鉄壁騎士様は奥様が好きすぎる~彼の素顔は元聖女候補のガチファンでした~

二階堂まや♡電書「騎士団長との~」発売中

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薔薇に邪魔されずに手を繋いで

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「……っ、あ、ヴァルタ様、ぁ」

「ん、痛いか? ならばもう少し濡らすが」

 可愛がるようにゆっくり指を動かしながら、ヴァルタは問うた。

「ちが、けど、は、恥ずかし……」

 ヴァルタに座った状態で後ろ抱きにされ、私は大きく股を開いていた。

 ドロワーズは脱がされて、ベッドの隅に置かれている。彼に撫でられる度に、身体が震えてしまう。そして淫唇から蜜が滲み、ナイトドレスの奥から卑猥な音が聞こえていた。

 見えない分余計に、気恥ずかしさが募るのだった。

「ん……これは昨日もしたことだろう?」

「だ、だって……!!」

 愛おしげに私の頬に口付けながら、ヴァルタは言った。

 昨夜は本当に直ぐに終わったので、恥じらう暇も無かった。加えて夫婦としての子作りという義務感が強く、細かいことにまで意識が回らなかったのだ。

 けれども、今は違う。互いを知るためと感じた瞬間、言いようの無い恥ずかしさが出てきたのだ。

「エミリア。お前が望むならば、私の全てを曝け出したって良い。だがその代わりに、私もお前のことを深く知りたいんだ」

「ひ、あ、……っ、ああっ、ん、」

「身体の奥まで、全て教えてくれ」
 
 愛液を丹念に秘所に塗り込めながら、ヴァルタは私の耳元で囁いた。

 そんなにしなくても、秘肉は既にふやけきっていた。何故ならそこは、先程まで彼の舌先の''可愛がり''を受けていたからだ。

 自分でもあまり見ない場所を彼に暴かれた恥ずかしさは、想像以上だった。恥ずかしさのあまり、明日から彼と顔を合わせられない気すらしていた。

「恥は捨てろと言っただろう? 今は、良くなることだけ考えろ」

 狼狽えた姿は何処へやら。彼の声色は酷く落ち着いており、言葉を口にする度に子宮に響く。私は今酷く混乱している筈なのに、不思議とその声はすんなりと頭に入ってくるのだった。

 平素彼は、こうして部下に指示を出しているのだろうか。

「もう良さそうだな」

「んっ、っあ、……!!」

 淫蜜が秘肉を満遍なく濡らしたところで、ヴァルタは指を一本だけ奥へと差し入れた。

「中、熱いな。指が溶けてしまいそうだ」

「ん、っ……あっ、そんな、言わないで、ぇ、」

 中を広げるようにして、左右に指を動かされる。爪を短く整えられた指は引っ掻き傷を作らない安心感があるけれども、無骨で太ましく、男らしさを感じさせた。

 強ばっていた身体は段々と解れていき、自然と彼の胸に背中をあずける形になっていた。

「あっ、ん、……っ、は、……ぁ、ん」

「ん、よしよし」

 知らぬ間に指は三本に増え、蜜壷を掻き混ぜていた。彼の指が蜜で汚れていく様を想像して、興奮は増すばかりであった。

「ここも、触ってみるか」

「ひ、んっ!?」

 秘肉に隠された小さな尖り。それを彼は探り出し、指で押してきたのである。

「な、に、……これ、ぇ」

 よく分からない場所を擦られ、あられも無い声を上げる。じわじわと快楽を増していく中とは違い、そこは針で刺すように強烈な快楽を私に与えた。

「ここは痛いか? 良いか?」

「い、痛くはない、ですけど……、い、やぁ、変、なの、おかしくなりそ……」

「流石に一度目は慣れないか。だが、慣れればかなり良いらしい。これから少しずつ良くしてこうな」

「ひ、ん、ええっ……!? なん、でそんなこと、知ってるん、です……っ?」

 私ですらよく知らない女の身体のことを、何故彼が知ってるのか。ヴァルタは私が初めてではないのか。疑う訳ではないが、思わず疑問を口走っていた。

「さあな。どこで知り得たのかは敢えて黙っておくが……男は皆お前が思っている以上に、欲深い生き物だということだけ言っておく」

 誰かから聞いたのか、いかがわしい本で読んだのか。何れにしろ、彼がそんなことをしているのは全く想像できなかった。

「事実、私は毎夜お前を想っていたのだからな」

 私のことを想いながら、彼が何をしていたのか。考えるだけで、顔が熱くなるのを感じた。

 秘芽から指を外し、胸元へと手を滑らせながら、ヴァルタは続ける。

「野戦病院のあの夜、お前は痛いのが好きと言ってたな」

「……ん、ぁ、はい、んあ!?」

 ナイトドレスの中で片胸を揉んでいたと思いきや、その指は何の前触れも無く、頂を軽く摘んだのだった。抓るとは違う甘く優しい痛みに、私はあられもない声を上げた。

「その反応から見るに、ある程度本当なのだろう」

「え、ぁ、……は、い、っ、ん」

「これからの行為をいくらでも痛くはできる。しかし残念だが、私は好きな女を痛めつけるのは向いてないみたいだ。愛してる分快楽だけ、お前に与えたいんだ」

 摘んだ乳首をいたわるように指で撫でながら、ヴァルタは言った。

 これ以上無い程に、彼は私を愛してくれている。

 ならば、と私は後ろ手に熱に触れた。

「……っ、ぁ、エミリア、」

「っ、お返しです。私にも、貴方を教えてくださいな」

 私は振り向いて、下穿きから彼の熱の滾った欲を取り出した。

 昨夜はよく見れなかった彼自身をじっと見つめると、ヴァルタは熱い吐息を漏らした。そして呼吸に合わせるように、猛ったぺニスは軽く跳ねていた。

 顔を近づけて鼻を鳴らすと、石鹸の香りに包まれた雄の匂いが鼻を掠めた。

「ん……」

 血管が浮き出ていて、はち切れそうな程に膨らんだ肉棒。尖端は、何故だかぬらりと光っている。

 聖女選びの間、家族を除く男性と個人的に会うのは一切禁じられていた。そんな私に、それの存在は刺激が強すぎるものだった。

 けれども今、急激に湧き上がった情欲を止めるものは何も無い。私は好奇心の赴くままに、牡茎にしゃぶりついた。

「あっ……エミリア、待て、」

「ん、さっきヴァルタ様だって、してくれたじゃないですか」

「それとこれとは、……ぐ、ぁ、」

 棒付きキャンディを舐めるように舌で愛撫を繰り返し、時折音をさせてキスを落とす。ちゅ、ちゅ、とリップ音をさせると、荒い吐息が聞こえてきた。

 頬を撫でられ、見上げると頬を赤らめた彼の顔が見えた。

「あ、エミリア……っ、最高だ、口の中で、蕩けそうだ。欲を全部、吐き出してしまいそうだ」

 その一言が嬉しくて、私は肉竿を奥まで咥え込んだ。

「ぁ、……は、エミリアっ、ぐ、」

「ん、ぅ、は、……っ、」

 もっと、彼を喜ばせたい。そう思いながら、私は必死に口淫を続けた。我ながら破廉恥極まりない行動であり、自らの行動力に内心驚きを隠せなかった。

「エミリア、エミリアっ、ぐ、っう、……っ!!」

 切なげな声と共に、口内に熱い精液が放たれる。先端にある穴を吸い上げると、彼が腰を震わせたのが分かった。

 何も考えず白濁を嚥下すると、ヴァルタは慌てて私の口に親指を突っ込んできた。

「不味いだけだろ、無理するな」

「ん、口に入れたものは吐いたら駄目と教わってたので、つい」

「……それは、食い物に限った話だ」

 確かに、白濁は決して美味なものではなかった。けれども……。

「貴方の味が知れて……嬉しいです」

 不快感よりも彼を知れた満足感の方が強いのが、正直な感想だったのだ。

「っ、あまり煽るな、止められなくなるだろ」

 そう言って、ヴァルタは私を押し倒した。そして、私のナイトドレスを全て脱がしてしまったのである。それから、彼は自らの衣服を脱ぎ捨ててベッドの端に放った。

「え、ぁ、……っ、ヴァルタ様」

「邪魔なものが無い方が、気分が良いな」

 肌を擦り合わせるように、ヴァルタは逞しい腕で私を抱き締めた。

「エミリア……、私は我慢の限界だ。もう良いか?」

 熱っぽい視線を向けながら、許しを乞う彼。相当堪えているのか、割れた腹筋の下で勃ち上がったぺニスが、媚びるように秘部に押し付けられていた。

「……っ、勿論です、ヴァルタ様」

 そう言って頷いたのを皮切りに、ヴァルタは私を半ばまで貫いた。

「ひっ、ああああ!!」

 助けを求めるように、彼の背中に腕を回す。すると、動きを止めてヴァルタは私に言った。

「は……やはり、まだ辛いか?」

 ヴァルタは不安げな表情で、遠慮がちに私の腰辺りを撫でてくれた。

 太く硬い肉棒が入り込み、まだ違和感はある。けれども、新たな快楽を求めるかのように、胎内は既に疼いていた。

「大丈夫です、だから……もっと奥まで、いらして下さい」

「本当に、お前は……、どうしようもなく、いじらしいな」

 本能に従うように、ヴァルタは最奥まで腰を埋めた。そして結び付きが限界まで深まった後、彼は抜き差しを始めたのである。

「あ、あっ、ああっ!!」

「は、……っ、エミリア、エミリア!!」

「あ、っ、ひ、ヴァルタ様、ああっ!!」

 互いの名前を呼び合い、時折想いを確かめるかのように、口付けを交わす。

「あっ、ヴァルタ様、手、繋ぎたい、の」

 そう言うと、ヴァルタは指を絡めるように左手を私の右手と繋いでくれた。

「……っ、は、花びらに邪魔されず、手を繋ぐのは初めてだな」

「ヴァルタ様……っ、」

「あの日も、左手だったな」

 野戦病院でのあの日、私がヴァルタに薔薇の花びらを握らせたのも左手だった。そんな些細なことを、彼はずっと覚えてくれていたのだ。

 感極まり、また涙が流れる。すると、ヴァルタは目尻に口付け、優しく舐めとってくれた。

「泣くな。お前には、笑ってて欲しいんだ」

「……っ、あ、ん」

 穏やかに笑って、ヴァルタはそう言った。

 それからは、気持ちを伝え合うのに互いに必死になっていた。

「ヴァルタ様、っ、あ、愛してます、……っ、ああっ!!」

「……っ、ああ。私もだ。あの日から、ずっと……愛してる……っ」

「ひ、あああ!!」

 獣のように本能に任せて腰を振り、愛する人の名を呼ぶ。歯止めとなるものは何も無く、私達はひたすらにそれを続けた。

 しかし、終わりはすぐそこにまで来ていた。

「は、ヴァルタ様、私、もう……っ」

「ああっ、私もそろそろ……だ、奥、に、出すからな、……中、受け入れてくれるよな? エミリア……っ」

「勿論で、す……っ、あっ、ああああっ!!」

 最奥を突かれ達した後、私は中でこの上なく彼を抱き締めた。すると直ぐに、胎内に待ち焦がれた熱を感じたのだった。

「は……っ、エミリア」

 自らの全てを注ぎ込むまで、ヴァルタは何度も私に口付けを落とした。そして吐精が終わった後、彼は再度優しく抱き締めてくれたのである。

 互いの肌の熱が収まった後も、暫く彼との繋がりは絶たれることは無かった。
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