並べていた空きマガジンに弾薬を一発ずつ込め始めた。
「そう言えばキムが言ってたよ、かなめちゃん撃ちすぎだって」
そう言うとシャムはテーブルの上のかなめに貸していた拳銃を握るとその撃鉄を起こした。
「アタシの金で買った弾だ。この銃だって叔父貴から買い取っているんだぜ」
「でも管理はキム君任せじゃないの」
シャムは引き金を引く。マンターゲットを立てていない射場に土煙が上がる。
「アイツの仕事だろ?アタシ等が前線で動くために必要な小火器を用意してその整備運用の全般を取り仕切る。その為にアイツがいるんだから」
「それはそうなんだけどね……」
下手に反論したところでネットワークと直結した頭脳を持っているかなめを言い負かすのは自分には無理だと分かっているのでシャムは再び視線を先ほど着弾があった地点に目をやると再びハンマーを起こす。
「ここだけの話だぞ、誰にも言うなよ」
引き金を引き絞ろうとしたシャムにこれまでの強い調子とは打って変わったか細い声のかなめの声が響いたのでシャムは引き金から指を離した。
「誰にも言わないよ」
「絶対だぞ!」
弾を込めているかなめに目を向けたシャムにかなめは顔を赤らめながら噛み付くような調子で叫んだ。
「神前の奴……やっぱりカウラが好きなのかな」
一瞬シャムはかなめが何を言ったのか理解できないでいた。そのまま頬を染めてうつむいて弾を込め終えたかなめを見てようやくシャムもかなめの言わんとしていたことが分かってきた。
「そうよね……嫌いじゃないんじゃないの?」
シャムですら予想された範疇の質問に思わず苦笑いを浮かべたかなめは静かにマガジンを銃に差し込んだ。
「そう言うかなめちゃんはどうなの?」
シャムの言葉に驚いたような表情を浮かべた後、かなめは再びゆっくりと話を切り出した。
「アタシはさあ……別に神前が気になるわけじゃないんだけど……さあ……」
「十分気にしているように見えるけど?」
シャムの突っ込みに銃をテーブルに叩きつけてかなめはシャムをにらみつける。その非正規部隊での市街地戦闘での無差別射撃で裏社会では知られていた女傑にしては迫力に欠けるたれ目がシャムを見つめていた。
「別にいいじゃない。かなめちゃんが好きなら……」
「好きとは言ってねえだろ!好きとは!」
「じゃあ嫌いなの?」
「それは……」
心の中を見透かされたようなシャムの視線に思わずかなめはうつむく。
「好きならすることがあるでしょ?カウラちゃんは誠ちゃんのこと嫌いじゃないみたいだし……」
「やっぱりそうか?そうなのか?」
突然立ち上がって詰め寄るかなめにシャムは思わずのけぞった。
「そんなに急に立ち上がらないでよ……」
シャムが驚いたような顔を浮かべる様を見て、かなめは自分が明らかに動揺していたことをシャムに悟られたことを後悔するように再び中腰で並んでいる空のマガジンに手を伸ばした。
「誠ちゃんはあまりそういうことには縁が無かったみたいだしね……まあ行動半径も普通の女の子が行くところはまず無いし、要領は悪いし、口下手だし……」
「まあそうだな。あいつと行動半径が一致するのはアイシャぐらいの……ってアイツの話をするとどっかから沸いて出る……」
シャムを見上げながら中腰でマガジンを握り締めていたかなめがそこまで言ったところでその言葉は突然中断することになった。
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