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第79話 従魔契約
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「なっ?!ば、ば、馬鹿な事を!!こ、こんな所に王女殿下がいる訳が・・・」
キベリアード伯爵は間違いであって欲しいと僅かな期待を胸に恐る恐る目の前の少女の顔を見る。そして気付いてしまう。王宮で行われたナリア第三王女殿下の誕生日パーティーで一度だけ見た姿が目の前の少女と重なったのだ。
「あ・・あぁ・・・ま、まさか・・・な、何故・・ナリア第三王女殿下がこのような場所に・・・」
キベリアード伯爵は訳も分からず自分の犯した失態を数えながら跪き首を垂れる。
「ナ、ナリアちゃんが・・・第三王女・・・殿下?!」
「う、嘘だろ・・・お、俺・・かなりやらかしてるぞ・・・」
「ど、どうして・・・第三王女殿下がサーメリア学院に・・・」
ゼノアとミレード、エルスは今までのナリアに対する言動を全力で思い返していた。
「キベリアード伯爵。貴方はセルバイヤ王国の伯爵として有るまじき行為をしました。ここは大人しく私兵を引き沙汰があるまで謹慎してください。」
ナリアはリズナーの脇から一歩進んでキベリアード伯爵の前に出る。
(ほう・・・七歳には思えない立ち姿に言動・・・さすが王族と言ったところか。)
(・・・ぐっ・・・不味い!不味い!不味い!例えここで素直に引いたとしても私は終わりだ・・・私はこんな所で終わる訳にはいかんのだ・・・この国の為に私は必要なのだ!私が居ない王国などあってはならんのだ!!・・・ならば・・・)
キベリアード伯爵の全身から薄青のオーラが微かに揺らぐ。
ゼノアはそんなキベリアードの雰囲気を感じ取る。貴族の偏ったプライド、自分本位な考え、今こいつは反省なんかしていない・・・それどころか最悪な選択をしようといていると・・・
(・・・主様・・・)
ゼノアがキベリアード伯爵に目を向けていると不意に頭の中に声がする。それも綺麗で澄んだ女性の声である。
「えっ?!な、何?!だ、誰?!」
ゼノアがキョロキョロと辺りを見回していると目の前にブラッドガルムの顔が迫り首を少し傾げたような気がした。
(主様。私は先程、主様と従魔契約を致しましたブラッドガルムでございます。ですが今は主様のお力によりダークネスフェンリルへと進化したようです。今後、主様を害する輩は私が全て排除致しましょう。何なりとお申し付けください。)
見ているだけで吸い込まれそうな漆黒の毛並みを靡かせダークネスフェンリルがゼノアの前に座り頭を垂れている。
(えっ・・・えぇぇぇ!?!?ダ、ダークネス・・フェンリル?!た、確かゴルじいが言ってた危険度〈特Sランク〉の魔物の中に居たような・・・)
(さあ。主様・・・お命じください。”手始めにあの反省の色の無い愚かな輩を排除しろ”と。)
ダークネスフェンリルの目線を追うと蒼白い闘気をゆらりと纏い剣を握り締め立ち上がるキベリアード伯爵の姿があった。
「・・・ふっ・・・お、大人しくしていれば全てが終わる・・・私はこの国に必要なのだ・・・私の存在が必要不可欠なのだ!!くくっ・・・こうなったら・・・王女であろうが全て抹殺してゼロに戻せばいいっ!!!ここでは・・・何も・・・何も無かったのだぁぁぁぁぁぁ!!!」
キベリアード伯爵は狂気に顔を歪ませ勢いよく剣を振り上げ上段に構える!
「伯爵様!!おやめ下さい!!」
イーシアは立ち上がりリズナーの隣へと並び立つ。
「キベリアード伯爵!!馬鹿な事は止めるんだ!!今、私達は結界に護られている!!そんな事をしても伯爵の剣は私達には届かない!!」
「くくっ!!分かっているぞ!!そのガキの仕業だろう?!結界の外に居るこいつから始末すれば良い事だ!!」
キベリアード伯爵はリズナーの言葉を一蹴しゼノアを見下ろし力を込めて柄を握りしめる。
(・・・はぁ・・・本当に貴族って人種は・・・)
ゼノアが仕方なく身構えると背後からヒリ付くような魔力の高まりを感じる・・・
(・・・我が主様を・・・許さぬ・・)
「えっ?」
「キベリアード伯爵!!駄目だ!!それが一番の悪手だ!!」
「五月蝿い!!死ねぇぇぇ!!!」
(・・・我が主様に刃を向けるとは・・・許さぬぞ・・・)
キベリアード伯爵がリズナーの制止を振り切って振りかぶった剣をゼノアに向かって振り下ろす!しかしその瞬間、空から雷鳴が轟き黄金色の閃光がキベリアード伯爵を穿った。
ずびしゃぁぁぁぁぁぁぁん!!!
「ぐっ・・・がっ・・・・」
キベリアード伯爵は何が起こったのかも分からずその場で焼け焦げた匂いを漂わせて立ち尽くす・・・
「えっ?!今のは何?!魔法?!」
ゼノアは目を輝かせる。
「な、何っ?!何が起こったの?!」
イーシアが目を丸くしてぺたんと座り込む。
(こ、これは・・・特級属性・・雷魔法か!?確か・・風魔法と火魔法を極めた者のみが習得出来る属性魔法・・・稀に長命種であるエルフや魔族が使うと言われている属性魔法・・まさか・・・)
リズナーは恐る恐るゼノアに目を向けるがゼノアが驚いているのを見て雷魔法を使ったのはゼノアでは無いと確信する。
(・・さ、流石に違うか・・だが今のがゼノア君では無いとすると・・・)
リズナーはゼノアの傍に座るダークネスフェンリルを見上げるのであった。
キベリアード伯爵は身に付けている黄金の鎧に魔法耐性が付与されていたお陰で辛うじて息はあるが指一本も動かす事が出来ずに膝から崩れて落ちた・・・
どしゃっ・・・
(えっ?!あの魔法は君が使ったの?!・・もしかして・・・殺したの?)
(いいえ。死んではいません。アレには主様に刃を向けた事を後悔する時間を与えるべきです。私の雷魔法で全身の筋肉や内臓にダメージを与えました。雷魔法は全身に帯電し私の魔力以上の回復魔法でない限り回復は出来ません。今後まともな生活は送る事は出来ないでしょう。ふっ・・当然の報いです。)
(・・・そ、そうなんだ・・でもちょっとだけ同情するよ・・・それに雷魔法か・・・僕も使えるかな・・・?)
(ふふっ・・もちろん。主様のお力なら問題なく使えるでしょう。それと、これから主様のお側にお仕えするのにこの姿では不便ですね。)
(えっ?!これから側に?!)
ゼノアが呆気に取られていると目の前のダークネスフェンリルが黒い闇に包まれる。闇が渦巻き晴れるとそこには漆黒の髪でショートヘアーの中に一房だけ紫色の髪が眉間に垂れており、黒と紫を基調とし胸を強調したメイド服を着たスタイルの良い美しい女性が立っていた。
「なっ・・・何ぃ?!ブ、ブラッドガルムが女性に?!・・・さ、流石に私の理解を越えている・・・」
「・・・う、嘘・・・あ、あの大きなブラッドガルムが・・・い、一体何が起こったの?!・・・あぁ・・も、もう驚かないと思ったのに・・・」
リズナーとナリアが唖然として女性を眺める。周りに居る者たちも声も出せずに腰を抜かして息を飲んでいた。
「えっ・・・あ・・あの・・・」
皆が注目する中、理解が追いつかず唖然とするゼノアの前に姿を変えたダークネスフェンリルが微笑みながら進み出る。
「主様。これから主様にお仕えするにあたり私に名前を頂けないでしょうか?」
ダークネスフェンリルが皆が見惚れる程の綺麗なお辞儀をする。
「・・・えっ・・・あっ・・な、名前を僕が?」
「はい。お願い致します。」
ダークネスフェンリルが優しく微笑む。
「・・・う、うん・・じゃ、じゃあ・・ダークネス・・フェンリル・・・ネス・・フェル・・ネス・・・フェルネス・・うん・・フェルネスはどうかな?」
「・・・フェルネス。ありがとうございます。私は主様の忠実な僕フェルネス。主様。これで〈従魔契約〉が完了致しました。これで私の能力と身も心も全て主様の物です。これから末長くよろしくお願い致します。」
「えぇっ?!す、全てって・・・・」
フェルネスは艶めかしい表情を浮かべながら動揺するゼノアを持ち上げると愛しげに抱きしめる・・・
「う、うぶっ・・・こ、これは・・・す、凄い・・・ま、まあ・・・いっか・・・」
フェルネスの胸に収まったゼノアは成すがままに考えるのを止めるのであった。
キベリアード伯爵は間違いであって欲しいと僅かな期待を胸に恐る恐る目の前の少女の顔を見る。そして気付いてしまう。王宮で行われたナリア第三王女殿下の誕生日パーティーで一度だけ見た姿が目の前の少女と重なったのだ。
「あ・・あぁ・・・ま、まさか・・・な、何故・・ナリア第三王女殿下がこのような場所に・・・」
キベリアード伯爵は訳も分からず自分の犯した失態を数えながら跪き首を垂れる。
「ナ、ナリアちゃんが・・・第三王女・・・殿下?!」
「う、嘘だろ・・・お、俺・・かなりやらかしてるぞ・・・」
「ど、どうして・・・第三王女殿下がサーメリア学院に・・・」
ゼノアとミレード、エルスは今までのナリアに対する言動を全力で思い返していた。
「キベリアード伯爵。貴方はセルバイヤ王国の伯爵として有るまじき行為をしました。ここは大人しく私兵を引き沙汰があるまで謹慎してください。」
ナリアはリズナーの脇から一歩進んでキベリアード伯爵の前に出る。
(ほう・・・七歳には思えない立ち姿に言動・・・さすが王族と言ったところか。)
(・・・ぐっ・・・不味い!不味い!不味い!例えここで素直に引いたとしても私は終わりだ・・・私はこんな所で終わる訳にはいかんのだ・・・この国の為に私は必要なのだ!私が居ない王国などあってはならんのだ!!・・・ならば・・・)
キベリアード伯爵の全身から薄青のオーラが微かに揺らぐ。
ゼノアはそんなキベリアードの雰囲気を感じ取る。貴族の偏ったプライド、自分本位な考え、今こいつは反省なんかしていない・・・それどころか最悪な選択をしようといていると・・・
(・・・主様・・・)
ゼノアがキベリアード伯爵に目を向けていると不意に頭の中に声がする。それも綺麗で澄んだ女性の声である。
「えっ?!な、何?!だ、誰?!」
ゼノアがキョロキョロと辺りを見回していると目の前にブラッドガルムの顔が迫り首を少し傾げたような気がした。
(主様。私は先程、主様と従魔契約を致しましたブラッドガルムでございます。ですが今は主様のお力によりダークネスフェンリルへと進化したようです。今後、主様を害する輩は私が全て排除致しましょう。何なりとお申し付けください。)
見ているだけで吸い込まれそうな漆黒の毛並みを靡かせダークネスフェンリルがゼノアの前に座り頭を垂れている。
(えっ・・・えぇぇぇ!?!?ダ、ダークネス・・フェンリル?!た、確かゴルじいが言ってた危険度〈特Sランク〉の魔物の中に居たような・・・)
(さあ。主様・・・お命じください。”手始めにあの反省の色の無い愚かな輩を排除しろ”と。)
ダークネスフェンリルの目線を追うと蒼白い闘気をゆらりと纏い剣を握り締め立ち上がるキベリアード伯爵の姿があった。
「・・・ふっ・・・お、大人しくしていれば全てが終わる・・・私はこの国に必要なのだ・・・私の存在が必要不可欠なのだ!!くくっ・・・こうなったら・・・王女であろうが全て抹殺してゼロに戻せばいいっ!!!ここでは・・・何も・・・何も無かったのだぁぁぁぁぁぁ!!!」
キベリアード伯爵は狂気に顔を歪ませ勢いよく剣を振り上げ上段に構える!
「伯爵様!!おやめ下さい!!」
イーシアは立ち上がりリズナーの隣へと並び立つ。
「キベリアード伯爵!!馬鹿な事は止めるんだ!!今、私達は結界に護られている!!そんな事をしても伯爵の剣は私達には届かない!!」
「くくっ!!分かっているぞ!!そのガキの仕業だろう?!結界の外に居るこいつから始末すれば良い事だ!!」
キベリアード伯爵はリズナーの言葉を一蹴しゼノアを見下ろし力を込めて柄を握りしめる。
(・・・はぁ・・・本当に貴族って人種は・・・)
ゼノアが仕方なく身構えると背後からヒリ付くような魔力の高まりを感じる・・・
(・・・我が主様を・・・許さぬ・・)
「えっ?」
「キベリアード伯爵!!駄目だ!!それが一番の悪手だ!!」
「五月蝿い!!死ねぇぇぇ!!!」
(・・・我が主様に刃を向けるとは・・・許さぬぞ・・・)
キベリアード伯爵がリズナーの制止を振り切って振りかぶった剣をゼノアに向かって振り下ろす!しかしその瞬間、空から雷鳴が轟き黄金色の閃光がキベリアード伯爵を穿った。
ずびしゃぁぁぁぁぁぁぁん!!!
「ぐっ・・・がっ・・・・」
キベリアード伯爵は何が起こったのかも分からずその場で焼け焦げた匂いを漂わせて立ち尽くす・・・
「えっ?!今のは何?!魔法?!」
ゼノアは目を輝かせる。
「な、何っ?!何が起こったの?!」
イーシアが目を丸くしてぺたんと座り込む。
(こ、これは・・・特級属性・・雷魔法か!?確か・・風魔法と火魔法を極めた者のみが習得出来る属性魔法・・・稀に長命種であるエルフや魔族が使うと言われている属性魔法・・まさか・・・)
リズナーは恐る恐るゼノアに目を向けるがゼノアが驚いているのを見て雷魔法を使ったのはゼノアでは無いと確信する。
(・・さ、流石に違うか・・だが今のがゼノア君では無いとすると・・・)
リズナーはゼノアの傍に座るダークネスフェンリルを見上げるのであった。
キベリアード伯爵は身に付けている黄金の鎧に魔法耐性が付与されていたお陰で辛うじて息はあるが指一本も動かす事が出来ずに膝から崩れて落ちた・・・
どしゃっ・・・
(えっ?!あの魔法は君が使ったの?!・・もしかして・・・殺したの?)
(いいえ。死んではいません。アレには主様に刃を向けた事を後悔する時間を与えるべきです。私の雷魔法で全身の筋肉や内臓にダメージを与えました。雷魔法は全身に帯電し私の魔力以上の回復魔法でない限り回復は出来ません。今後まともな生活は送る事は出来ないでしょう。ふっ・・当然の報いです。)
(・・・そ、そうなんだ・・でもちょっとだけ同情するよ・・・それに雷魔法か・・・僕も使えるかな・・・?)
(ふふっ・・もちろん。主様のお力なら問題なく使えるでしょう。それと、これから主様のお側にお仕えするのにこの姿では不便ですね。)
(えっ?!これから側に?!)
ゼノアが呆気に取られていると目の前のダークネスフェンリルが黒い闇に包まれる。闇が渦巻き晴れるとそこには漆黒の髪でショートヘアーの中に一房だけ紫色の髪が眉間に垂れており、黒と紫を基調とし胸を強調したメイド服を着たスタイルの良い美しい女性が立っていた。
「なっ・・・何ぃ?!ブ、ブラッドガルムが女性に?!・・・さ、流石に私の理解を越えている・・・」
「・・・う、嘘・・・あ、あの大きなブラッドガルムが・・・い、一体何が起こったの?!・・・あぁ・・も、もう驚かないと思ったのに・・・」
リズナーとナリアが唖然として女性を眺める。周りに居る者たちも声も出せずに腰を抜かして息を飲んでいた。
「えっ・・・あ・・あの・・・」
皆が注目する中、理解が追いつかず唖然とするゼノアの前に姿を変えたダークネスフェンリルが微笑みながら進み出る。
「主様。これから主様にお仕えするにあたり私に名前を頂けないでしょうか?」
ダークネスフェンリルが皆が見惚れる程の綺麗なお辞儀をする。
「・・・えっ・・・あっ・・な、名前を僕が?」
「はい。お願い致します。」
ダークネスフェンリルが優しく微笑む。
「・・・う、うん・・じゃ、じゃあ・・ダークネス・・フェンリル・・・ネス・・フェル・・ネス・・・フェルネス・・うん・・フェルネスはどうかな?」
「・・・フェルネス。ありがとうございます。私は主様の忠実な僕フェルネス。主様。これで〈従魔契約〉が完了致しました。これで私の能力と身も心も全て主様の物です。これから末長くよろしくお願い致します。」
「えぇっ?!す、全てって・・・・」
フェルネスは艶めかしい表情を浮かべながら動揺するゼノアを持ち上げると愛しげに抱きしめる・・・
「う、うぶっ・・・こ、これは・・・す、凄い・・・ま、まあ・・・いっか・・・」
フェルネスの胸に収まったゼノアは成すがままに考えるのを止めるのであった。
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