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69 最後のあがき4
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シェリアンヌは短剣を持つのを諦めたようで、床に落としたまま放置して大扉からバルコニーへ出た。シーナはシェリアンヌが落とした短剣を床から抜き、彼女のあとを追いかける。
何とか近づいてシェリアンヌに短剣の柄を握らせようとするのだが、ほんの少し距離をつめるたびに彼女は逃げ回った。まるで追いかけっこをしているみたいだ。
しばらくちょこまかと逃げていたシェリアンヌは、妙案を思いついたように明るい声で「そうだわ」と叫んだ。汗だらけの顔が笑っている。
「エイメルダ妃のように、バルコニーから飛び降りて死んでやろうかしら。そんな事をしたら、レクオン殿下はさぞかしショックを受けるでしょうねぇ。石の上で血だらけになったわたくしを見たら、お母さまのことを思い出してしまうかも……。ああ、なんて可哀相なのかしら!――そう思うでしょう?」
いかにもシェリアンヌが思いつきそうな事だ。シーナは動きをとめ、彼女の汗まみれの顔を見つめた。
「あなたは本当に、レクオン様とわたしを傷つけたいのね」
「当たり前でしょうがっ、あんた達なんか大嫌いよ! ディレイム王家に必要なのは、わたくしとマシュウ殿下だけだったのに……偽者どもはさっさと消えれば良かったのよ。レクオン殿下が戦争で死ねば、面白い事になっていたでしょうにね。本当に残念だけど、もういいわ。とりあえず王太子妃になれたら満足だから」
シーナは二つの短剣を床に転がし、シェリアンヌの周囲を確認した。手すりまでは数メートルというところだから、シーナの力でも何とかなるだろう。
短剣を手放したのを目にしたシェリアンヌはさらに上機嫌になる。
「ほら早く、レクオン殿下を呼びなさい! あなたが説明するのよ? エイメルダ妃のように死なれたくなければ、シーナ妃と離縁なさいと。そして王太子となって、シェリアンヌを妻に迎えるようにと――」
「出来るものならね。短剣さえ握れないあなたが飛び降りてやるなんて宣言しても、誰も信じないわよ。臆病者のあなたには無理でしょう」
シーナが平然と言い放つと、シェリアンヌの顔は真っ赤に染まった。ギリギリと歯軋りする音まで聞こえる。
「でっ……できる、わよっ……!」
「じゃあ用意を整えてあげる。ハッタリではないという事を、証明して見せてちょうだい」
シーナは部屋から手頃な高さの台を持ってきて、手すりの前に置いた。これを踏み台にすれば、簡単に飛び降りることができるだろう。
「ほら、シェリアンヌ。せめて台に乗るぐらいはしてくれないと、本気だと信じられないわ。レクオン様だって、あなたの要求に耳を貸してはくださらないでしょう」
「……くっ……」
シェリアンヌは台に近づこうとしたが、足が震えて無理だった。手すりから数メートル手前で硬直している。シーナはつかつかと歩み寄ってシェリアンヌの腕をつかみ、強引に台まで引きずった。
「怖いなら一緒に飛び降りてあげるわ。わたしを殺すこともできるし、手間が省けていいでしょう。さぁ行くわよ」
「ひぃいっ、いやよ! 腕が痛いわ、はなしなさい! はなし――ぎっ、ぎゃああああ!!」
鼓膜がやぶれるような絶叫だった。シーナはシェリアンヌをかかえて台に乗り、勢いにまかせて手すりを蹴る。体がふわりと空中に投げ出され、全身に強い風を感じた。何の迷いもなかった。
レクオンは「何が起こっても対処する」と言ったのだから、きっと大丈夫――。
やがて、ぼすん!という音がして、シーナとシェリアンヌは柔らかな布の上に落ちた。大きな布の端を騎士たちが掴み、クッションのようにして二人の体を受け止めたのだ。
「大丈夫か!?」
布の上に落ちたシーナに向かってレクオンとマシュウが駆けてくる。ふと横を見れば、シェリアンヌは白目をむいて気絶していた。恐怖に耐えられなかったらしい。
「ありがとうございます。上手くいきましたね」
「確かに何が起こっても対処するとは言ったが……。一緒に飛び降りてくるとは予想外だった」
「動きを読んでいた兄上もすごいけど、信じて飛び降りたシーナさんもすごいなぁ。やっぱりお似合いの夫婦だ。でもシーナさんて意外と怖いんですね……」
マシュウは褒めながらも少し青ざめている。シーナはまさかと気になった。
「もしかして、聞こえてました? シェリアンヌ嬢とわたしのやり取り……」
「バルコニーに出てからは全部聞こえてましたよ。まるで女王さまみたいな、圧倒的な強さでしたね。とても格好よかったけど、まさかここまでやるなんて……さすが兄上のお嫁さんだ。王子の妃って、強くないと駄目なんだな……」
「素晴らしい論戦だった。さすがシーナだ!」
レクオンは褒めながらシーナの髪を撫でる。でも周囲から見守る騎士や女官たちの視線には、尊敬だけでなくほんのちょっとの畏怖も混ざっていて、なにやら複雑な気分だった。
シェリアンヌは気を失ったまま馬車に乗せられ、国でもっとも戒律の厳しい修道院へ送られることになった。シーナの義母だったイザベルがいる修道院である。
国王イザイアスはシーナを勇気ある妃だと褒め称え、勲爵士の称号を授けた。
「そなたは本当にレクオンに相応しい妃だ。息子を支えてくれてありがとう」
謁見がすんだあと、イザイアスはシーナだけを執務室へ呼んだ。向かい合って椅子に座った瞬間に深々と頭を下げられ、シーナは面食らう。
でも戸惑うと同時に少し嬉しくもあった。イザイアスはレクオンを『息子』と呼んだ。まったく似ていない子でも、親としてちゃんと愛情を持っていたのだ。
「そんな、わたしは自分に出来ることをしただけですから……。どうか顔を上げてください」
イザイアスはシーナの言葉どおりに顔を上げたが、義理の娘をじいっと見つめて小さな声で「似ている」と呟いた。
「そなたの美しさはエイメルダに似たものがあるな……。あいつも群を抜いた美しさだった。だが人見知りするところがあって、王宮は暮らしにくい場所だったようだ。――いや、違うな……余のせいだ。余があいつを守ってやれなかったばかりに、死なせてしまった……」
イザイアスの目はここではない遠くを見ているようだった。深い後悔と悲しみが伝わってくる。
「余は夫としても父親としても失格だ。エイメルダとレクオンを離宮に追いやり、マシュウにも父親らしい事をしてやらなかった……。本当に申し訳なく思う」
「陛下……。わたしは今からでも、遅くはないと思います」
「――遅くない? それは……」
「マシュウ様もレクオン様も、陛下のそばにいらっしゃいますもの。親子として過ごす時間はまだまだ長いのです。お二人はきっと、陛下の苦しみを分かってくださると思います」
かなり辛い思いをしてきただろうに、マシュウもレクオンも父に関して恨み言をいったりはしなかった。話せば分かりあえるはずだ――祈るように義父を見つめると、彼は優しげにほほ笑んだ。
「そうだな……。せめてそれぐらいは努力せねばなるまいな。先に逝った、エイメルダとコルティニーのためにも」
シーナが退室したあと、イザイアスは二人の息子を執務室へ呼び出したようだ。二人の王子は不思議そうな顔で部屋に入っていったが、古城に戻ってきたレクオンはとても晴れやかな顔をしていた。
何とか近づいてシェリアンヌに短剣の柄を握らせようとするのだが、ほんの少し距離をつめるたびに彼女は逃げ回った。まるで追いかけっこをしているみたいだ。
しばらくちょこまかと逃げていたシェリアンヌは、妙案を思いついたように明るい声で「そうだわ」と叫んだ。汗だらけの顔が笑っている。
「エイメルダ妃のように、バルコニーから飛び降りて死んでやろうかしら。そんな事をしたら、レクオン殿下はさぞかしショックを受けるでしょうねぇ。石の上で血だらけになったわたくしを見たら、お母さまのことを思い出してしまうかも……。ああ、なんて可哀相なのかしら!――そう思うでしょう?」
いかにもシェリアンヌが思いつきそうな事だ。シーナは動きをとめ、彼女の汗まみれの顔を見つめた。
「あなたは本当に、レクオン様とわたしを傷つけたいのね」
「当たり前でしょうがっ、あんた達なんか大嫌いよ! ディレイム王家に必要なのは、わたくしとマシュウ殿下だけだったのに……偽者どもはさっさと消えれば良かったのよ。レクオン殿下が戦争で死ねば、面白い事になっていたでしょうにね。本当に残念だけど、もういいわ。とりあえず王太子妃になれたら満足だから」
シーナは二つの短剣を床に転がし、シェリアンヌの周囲を確認した。手すりまでは数メートルというところだから、シーナの力でも何とかなるだろう。
短剣を手放したのを目にしたシェリアンヌはさらに上機嫌になる。
「ほら早く、レクオン殿下を呼びなさい! あなたが説明するのよ? エイメルダ妃のように死なれたくなければ、シーナ妃と離縁なさいと。そして王太子となって、シェリアンヌを妻に迎えるようにと――」
「出来るものならね。短剣さえ握れないあなたが飛び降りてやるなんて宣言しても、誰も信じないわよ。臆病者のあなたには無理でしょう」
シーナが平然と言い放つと、シェリアンヌの顔は真っ赤に染まった。ギリギリと歯軋りする音まで聞こえる。
「でっ……できる、わよっ……!」
「じゃあ用意を整えてあげる。ハッタリではないという事を、証明して見せてちょうだい」
シーナは部屋から手頃な高さの台を持ってきて、手すりの前に置いた。これを踏み台にすれば、簡単に飛び降りることができるだろう。
「ほら、シェリアンヌ。せめて台に乗るぐらいはしてくれないと、本気だと信じられないわ。レクオン様だって、あなたの要求に耳を貸してはくださらないでしょう」
「……くっ……」
シェリアンヌは台に近づこうとしたが、足が震えて無理だった。手すりから数メートル手前で硬直している。シーナはつかつかと歩み寄ってシェリアンヌの腕をつかみ、強引に台まで引きずった。
「怖いなら一緒に飛び降りてあげるわ。わたしを殺すこともできるし、手間が省けていいでしょう。さぁ行くわよ」
「ひぃいっ、いやよ! 腕が痛いわ、はなしなさい! はなし――ぎっ、ぎゃああああ!!」
鼓膜がやぶれるような絶叫だった。シーナはシェリアンヌをかかえて台に乗り、勢いにまかせて手すりを蹴る。体がふわりと空中に投げ出され、全身に強い風を感じた。何の迷いもなかった。
レクオンは「何が起こっても対処する」と言ったのだから、きっと大丈夫――。
やがて、ぼすん!という音がして、シーナとシェリアンヌは柔らかな布の上に落ちた。大きな布の端を騎士たちが掴み、クッションのようにして二人の体を受け止めたのだ。
「大丈夫か!?」
布の上に落ちたシーナに向かってレクオンとマシュウが駆けてくる。ふと横を見れば、シェリアンヌは白目をむいて気絶していた。恐怖に耐えられなかったらしい。
「ありがとうございます。上手くいきましたね」
「確かに何が起こっても対処するとは言ったが……。一緒に飛び降りてくるとは予想外だった」
「動きを読んでいた兄上もすごいけど、信じて飛び降りたシーナさんもすごいなぁ。やっぱりお似合いの夫婦だ。でもシーナさんて意外と怖いんですね……」
マシュウは褒めながらも少し青ざめている。シーナはまさかと気になった。
「もしかして、聞こえてました? シェリアンヌ嬢とわたしのやり取り……」
「バルコニーに出てからは全部聞こえてましたよ。まるで女王さまみたいな、圧倒的な強さでしたね。とても格好よかったけど、まさかここまでやるなんて……さすが兄上のお嫁さんだ。王子の妃って、強くないと駄目なんだな……」
「素晴らしい論戦だった。さすがシーナだ!」
レクオンは褒めながらシーナの髪を撫でる。でも周囲から見守る騎士や女官たちの視線には、尊敬だけでなくほんのちょっとの畏怖も混ざっていて、なにやら複雑な気分だった。
シェリアンヌは気を失ったまま馬車に乗せられ、国でもっとも戒律の厳しい修道院へ送られることになった。シーナの義母だったイザベルがいる修道院である。
国王イザイアスはシーナを勇気ある妃だと褒め称え、勲爵士の称号を授けた。
「そなたは本当にレクオンに相応しい妃だ。息子を支えてくれてありがとう」
謁見がすんだあと、イザイアスはシーナだけを執務室へ呼んだ。向かい合って椅子に座った瞬間に深々と頭を下げられ、シーナは面食らう。
でも戸惑うと同時に少し嬉しくもあった。イザイアスはレクオンを『息子』と呼んだ。まったく似ていない子でも、親としてちゃんと愛情を持っていたのだ。
「そんな、わたしは自分に出来ることをしただけですから……。どうか顔を上げてください」
イザイアスはシーナの言葉どおりに顔を上げたが、義理の娘をじいっと見つめて小さな声で「似ている」と呟いた。
「そなたの美しさはエイメルダに似たものがあるな……。あいつも群を抜いた美しさだった。だが人見知りするところがあって、王宮は暮らしにくい場所だったようだ。――いや、違うな……余のせいだ。余があいつを守ってやれなかったばかりに、死なせてしまった……」
イザイアスの目はここではない遠くを見ているようだった。深い後悔と悲しみが伝わってくる。
「余は夫としても父親としても失格だ。エイメルダとレクオンを離宮に追いやり、マシュウにも父親らしい事をしてやらなかった……。本当に申し訳なく思う」
「陛下……。わたしは今からでも、遅くはないと思います」
「――遅くない? それは……」
「マシュウ様もレクオン様も、陛下のそばにいらっしゃいますもの。親子として過ごす時間はまだまだ長いのです。お二人はきっと、陛下の苦しみを分かってくださると思います」
かなり辛い思いをしてきただろうに、マシュウもレクオンも父に関して恨み言をいったりはしなかった。話せば分かりあえるはずだ――祈るように義父を見つめると、彼は優しげにほほ笑んだ。
「そうだな……。せめてそれぐらいは努力せねばなるまいな。先に逝った、エイメルダとコルティニーのためにも」
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