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第二章 ヒノデの国(上)
団吉とおみつ
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「秘密ねえ…、外の人はわかんねえや。でもアンタ顔出したくねえんだろ?じゃあ他の食うなら店ん中入りな」
「え、いいんですか?」
「おうよ。ここは人情の国だからねえ。困ってる奴がいたら助ける、食いたい奴には食わせてやる、そういうとこだ」
「へえ、そうなんだ」
「まあお代は貰うけどな!」
快活な笑顔で笑った店主につられるように笑ってアルフレッドを見る。店内でなら別に構わないのか微かに頷いたのを確認してから食べる分だけ注文して中に入る。中は元々客用ではないらしく作業場と少しの休憩スペースしか見当たらず、二人はそこに座るよう促されて畳の上に腰を下ろし、ラファエルは早速皿に乗った他の団子を頬張った。
「…お客さん、こりゃあれかい。オラァ口元しか見えてねえが、目とかもすごいのかい」
「天使だか女神だかいわれるくらいには」
「はー…そりゃあ。天使がどんなもんかは知らねえが、女神様ってなりゃあそりゃすげえんだろうな」
「…おい」
「おっと勘違いしちゃあいけねえや!オラァ女房一筋なんでい!」
モグモグとあんこがたっぷりと乗った団子を頬張りもったりとした甘さと丁度いい弾力に頬を緩め舌鼓を打ちながら隣から聞こえてくる会話に時折相槌で参加する。どうやらこの店主は妻帯者のようで、そこからはアルフレッド相手に自分がいかに苦労して嫁を口説き落としたかを熱弁しており随分な愛妻家だなぁと感心していたが意外にもアルフレッドはその話を真面目に聞いているようだった。
「うちの嫁さんは鈍くってよぉ、オレがどんだけ態度で示しても全然わかってくれなかったんだよ。そのクセあっちもオレにだけ可愛い顔するからオラァもうたまんなくてよぉ!」
「……ああ」
「けどなぁ、男が好きだなんだと口にするのぁ恥ずかしいじゃねえか。だからオラァずっと言えなかったんだ。今思えばヘタレなんだけどよぉ」
いつの間にか話題は嫁さんの惚気から馴れ初めへと変わったらしい。男二人が膝を突き合わせて恋の話をしている様子を最後の一本を頬張りながら見ていると入り口に人の気配を感じて目線を向けるとそこにはオレンジ色の和服を着た可愛らしい女性がいて目を瞬かせた。
「…あのー」
「なんでい今いいとこ、おみっちゃん!?」
きっとお客さんだろうと店主に声を掛けるとどうやら話が白熱していたらしく勢いよくこちらを振り返った先に見えた女性の姿に店主の目がカッと開いて猫みたいにその場で飛び跳ねた。
「あ、良かった。ちゃんとお店にいたんですね団吉さん」
「ダメじゃねえかおみっちゃん、ちゃんと家にいねえと!」
「ずっと家にいる方が体に悪いですよ。中にいらっしゃるのはお客さんですか?」
ちょうど団子も食べ終わり口元の布を上げたところでもう一度目があって会釈すると女性もぺこりと頭を下げ店主と一緒に中へ入って来る。
「お二人とも、この子がオレの女房のおみっちゃんだ。別嬪さんだろぉ?」
「やだ団吉さんったら」
心底自慢げに紹介する店主と照れて頬を染める女性はとてもお似合いだった。
「おみつといいます。お団子買ってくれてありがとうございます」
柔らかい微笑みを浮かべるおみつの顔にラファエルは胸がまた痛むのを感じた。
肌の色や、髪の色のせいだろうか、それとも、声だろうか。
「あ、もしかしてお店のお団子いくつか召し上がって下さったんですか?どれが美味しかったです?私はみたらし団子が特にお気に入りで」
その人は、記憶の中にあるかつての家族によく似ていた。
△▼△
「なるほど、お二人はお宿をお探しだったんですね!」
パチンと両手を合わせて明るい声を出すおみつにアルフレッドが頷いた。
「ああ、さっさと探すつもりだったんだがこいつがここのダンゴが美味そうだって言うからな」
「アルフも美味いって言ってたじゃん」
二人は座敷に並んで座り、おみつは団吉が出した椅子に腰掛けていた。時折笑い声が上がると店先で団子を焼いている団吉の肩がぴくっと動いて混ざりたそうにしているが生憎人気店なのか飛ぶように団子が売れている。先程まで話込めていたのは単純に時間帯の問題だったのかもしれない。
「でもお宿…。今日港に来ていた船とても大きかったから、もしかしたらどこもいっぱいかもしれません」
頬に手を当てて難しそうに告げられた内容に二人はまあそうだろうなと頷いた。
「…まあ最悪野宿でも」
「ええ!?ダメですよそんなの!夜は危ないんですから!」
「いやでも僕達」
「あそこなら空いてんじゃねえか?」
丁度お客さんも団子も捌き切ったらしい団吉が手の甲で汗を拭いながら中に戻ってきた。仕事をしながらでもこちらの話を聞いていたらしく心当たりがあるのか今はおみつの耳元で何やら話している。「ええ?」おみつの困惑した声にラファエルは首を傾げた。
「だって団吉さんあそこは…」
「けどここいらの宿はもう埋まってそうだぜ。さっきから外の奴らがひっきりなしに町を歩いてる」
「…うーん、だけど…」
「さすがに俺たちも野宿は避けたい。教えて貰えると助かる」
難しそうな顔をしていたおみつがもう一度団吉と顔を見合わせて二人へと視線を向ける。
「…お宿、あるにはあるんです。とっても立派な、お値段もするんですけど、ご飯も美味しいお宿が…」
「ただなあ」
「ただ…?」
「……今日そこの息子らが外から帰って来たんだよ。とんでもねえ荒くれ者で、気に入らねえ奴は力づくで黙らせちまうようなおっかねえ双子で」
「…双子?」
二人の脳裏にある人物たちが浮かんだ。
「ええ、二人とも丸刈りで、ものすごい筋肉で…」
一人は柄が悪そうで、一人はきっと見た目が奇抜であることが予想できた。
「特に弟の方なんかもう男だか女だかわからなくて…」
青空の下、蝶のように羽ばたいた生き物が思い出される。
「…本当におっかないんです、オヅラさんとマヅラさん」
「問題ない。案内してくれ」
「え、いいんですか?」
「おうよ。ここは人情の国だからねえ。困ってる奴がいたら助ける、食いたい奴には食わせてやる、そういうとこだ」
「へえ、そうなんだ」
「まあお代は貰うけどな!」
快活な笑顔で笑った店主につられるように笑ってアルフレッドを見る。店内でなら別に構わないのか微かに頷いたのを確認してから食べる分だけ注文して中に入る。中は元々客用ではないらしく作業場と少しの休憩スペースしか見当たらず、二人はそこに座るよう促されて畳の上に腰を下ろし、ラファエルは早速皿に乗った他の団子を頬張った。
「…お客さん、こりゃあれかい。オラァ口元しか見えてねえが、目とかもすごいのかい」
「天使だか女神だかいわれるくらいには」
「はー…そりゃあ。天使がどんなもんかは知らねえが、女神様ってなりゃあそりゃすげえんだろうな」
「…おい」
「おっと勘違いしちゃあいけねえや!オラァ女房一筋なんでい!」
モグモグとあんこがたっぷりと乗った団子を頬張りもったりとした甘さと丁度いい弾力に頬を緩め舌鼓を打ちながら隣から聞こえてくる会話に時折相槌で参加する。どうやらこの店主は妻帯者のようで、そこからはアルフレッド相手に自分がいかに苦労して嫁を口説き落としたかを熱弁しており随分な愛妻家だなぁと感心していたが意外にもアルフレッドはその話を真面目に聞いているようだった。
「うちの嫁さんは鈍くってよぉ、オレがどんだけ態度で示しても全然わかってくれなかったんだよ。そのクセあっちもオレにだけ可愛い顔するからオラァもうたまんなくてよぉ!」
「……ああ」
「けどなぁ、男が好きだなんだと口にするのぁ恥ずかしいじゃねえか。だからオラァずっと言えなかったんだ。今思えばヘタレなんだけどよぉ」
いつの間にか話題は嫁さんの惚気から馴れ初めへと変わったらしい。男二人が膝を突き合わせて恋の話をしている様子を最後の一本を頬張りながら見ていると入り口に人の気配を感じて目線を向けるとそこにはオレンジ色の和服を着た可愛らしい女性がいて目を瞬かせた。
「…あのー」
「なんでい今いいとこ、おみっちゃん!?」
きっとお客さんだろうと店主に声を掛けるとどうやら話が白熱していたらしく勢いよくこちらを振り返った先に見えた女性の姿に店主の目がカッと開いて猫みたいにその場で飛び跳ねた。
「あ、良かった。ちゃんとお店にいたんですね団吉さん」
「ダメじゃねえかおみっちゃん、ちゃんと家にいねえと!」
「ずっと家にいる方が体に悪いですよ。中にいらっしゃるのはお客さんですか?」
ちょうど団子も食べ終わり口元の布を上げたところでもう一度目があって会釈すると女性もぺこりと頭を下げ店主と一緒に中へ入って来る。
「お二人とも、この子がオレの女房のおみっちゃんだ。別嬪さんだろぉ?」
「やだ団吉さんったら」
心底自慢げに紹介する店主と照れて頬を染める女性はとてもお似合いだった。
「おみつといいます。お団子買ってくれてありがとうございます」
柔らかい微笑みを浮かべるおみつの顔にラファエルは胸がまた痛むのを感じた。
肌の色や、髪の色のせいだろうか、それとも、声だろうか。
「あ、もしかしてお店のお団子いくつか召し上がって下さったんですか?どれが美味しかったです?私はみたらし団子が特にお気に入りで」
その人は、記憶の中にあるかつての家族によく似ていた。
△▼△
「なるほど、お二人はお宿をお探しだったんですね!」
パチンと両手を合わせて明るい声を出すおみつにアルフレッドが頷いた。
「ああ、さっさと探すつもりだったんだがこいつがここのダンゴが美味そうだって言うからな」
「アルフも美味いって言ってたじゃん」
二人は座敷に並んで座り、おみつは団吉が出した椅子に腰掛けていた。時折笑い声が上がると店先で団子を焼いている団吉の肩がぴくっと動いて混ざりたそうにしているが生憎人気店なのか飛ぶように団子が売れている。先程まで話込めていたのは単純に時間帯の問題だったのかもしれない。
「でもお宿…。今日港に来ていた船とても大きかったから、もしかしたらどこもいっぱいかもしれません」
頬に手を当てて難しそうに告げられた内容に二人はまあそうだろうなと頷いた。
「…まあ最悪野宿でも」
「ええ!?ダメですよそんなの!夜は危ないんですから!」
「いやでも僕達」
「あそこなら空いてんじゃねえか?」
丁度お客さんも団子も捌き切ったらしい団吉が手の甲で汗を拭いながら中に戻ってきた。仕事をしながらでもこちらの話を聞いていたらしく心当たりがあるのか今はおみつの耳元で何やら話している。「ええ?」おみつの困惑した声にラファエルは首を傾げた。
「だって団吉さんあそこは…」
「けどここいらの宿はもう埋まってそうだぜ。さっきから外の奴らがひっきりなしに町を歩いてる」
「…うーん、だけど…」
「さすがに俺たちも野宿は避けたい。教えて貰えると助かる」
難しそうな顔をしていたおみつがもう一度団吉と顔を見合わせて二人へと視線を向ける。
「…お宿、あるにはあるんです。とっても立派な、お値段もするんですけど、ご飯も美味しいお宿が…」
「ただなあ」
「ただ…?」
「……今日そこの息子らが外から帰って来たんだよ。とんでもねえ荒くれ者で、気に入らねえ奴は力づくで黙らせちまうようなおっかねえ双子で」
「…双子?」
二人の脳裏にある人物たちが浮かんだ。
「ええ、二人とも丸刈りで、ものすごい筋肉で…」
一人は柄が悪そうで、一人はきっと見た目が奇抜であることが予想できた。
「特に弟の方なんかもう男だか女だかわからなくて…」
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「問題ない。案内してくれ」
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