1,155 / 1,557
第8章 海と特殊な部隊
緊張が走った後に
しおりを挟む
「なんだかいいですねえ」
そう言ってかなめの顔を見た誠は彼女の表情が瞬時に切り替わる様を見た。サングラス越しにも彼女の視線が少し鋭くなったように見えた。戦闘中のかなめの独特な気配がにじみ出ていた。
「おい、誠。カウラとアメリア呼んで来い、仕事の話だ」
真剣なその言葉に、誠は起き上がった。
「どうしたんです?」
かなめの表情で彼女の脳に直結した通信システムが起動していることがすぐにわかる。
「『公安』が動いた。そう言えば分かる」
かなめのその言葉に砂浜の切れかけたところにあるバーベキュー施設に向かい走る誠。司法局で『公安』と言えば安城秀美部長貴下の遼州同盟司法機関特務公安部隊のことだった。誠は人を避けながら走って水場で野菜の下ごしらえをしている家村春子の姿が目に入った。
「すいません!」
「あら、神前君。どうしたの?」
半分ほど切り終わったたまねぎを前に、春子が振り返る。
「あわててるわね。水でも飲む?」
アメリアはそう言うとコップに水を汲んで誠の差し出した。一息にそれを飲むと誠は汗を拭った。カウラは健一とコンロの火をおこしている。
「西園寺さんが呼んでます。公安が動いたそうです」
その言葉に緊張が走る。
「端末は荷物置き場にあったわね。カウラちゃん。行くわよ」
アメリアの声で木炭をダンボールで煽っていたカウラが向かってくる。そう言うアメリアも真剣な顔をして作業を見守っていた小夏に仕事を押し付けて歩いてきた。
「大変なお仕事なのね、実働部隊も。こんな日でも仕事のことが頭を離れないなんて」
春子はそう言うとカウラのしていた火おこしの作業を続けた。
誠がかなめの所に戻ると、すでに携帯端末を起動させて画面を眺めているかなめがいた。
「かなめちゃん、説明を」
普段のぽわぽわした声でなく、緊張感のある声でアメリアが促す。
「特別捜査だ。令状は同盟機構法務局長から出てる。相手は東方開発公社、現在、所轄と合同で捜査員を派遣。家宅捜索をやってるところだ」
画面には官庁の合同庁舎のワンフロアー一杯にダンボールを抱えた捜査員が行き来している様が映されている。
「あそこは東和の国策アステロイドベルト開発会社だったわね。たしかに近藤資金との関係はない方が逆に不自然よ」
なぜかするめを口にくわえているアメリアが口を挟む。
「でも、いまさら何か見つかるんでしょうか?もう二週間ですよあの事件から。公社の幹部だって無能じゃないでしょ。証拠を消すくらい……」
誠は自分でも素人考えだと思いながら口を挟むが誰一人相手にしてはくれない。
「証拠をつかんでどうするんだ?」
誠の言葉にかなめは冷たく言い放つ。
「それは、正式な手続きを経て裁判を……」
そこでかなめの目の色が鋭いリアリストの目へと変わる。
「逮捕や起訴が事実上不可能な人物がリストに名を連ねてたらどうする?」
厳しく見えるがその目は笑っていた。かなめは明らかに状況を楽しんでいるように見えた。
非民主的で政府の力が強い甲武国だからこそ出来る大粛清の嵐に比べ、東和には主要な有力者すべてを逮捕して政治的混乱を引き起こすことを許す土壌は無かった。
「まあ安城さんは東和民警の捜索の付き添いみたいな感じだからうちが介入する問題ではなさそうね」
アメリアは画面を見ながらそう言った。しかしかなめは画面から目を離そうとしない。
「かなめちゃん。仕事熱心すぎるのも考え物よ」
軽くアメリアがかなめの肩を叩く。そしてゆっくりと立ち上がり伸びをしながら紺色の長い髪をなびかせていた。
「じゃあ菰田君達も集まったことだし、お昼の準備みんなでしましょうね!」
砂浜でひっくり返ってる菰田達が、アメリアのその言葉でゆっくりと起き上がる。
「じゃあ荷物番は神前と西園寺で」
そう言うとカウラは後ろ髪を惹かれるようにまなざしを投げてくるアメリアをつれて、バーベキュー場に向かう。
「それにしても、今更」
「神前、アメリアも言ってたろ?こりゃあうちの出番じゃねえよ。それにこれで終わりとは思えないしな。その時までお偉いさんには自分が逮捕されても混乱が生じないように後進の指導にでも集中してもらおうや」
そう言うとかなめは再びタバコに火をつけた。
「平和だねえ」
先ほどまでの同じ司法局特務考案公安部隊の動きを察知して会議のようなものをしていたカウラ達は、もうすでに食事の準備の仕上げのために立ち去っていた。かなめは半身を起こしタバコをくわえながら、海水浴客の群がる海辺を眺めていた。その向こう側では島田達がようやく遊び疲れたのか波打ち際に座って談笑している。
「こう言うのんびりした時間もたまにはいいですね」
誠もその様子を見ながら砂浜に腰掛けて呆然と海を眺めていた。
「アタシはさあ。どうもこういう状況には慣れてねえんだな」
ささやくように海風に髪をなびかせながらかなめはそう言った。
「嫌いなんですか?静かなのは」
覗き込むようにサングラスをかけたかなめを誠は見つめる。だがそこには穏やかな笑顔が浮かんでいるだけだった。
「嫌いなわけ無いだろ?だけど、アタシの家ってのは……昨日の夕食でも見てわかるだろ?他人と会うときは格式ばって仮面をかぶらなきゃ気がすまねえ。今日だってホテルの支配人の奴、アタシのためだけにプライベートビーチを全部貸しきるとかぬかしやがる」
かなめは口元をゆがめて携帯灰皿に吸殻を押し付ける。
「そんな暮らしにあこがれる人がいるのも事実ですし」
「まあな。だけど、それが当たり前じゃないことはアタシの体が良く分かってるんだ」
そう言うとかなめは左腕を眺めた。人工皮膚の継ぎ目がはっきりと誠にも見える。テロで体の九割以上を生体部品に交換することを迫られた三歳の少女。その複雑な胸中を思うと誠の胸は締め付けられる。
「それは、かなめさんのせいじゃないんでしょ」
誠はそう声をかける。その声にかなめは誠の方を一瞥したあと、天を仰いだ。
「オメエ、アホだけどいい奴だな」
まるで感情がこもっていない。こういう時のかなめの典型的な抑揚の無い言葉。誠はいつものようにわざとむきになったように語気を荒げる。
「アホはいりません」
誠のその言葉を聴くと、かなめは微笑みながら誠の方を見てサングラスを下ろした。
「よく見ると、うぶな割には男前だな、オメエ」
「は?」
その反応はいつもとはまるで違った。誠は正直状況がつかめずにいた。前回の出動の時の言葉は要するに釣り橋効果だ、そんなことは分かっていた。かなめの励ましが力になったのは事実だし、それが励まし以上の意味を持たないことも分かっていた。
しかし、今こうしてかなめに見つめられるのは、どこと無く恥ずかしい。女性にこんな目で見られるのは高校三年の卒業式で、二年生のマネージャーに学ランの第二ボタンを渡したとき以来だ。ちなみにその少女からその後、連絡が来たことは無かったが。
「まあいいか、こうして平和な空を見上げてるとなんかどうでもよくなって来るねえ」
その言葉に、誠はそんな昔のマネージャーを思い出して苦笑した。
「おい!神前!」
さすがに同じメンバーでの遊びにも飽きたのか波打ち際から引き上げてきた島田が、置いてあったバッグからスポーツ飲料のボトルを取り出した。
「ああ、すいませんね気が利かなくて」
起き上がろうとした誠ににやけた笑みを浮かべながらそのまま座っていろと島田が手で合図する。
「こちらこそ、二人の大切な時間を邪魔するようで悪いねえ」
誠とかなめを島田は見比べる。かなめは相手にするのもわずらわしいと言うようにサングラスをかけなおして空を見上げている。
「ずるいなあ。アメリアちゃん達が働いてるときに二人でまったりしちゃって」
そう言ってサラが誠をにらみつける。
「じゃあお前等、荷物番変わってもらおうか?」
そう言うとかなめは立ち上がった。
「じゃあ神前。女将さん達の邪魔でもしにいくか」
かなめはそのまま当然と言うように誠を立たせるとバーベキュー場の方に歩き出す。
「ああ、サラ。そこのアホと一緒にちゃんと荷物を見張ってろよ。ただ何かなくなったら後でぼこぼこにするからな」
かなめはちゃんと捨て台詞を忘れない。誠もかなめに付いて歩く。
『正人が余計なこと言うから!』
『島田君のせいじゃないわよ。余分なこと言ったのはサラじゃないの!』
サラとパーラの声が背中で響く。
「良いんですか?西園寺さん」
「良いんじゃねえの?島田の奴はそれはそれで楽しそうだし」
そう言うとかなめはサングラスを額に載せて歩き出した。
そう言ってかなめの顔を見た誠は彼女の表情が瞬時に切り替わる様を見た。サングラス越しにも彼女の視線が少し鋭くなったように見えた。戦闘中のかなめの独特な気配がにじみ出ていた。
「おい、誠。カウラとアメリア呼んで来い、仕事の話だ」
真剣なその言葉に、誠は起き上がった。
「どうしたんです?」
かなめの表情で彼女の脳に直結した通信システムが起動していることがすぐにわかる。
「『公安』が動いた。そう言えば分かる」
かなめのその言葉に砂浜の切れかけたところにあるバーベキュー施設に向かい走る誠。司法局で『公安』と言えば安城秀美部長貴下の遼州同盟司法機関特務公安部隊のことだった。誠は人を避けながら走って水場で野菜の下ごしらえをしている家村春子の姿が目に入った。
「すいません!」
「あら、神前君。どうしたの?」
半分ほど切り終わったたまねぎを前に、春子が振り返る。
「あわててるわね。水でも飲む?」
アメリアはそう言うとコップに水を汲んで誠の差し出した。一息にそれを飲むと誠は汗を拭った。カウラは健一とコンロの火をおこしている。
「西園寺さんが呼んでます。公安が動いたそうです」
その言葉に緊張が走る。
「端末は荷物置き場にあったわね。カウラちゃん。行くわよ」
アメリアの声で木炭をダンボールで煽っていたカウラが向かってくる。そう言うアメリアも真剣な顔をして作業を見守っていた小夏に仕事を押し付けて歩いてきた。
「大変なお仕事なのね、実働部隊も。こんな日でも仕事のことが頭を離れないなんて」
春子はそう言うとカウラのしていた火おこしの作業を続けた。
誠がかなめの所に戻ると、すでに携帯端末を起動させて画面を眺めているかなめがいた。
「かなめちゃん、説明を」
普段のぽわぽわした声でなく、緊張感のある声でアメリアが促す。
「特別捜査だ。令状は同盟機構法務局長から出てる。相手は東方開発公社、現在、所轄と合同で捜査員を派遣。家宅捜索をやってるところだ」
画面には官庁の合同庁舎のワンフロアー一杯にダンボールを抱えた捜査員が行き来している様が映されている。
「あそこは東和の国策アステロイドベルト開発会社だったわね。たしかに近藤資金との関係はない方が逆に不自然よ」
なぜかするめを口にくわえているアメリアが口を挟む。
「でも、いまさら何か見つかるんでしょうか?もう二週間ですよあの事件から。公社の幹部だって無能じゃないでしょ。証拠を消すくらい……」
誠は自分でも素人考えだと思いながら口を挟むが誰一人相手にしてはくれない。
「証拠をつかんでどうするんだ?」
誠の言葉にかなめは冷たく言い放つ。
「それは、正式な手続きを経て裁判を……」
そこでかなめの目の色が鋭いリアリストの目へと変わる。
「逮捕や起訴が事実上不可能な人物がリストに名を連ねてたらどうする?」
厳しく見えるがその目は笑っていた。かなめは明らかに状況を楽しんでいるように見えた。
非民主的で政府の力が強い甲武国だからこそ出来る大粛清の嵐に比べ、東和には主要な有力者すべてを逮捕して政治的混乱を引き起こすことを許す土壌は無かった。
「まあ安城さんは東和民警の捜索の付き添いみたいな感じだからうちが介入する問題ではなさそうね」
アメリアは画面を見ながらそう言った。しかしかなめは画面から目を離そうとしない。
「かなめちゃん。仕事熱心すぎるのも考え物よ」
軽くアメリアがかなめの肩を叩く。そしてゆっくりと立ち上がり伸びをしながら紺色の長い髪をなびかせていた。
「じゃあ菰田君達も集まったことだし、お昼の準備みんなでしましょうね!」
砂浜でひっくり返ってる菰田達が、アメリアのその言葉でゆっくりと起き上がる。
「じゃあ荷物番は神前と西園寺で」
そう言うとカウラは後ろ髪を惹かれるようにまなざしを投げてくるアメリアをつれて、バーベキュー場に向かう。
「それにしても、今更」
「神前、アメリアも言ってたろ?こりゃあうちの出番じゃねえよ。それにこれで終わりとは思えないしな。その時までお偉いさんには自分が逮捕されても混乱が生じないように後進の指導にでも集中してもらおうや」
そう言うとかなめは再びタバコに火をつけた。
「平和だねえ」
先ほどまでの同じ司法局特務考案公安部隊の動きを察知して会議のようなものをしていたカウラ達は、もうすでに食事の準備の仕上げのために立ち去っていた。かなめは半身を起こしタバコをくわえながら、海水浴客の群がる海辺を眺めていた。その向こう側では島田達がようやく遊び疲れたのか波打ち際に座って談笑している。
「こう言うのんびりした時間もたまにはいいですね」
誠もその様子を見ながら砂浜に腰掛けて呆然と海を眺めていた。
「アタシはさあ。どうもこういう状況には慣れてねえんだな」
ささやくように海風に髪をなびかせながらかなめはそう言った。
「嫌いなんですか?静かなのは」
覗き込むようにサングラスをかけたかなめを誠は見つめる。だがそこには穏やかな笑顔が浮かんでいるだけだった。
「嫌いなわけ無いだろ?だけど、アタシの家ってのは……昨日の夕食でも見てわかるだろ?他人と会うときは格式ばって仮面をかぶらなきゃ気がすまねえ。今日だってホテルの支配人の奴、アタシのためだけにプライベートビーチを全部貸しきるとかぬかしやがる」
かなめは口元をゆがめて携帯灰皿に吸殻を押し付ける。
「そんな暮らしにあこがれる人がいるのも事実ですし」
「まあな。だけど、それが当たり前じゃないことはアタシの体が良く分かってるんだ」
そう言うとかなめは左腕を眺めた。人工皮膚の継ぎ目がはっきりと誠にも見える。テロで体の九割以上を生体部品に交換することを迫られた三歳の少女。その複雑な胸中を思うと誠の胸は締め付けられる。
「それは、かなめさんのせいじゃないんでしょ」
誠はそう声をかける。その声にかなめは誠の方を一瞥したあと、天を仰いだ。
「オメエ、アホだけどいい奴だな」
まるで感情がこもっていない。こういう時のかなめの典型的な抑揚の無い言葉。誠はいつものようにわざとむきになったように語気を荒げる。
「アホはいりません」
誠のその言葉を聴くと、かなめは微笑みながら誠の方を見てサングラスを下ろした。
「よく見ると、うぶな割には男前だな、オメエ」
「は?」
その反応はいつもとはまるで違った。誠は正直状況がつかめずにいた。前回の出動の時の言葉は要するに釣り橋効果だ、そんなことは分かっていた。かなめの励ましが力になったのは事実だし、それが励まし以上の意味を持たないことも分かっていた。
しかし、今こうしてかなめに見つめられるのは、どこと無く恥ずかしい。女性にこんな目で見られるのは高校三年の卒業式で、二年生のマネージャーに学ランの第二ボタンを渡したとき以来だ。ちなみにその少女からその後、連絡が来たことは無かったが。
「まあいいか、こうして平和な空を見上げてるとなんかどうでもよくなって来るねえ」
その言葉に、誠はそんな昔のマネージャーを思い出して苦笑した。
「おい!神前!」
さすがに同じメンバーでの遊びにも飽きたのか波打ち際から引き上げてきた島田が、置いてあったバッグからスポーツ飲料のボトルを取り出した。
「ああ、すいませんね気が利かなくて」
起き上がろうとした誠ににやけた笑みを浮かべながらそのまま座っていろと島田が手で合図する。
「こちらこそ、二人の大切な時間を邪魔するようで悪いねえ」
誠とかなめを島田は見比べる。かなめは相手にするのもわずらわしいと言うようにサングラスをかけなおして空を見上げている。
「ずるいなあ。アメリアちゃん達が働いてるときに二人でまったりしちゃって」
そう言ってサラが誠をにらみつける。
「じゃあお前等、荷物番変わってもらおうか?」
そう言うとかなめは立ち上がった。
「じゃあ神前。女将さん達の邪魔でもしにいくか」
かなめはそのまま当然と言うように誠を立たせるとバーベキュー場の方に歩き出す。
「ああ、サラ。そこのアホと一緒にちゃんと荷物を見張ってろよ。ただ何かなくなったら後でぼこぼこにするからな」
かなめはちゃんと捨て台詞を忘れない。誠もかなめに付いて歩く。
『正人が余計なこと言うから!』
『島田君のせいじゃないわよ。余分なこと言ったのはサラじゃないの!』
サラとパーラの声が背中で響く。
「良いんですか?西園寺さん」
「良いんじゃねえの?島田の奴はそれはそれで楽しそうだし」
そう言うとかなめはサングラスを額に載せて歩き出した。
10
あなたにおすすめの小説
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
軸─覇者
そふ。
ファンタジー
就職か、進学かー
ありふれた現実の岐路に立つ青年は、ふとした瞬間、滅び去った王国の跡地に立っていた。
そこを支配するのは、数億年の歴史と、星々が刻んだ理。
草原を渡る風、崩れた城壁、そして「まだ語られていない物語」の声。
かっての文明を知る者たち、秘められた叡智、そして人々を
脅かす影。
それらすべてが折り重なり、ひとつの空席を呼び覚ます。
問いはひとつーー
なぜ、ここに立つのか?
何を背負うべきなのか?
この世界は何を望んでいるのか?
ーこれは、まだ誰も知らぬ異世界創世記。
すべてはこご"ゲアの地"で
文字変換の勇者 ~ステータス改竄して生き残ります~
カタナヅキ
ファンタジー
高校の受験を間近に迫った少年「霧崎レア」彼は学校の帰宅の最中、車の衝突事故に巻き込まれそうになる。そんな彼を救い出そうと通りがかった4人の高校生が駆けつけるが、唐突に彼等の足元に「魔法陣」が誕生し、謎の光に飲み込まれてしまう。
気付いたときには5人は見知らぬ中世風の城の中に存在し、彼等の目の前には老人の集団が居た。老人達の話によると現在の彼等が存在する場所は「異世界」であり、元の世界に戻るためには自分達に協力し、世界征服を狙う「魔人族」と呼ばれる存在を倒すように協力を願われる。
だが、世界を救う勇者として召喚されたはずの人間には特別な能力が授かっているはずなのだが、伝承では勇者の人数は「4人」のはずであり、1人だけ他の人間と比べると能力が低かったレアは召喚に巻き込まれた一般人だと判断されて城から追放されてしまう――
――しかし、追い出されたレアの持っていた能力こそが彼等を上回る性能を誇り、彼は自分の力を利用してステータスを改竄し、名前を変化させる事で物体を変化させ、空想上の武器や物語のキャラクターを作り出せる事に気付く。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。
カレンと晴人はその後、どうなる?
ボンクラ王子の側近を任されました
里見知美
ファンタジー
「任されてくれるな?」
王宮にある宰相の執務室で、俺は頭を下げたまま脂汗を流していた。
人の良い弟である現国王を煽てあげ国の頂点へと導き出し、王国騎士団も魔術師団も視線一つで操ると噂の恐ろしい影の実力者。
そんな人に呼び出され開口一番、シンファエル殿下の側近になれと言われた。
義妹が婚約破棄を叩きつけた相手である。
王子16歳、俺26歳。側近てのは、年の近い家格のしっかりしたヤツがなるんじゃねえの?
クラス転移したからクラスの奴に復讐します
wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。
ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。
だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。
クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。
まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。
閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。
追伸、
雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。
気になった方は是非読んでみてください。
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
エレンディア王国記
火燈スズ
ファンタジー
不慮の事故で命を落とした小学校教師・大河は、
「選ばれた魂」として、奇妙な小部屋で目を覚ます。
導かれるように辿り着いたのは、
魔法と貴族が支配する、どこか現実とは異なる世界。
王家の十八男として生まれ、誰からも期待されず辺境送り――
だが、彼は諦めない。かつての教え子たちに向けて語った言葉を胸に。
「なんとかなるさ。生きてればな」
手にしたのは、心を視る目と、なかなか花開かぬ“器”。
教師として、王子として、そして何者かとして。
これは、“教える者”が世界を変えていく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる