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三度目の夜を貴方と
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「ヴァルタ様、少しよろしいでしょうか?」
夜会が終わり帰宅した後、私はヴァルタに話しかけた。本当は気が進まないものの、嫌なことを明日に持ち越したくなかったのだ。
「何だ?」
ペンを置き、ヴァルタは私の方へ顔を向けた。入浴後なので普段セットされている前髪も下ろされていて、少しだけ近寄り難さが減っているようにも思えた。
結婚後は、5日間休暇が与えられる。しかし彼は多忙な人なので、休暇中にも関わらず仕事をしていた。就寝前の今も、彼は寝室に置いたテーブルで書き物をしていたのである。
「先程は、出過ぎた真似をして申し訳ございませんでした」
ヴァルタは表情を全く変えない。無表情で、黙っているだけであった。
「癒しの力を使うため、ルーフェン様に触れたのは私です。何の落ち度もございませんので、どうか彼を責めないで下さい。思うことがあるならば、どうぞ私におっしゃて下さい」
几帳面な文字の並ぶ書類をちらりと見てから、私は言った。
妻である私に不機嫌な態度をぶつけるならまだしも、無関係な人まで巻き込むのは、見過ごすことができなかったのだ。
とはいえ、彼の行動を批判する言い方をするのはかえって逆効果になりかねない。あくまで下手に出て、一旦様子を見ることにしたのである。
「……」
互いに無言の睨み合いが続く。けれども、この件について引く気は無かった。
すると、ヴァルタは眉間に皺を寄せた。そして、彼は徐に椅子から立ち上がったのだった。
「……エミリア」
平手打ちを覚悟して、私は目を閉じた。
しかし。叩かれることは無かった。代わりに、目を開けたら彼に横抱きにされていたのである。
「……え、っ!?」
そしてヴァルタはさっさと歩き出し、ベッドへと向かった。そして何故か私は、そのままシーツの上に押し倒されたのである。
「ヴァルタ様……?」
息が重なる程に近くで見つめ合う状況に困惑しながらも、私は問いかける。しかし、彼は苦虫を噛み潰したような顔をするばかりで、返事は返って来なかった。
「……えっと」
このまま、怒りに任せて無理矢理に乱暴されるのだろうかと身構えたものの、ヴァルタは意外な言葉を口にしたのだった。
「私の態度が気に食わなかったなら謝る。私が悪かった。だから、そんな顔をするな」
「……?」
目に見えて、ヴァルタは狼狽えていた。焦って饒舌になる彼の姿に、私はぽかんとするばかりであった。
「嫌なことがあったなら言ってくれ。直すよう努力する」
どうも、話が噛み合わない。混乱しながらも、私は一つ一つ答えていくことにした。
「その、ヴァルタ様。''私に''不満があるならば言って欲しいとお伝えしただけで、私が今''貴方に''不満がある訳ではないです」
「本当に? 本当なのか?」
「はい。だからその、落ち着いて下さい。そして……離して下さいな」
苦手な男とはいえ、組み敷かれて何も感じない訳が無い。彼の吐息の音を聞く度に、心臓の鼓動は速くなるばかりだ。
「そうか、だったら良いのだが」
ヴァルタが安堵したように息を吐いたところで、彼のシャツの胸ポケットから何かがシーツの上に転がり落ちた。うっすらと自分の魔力の気配がして、薄暗い寝台の上でもすぐに気付いたのだった。
「これは……?」
「……っ!?」
小袋に入った何か。最初はよく分からなかったが、よくよく見ると見覚えのあるものだった。
それは、押し花にされた薔薇の花びらだった。
「ああ。……あの夜、お前から貰った物だ」
「ということは、貴方はあの時の……!!」
私には、忘れられない一夜があった。
戦時中、私はとある野戦病院で一人の重症患者と出会った。彼は砲撃を受け酷い怪我を負い、助かる見込みがないと判断されていた。そして治療は行われず、まだ息があるのに地下の霊安室で独り寝かされていたのである。
しかし私はどうしても見捨てることができず、夜中にこっそりと彼の元へ向かい、一晩中力を使い、治療にあたったのだった。
「ようやく、気付いたか」
少しだけきまり悪そうに、ヴァルタは呟いた。
「騙すつもりも、黙っておくつもりも無かった……っ、て、おい」
「……っ、うう、」
急に堰を切ったように涙があふれて、止まらなかった。
付きっきりで看病したかったが、次の日に別の病院への異動を命じられており、彼のことを最後まで見守ることができなかったのだ。
そして彼の元を離れる際、お守りとして持ってきていた故郷の薔薇の花びらを寝ている彼に握らせておいたのである。その後が気になってはいたものの、調べる手立てもなく、諦めていたのだ。
「良かった、生きててくれて……!!」
思わず、私はヴァルタに抱きついた。頼もしい胸からは、確かに鼓動が聞こえる。
彼が生きてる。それだけで私には十分だったのだ。
「……っ、エミリア、」
ヴァルタの一言で、はっと我に返る。そして、慌てて彼の胸から身体を離したのだった。
「……っ、ごめんなさい、つい嬉しくて……女性はお好きでないのに、馴れ馴れしくて」
「っ、違う!! 誤解だ!!」
彼のあまりの勢いに、私は目を見開いた。
「私は、女嫌いでも何でもない」
「え、でも、縁談をずっと断り続けていたって……」
「お前に会うために、断っていただけだ」
見てわかるくらいに、ヴァルタは赤面していた。焦ったり、顔が赤くなったり。鉄壁の鉄仮面は、完全に崩れ去っていた。
「終戦後、手掛かりの無いまま仕事の傍ら必死にお前を探した。そしてようやく見つかったと思った矢先、奇しくもお前が聖女候補に選ばれたという報せが入ったんだ」
「……」
「候補に選ばれたならば、会うことは出来ない。だから、ひたすらに待ち続けた」
戦争が終わってから聖女選びが終わるまでの間、彼は一途に想い続けてくれていたのだろう。
「お前に一度で良いからまた会いたかった。それだけだ」
その時の彼の気持ちを想像すると、切なさで胸が締め付けられる。
けれども、どうしても納得できないことが二つだけあった。
「嬉しいはずなのに、何で今まで怖い顔をしてらしたの?」
「お前といるだけで口が変に引き攣るから、それを隠すのに必死だった」
思えば、夜会の時も彼は左右に引っ張ったように口を一文字に閉ざしていた。つまりは、にやけるのを堪えていたということなのだろう。
「……じゃあ、昨日の夜はどうして?」
大切に思っていたにしては素っ気無さすぎた昨夜を思い浮かべながら、私は問うた。
別に、乱雑な交わりだった訳では無い。強引では無かったし、優しくもされたと思う。
しかし募る想いがあったにしては、「慣らして貫いて出して終わり」というあまりにも短すぎる情事だったのだ。照れがあったにしても、あまりにも淡白すぎるではないか。
「……初夜は女性からすれば辛いものだと聞いたことがある。だから、なるべく早めに切り上げた」
つまりは、彼なりに私を思いやった結果、そうなったらしい。
屈強な外見に似合わぬ健気な気持ちを知り、不思議と彼に対して愛しさが込み上げてくるのを感じた。
「ヴァルタ様って、変なとこで不器用で、臆病ですのね」
「……うるさい」
「ふふっ」
ルーフェンを睨み付けていた男と、目の前にいる男が同一人物とは到底思えない。彼の不器用すぎる行動に、思わず私は笑ってしまったのだった。
「……初夜を良いものにできなくて、悪かったな」
自分の気遣いが良い方向に伝わらなかったのを察したのか、ヴァルタはぽつりと呟いた。
「今後するのが嫌だと思ってるなら、もうお前を抱かない」
「嫌だとは思ってませんわ」
「気を使うな、かえって傷口を広げるだけだ」
いじけた子供のように、彼は突っぱねてきた。けれども、残念ながら私はそんなことで挫ける性格ではないのだ。
「昨日は、貴方がすぐ離れてしまって寂しかっただけです」
「……っ、エミリア」
「だから今宵はもっと貴方と触れ合っていたい。……駄目ですか?」
私の言わんとしてることを理解したようで、ヴァルタはとうとう耳まで赤くしてしまった。
「なるべく大切にはするが……昨日ですら自らの欲を抑え込むのに必死だったんだ。きっとそんなことしたら、直ぐに抑えが利かなくなる。エミリア、それでも良いのか?」
ヴァルタの瞳には不安と、雄としての本能的な欲がぎらつき始めていた。
「ふふ、勿論。それに……」
「?」
「初めて過ごしたあの夜から数えたら、もう三度目の夜ではないですか。ここまで来たのですから、ヴァルタ様のことをもっと深く教えてくださいな」
「エミリア……!!」
こうして、私達の''三度目の夜''は始まったのだった。
夜会が終わり帰宅した後、私はヴァルタに話しかけた。本当は気が進まないものの、嫌なことを明日に持ち越したくなかったのだ。
「何だ?」
ペンを置き、ヴァルタは私の方へ顔を向けた。入浴後なので普段セットされている前髪も下ろされていて、少しだけ近寄り難さが減っているようにも思えた。
結婚後は、5日間休暇が与えられる。しかし彼は多忙な人なので、休暇中にも関わらず仕事をしていた。就寝前の今も、彼は寝室に置いたテーブルで書き物をしていたのである。
「先程は、出過ぎた真似をして申し訳ございませんでした」
ヴァルタは表情を全く変えない。無表情で、黙っているだけであった。
「癒しの力を使うため、ルーフェン様に触れたのは私です。何の落ち度もございませんので、どうか彼を責めないで下さい。思うことがあるならば、どうぞ私におっしゃて下さい」
几帳面な文字の並ぶ書類をちらりと見てから、私は言った。
妻である私に不機嫌な態度をぶつけるならまだしも、無関係な人まで巻き込むのは、見過ごすことができなかったのだ。
とはいえ、彼の行動を批判する言い方をするのはかえって逆効果になりかねない。あくまで下手に出て、一旦様子を見ることにしたのである。
「……」
互いに無言の睨み合いが続く。けれども、この件について引く気は無かった。
すると、ヴァルタは眉間に皺を寄せた。そして、彼は徐に椅子から立ち上がったのだった。
「……エミリア」
平手打ちを覚悟して、私は目を閉じた。
しかし。叩かれることは無かった。代わりに、目を開けたら彼に横抱きにされていたのである。
「……え、っ!?」
そしてヴァルタはさっさと歩き出し、ベッドへと向かった。そして何故か私は、そのままシーツの上に押し倒されたのである。
「ヴァルタ様……?」
息が重なる程に近くで見つめ合う状況に困惑しながらも、私は問いかける。しかし、彼は苦虫を噛み潰したような顔をするばかりで、返事は返って来なかった。
「……えっと」
このまま、怒りに任せて無理矢理に乱暴されるのだろうかと身構えたものの、ヴァルタは意外な言葉を口にしたのだった。
「私の態度が気に食わなかったなら謝る。私が悪かった。だから、そんな顔をするな」
「……?」
目に見えて、ヴァルタは狼狽えていた。焦って饒舌になる彼の姿に、私はぽかんとするばかりであった。
「嫌なことがあったなら言ってくれ。直すよう努力する」
どうも、話が噛み合わない。混乱しながらも、私は一つ一つ答えていくことにした。
「その、ヴァルタ様。''私に''不満があるならば言って欲しいとお伝えしただけで、私が今''貴方に''不満がある訳ではないです」
「本当に? 本当なのか?」
「はい。だからその、落ち着いて下さい。そして……離して下さいな」
苦手な男とはいえ、組み敷かれて何も感じない訳が無い。彼の吐息の音を聞く度に、心臓の鼓動は速くなるばかりだ。
「そうか、だったら良いのだが」
ヴァルタが安堵したように息を吐いたところで、彼のシャツの胸ポケットから何かがシーツの上に転がり落ちた。うっすらと自分の魔力の気配がして、薄暗い寝台の上でもすぐに気付いたのだった。
「これは……?」
「……っ!?」
小袋に入った何か。最初はよく分からなかったが、よくよく見ると見覚えのあるものだった。
それは、押し花にされた薔薇の花びらだった。
「ああ。……あの夜、お前から貰った物だ」
「ということは、貴方はあの時の……!!」
私には、忘れられない一夜があった。
戦時中、私はとある野戦病院で一人の重症患者と出会った。彼は砲撃を受け酷い怪我を負い、助かる見込みがないと判断されていた。そして治療は行われず、まだ息があるのに地下の霊安室で独り寝かされていたのである。
しかし私はどうしても見捨てることができず、夜中にこっそりと彼の元へ向かい、一晩中力を使い、治療にあたったのだった。
「ようやく、気付いたか」
少しだけきまり悪そうに、ヴァルタは呟いた。
「騙すつもりも、黙っておくつもりも無かった……っ、て、おい」
「……っ、うう、」
急に堰を切ったように涙があふれて、止まらなかった。
付きっきりで看病したかったが、次の日に別の病院への異動を命じられており、彼のことを最後まで見守ることができなかったのだ。
そして彼の元を離れる際、お守りとして持ってきていた故郷の薔薇の花びらを寝ている彼に握らせておいたのである。その後が気になってはいたものの、調べる手立てもなく、諦めていたのだ。
「良かった、生きててくれて……!!」
思わず、私はヴァルタに抱きついた。頼もしい胸からは、確かに鼓動が聞こえる。
彼が生きてる。それだけで私には十分だったのだ。
「……っ、エミリア、」
ヴァルタの一言で、はっと我に返る。そして、慌てて彼の胸から身体を離したのだった。
「……っ、ごめんなさい、つい嬉しくて……女性はお好きでないのに、馴れ馴れしくて」
「っ、違う!! 誤解だ!!」
彼のあまりの勢いに、私は目を見開いた。
「私は、女嫌いでも何でもない」
「え、でも、縁談をずっと断り続けていたって……」
「お前に会うために、断っていただけだ」
見てわかるくらいに、ヴァルタは赤面していた。焦ったり、顔が赤くなったり。鉄壁の鉄仮面は、完全に崩れ去っていた。
「終戦後、手掛かりの無いまま仕事の傍ら必死にお前を探した。そしてようやく見つかったと思った矢先、奇しくもお前が聖女候補に選ばれたという報せが入ったんだ」
「……」
「候補に選ばれたならば、会うことは出来ない。だから、ひたすらに待ち続けた」
戦争が終わってから聖女選びが終わるまでの間、彼は一途に想い続けてくれていたのだろう。
「お前に一度で良いからまた会いたかった。それだけだ」
その時の彼の気持ちを想像すると、切なさで胸が締め付けられる。
けれども、どうしても納得できないことが二つだけあった。
「嬉しいはずなのに、何で今まで怖い顔をしてらしたの?」
「お前といるだけで口が変に引き攣るから、それを隠すのに必死だった」
思えば、夜会の時も彼は左右に引っ張ったように口を一文字に閉ざしていた。つまりは、にやけるのを堪えていたということなのだろう。
「……じゃあ、昨日の夜はどうして?」
大切に思っていたにしては素っ気無さすぎた昨夜を思い浮かべながら、私は問うた。
別に、乱雑な交わりだった訳では無い。強引では無かったし、優しくもされたと思う。
しかし募る想いがあったにしては、「慣らして貫いて出して終わり」というあまりにも短すぎる情事だったのだ。照れがあったにしても、あまりにも淡白すぎるではないか。
「……初夜は女性からすれば辛いものだと聞いたことがある。だから、なるべく早めに切り上げた」
つまりは、彼なりに私を思いやった結果、そうなったらしい。
屈強な外見に似合わぬ健気な気持ちを知り、不思議と彼に対して愛しさが込み上げてくるのを感じた。
「ヴァルタ様って、変なとこで不器用で、臆病ですのね」
「……うるさい」
「ふふっ」
ルーフェンを睨み付けていた男と、目の前にいる男が同一人物とは到底思えない。彼の不器用すぎる行動に、思わず私は笑ってしまったのだった。
「……初夜を良いものにできなくて、悪かったな」
自分の気遣いが良い方向に伝わらなかったのを察したのか、ヴァルタはぽつりと呟いた。
「今後するのが嫌だと思ってるなら、もうお前を抱かない」
「嫌だとは思ってませんわ」
「気を使うな、かえって傷口を広げるだけだ」
いじけた子供のように、彼は突っぱねてきた。けれども、残念ながら私はそんなことで挫ける性格ではないのだ。
「昨日は、貴方がすぐ離れてしまって寂しかっただけです」
「……っ、エミリア」
「だから今宵はもっと貴方と触れ合っていたい。……駄目ですか?」
私の言わんとしてることを理解したようで、ヴァルタはとうとう耳まで赤くしてしまった。
「なるべく大切にはするが……昨日ですら自らの欲を抑え込むのに必死だったんだ。きっとそんなことしたら、直ぐに抑えが利かなくなる。エミリア、それでも良いのか?」
ヴァルタの瞳には不安と、雄としての本能的な欲がぎらつき始めていた。
「ふふ、勿論。それに……」
「?」
「初めて過ごしたあの夜から数えたら、もう三度目の夜ではないですか。ここまで来たのですから、ヴァルタ様のことをもっと深く教えてくださいな」
「エミリア……!!」
こうして、私達の''三度目の夜''は始まったのだった。
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