前世は最強の宝の持ち腐れ!?二度目の人生は創造神が書き換えた神級スキルで気ままに冒険者します!!

yoshikazu

文字の大きさ
89 / 102

第89話 冒険者登録試験

しおりを挟む
(・・・昇格したばかりとは言え”撃滅の拳”の奴らはBランクの実力はあるはずだよ・・・それを子供扱いしたこのゼノアって子は・・・ふん。ここで私が実力を見極めてやるわ。)

デルマは”撃滅の拳”のBランク昇格を認めた一人であった。その男達をまだ年端も行かない子供が軽くあしらい薙ぎ倒したのである。デルマはそんな自分の判断が間違っていたのか胸の奥に不安を抱いていたのだった。



ばぁぁぁぁん!!
ぐがっしゃぁぁぁん!!

「くそがぁぁぁぁ!!あのメイド!!何処へ行きやがったぁぁぁぁ!!」

冒険者ギルドの勢いよく開け放たれた扉は蝶番が吹き飛び床に激しく叩きつけられ転がった。そして”撃滅の拳”のリーダーであるザルビーが目を血走らせ飛び込んで来た。

「な、何事ですか?また貴方ですか?!壊れた扉の修理代は請求しますからね!」

受付嬢のマリンがザルビーを見据える。普段から素行が悪い”撃滅の拳”に対してマリンは苛立ちを隠せずにこめかみを震わせていた。

「五月蝿ぇぇぇ!!受付嬢如きがこのBランクのザルビー様に意見するんじゃねぇーよ!!なんならこの場で犯すぞゴラァァァ!!」

ザルビーはマリンに詰め寄り息が掛かる距離まで顔を近付けた。

ぶちっ・・・

いつも冒険者達の自分勝手な要望と理不尽な要望に笑顔で取り繕っていたマリンの中で何かが切れた・・・

「・・・おい・・三下・・・」

「あぁっ?」

「てめぇ・・私を犯す?・・・はんっ!やって見なさいよ・・ギルマスが黙っていないわよ?」

「あっ・・う、うぐっ・・・そ、それは・・・」

普段優しい笑顔のマリンの豹変に勢い余ったザルビーの頭が急激に冷え自らの言葉に後悔を覚える。

「お、おい・・あ、あの笑顔のマリンちゃんが・・・」

「・・・だ、駄目だぁぁぁーー!!マリンちゃんは笑顔が命なんだぁぁぁぁ!!!」

マリンの豹変に冒険者の男達が頭を抱える中マリンはたじろぐザルビーに詰め寄るといつもの笑顔に戻る。

「はい!ですのであそこに転がっているお友達を早く介抱してあげてくださいね!・・・邪魔なので。」

ザルビーはマリンが満面の笑顔で指差す先を目で追うと呻き声を出しながら転がる男達がいた。

「あぁぁっ?!お、お前ら!!ど、どうしたぁぁ!!何があった!?」

ザルビーは慌てて腕を押さえ蹲っている男に駆け寄った。

「お、おい!!ガウラ!何があった!!・・・なっ?!そ、その腕・・ど、どうしたんだ!?」

ガウラの右腕は赤く腫れ上がり関節が幾つも増えたかのように在らぬ方向へ曲がっていた。

「あぐっ・・・ザルビーか・・・うぐっ・・・く、黒い・・メ、メイド・・・だ・・黒いメイド・・・」

(・・・を連れたガキに・・・)

がくっ・・・

ガウラは激痛で言葉が続かずそのまま気を失った。

「お、おい!!ガウラ!!・・ちっ!・・・黒いメイドだと?!・・・くそっ!!さっきの女か!!一体どういうつもりだ!あのメイド!!おい!!あの黒いメイドは何処へ行ったぁぁ!!」

ザルビーが鬼の形相でマリンに振り向く。

「お二人ならギルマスが訓練場に連れて行きましたよ。」

マリンは笑顔で応えるが目の奥は笑っていなかった。ザルビーの意図を察して嘲笑うような目ていた。

「くそったれがぁぁぁ!!この俺がお前らの仕返しをしてやるからなぁぁ!!黒メイドぉぉぉ!!待ってろよ!ごらぁぁぁ!!」

ザルビーは並べてあるテーブルと椅子を蹴散らしながら訓練場への階段を駆け上がって行った。

(ふふっ・・・訓練場に行って思い知ればいいわ・・・あわよくばお仲間と同じように痛い目を見ればいいのよ・・・ふん。)

マリンは眼を細め口元を歪めるのであった。


デルマに連れられギルドのニ階に着くとそこは少し広めの待合室のようで椅子やテーブルが置かれていた。デルマは止まる事なく無言で待合室を横切り奥にある両開きの扉を開け放った。

「うわ・・・広い・・・」

そこは一階のロビーをそのままの広さの空間が広がっていた。壁際にはトレーニング器具や模擬戦で使うであろう木剣や槍が並べられ弓の訓練用の的も並べなれていた。

「ここは冒険者ギルドの訓練場兼試験所だ。ゼノアだったわね?あんたの事は陛下からの書簡で知っているわ。だけど私は特別扱いはしないよ!冒険者ギルドのルールに従ってもらうからね!!」

「は、はい!よろしくお願いします!」

(・・・なんだろう・・この感覚・・・嫌じゃないかも・・・)

ゼノアはデルマの気迫に圧倒され固まる。しかしゼノアにとって女性から厳しく圧倒される経験が無く少なからず新鮮に思えた。

「いいかい?今からお前が冒険者の資質があるか試験をする。試験官はあそこに居るセルバイヤ王国唯一のAランク国選冒険者モーリヤ・ランドールさね!」

デルマの視線の先を見ると銀色のインナーの上から真紅の鎧を纏い両の腰に剣を携えた女性が腕組みをし立っていた。

「えぇっ!!あの人がAランク国選冒険者?!お、女の人なんだ・・・おっふ・・・」

ゼノアの目線はモーリアのこぼれ落ちそうな胸に釘付けであった。

「普段なら私が試験官をするんだ。だがね陛下からの指名でモーリアに変わったのさ。さて私からの忠告だよ。最初から出し惜しみせずに全力を出す事だね。なぜなら彼女は・・・手加減を知らない。たまに私が不在の時はモーリアに試験官をさせるが一人も合格者を出した事がないのさ。だから冒険者達の間では”新人殺し”とも言われているのさ。」

「・・えっ・・・”新人殺し”って・・」

「はんっ!その名の通りさ。モーリアを満足させる奴が合格するのさ。ちなみにモーリアにはあんたが国選冒険者ってのは伏せてある。質問攻めになって面倒だからね。さて、ゼノア。お前はモーリアを満足させられるかい?

「ふふっ。確かに珍しい称号ですけど主様なら容易い事ですわ。」

フェルネスがモーリアを〈鑑定〉しなから肩をすくめる。

Lv 60
モーリア・ランドール
称号 剣王
力   767
体力  640
素早さ 430
魔力  57

【固有スキル】〈闘気2〉〈王剣技2〉〈強撃2〉

(なっ?!こ、このメイド・・・〈鑑定〉持ちか・・・そ、それよりモーリアのステータスを見てこの余裕は・・・)

デルマは期待と不安が入り混じった感情でゼノアを見下ろす。

(ふん。国選冒険者は傲慢過ぎて気に入らないんだよ・・・ゼノアか・・陛下が認めたその実力・・・もしかしたら・・・)

デルマが口元を緩ませたその時、場違いな怒声が響き渡る。

「おい!!そこのメイドぉぉぉぉ!!よくもやってくれたなぁぁぁ!!」

この場の空気を無視してザルビーがフェルネスに向かって一直線に向かって来る。

「あ、あの人は・・冒険者ギルドの前で・・・」

ザルビーは勢いとは裏腹にフェルネスを警戒して手が届かない手前で立ち止まる。

「て、てめぇぇ!!お、俺の仲間を!!よ、よくもやってくれたなぁぁ!!」

ザルビーが威嚇するように声を上げるがその姿は誰が見ても遥か格上の強者に腰が引けながら虚勢を張る弱者の姿であった。

「ふっ・・・本当に・・この国の冒険者はランクが上がるとクズ冒険者になって行くのですね・・・悪い事は言わないわ。さっさとこの場から消えなさい。主様の冒険者登録の邪魔ですわ。さもないと・・先程のような手加減はしませんわ。」

フェルネスの目が紅く染まりザルビーを威嚇する。

「あぅっ・・・くっ・・・んあっ?あ、主様?」

ザルビーはフェルネスの足元にいるゼノアの姿を捉えた。

「な、何なんだこのガキは・・・こいつが、こんなガキが冒険者登録だと?!」

「落ち着きなザルビー。紹介するよ。この子はゼノア。陛下直々に冒険者登録を頼まれてたのさ。」

デルマはザルビーの次の反応を期待するかのようにわざとらしく笑顔を見せる。

「ゼノアです。よろしくお願いします。」

ゼノアは紹介され困惑するザルビーに対して丁寧にお辞儀をする。

「はっ・・・はあぁぁぁぁ?!こ、ここ、こんなガキが冒険者だとぉぉぉぉ!!?!ふ、ふざけ・・・」

がしぃぃっ!!

「がふっ!!」

突然、怒りを露わにしたフェルネスがザルビーの顎を下から掴み上げる。先程の冒険者ギルドの入口での出来事のデジャヴのように思えた。

(なっ?!こ、このメイド・・・ザルビーをあんな細腕で・・その上、片腕で軽々と・・・このメイド・・何者・・とにかく相当な手練なのは確かだね・・)

「一度ならずも二度までも主様を侮辱したわね・・・先程、手加減はしないと言ったはず・・・」

メキメキメキッ・・・

「あぎぇっ・・うぎがっ・・・」

フェルネスの腕に力が入って行く・・・

「こら!フェルネス!駄目だよ!」

「はっ!こ、これは失礼致しました。主様を侮辱されてつい・・・」

ぶんっ・・・

「ぶべっっっ・・・」

フェルネスはゼノアの声に我に返ると慌てザルビーを力任せに手放した。

どおぉぉぉん・・・

「ごぶべっ・・・」

ザルビーはフェルネスの手から放たれ対防御結界が張られた壁に激突しそのまま気を失った。

「さ、さあ!主様!冒険者登録試験をしましょう!!あ、相手の方もお待ちです!」

フェルネスは誤魔化すように笑顔を作りモーリアの待つ訓練場の中央へとゼノアと共に行きモーリアと対峙する。

「はぁ。全く・・・いつまで待たせるつもりだ!?陛下の命令じゃなかったら断ったんだ。ふん!早くしな!私は忙しいんだ!どうせ一瞬で終わるんだからな!」

モーリアは苛つき眉間に皺を寄せ吐き捨てる。目の前のフェルネスとゼノアの姿を見据え自分が負けるはずが無いと確固たる自信という名の傲慢さが見て取れた。

「ふふっ。一瞬で終わる?その程度のステータスでよくも吠えるわね。」

「なっ?!何?!」

フェルネスはゼノアの背後からモーリアの苛立ちを無視して言葉を続ける。

「忠告してあげますわ。最初から全身全霊で向かって来る事です。まあ、貴女如き触れる事さえ叶う事はありませんが。」

「こ、こら!!フェルネス!そんな事言っちゃ駄目だよ!!モーリアさんに失礼だよ!!

ゼノアが取り繕うがモーリアの耳には入っていなかった。プライドを傷付けられモーリアの苛立ちが眉間の皺の和と比例し増えて行く。

「・・・ほほう・・いい度胸だ。女だから適当にあしらって終わりにしてやろうと思ったが・・・もう後戻りは出来んぞ。私の全身全霊を見せてやる。子供を残して死んでも文句を言うなよ・・・〈闘気〉解放!!!」

モーリアの眼の色が変わり全身から黄色い闘気が溢れ出す!

「んっ?!あ、あれ?!も、もしかして・・・勘違いしてる?!」

モーリアはゼノアは眼中に無かった。目の前のフェルネスが子連れで冒険者登録にやって来たと勘違いしていたのだ。

「あ、あの!!ち、違うんです!!」

既にモーリアの耳にゼノアの声は届いていなかった。

「喰らえぇぇぇ!!絶技!!双絶斬!!」

「なっ?!モーリア!!や、やり過ぎだよ!!!」

デルマが叫ぶ。

しかしゼノアの目にはモーリアの動きが手に取るように見えていた。

(あぁ・・これなら大丈夫かな。ちゃんと手加減してくれてるみたいだね。)

デルマの声を無視してモーリアはそのまま踏み込む。それと同時に二本の剣を抜刀し交差した剣をそのまま振り抜こうとフェルネスに斬りかかった。

「ふっ・・・ん。」

しかしフェルネスは迫り来る双剣を避けようともせずに更に踏み込み振り抜かれる前に双剣が交差し重なった部分を二本の指で摘んで止めた・・・

「あぐっ?!な、なんだとぉぉぉ!!わ、私の絶技が・・・と、止められた?!」

その瞬間モーリアの攻撃の余波が辺りに吹き荒れ威力の凄さを物語っていた。

「ふっ・・・この剣技、躱されても闘気を放ち敵を撃つ二段構えの剣技ね。だけど振り切る前に止めればこの通りよ。」

「くっ!!」

モーリアは何事も無かったようににっこり笑うフェルネスから距離を取り肩を震わせながら立ち尽くす。

「・・・そ、そんな・・・わ、私の絶技を片手の指でだけで・・・それも初見殺しの技をあの一瞬で見抜いた・・・き、貴様・・・い、一体何者だ?!」

(・・た、確かに理屈はそうだ・・だけど・・あの刹那に・・いや、分かっていても・・・あの迫り来る闘気を纏った剣を躊躇なく素手で掴めるものなのか・・?)

デルマの頬に冷たいものが伝い落ちる。


「ふふ。私は主様の忠実な僕フェルネス。今日は主様の冒険者登録に来ましたの。」

フェルネスは我が子を紹介するようにゼノアに眼を向ける。

「はっ?!主様?!冒険者登録って・・・」

モーリアはフェルネスの足元にいるゼノアを見下ろした。そして一瞬で目尻に皺が寄る・・・

「はあぁぁぁ?!こ、こんな子供が冒険者登録だとぉぉぉぉ?!馬鹿言うなぁぁ!!お、お前じゃないのか?!」

(ははっ・・やっぱりそうなるよね・・・)

ゼノアはモーリアの心情を察して指の先で頬を掻く。

「えぇ。私はただの主様の付き添いですわ。さあ。貴女もお忙しいのでしょう?準備運動はそれぐらいにして試験とやらを始めてください。」

「・・・さっきのが準備運動・・・ば、馬鹿な・・そ、その実力で・・た、ただの付き添いだと・・・」

(はぁ・・このまま長居すると面倒な事が起こりそうだね・・・早く終わらそう。)

「あの!モーリアさん!よろしくお願いします。」

ゼノアは深々とお辞儀をする。

「はんっ!こんな子供の相手をする事になるとはね・・・だけど冒険者になろうとしてるんだ!手加減はしないよ?いいわね?怪我をしても文句は受け付けないよ!?」

モーリアは腰を折りゼノアの顔を覗き込む。ゼノアはそれを笑顔で迎え撃つ。

「うん!解りました!僕もモーリアさんに怪我をさせないように手加減しますね!」

ゼノアに悪気は無かった。しかしリルベラのこめかみが震える・・・

「なっ・・・こ、こ、この私に・・て、手加減だと?!」

「ふふっ・・主様も相手を挑発するのが上手になりましたね。」

「えあっ・・・あぁーーっ!!い、今のは、ち、違っ・・・」

ゼノアは失言に慌てふためくが時既に遅かった。モーリアは怒りを滲ませゆっくりと身体を起こすとゼノアを見下ろした。

「・・・ほ、ほほう・・・まだ年端もいかぬ子供がこのAランク国選冒険者の私を挑発するとは・・・いい度胸だ。いいだろう・・・お前と私の力の差というものを教えてやる!ふん!まずはお前に先手をくれてやる!もちろん手加減など要らん!!お前の全力の一撃を打ち込んでこい!!その思い上がった考えを叩き直してやる!!」

(えぇっ・・・ど、何処かで聞いた事がある展開なんだけど・・・)

ゼノアが恐る恐るフェルネスを見るとフェルネスは嘲笑うかのように口元を歪ませていた・・・

(うふふ・・これはいい機会ですわ。私も主様の全力を見てみたいわ・・・)

「主様。これは主様の実力を測る場ですわ。あの者が言うように中途半端な力では認めてもらえないかも知れません!ここは全力で挑みましょう!そう!全力で!!」

フェルネスは眼を輝かせながらゼノアの顔を覗き込む。

(な、なんか違う意味にも感じるんだけど・・・でも・・合格基準が分からない以上フェルネスの言う事も間違ってはいないよね・・・)

「・・・そ、そうだね・・・中途半端は駄目だよね。うん!分かったよフェルネス!僕の全力を見てもらおう!」

「はい!楽し・・・い、いえっ!ご、ご武運を!!それでは私は離れて見ていますわ!」

(うふっ!)

フェルネスは小さくガッツポーズを決める。そして小走りでデルマの元へ戻りゼノアの勇姿を見逃すまいと真っ直ぐゼノアの背中を見つめる。


「ねえ、あんた・・フェルネスとか言ったね。一体あんたは何者だい?陛下からは”国選冒険者に任命したゼノアという少年が行くから冒険者登録を頼む”としか聞いてなくてね。」

デルマは微笑むフェルネスの横顔を見据える。フェルネスはそれに応えるように優雅にデルマに振り向き綺麗なお辞儀をする。

「これはデルマ様。名乗るのが遅れまして失礼致しました。私は主様であるゼノア様の従魔ダークネス・フェンリルことフェルネスと申します。今後共お見知り置きを。」

「へっ・・・」

デルマはフェルネスの話に思考が渋滞し呆けた表情で口を開けたまま話の内容を咀嚼する。

「・・・はっ?ま、待て・・・お、お前が・・じゅ、じゅ、従魔?!い、いや、いやいやいやいやいやいやっっ!!ひ、人型の従魔なんて聞いた事ないぞ?!・・・えっ?!んあっ・・・そ、それに・・わ、私の聞き間違いでなければ・・・お、お前がダ、ダダ、ダークネス・・フェンリルと聞こえたのだが・・」

冷静を装おうとしていたデルマであったが表情は意思とは別に動揺を隠せず脂汗が頬を伝う。そして目の前で微笑むフェルネスからゆっくりと離れるように後退る・・・

「えぇ。そう言いましたわ。私は主様のお力で進化したダークネス・フェンリルです。今は主様にお支えする為に人化しこの姿になっています。」

顔を上げ静かに見開くフェルネスの眼は深淵を覗くような暗黒の眼を見開きデルマに微笑んで見せた。

「・・・ううっ・・し、信じられん・・・あ、あの伝説級の幻獣・・・ダークネス・フェンリルだって?!そ、そんな事が・・・ん?ちょっと待て・・・そ、それならあの少年はテイマーなのか?!」

「ふふっ・・・それは違います。〈従魔契約〉は主様のスキルの一つに過ぎません。」

「ス、スキルの一つ?!テイマーだから〈従魔契約〉を持っているのではなのか?!一体何を言っているんだ?!まるで幾つもスキルを持っているように聴こえるぞ?!」

「ふっ・・・口で言っても理解出来ないでしょう。さあ!百聞は一見にしかず。主様の本気のお力を刮目しましょう!」

フェルネスはゼノアの勇姿を眼に焼き付けるべく真っ直ぐゼノアの姿を眼に捉える。

(い、一体どういう事・・・?!納得出来ない事が多すぎる・・・だが・・今は登録試験が優先か・・・」

「モーリア!!試験を始めて!!」

デルマはフェルネスの楽しそうな姿を横目に仕方なくモーリアとゼノアの模擬戦開始の合図を告げるのであった。
しおりを挟む
感想 37

あなたにおすすめの小説

S級冒険者の子どもが進む道

干支猫
ファンタジー
【12/26完結】 とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。 父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。 そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。 その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。 魔王とはいったい? ※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。

神の手違い転生。悪と理不尽と運命を無双します!

yoshikazu
ファンタジー
橘 涼太。高校1年生。突然の交通事故で命を落としてしまう。 しかしそれは神のミスによるものだった。 神は橘 涼太の魂を神界に呼び謝罪する。その時、神は橘 涼太を気に入ってしまう。 そして橘 涼太に提案をする。 『魔法と剣の世界に転生してみないか?』と。 橘 涼太は快く承諾して記憶を消されて転生先へと旅立ちミハエルとなる。 しかし神は転生先のステータスの平均設定を勘違いして気付いた時には100倍の設定になっていた。 さらにミハエルは〈光の加護〉を受けておりステータスが合わせて1000倍になりスキルも数と質がパワーアップしていたのだ。 これは神の手違いでミハエルがとてつもないステータスとスキルを提げて世の中の悪と理不尽と運命に立ち向かう物語である。

異世界の貴族に転生できたのに、2歳で父親が殺されました。

克全
ファンタジー
アルファポリスオンリー:ファンタジー世界の仮想戦記です、試し読みとお気に入り登録お願いします。

異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。

桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。 だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。 そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。 異世界転生 × 最強 × ギャグ × 仲間。 チートすぎる俺が、神様より自由に世界をぶっ壊す!? “真面目な展開ゼロ”の爽快異世界バカ旅、始動!

パワハラ騎士団長に追放されたけど、君らが最強だったのは僕が全ステータスを10倍にしてたからだよ。外れスキル《バフ・マスター》で世界最強

こはるんるん
ファンタジー
「アベル、貴様のような軟弱者は、我が栄光の騎士団には不要。追放処分とする!」  騎士団長バランに呼び出された僕――アベルはクビを宣言された。  この世界では8歳になると、女神から特別な能力であるスキルを与えられる。  ボクのスキルは【バフ・マスター】という、他人のステータスを数%アップする力だった。  これを授かった時、外れスキルだと、みんなからバカにされた。  だけど、スキルは使い続けることで、スキルLvが上昇し、強力になっていく。  僕は自分を信じて、8年間、毎日スキルを使い続けた。 「……本当によろしいのですか? 僕のスキルは、バフ(強化)の対象人数3000人に増えただけでなく、効果も全ステータス10倍アップに進化しています。これが無くなってしまえば、大きな戦力ダウンに……」 「アッハッハッハッハッハッハ! 見苦しい言い訳だ! 全ステータス10倍アップだと? バカバカしい。そんな嘘八百を並べ立ててまで、この俺の最強騎士団に残りたいのか!?」  そうして追放された僕であったが――  自分にバフを重ねがけした場合、能力値が100倍にアップすることに気づいた。  その力で、敵国の刺客に襲われた王女様を助けて、新設された魔法騎士団の団長に任命される。    一方で、僕のバフを失ったバラン団長の最強騎士団には暗雲がたれこめていた。 「騎士団が最強だったのは、アベル様のお力があったればこそです!」  これは外れスキル持ちとバカにされ続けた少年が、その力で成り上がって王女に溺愛され、国の英雄となる物語。

倒した魔物が消えるのは、僕だけのスキルらしいです

桐山じゃろ
ファンタジー
日常のなんでもないタイミングで右眼の色だけ変わってしまうという特異体質のディールは、魔物に止めを刺すだけで魔物の死骸を消してしまえる能力を持っていた。世間では魔物を消せるのは聖女の魔滅魔法のみ。聖女に疎まれてパーティを追い出され、今度は魔滅魔法の使えない聖女とパーティを組むことに。瞳の力は魔物を消すだけではないことを知る頃には、ディールは世界の命運に巻き込まれていた。

復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜

サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」 孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。 淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。 だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。 1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。 スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。 それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。 それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。 増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。 一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。 冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。 これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。

インターネットで異世界無双!?

kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。  その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。  これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。

処理中です...