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第二章 ヒノデの国(下)
魔術というもの
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ヒノデの国に滞在して五日程経過した。その間ラファエル達はマヅラ達のいる宿屋に世話になっているし、最初の一日以外の宿代はさすがに自分たちで支払っている。その頃にはマヅラとの勝負で負っていた怪我も綺麗に癒えて、というより「癒してもらった」と言った方が正しい。
この世界には通常の動物が異常な進化を遂げて巨大化した「魔物」というものがいて、そして「魔術」というものも存在している。ただそれはアニメや漫画の中に出てくるような魔法ではなく、生活や戦闘に深く根付いているものだ。
「まさかタリヤ君が魔術師だったとはねー」
「あれには驚いたな」
二人はまだ客室にいた。日の傾き方からいって午後一時くらいだろうか、早朝から起きて町の探索や少し離れた場所にある村にまで足を伸ばしてみたり珍しいものを食べたりと、この数日間二人は観光のようなものを楽しんでいた。
勝負の時にヒビが入ってしまったゴーグルも町の眼鏡屋で新しいものを購入し、外に出る時は今でもラファエルは顔を隠したままだ。だがその下の顔の傷はすっかりなくなり、傷跡すら見当たらない。
それは初日にラファエル達が温泉から戻ってきた時だった、どうやら出てくるのを待っていたらしいタリヤが傷を治したいと言ってくれたおかげでラファエルの顔からは傷が消えた。そういえばマヅラの傷も見当たらなかったなと思い出し、それもタリヤのおかげだったのかと納得し、それから時折タリヤの話題になったりする。
今話題に上がった理由は室内の天井に吊り下げられている球体を見たからだ。
この世界はラファエルから見れば文明は遅れている。けれど、そのまま歴史の教科書のような生活なのかと言われたら全くそんなことはない。例えばこの球体は夜になれば明かりを灯してそれこそ電灯と同じ役割を持つし、医療に関してはこちらの方が凄いのではと思う時もある。
それがタリヤの施した治療なわけだが、この電灯も治療も大きくまとめてしまえば全て「魔術」にあたる。
だがそれを扱える人物が極端に少なく、本来なら魔術師は国が囲うのだがタリヤはハンターとして世界中を旅していた。本人曰く力が弱すぎるとのことだったが二人分の怪我を全快させる力は決して弱いとは言わないし、寧ろ強い力のはずだ。何かあることは確かだったがハンターという職には訳ありな人がちらほらいる。それはラファエルも含めそうだった。
「まあ魔術師ってどこで生まれるかわからないっていうもんね。実際目の前で見ても未だにちょっと信じられないし。魔力ってなんだろうね」
魔術を扱う人間には必ず魔力というものが必要になる。けれどこの魔力というのが難しく、発現する人物が極端に少なく、そしてどういった人物に魔力が宿るのかも全く規則性がない。正しく魔力があるかどうかは「運」なのだ。
魔術師自体見ることが稀で、その力を体感できるとなったら更に珍しさは増す。
地味といってもいいほど静かにタリヤによって練られた魔力が触れられた頬から身体に流れ込んで、瞬く間に傷が治った瞬間はあまりの驚きに目を白黒させたものだ。ラファエルは貴族だがその地位にいても魔術師というものには滅多にお目にかかれない。ラファエルとしての記憶を探ってもそんな人物と出会ったのは幼少の頃、父に連れて行かれたパーティだけだったような気がする。
「俺もあれだけの魔術を見たのは初めてだな。師匠と城に行った時にすれ違いはするが話したりはしねえし」
「あ、そういえばアルフ、未だに勧誘来るの?」
アルフレッドの眉間にぐっと皺が寄った。明らかに面倒臭いと書かれたその顔にラファエルは苦笑し、けれどその質問を無しにするつもりはないのか先を促すようにアルフレッドを見る。
「……この前もギルド宛に手紙が来てたな。騎士にはならねえって何度も言ってるのに、師匠も飽きねえな」
「まあ手塩に掛けて育てた弟子を出世させてやりたいって親心でもあるんじゃないの?」
「恩はあるが俺の人生は俺の物だからな。そこで師匠の心を汲んでやることはねえだろ」
ラファエルとアルフレッドの剣の師匠は元々は国に勤めていた騎士だった。剣技にかなり優れており、現役の頃は負けなしの戦神とまで言わしめた人物らしいが二人にとって師匠はすぐ手が出るおっかないお爺さんだった。
年老いてそれなのだから現役の頃はそれは苛烈な人物だったのだろうなと容易に想像できて時折二人で笑い合ったこともある。
アルフレッドは元々師匠が連れてきた子供だが血は繋がっておらず、所謂戦争孤児というやつだった。色々とあって師匠と旅をしていたがある時縁があってラファエルの生家であるローデン家の住み込み剣士となり、今も実家に戻れば二人の剣の腕を確かめてくれる。
そんな人だが昔は国一番とも言われた剣の腕前の持ち主で、未だに戦術稽古をつけに城に行くことも多くその度にアルフレッドも連れて行っていたものだから昔から騎士の中ではアルフレッドは名の知れた人物だった。
だから誰もがアルフレッドは騎士になるものだと信じて疑っていなかったし、師匠もそのつもりでアルフレッドを鍛えていたのだろうから「ハンターになる」と宣言した時の衝撃といったらなかった。正直なところ、ラファエルが父を説得するよりも師匠を説得する方がはるかに難しかったのではないかと思う。
「手合わせは好きだが組織に縛られるのがどうも合わねえ。それに出世したらしたらで貴族位を与えられるってのも面倒だ。俺は旦那様やエドウィン様みたいなことはできねえ」
溜息混じりに言葉を続けて背もたれに寄りかかったアルフレッドの顔は言葉通り心底面倒臭そうな物だった。どれだけ出世しても師匠のように自由に出来る可能性もあるが、そうなるまでの拘束期間を考えるとどうしてもアルフレッドは騎士になるという道を選ぶ気にはなれないらしい。
「確かにお父様もお兄様もすごいよね。領地を取り仕切るなんて僕にはとても無理だし、それに僕は今の生活が好きだよ」
広縁に並べられた二脚の椅子に二人は腰掛け、大きな窓から見える景色を眺めた。
宿屋の三階にあたる部屋から見える景色は町を望むことが出来て、少し目線を先に向ければ海だって見ることができた。少し開けた隙間からは風が入り込んでラファエルの髪をふわりと柔らかく攫った。
目線を下げると人の営みが見えて、その活気に元気を分けて貰えるような気さえした。
「……いつか、もう冒険しなくていいやってなった時、こんな風に穏やかに過ごせたらいいな。畑とかして野菜育ててさ、たまにハンターの依頼受けて自給自足するんだ。……でも一応僕も貴族だから、それも難しいかなぁ」
本来貴族はハンターにはならない。なぜなら生まれながらにしてそれぞれに既に役割が割り当てられているからだ。例えば長男のエドウィンは領主になると生まれた時から決まっていたし、2番目の兄はその補佐をしながら領地の利益の為に商家の娘と結婚することが決まっている。他の兄達もそれぞれの決まった人生があり、ラファエルもそれに準ずるはずだったのに、二年前に変わってしまったことで今猶予を貰っている。
少なくともラファエルはそう思っていた。
「…まあ、まだ何も言われてないってことはしばらくこの生活でも良いってことだし、あんまり気にしてもしょうがないよね」
「もし」
アルフレッドも同じように外を見ていた。
「もしお前の好きなように生きて良いとしたら、その時」
それから先の言葉は続くことはなかった。
続かなかったことにほっとしている自分と、その先が知りたいと思う自分がいてラファエルは曖昧に笑うしかなかった。
この世界には通常の動物が異常な進化を遂げて巨大化した「魔物」というものがいて、そして「魔術」というものも存在している。ただそれはアニメや漫画の中に出てくるような魔法ではなく、生活や戦闘に深く根付いているものだ。
「まさかタリヤ君が魔術師だったとはねー」
「あれには驚いたな」
二人はまだ客室にいた。日の傾き方からいって午後一時くらいだろうか、早朝から起きて町の探索や少し離れた場所にある村にまで足を伸ばしてみたり珍しいものを食べたりと、この数日間二人は観光のようなものを楽しんでいた。
勝負の時にヒビが入ってしまったゴーグルも町の眼鏡屋で新しいものを購入し、外に出る時は今でもラファエルは顔を隠したままだ。だがその下の顔の傷はすっかりなくなり、傷跡すら見当たらない。
それは初日にラファエル達が温泉から戻ってきた時だった、どうやら出てくるのを待っていたらしいタリヤが傷を治したいと言ってくれたおかげでラファエルの顔からは傷が消えた。そういえばマヅラの傷も見当たらなかったなと思い出し、それもタリヤのおかげだったのかと納得し、それから時折タリヤの話題になったりする。
今話題に上がった理由は室内の天井に吊り下げられている球体を見たからだ。
この世界はラファエルから見れば文明は遅れている。けれど、そのまま歴史の教科書のような生活なのかと言われたら全くそんなことはない。例えばこの球体は夜になれば明かりを灯してそれこそ電灯と同じ役割を持つし、医療に関してはこちらの方が凄いのではと思う時もある。
それがタリヤの施した治療なわけだが、この電灯も治療も大きくまとめてしまえば全て「魔術」にあたる。
だがそれを扱える人物が極端に少なく、本来なら魔術師は国が囲うのだがタリヤはハンターとして世界中を旅していた。本人曰く力が弱すぎるとのことだったが二人分の怪我を全快させる力は決して弱いとは言わないし、寧ろ強い力のはずだ。何かあることは確かだったがハンターという職には訳ありな人がちらほらいる。それはラファエルも含めそうだった。
「まあ魔術師ってどこで生まれるかわからないっていうもんね。実際目の前で見ても未だにちょっと信じられないし。魔力ってなんだろうね」
魔術を扱う人間には必ず魔力というものが必要になる。けれどこの魔力というのが難しく、発現する人物が極端に少なく、そしてどういった人物に魔力が宿るのかも全く規則性がない。正しく魔力があるかどうかは「運」なのだ。
魔術師自体見ることが稀で、その力を体感できるとなったら更に珍しさは増す。
地味といってもいいほど静かにタリヤによって練られた魔力が触れられた頬から身体に流れ込んで、瞬く間に傷が治った瞬間はあまりの驚きに目を白黒させたものだ。ラファエルは貴族だがその地位にいても魔術師というものには滅多にお目にかかれない。ラファエルとしての記憶を探ってもそんな人物と出会ったのは幼少の頃、父に連れて行かれたパーティだけだったような気がする。
「俺もあれだけの魔術を見たのは初めてだな。師匠と城に行った時にすれ違いはするが話したりはしねえし」
「あ、そういえばアルフ、未だに勧誘来るの?」
アルフレッドの眉間にぐっと皺が寄った。明らかに面倒臭いと書かれたその顔にラファエルは苦笑し、けれどその質問を無しにするつもりはないのか先を促すようにアルフレッドを見る。
「……この前もギルド宛に手紙が来てたな。騎士にはならねえって何度も言ってるのに、師匠も飽きねえな」
「まあ手塩に掛けて育てた弟子を出世させてやりたいって親心でもあるんじゃないの?」
「恩はあるが俺の人生は俺の物だからな。そこで師匠の心を汲んでやることはねえだろ」
ラファエルとアルフレッドの剣の師匠は元々は国に勤めていた騎士だった。剣技にかなり優れており、現役の頃は負けなしの戦神とまで言わしめた人物らしいが二人にとって師匠はすぐ手が出るおっかないお爺さんだった。
年老いてそれなのだから現役の頃はそれは苛烈な人物だったのだろうなと容易に想像できて時折二人で笑い合ったこともある。
アルフレッドは元々師匠が連れてきた子供だが血は繋がっておらず、所謂戦争孤児というやつだった。色々とあって師匠と旅をしていたがある時縁があってラファエルの生家であるローデン家の住み込み剣士となり、今も実家に戻れば二人の剣の腕を確かめてくれる。
そんな人だが昔は国一番とも言われた剣の腕前の持ち主で、未だに戦術稽古をつけに城に行くことも多くその度にアルフレッドも連れて行っていたものだから昔から騎士の中ではアルフレッドは名の知れた人物だった。
だから誰もがアルフレッドは騎士になるものだと信じて疑っていなかったし、師匠もそのつもりでアルフレッドを鍛えていたのだろうから「ハンターになる」と宣言した時の衝撃といったらなかった。正直なところ、ラファエルが父を説得するよりも師匠を説得する方がはるかに難しかったのではないかと思う。
「手合わせは好きだが組織に縛られるのがどうも合わねえ。それに出世したらしたらで貴族位を与えられるってのも面倒だ。俺は旦那様やエドウィン様みたいなことはできねえ」
溜息混じりに言葉を続けて背もたれに寄りかかったアルフレッドの顔は言葉通り心底面倒臭そうな物だった。どれだけ出世しても師匠のように自由に出来る可能性もあるが、そうなるまでの拘束期間を考えるとどうしてもアルフレッドは騎士になるという道を選ぶ気にはなれないらしい。
「確かにお父様もお兄様もすごいよね。領地を取り仕切るなんて僕にはとても無理だし、それに僕は今の生活が好きだよ」
広縁に並べられた二脚の椅子に二人は腰掛け、大きな窓から見える景色を眺めた。
宿屋の三階にあたる部屋から見える景色は町を望むことが出来て、少し目線を先に向ければ海だって見ることができた。少し開けた隙間からは風が入り込んでラファエルの髪をふわりと柔らかく攫った。
目線を下げると人の営みが見えて、その活気に元気を分けて貰えるような気さえした。
「……いつか、もう冒険しなくていいやってなった時、こんな風に穏やかに過ごせたらいいな。畑とかして野菜育ててさ、たまにハンターの依頼受けて自給自足するんだ。……でも一応僕も貴族だから、それも難しいかなぁ」
本来貴族はハンターにはならない。なぜなら生まれながらにしてそれぞれに既に役割が割り当てられているからだ。例えば長男のエドウィンは領主になると生まれた時から決まっていたし、2番目の兄はその補佐をしながら領地の利益の為に商家の娘と結婚することが決まっている。他の兄達もそれぞれの決まった人生があり、ラファエルもそれに準ずるはずだったのに、二年前に変わってしまったことで今猶予を貰っている。
少なくともラファエルはそう思っていた。
「…まあ、まだ何も言われてないってことはしばらくこの生活でも良いってことだし、あんまり気にしてもしょうがないよね」
「もし」
アルフレッドも同じように外を見ていた。
「もしお前の好きなように生きて良いとしたら、その時」
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