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第1話 プロローグ
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「ライリーさん!!ほら!クレイだ!やっぱり役立たずのクレイが盗んだんだ!!」
「何だと?!」
『ライリー孤児院』の管理者ライリーが厳つい顔を顰めながら怯える少年を睨みつける。
「そ、そんな!!僕じゃない!!」
「嘘をつくな!!じゃあ何でお前の机の引き出しにライリーさんの空の財布が入っていたんだ?!」
ギルマが革で出来た巾着袋をクレイの目の前にぶら下げ取り巻き達とニヤついている。
(・・こ、こいつらだ・・・こいつらが盗んだんだ・・・それを僕のせいにする気なんだ・・・)
「このクソガキがぁぁぁ!!」
「ち、違う!!僕じゃない!!ギ、ギルマ達が・・・うぐっ!あがっ!!」
ライリーは怒りの形相でクレイの胸ぐら。掴み持ち上げた。
「この役立たずの癖に手癖も悪いのかぁぁぁ!!!テメェが行くと客から遅ぇだのとろいだの苦情が絶えねぇんだよ!!お陰で金も減らされてんだぞぉぉ?!あぁ?!それでも飯食わせて置いてやってるんだ!!この恩知らずがぁぁぁ!!」
どがぁぁぁぁ!!
「あぐぅぅぅっ!!」
クレイは投げ飛ばされ部屋の壁に打ち付けられる!激痛の中ギルマ達を見るといやらしい顔でニタニタと笑いながら見下ろしていた・・・
「・・・くっ・・・ほ、僕じゃ・・僕じゃない・・・あぐっ・・・」
ライリーは問答無用でクレイの髪の毛を鷲掴みにする!
「うるせぇよ!お前なんざもういらねぇんだよ!!とっとと出て行きやがれぇぇ!!」
ライリーは部屋の窓を開け放ち荒れ狂う極寒の吹雪が吹き荒れる中にクレイを放り出した!
「あうっ!!!」
ぼふっ!!
クレイは2階の窓から放り出され積もり積もった雪の中に埋もれた・・・
雪の降る狭い路地裏でクレイは腰を下ろし凍るような寒さに震えていた・・クレイが物心がついた時には既にライリー孤児院にいた。唯一の記憶は両親は盗賊に殺された場面であった。そしてライリー孤児院で労働力が必要な所へと派遣され仕事をしていた。クレイはライリー孤児院を追い出され行く当ても無く彷徨い歩き空腹と疲労と寒さで動けずにいた。
「さ・・寒い・・よ・・なんで・・・僕だけ・・僕が何をしたんだ・・・僕じゃないのに・・・こんな・・誰か・・・助け・・て・・・」
そして少年は震えが止まり静かに降り積もった雪の中へ崩れ落ちるのであった。
(・・あぁ・・やっと・・・また会える・・・)
暖かい風が頬を撫でる・・・。
「うぅ・・うん・・・こ、ここは・・・」
ゆっくりと目を開けると男の子は徐に立ち上がり辺りを見渡す。
そこは真っ白で何も無い空間。見渡す限りの白・・・言わば白い闇であった。
「ぼ、僕は・・・どうなった・・・?もしかして・・死んだ・・・?」
クレイは全身を触ってみるがよく分からず立ち尽くす。
するとどこからともなく澄んだ綺麗な声がする。
「そう。君は路地裏で1人で凍えなが死んだのよ。」
「えっ?!誰?!」
クレイは声のする方向が分からずにキョロキョロと声の主を探す。しかし段々と聞こえた言葉の意味がクレイを襲い出す。
「ろ、路地裏で・・凍えながら僕は死んだ?!そ、そんな・・・しかもそんな惨めな死に方で・・・くっ・・」
クレイの頬に涙がとめどなく流れ落ち膝から崩れ落ちた。
「うぅぅぅ・・・ぼ、僕は一所懸命働いたんだ・・拾ってもらった恩に報いようと・・殴られても、蹴られても、必死に耐えて・・・それなのに・・それなのに・・う・・うあぁぁぁぁぁ!!!!!あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
少年の無念の叫び声とも言える泣き声が白い闇の中に響き渡る。
そして再び白い闇に声が響き渡る。
「そんなに泣かないで。君は運がいいのよ。」
男の子は白い闇の中で声の主に涙ながらに叫ぶ!!
「僕のどこが運がいいんだよ!!父さんと母さんは盗賊に殺されて僕までこんな惨めな死に方をしたのに!!僕の人生・・・何だったんだよ?!僕なんか・・・最初から居なくてよかったんだよ!!!!!」
クレイの無念の叫びが白い闇の中に響き渡る。
すると同情するような口調で言葉が返って来た。
「・・・そうね・・確かに現世では目を覆うような酷い人生だったわね。だけどね・・君は自分の力に気付いていないの。私はこのまま君が消滅するのが勿体なく思ってここへ呼んだのよ。」
「えっ?ぼ、僕の・・力?僕に何の力があるって言うんだよ?!」
クレイは自分が何をやっても覚えが悪く上手く出来ないのを痛い程分かっていた・・そのお陰で一緒に働いていた人達の足を引っ張って来たのだった・・・
「うふふ・・君は自分のステータスを見た事がないのね?じゃあ見せてあげるわ!」
「え・・?ス、ステータ・・ス?」
クレイが聞き慣れない言葉に首を傾げていると目の前に大きく自分のステータスが映し出された。
クレイ
Lv 1
称号 スキル神官
力 22
体力 23
素早さ 13
魔力 3
【固有スキル】〈神級スキル〉
「こ、これが僕の力・・・スキル神官?神級スキル?なんか凄そうなんだけど・・・」
「そう!だけど君はこの世界で唯一の最強の力を持ちながら最大の宝の持ち腐れになってしまったの・・・」
「はっ?どういう事か意味が分からないんだけど・・・」
「そうよね。いい?〈スキル神官〉はあらゆるスキルを一度でも経験すれば覚える事が出来る規格外な力なの。だけどね・・君の固有スキル〈神級スキル〉によって覚えるスキルが神級スキルに限られてしまったの。当然神級スキルなんてこの世界で経験出来る筈もないから君はスキルが一つもない人間になってしまったの・・・」
クレイは愕然として立ち尽くした・・・
「だ、だから最強で最大の宝の持ち腐れ・・・か・・やっぱり僕は運が悪いんじゃないか・・・」
「いえ!それは違うわ。さっきも言ったけど君は運が良いの。私は創造神アルフェリア。君には生まれ変わる機会をあげるわ。もちろんその手助けはするわ。さあ!君はどんな世界に行きたいの?君の生きたい世界を言ってごらん?」
「え?!生まれ変わる?!違う世界?!・・本当に?!・・・僕は・・・」
・・・生きたい世界・・・いきなり言われても・・・でも僕は・・無実の罪で孤児院を追い出されたんだ・・・許せない・・僕は逃げないぞ・・・ここで逃げたら・・・負け犬だ・・・この世界のこの場所からやってやる!!見返してやる!!
「創造神アルフェリア様!!僕は逃げない!!ぼくはここから始める!!僕を捨てた人を見返してやるんだ!!!アルフェリア様!この場所から僕の人生を始めたい!!よろしくお願いします!!」
クレイは白い闇に向かって両脚を踏ん張り拳を握った。
「ふふっ・・・さすが私の見込んだ子・・いいでしょう。それでは〈神級スキル〉の効果を書き換えるわ。そしてこの世界での制限と限界を取り払ってあげるわ!それとスキルは君が目覚めたらすぐに使えるようにしたわ。使い方は頭の中でステータスを見たいと思えば見れるわよ。ただし神級スキルの制限と条件は守ってもらうわ!さあ!行ってらっしゃい!!わたしはいつでもあなたを見ているわ!!」
「うん!神様ありがとう!!」
クレイは決意に満ちた表情で光となり白い闇へと消えて行くのだった。
(ふふふ・・・私が造ったスキルの力を見せてね・・・それと・・ごめんね。前回の転生の〈神級スキル〉は私のミスなのよね・・・あんな事があって私も慌てたの・・だけど創造神の私がミスをしたなんて言えないのよ。だから君をずっと待っていたのよ。罪滅ぼしにもう一つスキルを付けておいたから許してね!)
「何だと?!」
『ライリー孤児院』の管理者ライリーが厳つい顔を顰めながら怯える少年を睨みつける。
「そ、そんな!!僕じゃない!!」
「嘘をつくな!!じゃあ何でお前の机の引き出しにライリーさんの空の財布が入っていたんだ?!」
ギルマが革で出来た巾着袋をクレイの目の前にぶら下げ取り巻き達とニヤついている。
(・・こ、こいつらだ・・・こいつらが盗んだんだ・・・それを僕のせいにする気なんだ・・・)
「このクソガキがぁぁぁ!!」
「ち、違う!!僕じゃない!!ギ、ギルマ達が・・・うぐっ!あがっ!!」
ライリーは怒りの形相でクレイの胸ぐら。掴み持ち上げた。
「この役立たずの癖に手癖も悪いのかぁぁぁ!!!テメェが行くと客から遅ぇだのとろいだの苦情が絶えねぇんだよ!!お陰で金も減らされてんだぞぉぉ?!あぁ?!それでも飯食わせて置いてやってるんだ!!この恩知らずがぁぁぁ!!」
どがぁぁぁぁ!!
「あぐぅぅぅっ!!」
クレイは投げ飛ばされ部屋の壁に打ち付けられる!激痛の中ギルマ達を見るといやらしい顔でニタニタと笑いながら見下ろしていた・・・
「・・・くっ・・・ほ、僕じゃ・・僕じゃない・・・あぐっ・・・」
ライリーは問答無用でクレイの髪の毛を鷲掴みにする!
「うるせぇよ!お前なんざもういらねぇんだよ!!とっとと出て行きやがれぇぇ!!」
ライリーは部屋の窓を開け放ち荒れ狂う極寒の吹雪が吹き荒れる中にクレイを放り出した!
「あうっ!!!」
ぼふっ!!
クレイは2階の窓から放り出され積もり積もった雪の中に埋もれた・・・
雪の降る狭い路地裏でクレイは腰を下ろし凍るような寒さに震えていた・・クレイが物心がついた時には既にライリー孤児院にいた。唯一の記憶は両親は盗賊に殺された場面であった。そしてライリー孤児院で労働力が必要な所へと派遣され仕事をしていた。クレイはライリー孤児院を追い出され行く当ても無く彷徨い歩き空腹と疲労と寒さで動けずにいた。
「さ・・寒い・・よ・・なんで・・・僕だけ・・僕が何をしたんだ・・・僕じゃないのに・・・こんな・・誰か・・・助け・・て・・・」
そして少年は震えが止まり静かに降り積もった雪の中へ崩れ落ちるのであった。
(・・あぁ・・やっと・・・また会える・・・)
暖かい風が頬を撫でる・・・。
「うぅ・・うん・・・こ、ここは・・・」
ゆっくりと目を開けると男の子は徐に立ち上がり辺りを見渡す。
そこは真っ白で何も無い空間。見渡す限りの白・・・言わば白い闇であった。
「ぼ、僕は・・・どうなった・・・?もしかして・・死んだ・・・?」
クレイは全身を触ってみるがよく分からず立ち尽くす。
するとどこからともなく澄んだ綺麗な声がする。
「そう。君は路地裏で1人で凍えなが死んだのよ。」
「えっ?!誰?!」
クレイは声のする方向が分からずにキョロキョロと声の主を探す。しかし段々と聞こえた言葉の意味がクレイを襲い出す。
「ろ、路地裏で・・凍えながら僕は死んだ?!そ、そんな・・・しかもそんな惨めな死に方で・・・くっ・・」
クレイの頬に涙がとめどなく流れ落ち膝から崩れ落ちた。
「うぅぅぅ・・・ぼ、僕は一所懸命働いたんだ・・拾ってもらった恩に報いようと・・殴られても、蹴られても、必死に耐えて・・・それなのに・・それなのに・・う・・うあぁぁぁぁぁ!!!!!あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
少年の無念の叫び声とも言える泣き声が白い闇の中に響き渡る。
そして再び白い闇に声が響き渡る。
「そんなに泣かないで。君は運がいいのよ。」
男の子は白い闇の中で声の主に涙ながらに叫ぶ!!
「僕のどこが運がいいんだよ!!父さんと母さんは盗賊に殺されて僕までこんな惨めな死に方をしたのに!!僕の人生・・・何だったんだよ?!僕なんか・・・最初から居なくてよかったんだよ!!!!!」
クレイの無念の叫びが白い闇の中に響き渡る。
すると同情するような口調で言葉が返って来た。
「・・・そうね・・確かに現世では目を覆うような酷い人生だったわね。だけどね・・君は自分の力に気付いていないの。私はこのまま君が消滅するのが勿体なく思ってここへ呼んだのよ。」
「えっ?ぼ、僕の・・力?僕に何の力があるって言うんだよ?!」
クレイは自分が何をやっても覚えが悪く上手く出来ないのを痛い程分かっていた・・そのお陰で一緒に働いていた人達の足を引っ張って来たのだった・・・
「うふふ・・君は自分のステータスを見た事がないのね?じゃあ見せてあげるわ!」
「え・・?ス、ステータ・・ス?」
クレイが聞き慣れない言葉に首を傾げていると目の前に大きく自分のステータスが映し出された。
クレイ
Lv 1
称号 スキル神官
力 22
体力 23
素早さ 13
魔力 3
【固有スキル】〈神級スキル〉
「こ、これが僕の力・・・スキル神官?神級スキル?なんか凄そうなんだけど・・・」
「そう!だけど君はこの世界で唯一の最強の力を持ちながら最大の宝の持ち腐れになってしまったの・・・」
「はっ?どういう事か意味が分からないんだけど・・・」
「そうよね。いい?〈スキル神官〉はあらゆるスキルを一度でも経験すれば覚える事が出来る規格外な力なの。だけどね・・君の固有スキル〈神級スキル〉によって覚えるスキルが神級スキルに限られてしまったの。当然神級スキルなんてこの世界で経験出来る筈もないから君はスキルが一つもない人間になってしまったの・・・」
クレイは愕然として立ち尽くした・・・
「だ、だから最強で最大の宝の持ち腐れ・・・か・・やっぱり僕は運が悪いんじゃないか・・・」
「いえ!それは違うわ。さっきも言ったけど君は運が良いの。私は創造神アルフェリア。君には生まれ変わる機会をあげるわ。もちろんその手助けはするわ。さあ!君はどんな世界に行きたいの?君の生きたい世界を言ってごらん?」
「え?!生まれ変わる?!違う世界?!・・本当に?!・・・僕は・・・」
・・・生きたい世界・・・いきなり言われても・・・でも僕は・・無実の罪で孤児院を追い出されたんだ・・・許せない・・僕は逃げないぞ・・・ここで逃げたら・・・負け犬だ・・・この世界のこの場所からやってやる!!見返してやる!!
「創造神アルフェリア様!!僕は逃げない!!ぼくはここから始める!!僕を捨てた人を見返してやるんだ!!!アルフェリア様!この場所から僕の人生を始めたい!!よろしくお願いします!!」
クレイは白い闇に向かって両脚を踏ん張り拳を握った。
「ふふっ・・・さすが私の見込んだ子・・いいでしょう。それでは〈神級スキル〉の効果を書き換えるわ。そしてこの世界での制限と限界を取り払ってあげるわ!それとスキルは君が目覚めたらすぐに使えるようにしたわ。使い方は頭の中でステータスを見たいと思えば見れるわよ。ただし神級スキルの制限と条件は守ってもらうわ!さあ!行ってらっしゃい!!わたしはいつでもあなたを見ているわ!!」
「うん!神様ありがとう!!」
クレイは決意に満ちた表情で光となり白い闇へと消えて行くのだった。
(ふふふ・・・私が造ったスキルの力を見せてね・・・それと・・ごめんね。前回の転生の〈神級スキル〉は私のミスなのよね・・・あんな事があって私も慌てたの・・だけど創造神の私がミスをしたなんて言えないのよ。だから君をずっと待っていたのよ。罪滅ぼしにもう一つスキルを付けておいたから許してね!)
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