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終章 星に焦がれて
伸ばした手の行先
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しおしおになったまま部屋に戻るとふわりとアルの匂いがした。
それだけで今の今まで萎れていた気持ちが見る間に回復して視界すら明るくなったように感じる。俺のベッドは昨日のあれやこれのせいで使い物にならないからアルは今自分のベッドで眠っている。
そちらに目線を向けると盛り上がった掛布の中からひょこりと白い頭が覗いているのが見える。そこにアルがいるというだけで勝手に顔が緩んでいき、心の中に柔らかくてあたたかいものが広がっていく。
テーブルに紙袋を置いて出来るだけ音をたてずにそばに行くと健やかな顔で眠っているアルの顔が見れた。起きた時見たよりも顔色が良い。
「かわいい」
息するみたいに自然に言葉が出た。だって本当に可愛い。
この人がもう本当に俺のなんだって思うと毎日が奇跡みたいに感じる。
この人を手に入れるために、愛情を抱いて貰うために俺は手段を選ばなかった。交友関係を狭めて極力俺以外と関わらないようにした。誰かがアルに好意を持っているってわかるとあからさまなくらい牽制したし、アルと同室になるために教官達にだって相当な無茶を言った。
ベッドの側に膝をついてじっと寝顔を見つめる。白くて柔らかな頬を指の背で撫でるとほんの少しだけむにゅ、と唇が動いた。そんな些細な仕草すら愛おしくてしょうがない。
どうしてこんなに好きなんだろう。
ふと冷静になってそう考えたことは実は結構ある。でもその度に理屈なんかじゃないのだと結論が出る。
でも好きなところを上げろと言われたら沢山出て来る。
星みたいにキラキラしてるところ。
見た目がきれいで笑顔がかわいい。
細いのにちゃんと力がある。
魔法使うのめっちゃ器用。
周りを冷静に見れてるけど、案外喧嘩っ早い。
負けず嫌い。
頑張り屋さん。
筋肉があんまつかないの気にしてるとこ。
照れると顔がちょっとブサイクになる。
一番はどこだって言われたら悩むけど、強いて挙げるなら。
俺のことをずーっと見てくれてる空みたいな目。
その目で見つめられることが、俺は多分一番好き。
「ん…」
鼻に掛かった吐息混じりの声と一緒にアルが身動ぐ。目を閉じたまま体を軽く動かして、猫みたいにぐぅって全身を伸ばす。ゆっくりと全身から力が抜けて、それと同じくらいゆっくり白い睫毛に縁取られた瞼が開く。
冬の朝みたいな遠くて澄んだ青が天井を見て、そのあとゆっくりとこちらを向く。青が、少し深くなる。淡い花びらみたいな色の唇がほんの少しだけ微笑んだ。
「…シリウス」
声を発するために唇が開く、その僅かな瞬間からも目が逸らせずにいた。
そして発せられた声は当然だけど枯れていて、いつもみたいな中低音じゃなかったけど、それでも俺にはアルの声ってだけで世界中のどの楽器よりも優れた音に聞こえる。
「…おはよう、アル」
ああ、この人に一日の一番初めにおはようと言えることがこんなにも幸せだ。
「……どうした?」
「え?」
「顔が変だ」
「…なんだよそれ」
好きなところは何個もあるけど、こうやって俺の感情に敏感なところも好き。
恋愛感情についてはびっくりするくらい鈍いけど、それはまあ交友関係を狭めてきた俺のせいだからジゴウジトクってやつだ。
「アル、水飲も。声ガッサガサ」
「お前のせいだけどな」
「んふふ、確かにそう」
またアルの顔がいつもの無表情に戻る。でもちょっと照れてるってわかるのは下唇を微妙に突き出しているところだったり、耳の先が赤くなっていたり、案外わかりやすい。そんなわかりやすい感情の動きを俺の前で見せてくれるところも、堪らなく好き。
まだうまく体に力が入らないアルの背中に手を添えてゆっくりと上半身を起こさせる。するりと上掛けが落ちて明るい室内で白い肌が晒され、正直めちゃくちゃえっちで今すぐ押し倒したくなるけど必死に耐えた。そうしたら確実に怒られるって俺はもう知っているのである。
「水ぐらい自分で飲めるからな」
「……はい」
アルの側から少し離れてグラスに水を注ぐ。間髪入れずに向けられた言葉に俺は下唇を噛みながら頷いて大人しくグラスをアルに渡した。口移しで水を飲ませて恥ずかしがりながら怒られたことは記憶に新しい。そのあとなし崩し的にコトに及んだら口をきいて貰えなくなった。俺は学習する生き物なんだ。
水を飲み干したアルがほう、と息を吐いた。どうやらもう水は必要ないらしくグラスを受け取るとそれをテーブルに置いて俺はまたアルの側に戻ると、つるりとしたガラス玉のような目が俺を見ていた。
「…お前」
「はいっ」
「やっぱり変だぞ」
「?」
く、と細く形の整った眉を寄せているアルを見て俺は首を傾げる。
「…いつもならすぐ触ってくるくせに、なんで今日は何もして来ないんだ」
「ングぅ…!」
頬の内側の肉を噛んだ。なるべく強く。
こうでもしないと俺のペラッペラな理性はすぐにでも飛んでいってしまう。
「……触っていいの…?」
「いつもそんな許可取らないだろう、お前は」
まだ眉間に皺を寄せたままのアルはきっと気付いていない。自分の声音がどう聞いても不満げであるだとか、その言い方だとまるで「触って欲しい」と同義であるだとか、きっと気付かずに無意識に口に出している。
そしてその無意識がまた俺を浮かれさせるんだ。
「へへ、それもそっか」
内側から嬉しさが溢れてしまって多分俺は今みっともないくらいデレデレだと思う。でもそれでいいんだ。アルがこんなにもわかりやすく俺を求めてくれたんだから。
上掛けごとアルを抱き上げてベッドに座って、膝の上に横向き下ろす。アルは軽く抱き上げられたことに悔しそうだったけど、俺に包まれるみたいな抱き締められ方をされて表情はさっきよりも随分と満足そうだ。
「…ねえ、なんでアルってそんなにかわいいの」
「男が可愛いわけないだろ。医者にかかれ」
「俺にとってアルは世界で一番かわいいの!」
「複雑だな」
「なんでだよ!」
ぎゅうって抱き締めるとアルは苦しいなんて言いながらも満更でもない様子で笑っている。俺の腕の中で無防備に笑っている。そう思った時、ああ駄目だなって思った。
「アル」
「なん、──ん、ぅ…っ」
薄くて柔らかい唇に吸い付くと始めは驚いて体を固くしていたけど、数秒と経たないうちに力が抜けて俺の服を掴んでくる。
「…は、アル…アル、好き」
「んんぅ…っ、ぅ、シリ、ウス…」
キスの合間に囁けば甘く掠れたアルの声が漏れる。
熱を分け合うように唇を触れ合わせ、どちらともなく顎を引いて離す。アルは肺に溜まった熱を逃すように息を吐いて俺の肩口に顔を埋め、額を少しだけ擦り付けた。
「アル」
「…ん」
ハグもキスももう何回だってしたのに、未だにアルは恥ずかしいらしくてした後はこうやって顔を見せてくれない。こういうところも大好き。
「大好き」
「…何回も聞いた」
「多分死んでも言い足りねえと思う!」
「大袈裟だなお前は」
微かに愉快そうに笑ったアルが肩から顔を離す。まだ少し赤くなっている顔は凶器かってくらいにかわいくて、思わず抱き締める手に力がこもった。
アルは多分、俺がどれくらいアルのことを好きなのかわかってない。俺の好きはアルが思っているよりもずっと重たくてドロドロしていて、アルが俺に向けてくれているものみたいに綺麗じゃない。
俺の方が好きの度合いがデカいっていうのは理解してるみたいだけど、絶対アルの許容量を超えた執着と独占欲を俺は持っている。でも別に、それは教えなくても良いと思う。
「アルー」
「ん?」
青空をそのまま閉じ込めたみたいな目が俺を見る。
「大好き」
さっきと同じことを言う俺にアルはもう一々照れたりしない。その代わり仕方がないなって顔で軽く息を吐いて、でも少し頬を赤く染めて言ってくれるんだ。
「……僕も、その、…すき、だ」
林檎みたいに顔を赤くしてまた顔を隠してしまったかわいくて愛しくて仕方がない恋人を抱き締める。
俺の抱える愛をそのまま返して欲しいなんて思ってない。
でも俺が伸ばした手をたまに、本当にたまにでいいから握り返してくれたらそれで十分。俺の手が届いたんだってわかっただけで、俺はこの先一生無敵でいられる。
アルは俺にとって空で、星で、何よりも誰よりも大切な人。その人が俺を好きでいてくれている、こんな幸せって他にないよなぁってそう思うんだ。
(了)
それだけで今の今まで萎れていた気持ちが見る間に回復して視界すら明るくなったように感じる。俺のベッドは昨日のあれやこれのせいで使い物にならないからアルは今自分のベッドで眠っている。
そちらに目線を向けると盛り上がった掛布の中からひょこりと白い頭が覗いているのが見える。そこにアルがいるというだけで勝手に顔が緩んでいき、心の中に柔らかくてあたたかいものが広がっていく。
テーブルに紙袋を置いて出来るだけ音をたてずにそばに行くと健やかな顔で眠っているアルの顔が見れた。起きた時見たよりも顔色が良い。
「かわいい」
息するみたいに自然に言葉が出た。だって本当に可愛い。
この人がもう本当に俺のなんだって思うと毎日が奇跡みたいに感じる。
この人を手に入れるために、愛情を抱いて貰うために俺は手段を選ばなかった。交友関係を狭めて極力俺以外と関わらないようにした。誰かがアルに好意を持っているってわかるとあからさまなくらい牽制したし、アルと同室になるために教官達にだって相当な無茶を言った。
ベッドの側に膝をついてじっと寝顔を見つめる。白くて柔らかな頬を指の背で撫でるとほんの少しだけむにゅ、と唇が動いた。そんな些細な仕草すら愛おしくてしょうがない。
どうしてこんなに好きなんだろう。
ふと冷静になってそう考えたことは実は結構ある。でもその度に理屈なんかじゃないのだと結論が出る。
でも好きなところを上げろと言われたら沢山出て来る。
星みたいにキラキラしてるところ。
見た目がきれいで笑顔がかわいい。
細いのにちゃんと力がある。
魔法使うのめっちゃ器用。
周りを冷静に見れてるけど、案外喧嘩っ早い。
負けず嫌い。
頑張り屋さん。
筋肉があんまつかないの気にしてるとこ。
照れると顔がちょっとブサイクになる。
一番はどこだって言われたら悩むけど、強いて挙げるなら。
俺のことをずーっと見てくれてる空みたいな目。
その目で見つめられることが、俺は多分一番好き。
「ん…」
鼻に掛かった吐息混じりの声と一緒にアルが身動ぐ。目を閉じたまま体を軽く動かして、猫みたいにぐぅって全身を伸ばす。ゆっくりと全身から力が抜けて、それと同じくらいゆっくり白い睫毛に縁取られた瞼が開く。
冬の朝みたいな遠くて澄んだ青が天井を見て、そのあとゆっくりとこちらを向く。青が、少し深くなる。淡い花びらみたいな色の唇がほんの少しだけ微笑んだ。
「…シリウス」
声を発するために唇が開く、その僅かな瞬間からも目が逸らせずにいた。
そして発せられた声は当然だけど枯れていて、いつもみたいな中低音じゃなかったけど、それでも俺にはアルの声ってだけで世界中のどの楽器よりも優れた音に聞こえる。
「…おはよう、アル」
ああ、この人に一日の一番初めにおはようと言えることがこんなにも幸せだ。
「……どうした?」
「え?」
「顔が変だ」
「…なんだよそれ」
好きなところは何個もあるけど、こうやって俺の感情に敏感なところも好き。
恋愛感情についてはびっくりするくらい鈍いけど、それはまあ交友関係を狭めてきた俺のせいだからジゴウジトクってやつだ。
「アル、水飲も。声ガッサガサ」
「お前のせいだけどな」
「んふふ、確かにそう」
またアルの顔がいつもの無表情に戻る。でもちょっと照れてるってわかるのは下唇を微妙に突き出しているところだったり、耳の先が赤くなっていたり、案外わかりやすい。そんなわかりやすい感情の動きを俺の前で見せてくれるところも、堪らなく好き。
まだうまく体に力が入らないアルの背中に手を添えてゆっくりと上半身を起こさせる。するりと上掛けが落ちて明るい室内で白い肌が晒され、正直めちゃくちゃえっちで今すぐ押し倒したくなるけど必死に耐えた。そうしたら確実に怒られるって俺はもう知っているのである。
「水ぐらい自分で飲めるからな」
「……はい」
アルの側から少し離れてグラスに水を注ぐ。間髪入れずに向けられた言葉に俺は下唇を噛みながら頷いて大人しくグラスをアルに渡した。口移しで水を飲ませて恥ずかしがりながら怒られたことは記憶に新しい。そのあとなし崩し的にコトに及んだら口をきいて貰えなくなった。俺は学習する生き物なんだ。
水を飲み干したアルがほう、と息を吐いた。どうやらもう水は必要ないらしくグラスを受け取るとそれをテーブルに置いて俺はまたアルの側に戻ると、つるりとしたガラス玉のような目が俺を見ていた。
「…お前」
「はいっ」
「やっぱり変だぞ」
「?」
く、と細く形の整った眉を寄せているアルを見て俺は首を傾げる。
「…いつもならすぐ触ってくるくせに、なんで今日は何もして来ないんだ」
「ングぅ…!」
頬の内側の肉を噛んだ。なるべく強く。
こうでもしないと俺のペラッペラな理性はすぐにでも飛んでいってしまう。
「……触っていいの…?」
「いつもそんな許可取らないだろう、お前は」
まだ眉間に皺を寄せたままのアルはきっと気付いていない。自分の声音がどう聞いても不満げであるだとか、その言い方だとまるで「触って欲しい」と同義であるだとか、きっと気付かずに無意識に口に出している。
そしてその無意識がまた俺を浮かれさせるんだ。
「へへ、それもそっか」
内側から嬉しさが溢れてしまって多分俺は今みっともないくらいデレデレだと思う。でもそれでいいんだ。アルがこんなにもわかりやすく俺を求めてくれたんだから。
上掛けごとアルを抱き上げてベッドに座って、膝の上に横向き下ろす。アルは軽く抱き上げられたことに悔しそうだったけど、俺に包まれるみたいな抱き締められ方をされて表情はさっきよりも随分と満足そうだ。
「…ねえ、なんでアルってそんなにかわいいの」
「男が可愛いわけないだろ。医者にかかれ」
「俺にとってアルは世界で一番かわいいの!」
「複雑だな」
「なんでだよ!」
ぎゅうって抱き締めるとアルは苦しいなんて言いながらも満更でもない様子で笑っている。俺の腕の中で無防備に笑っている。そう思った時、ああ駄目だなって思った。
「アル」
「なん、──ん、ぅ…っ」
薄くて柔らかい唇に吸い付くと始めは驚いて体を固くしていたけど、数秒と経たないうちに力が抜けて俺の服を掴んでくる。
「…は、アル…アル、好き」
「んんぅ…っ、ぅ、シリ、ウス…」
キスの合間に囁けば甘く掠れたアルの声が漏れる。
熱を分け合うように唇を触れ合わせ、どちらともなく顎を引いて離す。アルは肺に溜まった熱を逃すように息を吐いて俺の肩口に顔を埋め、額を少しだけ擦り付けた。
「アル」
「…ん」
ハグもキスももう何回だってしたのに、未だにアルは恥ずかしいらしくてした後はこうやって顔を見せてくれない。こういうところも大好き。
「大好き」
「…何回も聞いた」
「多分死んでも言い足りねえと思う!」
「大袈裟だなお前は」
微かに愉快そうに笑ったアルが肩から顔を離す。まだ少し赤くなっている顔は凶器かってくらいにかわいくて、思わず抱き締める手に力がこもった。
アルは多分、俺がどれくらいアルのことを好きなのかわかってない。俺の好きはアルが思っているよりもずっと重たくてドロドロしていて、アルが俺に向けてくれているものみたいに綺麗じゃない。
俺の方が好きの度合いがデカいっていうのは理解してるみたいだけど、絶対アルの許容量を超えた執着と独占欲を俺は持っている。でも別に、それは教えなくても良いと思う。
「アルー」
「ん?」
青空をそのまま閉じ込めたみたいな目が俺を見る。
「大好き」
さっきと同じことを言う俺にアルはもう一々照れたりしない。その代わり仕方がないなって顔で軽く息を吐いて、でも少し頬を赤く染めて言ってくれるんだ。
「……僕も、その、…すき、だ」
林檎みたいに顔を赤くしてまた顔を隠してしまったかわいくて愛しくて仕方がない恋人を抱き締める。
俺の抱える愛をそのまま返して欲しいなんて思ってない。
でも俺が伸ばした手をたまに、本当にたまにでいいから握り返してくれたらそれで十分。俺の手が届いたんだってわかっただけで、俺はこの先一生無敵でいられる。
アルは俺にとって空で、星で、何よりも誰よりも大切な人。その人が俺を好きでいてくれている、こんな幸せって他にないよなぁってそう思うんだ。
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