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第八章 不毛なる戦いの記録
第43話 そもそも魔法少女なの?
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「前言撤回?今更そんなの辞めてくださいよ!僕が魔法少女なんて絶対だめです!子供の夢を壊します!せめてアンにしてくださいよ。アイツは女装してるし、でも一応男だし。見た目も誰が見ても少女にしか見えないからホテルに入る時も身分証が無いと入れてくれないし……まあ、ラブホに毎日通ってる魔法少女なんて少年少女の夢を壊すような危険な存在でしかないのは事実なんですけど」
呆然と誠はアメリアの目を見つめた。アメリアの目は笑ってはいなかった。
「そうよ!女装魔法少女!すばらしいでしょ?アン君は女装が似合いすぎてるから見てても誰も違和感を感じないからつまらないじゃない!それに誠ちゃんも分かってるようにラブホに毎日通うような尻の軽い魔法少女は必要ないの!純粋無垢な誠ちゃんこそ魔法少女にふさわしいのよ!」
かなめはあきらめの表情で誠の肩を黙ったまま叩いた。誠がそちらに目を向けるとかなめは同情のまなざしを向けながら首を振った。
「え!そうなんだ!誠ちゃんが魔法少女をやるなら仕方ないわね。アン君ならちょっと似合いすぎてて対抗意識が燃えたけど誠ちゃんなら仕方がない……ってわけにはいかないわ!こちらも対抗処置を考えちゃうんだから!」
サラが驚いた後にアメリアへの対抗意識をむき出しにする。誠はその時完全に自分がはめられたことを悟った。そして同時にサラの考えている対抗処置がどんなものになるのか気になるところだった。
「あのー、アメリアさん。祭りに来た家族が見れるような作品を作らないといけないんですよ。痛い作品を作って恥ずかしい思いをするのは僕達なんですから。僕を虐めるのがそんなに楽しいですか?楽しいんですね?正直なところを言ってください」
誠の言葉に拍手をする音が聞こえた。誠は気づいて左右を見回した。
「オメー等、わざとやってるだろ?神前も嫌がってるだろーが。アタシも神前の魔法少女は見たかねー」
突然、誠の鳩尾の辺りから声がして視線を下ろした。拍手をしていたのは小さなランだった。そのままアメリアにつかつかと歩み寄った。その元々睨んでいるようなランの目つきがさらに威圧感をたたえて向かってくるので、さすがのアメリアもためらうような愛想笑いを浮かべた。
「あのなあ、こいつが魔法少女って……何度も言うけど少女じゃねーだろ!こいつは!いい加減諦めろ!アメリア!目を覚ませ!アタシ等は市の依頼で動いてるんだ。アメリアの趣味の作品を作ってくれって頼まれたわけじゃねーんだ」
そう言うとランは思い切り誠の腹にボディーブローをかました。誠は痛みにそのまましゃがみこんだ。
「なんだ?神前。アタシみたいなちっこいののパンチでのされるなんてたるんでる証拠だぞ!とっとと着替えて来い!こんなんじゃ本当にアメリアに魔法少女にされちまうぞ!」
しゃがみこんだ誠の尻をランは思い切り蹴り上げた。誠は立ち上がると敬礼をして更衣室に駆け込んだ。明らかに口論を始めたらしい二人を背に、誠は小走りで男子更衣室に飛び込んだ。
「よう、盛り上がってるな」
更衣室には先客の技術部員のデブ、大野がいやらしい笑いを浮かべながら入ってきた誠を眺めていた。
「そんな他人事みたいに……」
そう言いながら誠は自分のロッカーを開いた。
「だって事実として他人事だもんな。整備班は今回は新型機導入の仕事が有るから映画への協力は免除されてるし。それにアメリアさんが『魔法少女』なんて言い出したらキャストにお前が少女役で出てくるぐらいのことは俺だって予想がついたぜ。あの人はお前をいじるのが趣味みたいなもんだからな。だから絵だけが取り柄のお前にエロゲの原画を描かせてこき使ってるんだ」
大野はシャツを脱ぐ誠の背中を叩いた。誠は急いで脱いだシャツをロッカーに放り込むとかけてあるカーキーのワイシャツを取り出した。
呆然と誠はアメリアの目を見つめた。アメリアの目は笑ってはいなかった。
「そうよ!女装魔法少女!すばらしいでしょ?アン君は女装が似合いすぎてるから見てても誰も違和感を感じないからつまらないじゃない!それに誠ちゃんも分かってるようにラブホに毎日通うような尻の軽い魔法少女は必要ないの!純粋無垢な誠ちゃんこそ魔法少女にふさわしいのよ!」
かなめはあきらめの表情で誠の肩を黙ったまま叩いた。誠がそちらに目を向けるとかなめは同情のまなざしを向けながら首を振った。
「え!そうなんだ!誠ちゃんが魔法少女をやるなら仕方ないわね。アン君ならちょっと似合いすぎてて対抗意識が燃えたけど誠ちゃんなら仕方がない……ってわけにはいかないわ!こちらも対抗処置を考えちゃうんだから!」
サラが驚いた後にアメリアへの対抗意識をむき出しにする。誠はその時完全に自分がはめられたことを悟った。そして同時にサラの考えている対抗処置がどんなものになるのか気になるところだった。
「あのー、アメリアさん。祭りに来た家族が見れるような作品を作らないといけないんですよ。痛い作品を作って恥ずかしい思いをするのは僕達なんですから。僕を虐めるのがそんなに楽しいですか?楽しいんですね?正直なところを言ってください」
誠の言葉に拍手をする音が聞こえた。誠は気づいて左右を見回した。
「オメー等、わざとやってるだろ?神前も嫌がってるだろーが。アタシも神前の魔法少女は見たかねー」
突然、誠の鳩尾の辺りから声がして視線を下ろした。拍手をしていたのは小さなランだった。そのままアメリアにつかつかと歩み寄った。その元々睨んでいるようなランの目つきがさらに威圧感をたたえて向かってくるので、さすがのアメリアもためらうような愛想笑いを浮かべた。
「あのなあ、こいつが魔法少女って……何度も言うけど少女じゃねーだろ!こいつは!いい加減諦めろ!アメリア!目を覚ませ!アタシ等は市の依頼で動いてるんだ。アメリアの趣味の作品を作ってくれって頼まれたわけじゃねーんだ」
そう言うとランは思い切り誠の腹にボディーブローをかました。誠は痛みにそのまましゃがみこんだ。
「なんだ?神前。アタシみたいなちっこいののパンチでのされるなんてたるんでる証拠だぞ!とっとと着替えて来い!こんなんじゃ本当にアメリアに魔法少女にされちまうぞ!」
しゃがみこんだ誠の尻をランは思い切り蹴り上げた。誠は立ち上がると敬礼をして更衣室に駆け込んだ。明らかに口論を始めたらしい二人を背に、誠は小走りで男子更衣室に飛び込んだ。
「よう、盛り上がってるな」
更衣室には先客の技術部員のデブ、大野がいやらしい笑いを浮かべながら入ってきた誠を眺めていた。
「そんな他人事みたいに……」
そう言いながら誠は自分のロッカーを開いた。
「だって事実として他人事だもんな。整備班は今回は新型機導入の仕事が有るから映画への協力は免除されてるし。それにアメリアさんが『魔法少女』なんて言い出したらキャストにお前が少女役で出てくるぐらいのことは俺だって予想がついたぜ。あの人はお前をいじるのが趣味みたいなもんだからな。だから絵だけが取り柄のお前にエロゲの原画を描かせてこき使ってるんだ」
大野はシャツを脱ぐ誠の背中を叩いた。誠は急いで脱いだシャツをロッカーに放り込むとかけてあるカーキーのワイシャツを取り出した。
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