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仕事も終わり
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「貴様等また頼むか?」
「お願いします……ついでにサラのも」
気を利かせたカウラに向けて島田とサラはジョッキを差し出した。
「パーラはどうする?」
「私は烏龍茶だもの。おなかが水で一杯になるからいいわ」
カウラに向けてパーラはそう言った。カウラの気遣いにパーラは少しうれしそうに見えた。
「それじゃあ小夏に言ってくる」
そう言ってカウラは立ち上がった。
「僕も行きます」
誠もカウラにあわせて立ち上がった。
「そうか?じゃあイカゲソを頼むわ……焼鳥飽きて来たわ」
島田は誠にそう頼んだ。誠は苦笑いを浮かべつつ二階の座敷の階段を下りた。
「意外と田安中佐はなじんでますね」
「そんなものか?」
誠のささやきにカウラは苦笑いを浮かべた。
「西園寺さんから聞いてたよりもとっつきやすい人ですよね……単純と言うかなんと言うか……」
誠は言葉を選びつつそう言った。
「それにしてもかなめさん、今何時ですの?」
突然麗子がそう切り出した。
「今は八時半……なるほどねえ」
ラム酒を飲みながらかなめはうなづく。
「それは大変。夜更かしは美容の大敵ですもの……失礼いたしますわ」
そう言って麗子は立ち上がる。それに合わせるように鳥居も立ち上がった。
「まだ八時半じゃないの……早いんじゃないの?」
「クラウゼ少佐。若い時代はすぐに過ぎていくわよ……私は失礼します」
呆然としているアメリアを無視してそのまま麗子達は二階を後にした。
「突然だな……まあ子供じゃ無いんだ自分で帰れるだろ」
カウラはそう言って苦笑いを浮かべる。
「麗子はいつもそうだ……まあそんな奴に付き合うアタシもアタシだな」
かなめはそう言いながら皿に残されたシシトウに手を伸ばした。
「かなめちゃんも勝手だけど麗子さんはそれ以上に勝手ね」
「まあな、アイツはわがまま放題に育てられたから」
かなめはそう言ってラムを飲んだ。
「貴様もわがまま放題に育てられたんじゃないのか?」
カウラの問いにかなめは大きくため息をついた。
「アタシは結構お袋に気を使ってたんだぜ……それに家の居候と遊ぶのにもそれなりに配慮はしてたし」
「本当に?一方的に虐めてたんじゃないの」
かなめの言葉にアメリアは食いついた。
「それにしても田安麗子中佐……お高く留まってて疲れる人ね」
アメリアはそう言って一同に笑いかけた。
「そうだな。アメリアはお高く留まってはいないからな」
「なによ、カウラちゃん。私は疲れるって言いたいの?」
「アメリアはギャグの方向性が疲れるからな」
かなめは意味ありげに薄ら笑いを浮かべる。
「かなめちゃんも何か言いたいみたいね」
カウラとかなめにいじられてアメリアは不貞腐れた。
「別に……オメエのギャグがいつもすべってるとか、やること言うこと何もかも大げさすぎるとか……思ってねえよ、アタシは」
「思ってるんじゃない!思ってなきゃそんなこと言わないわよ」
アメリアの抗議にかなめはラムを片手にあしらっていた。
「いつも通りですね……田安中佐が帰ると」
「それで良いじゃないか」
二階に上がってきた小夏の手から島田とサラの分のサワーの入ったジョッキを受取りながらカウラは笑顔を浮かべていた。
誠もまた苦笑いを浮かべながらアメリアとかなめのやり取りを眺めていた。
「お願いします……ついでにサラのも」
気を利かせたカウラに向けて島田とサラはジョッキを差し出した。
「パーラはどうする?」
「私は烏龍茶だもの。おなかが水で一杯になるからいいわ」
カウラに向けてパーラはそう言った。カウラの気遣いにパーラは少しうれしそうに見えた。
「それじゃあ小夏に言ってくる」
そう言ってカウラは立ち上がった。
「僕も行きます」
誠もカウラにあわせて立ち上がった。
「そうか?じゃあイカゲソを頼むわ……焼鳥飽きて来たわ」
島田は誠にそう頼んだ。誠は苦笑いを浮かべつつ二階の座敷の階段を下りた。
「意外と田安中佐はなじんでますね」
「そんなものか?」
誠のささやきにカウラは苦笑いを浮かべた。
「西園寺さんから聞いてたよりもとっつきやすい人ですよね……単純と言うかなんと言うか……」
誠は言葉を選びつつそう言った。
「それにしてもかなめさん、今何時ですの?」
突然麗子がそう切り出した。
「今は八時半……なるほどねえ」
ラム酒を飲みながらかなめはうなづく。
「それは大変。夜更かしは美容の大敵ですもの……失礼いたしますわ」
そう言って麗子は立ち上がる。それに合わせるように鳥居も立ち上がった。
「まだ八時半じゃないの……早いんじゃないの?」
「クラウゼ少佐。若い時代はすぐに過ぎていくわよ……私は失礼します」
呆然としているアメリアを無視してそのまま麗子達は二階を後にした。
「突然だな……まあ子供じゃ無いんだ自分で帰れるだろ」
カウラはそう言って苦笑いを浮かべる。
「麗子はいつもそうだ……まあそんな奴に付き合うアタシもアタシだな」
かなめはそう言いながら皿に残されたシシトウに手を伸ばした。
「かなめちゃんも勝手だけど麗子さんはそれ以上に勝手ね」
「まあな、アイツはわがまま放題に育てられたから」
かなめはそう言ってラムを飲んだ。
「貴様もわがまま放題に育てられたんじゃないのか?」
カウラの問いにかなめは大きくため息をついた。
「アタシは結構お袋に気を使ってたんだぜ……それに家の居候と遊ぶのにもそれなりに配慮はしてたし」
「本当に?一方的に虐めてたんじゃないの」
かなめの言葉にアメリアは食いついた。
「それにしても田安麗子中佐……お高く留まってて疲れる人ね」
アメリアはそう言って一同に笑いかけた。
「そうだな。アメリアはお高く留まってはいないからな」
「なによ、カウラちゃん。私は疲れるって言いたいの?」
「アメリアはギャグの方向性が疲れるからな」
かなめは意味ありげに薄ら笑いを浮かべる。
「かなめちゃんも何か言いたいみたいね」
カウラとかなめにいじられてアメリアは不貞腐れた。
「別に……オメエのギャグがいつもすべってるとか、やること言うこと何もかも大げさすぎるとか……思ってねえよ、アタシは」
「思ってるんじゃない!思ってなきゃそんなこと言わないわよ」
アメリアの抗議にかなめはラムを片手にあしらっていた。
「いつも通りですね……田安中佐が帰ると」
「それで良いじゃないか」
二階に上がってきた小夏の手から島田とサラの分のサワーの入ったジョッキを受取りながらカウラは笑顔を浮かべていた。
誠もまた苦笑いを浮かべながらアメリアとかなめのやり取りを眺めていた。
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