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十八・当たらない答え
当たらない答え(3)
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「円にバトルするなら、わたしがやる」
今わたしと準(じゅん)とは一点差。紗英(さえ)の分が準に増えたから。
わたしが円を倒して一位が二人出れば、ゲームを無効にする可能性があるかもしれない。
「焦るな。少し考えよう」
わたしと準(じゅん)とは、話しあって仕掛ける時間を決めた。
円(えん)と話せるタイミングとなると、夕食のときか……あるいは九時のミーティング前。
「うまくやれるかな?」
たくさんの人が消えた。あの人たちの分まで、がんばらないと。
「あまり気張るなよ。おれらは、一つのことだけ目指せばいい」
「ひとつ?」
「円を倒す、ことだ」
唇を咬んだように見えたのは、気のせいだろうか?
だって、円は準が大事に思っている妹なのに。倒さなくてはいけないなんて。
ゲームマスターの円を倒せば、円さんもこのゲーム会場から自由になれるだろうか?わたしや準も?
「……そうだね」
そう信じるしかない。
六時になり、夕食が始まる。
もはや生徒はわたしと準二人きり。静かなものだ。
ピンポンパンポーン!
「さて、いよいよ決勝って感じだね!宮内紗英(みやうち・さえ)は、下克上狙いだったみたいだけど。きみたちの方が強かった。あっぱれだ!」
声に動じることもなく、わたしも準もただ食事を口に運んだ。
早くこの、円をどうにか引きずり出さないと。マスターじゃなくて、対戦相手として。
「円。ヒントをありがとう。おかげで勝てたよ」わたしはあえて口を開く。
紗英の、絶対当たらない、の前情報をくれたことだ。
「えっ?何のことかなあ?知らないなあ、ぼくは!」と、とぼけた。
更新された表は二人分しかなかった。当然だった。
3 加川準(7)三村一紀・笠倉未央・渡部ライアン・庄司佳奈・木野まなみ・浜野孝彦・宮内紗英を獲得
9 遠野莉々亜(6)島田圭吾・中村えり・長谷川祐紀・近藤七瀬・高山郁生・恩田桜を獲得
「遠野莉々亜、このままだときみが負けだね。どうする?ぼくはきみに協力するよ?」
円を無視して、わたしは食事を食べきった。
わたしたちは、あんたとはちがう結末を目指している。
聞くわけがない。
ゲーム終了まであと少し。九時の夜ミーティングまでに仕掛けなければならない。
上手く行くだろうか?
ううん、行かせなければならない。
今わたしと準(じゅん)とは一点差。紗英(さえ)の分が準に増えたから。
わたしが円を倒して一位が二人出れば、ゲームを無効にする可能性があるかもしれない。
「焦るな。少し考えよう」
わたしと準(じゅん)とは、話しあって仕掛ける時間を決めた。
円(えん)と話せるタイミングとなると、夕食のときか……あるいは九時のミーティング前。
「うまくやれるかな?」
たくさんの人が消えた。あの人たちの分まで、がんばらないと。
「あまり気張るなよ。おれらは、一つのことだけ目指せばいい」
「ひとつ?」
「円を倒す、ことだ」
唇を咬んだように見えたのは、気のせいだろうか?
だって、円は準が大事に思っている妹なのに。倒さなくてはいけないなんて。
ゲームマスターの円を倒せば、円さんもこのゲーム会場から自由になれるだろうか?わたしや準も?
「……そうだね」
そう信じるしかない。
六時になり、夕食が始まる。
もはや生徒はわたしと準二人きり。静かなものだ。
ピンポンパンポーン!
「さて、いよいよ決勝って感じだね!宮内紗英(みやうち・さえ)は、下克上狙いだったみたいだけど。きみたちの方が強かった。あっぱれだ!」
声に動じることもなく、わたしも準もただ食事を口に運んだ。
早くこの、円をどうにか引きずり出さないと。マスターじゃなくて、対戦相手として。
「円。ヒントをありがとう。おかげで勝てたよ」わたしはあえて口を開く。
紗英の、絶対当たらない、の前情報をくれたことだ。
「えっ?何のことかなあ?知らないなあ、ぼくは!」と、とぼけた。
更新された表は二人分しかなかった。当然だった。
3 加川準(7)三村一紀・笠倉未央・渡部ライアン・庄司佳奈・木野まなみ・浜野孝彦・宮内紗英を獲得
9 遠野莉々亜(6)島田圭吾・中村えり・長谷川祐紀・近藤七瀬・高山郁生・恩田桜を獲得
「遠野莉々亜、このままだときみが負けだね。どうする?ぼくはきみに協力するよ?」
円を無視して、わたしは食事を食べきった。
わたしたちは、あんたとはちがう結末を目指している。
聞くわけがない。
ゲーム終了まであと少し。九時の夜ミーティングまでに仕掛けなければならない。
上手く行くだろうか?
ううん、行かせなければならない。
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