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第39話 幻想級魔法
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「・・お、俺は・・・もう驚かねぇぞ・・・そ、それにしても・・・なんだこの膨大な魔力は?!」
「・・・も、もう驚いているじゃないか・・・でもまさか・・魔力創造で闘気を魔力に換えるとは・・・こ、これなら規格外の魔法を使えるのも納得出来る・・・これは・・本当に話し合いが必要・・・だな。」
ゴルドとガベルはゼノアの魔力に包まれ闘気を送り続ける。
(よ、よし・・・行ける!!)
ゼノアがゆっくりと両手を翳すと優しく柔らかな蒼白い光がアルバン・ロディアスの身体に吸い込まれて行く。そしてアルバン・ロディアスの身体を中心に眩い光が広がり巨大な魔法陣を形成して行く!!
「・・ははっ・・す、凄え・・・」
「・・ふっ・・また驚いているじゃないか・・・だがこの歳になってこれ程驚く事になるとはな・・・」
目の前で形成されて行く巨大な魔法陣を前に唖然とするばかりであった。
「あと・・もう少し・・・」
ゼノアが更に魔力を込めると魔法陣の形成が加速し大地に複雑で幾何学的な模様が描かれて行く!そして・・・最後の模様が描かれた時、巨大な蒼白く輝く柱が雲に穴を開けて空を突き抜けた。
ずおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
「き、綺麗・・・」
ゼノアの傍で女の子が手を組み光の柱を見上げていた。
その光輝く蒼白い柱を前に傍観していた者達は声も出せず膝から崩れ落ちた。そして手を組み震えながら祈る。
「か、神が・・・神が顕現された・・・」
「か、神のお導きだ・・・」
「ア、アルバン様は神の寵愛をお受けになったのだ・・・」
「わ、私達は・・神の御技を見ているのね・・・」
「ちっ・・何が神だ・・・あいつ等・・・祈ってる暇があるなら少しは手伝えってんだ・・・」
「・・・集中しろ・・・」
ゴルドとガベルは既に限界が近く眉間に皺を寄せ額に光る物が滲んでいた。
ゼノアは光の柱の中に横たわるアルバン・ロディアスに意識を集中する。すると光の柱が凝縮するように一点に集まり拳の大きさ程の蒼白く光輝く玉となってアルバン・ロディアスの胸の上で光を放つ!!
ゼノアは息を整え最終段階へと踏み出す。
「アルバン・ロディアス。自分の子供は生きて見守るんだ!!親を犠牲にして助かったって子供は喜ばない!子供の心に消せない傷を残すだけだ!!さあ!!戻って来て!!そしてその手で我が子を抱きしめるんだ!!」
ゼノアは大地を踏み締め両腕を振り上げ振り下ろす!
「幻想級魔法リザレクション!!!」
アルバン・ロディアスの胸の中に蒼白く輝く玉が消えて行く。そして一瞬アルバン・ロディアスの胸が跳ね上がると全身から蒼白い光を放ち虚空に輝きを放ちながら消えていった。
・・・クン・・・ドクン・・
そして横たわるアルバン・ロディアスの顔に生気が戻っていた。微かに胸が上下に動き呼吸をしているのが分かる。
「・・・お、お父・・・さん?」
女の子は目に涙を溜めて生気の戻った父親の元へゆっくりと歩いて行く。するとアルバン・ロディアスの瞼が震え目を開けた。
「・・・むっ・・わ、私は・・・と、盗賊に・・刺され・・・ん?」
「お父さぁぁぁぁぁぁぁん!!!」
アルバン・ロディアスが身体を起こすと目の前には我が娘が泣きながら飛び付いてくる姿が目に飛び込んでくる。そして再び押し倒された。
「お父さぁぁぁぁん!!よがっだぁぁぁ!!よがっだぁぁぁぁ!!!いぎででよがっだあぁぁぁぁぁぁん!!!」
今見る父親の胸で泣きじゃくる女の子の光景は微笑ましいものであった。
ゴルドとガベルは座り込みそのまま大の字で転がり息を切らしていた。
「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ・・・じいじをこき使ってくれるぜ・・・だがよ・・くくっ・・本当にとんでもねぇ事しでかしてくれたなぁぁぁ!!」
「はぁ、はぁ、はぁ・・・ば、馬鹿!!そ、そんな事言ってる場合か!は、早くここから立ち去らないと面倒な事になるぞ!!」
ゴルドとガベルは無理矢理身体を起こすと目の前には立ったままのゼノアの姿があった。
「お、おう・・・ゼ、ゼノア!大丈夫か?・・・お、おい!!ゼノア・・・なっ?!ゼノア・・お前・・・」
ゼノアは全ての闘気と魔力を使い果たし立ったまま気を失っていた。ゼノアは二人の身体の事を思い途中から二人の闘気を使っていなかったのだ。
「本当に無茶な事を!!急げ!馬車の中にポーションがある!!魔力枯渇状態が続けば命に関わるぞ!!」
「くそ!!俺の孫は本当に手が掛かるぜ!!」
ゴルドは重い身体を無理矢理起こすとゼノアを小脇に抱え馬車へと向かって走るのであった。
(こ、これ・・・ど、どうやって報告したらいいんだ・・・)
監視役の男は操馬席でカタカタと震えながら抱き合う親子を眺めていた。
この様子を天界から眺める者達がいた。
「・・・エクストラヒールにも驚いたけど五歳で幻想的魔力よ!!それにしても・・もう無茶苦茶よね・・・ゼノアちゃんはもうあの世界の常識から逸脱してるわよ・・・」
「・・えぇ・・・本当に無茶な事を・・もう・・お父さんもお父さんよ!!ゼノアちゃんにあんな無茶させて!!ここから天罰でも喰らわせてあげようかしら?!」
「ふふ。でもさぁ。メラリル。さっきのゼノアちゃん・・・かっこよかったわよね。」
「えぇ・・・だけど少し耳が痛いな・・・ゼノアちゃんの心に傷を残しちゃったから。」
「・・それは貴女のせいじゃないわ。それにそのお陰でゼノアちゃんはちゃんと他人の痛みが分かる子に育っているじゃない。」
「・・えぇ・・そうね・・」
メルミラは娘をそっと抱き寄せるのであった。
「・・・も、もう驚いているじゃないか・・・でもまさか・・魔力創造で闘気を魔力に換えるとは・・・こ、これなら規格外の魔法を使えるのも納得出来る・・・これは・・本当に話し合いが必要・・・だな。」
ゴルドとガベルはゼノアの魔力に包まれ闘気を送り続ける。
(よ、よし・・・行ける!!)
ゼノアがゆっくりと両手を翳すと優しく柔らかな蒼白い光がアルバン・ロディアスの身体に吸い込まれて行く。そしてアルバン・ロディアスの身体を中心に眩い光が広がり巨大な魔法陣を形成して行く!!
「・・ははっ・・す、凄え・・・」
「・・ふっ・・また驚いているじゃないか・・・だがこの歳になってこれ程驚く事になるとはな・・・」
目の前で形成されて行く巨大な魔法陣を前に唖然とするばかりであった。
「あと・・もう少し・・・」
ゼノアが更に魔力を込めると魔法陣の形成が加速し大地に複雑で幾何学的な模様が描かれて行く!そして・・・最後の模様が描かれた時、巨大な蒼白く輝く柱が雲に穴を開けて空を突き抜けた。
ずおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
「き、綺麗・・・」
ゼノアの傍で女の子が手を組み光の柱を見上げていた。
その光輝く蒼白い柱を前に傍観していた者達は声も出せず膝から崩れ落ちた。そして手を組み震えながら祈る。
「か、神が・・・神が顕現された・・・」
「か、神のお導きだ・・・」
「ア、アルバン様は神の寵愛をお受けになったのだ・・・」
「わ、私達は・・神の御技を見ているのね・・・」
「ちっ・・何が神だ・・・あいつ等・・・祈ってる暇があるなら少しは手伝えってんだ・・・」
「・・・集中しろ・・・」
ゴルドとガベルは既に限界が近く眉間に皺を寄せ額に光る物が滲んでいた。
ゼノアは光の柱の中に横たわるアルバン・ロディアスに意識を集中する。すると光の柱が凝縮するように一点に集まり拳の大きさ程の蒼白く光輝く玉となってアルバン・ロディアスの胸の上で光を放つ!!
ゼノアは息を整え最終段階へと踏み出す。
「アルバン・ロディアス。自分の子供は生きて見守るんだ!!親を犠牲にして助かったって子供は喜ばない!子供の心に消せない傷を残すだけだ!!さあ!!戻って来て!!そしてその手で我が子を抱きしめるんだ!!」
ゼノアは大地を踏み締め両腕を振り上げ振り下ろす!
「幻想級魔法リザレクション!!!」
アルバン・ロディアスの胸の中に蒼白く輝く玉が消えて行く。そして一瞬アルバン・ロディアスの胸が跳ね上がると全身から蒼白い光を放ち虚空に輝きを放ちながら消えていった。
・・・クン・・・ドクン・・
そして横たわるアルバン・ロディアスの顔に生気が戻っていた。微かに胸が上下に動き呼吸をしているのが分かる。
「・・・お、お父・・・さん?」
女の子は目に涙を溜めて生気の戻った父親の元へゆっくりと歩いて行く。するとアルバン・ロディアスの瞼が震え目を開けた。
「・・・むっ・・わ、私は・・・と、盗賊に・・刺され・・・ん?」
「お父さぁぁぁぁぁぁぁん!!!」
アルバン・ロディアスが身体を起こすと目の前には我が娘が泣きながら飛び付いてくる姿が目に飛び込んでくる。そして再び押し倒された。
「お父さぁぁぁぁん!!よがっだぁぁぁ!!よがっだぁぁぁぁ!!!いぎででよがっだあぁぁぁぁぁぁん!!!」
今見る父親の胸で泣きじゃくる女の子の光景は微笑ましいものであった。
ゴルドとガベルは座り込みそのまま大の字で転がり息を切らしていた。
「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ・・・じいじをこき使ってくれるぜ・・・だがよ・・くくっ・・本当にとんでもねぇ事しでかしてくれたなぁぁぁ!!」
「はぁ、はぁ、はぁ・・・ば、馬鹿!!そ、そんな事言ってる場合か!は、早くここから立ち去らないと面倒な事になるぞ!!」
ゴルドとガベルは無理矢理身体を起こすと目の前には立ったままのゼノアの姿があった。
「お、おう・・・ゼ、ゼノア!大丈夫か?・・・お、おい!!ゼノア・・・なっ?!ゼノア・・お前・・・」
ゼノアは全ての闘気と魔力を使い果たし立ったまま気を失っていた。ゼノアは二人の身体の事を思い途中から二人の闘気を使っていなかったのだ。
「本当に無茶な事を!!急げ!馬車の中にポーションがある!!魔力枯渇状態が続けば命に関わるぞ!!」
「くそ!!俺の孫は本当に手が掛かるぜ!!」
ゴルドは重い身体を無理矢理起こすとゼノアを小脇に抱え馬車へと向かって走るのであった。
(こ、これ・・・ど、どうやって報告したらいいんだ・・・)
監視役の男は操馬席でカタカタと震えながら抱き合う親子を眺めていた。
この様子を天界から眺める者達がいた。
「・・・エクストラヒールにも驚いたけど五歳で幻想的魔力よ!!それにしても・・もう無茶苦茶よね・・・ゼノアちゃんはもうあの世界の常識から逸脱してるわよ・・・」
「・・えぇ・・・本当に無茶な事を・・もう・・お父さんもお父さんよ!!ゼノアちゃんにあんな無茶させて!!ここから天罰でも喰らわせてあげようかしら?!」
「ふふ。でもさぁ。メラリル。さっきのゼノアちゃん・・・かっこよかったわよね。」
「えぇ・・・だけど少し耳が痛いな・・・ゼノアちゃんの心に傷を残しちゃったから。」
「・・それは貴女のせいじゃないわ。それにそのお陰でゼノアちゃんはちゃんと他人の痛みが分かる子に育っているじゃない。」
「・・えぇ・・そうね・・」
メルミラは娘をそっと抱き寄せるのであった。
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