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三・運命の分岐点
運命の分岐点(2)
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どっちにしても、あの調子では断られたと思う。ふくれ面の佳奈をなだめながら、わたしは、しばらく当たり障りのない話でつないだ。
その場で、さっと他へ逃げてしまうのもアリだったけど。
それではわたしも、あからさまにずるい子になってしまう。
周りを見ると、すでにみんな三人から五人くらいのグループに分かれていた。
それなりに、思惑を持って動いてるように見えた。わたしたちだけではないのだ。みんな生き残りたいから。
窓の外には明るい日差し。
ここが、普通の教室だったら別に何でもない風景なのに。
もう、そんな風には思えない。それも円の思い通りなんだろう。
お昼になり、わたしたちは食堂で昼食を取った。
何となく気まずくなったわたしと佳奈は別行動をし、それぞれちがう子と一緒に食べた。
給食を作る職員さんは一人としていないのに、ボタンを押すと選んだ食事が出てくる。大きめのテーブルにいくつもお皿が並び、テーブル自体が移動してくるのだ。
便利だ。うちの中学でもぜひ導入してほしい。
もし、この後に帰れるんだとしたら。……なんて、考えてしまったり。
それなりにおいしかったんだと思う。でも、何を食べたかまるで覚えてはいない。
食事を終えてから、また元の教室へと戻ってきた。
ここには十五人しかいないのだ。対して学校はまるまる空いている。
もっとも、どこにでも入れるわけではない。体育館や運動場は窓からは見えても、実際は入れないことになっている。
仮想空間って、作る人からしたら楽かも。ある風に見せて、実はなくても構わないんだから。そして、わたしたちは自分の体がどこにあろうが、この空間からは出られない。
このゲームをやらなければならないのだ。
午後三時になると、寮にも行けるようになりそれぞれの部屋も割り当てられるそうだ。
でもどうなんだろう。もうゲームは始まっている。
この時間、いない何人かがすでにバトルをやっていても不思議はない。
教室内から人が減っている気がする。
一、二、三……。五人足りない。どこへ?
単にトイレだとしても、本当にそうなのか心配になる。
もう、だれかがバトルで当てられてるかもしれない。
頭をぶんぶんと振って、いやな考えを打ち消す。
何考えてるの?まだ、そんな簡単に当てられるほどみんな、話していないはず。
適当に答えを言って、外れたらもうその相手にはバトルできないんだ。
ってことは、自分が当てることができる人数が減るって意味だよね。
ぐるぐると考えて、気持ち悪くなる。
その場で、さっと他へ逃げてしまうのもアリだったけど。
それではわたしも、あからさまにずるい子になってしまう。
周りを見ると、すでにみんな三人から五人くらいのグループに分かれていた。
それなりに、思惑を持って動いてるように見えた。わたしたちだけではないのだ。みんな生き残りたいから。
窓の外には明るい日差し。
ここが、普通の教室だったら別に何でもない風景なのに。
もう、そんな風には思えない。それも円の思い通りなんだろう。
お昼になり、わたしたちは食堂で昼食を取った。
何となく気まずくなったわたしと佳奈は別行動をし、それぞれちがう子と一緒に食べた。
給食を作る職員さんは一人としていないのに、ボタンを押すと選んだ食事が出てくる。大きめのテーブルにいくつもお皿が並び、テーブル自体が移動してくるのだ。
便利だ。うちの中学でもぜひ導入してほしい。
もし、この後に帰れるんだとしたら。……なんて、考えてしまったり。
それなりにおいしかったんだと思う。でも、何を食べたかまるで覚えてはいない。
食事を終えてから、また元の教室へと戻ってきた。
ここには十五人しかいないのだ。対して学校はまるまる空いている。
もっとも、どこにでも入れるわけではない。体育館や運動場は窓からは見えても、実際は入れないことになっている。
仮想空間って、作る人からしたら楽かも。ある風に見せて、実はなくても構わないんだから。そして、わたしたちは自分の体がどこにあろうが、この空間からは出られない。
このゲームをやらなければならないのだ。
午後三時になると、寮にも行けるようになりそれぞれの部屋も割り当てられるそうだ。
でもどうなんだろう。もうゲームは始まっている。
この時間、いない何人かがすでにバトルをやっていても不思議はない。
教室内から人が減っている気がする。
一、二、三……。五人足りない。どこへ?
単にトイレだとしても、本当にそうなのか心配になる。
もう、だれかがバトルで当てられてるかもしれない。
頭をぶんぶんと振って、いやな考えを打ち消す。
何考えてるの?まだ、そんな簡単に当てられるほどみんな、話していないはず。
適当に答えを言って、外れたらもうその相手にはバトルできないんだ。
ってことは、自分が当てることができる人数が減るって意味だよね。
ぐるぐると考えて、気持ち悪くなる。
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