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大事なもの
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290 大事なもの
家に帰ってお米を研ぎ、炊飯器のスイッチを入れたら家を出た。ちょうど店が終わる時間だろう。
フェルを迎えにいく。
ライツの弓が壊れる直前、完全に視野が狭くなっていた僕は、ほとんど反射的に動くものに狙いをつけていた。それがフェルだと気づいて、これじゃダメだ。おかしくなってしまう。そう思いながらも必死に矢を放とうとした時、嫌な音がしてライツの弓が壊れた。
その時ふっと体が軽くなったことを覚えている。
あの時空を見上げて、何やってんだろって思ったのは、フェルを無視して戦いにのめり込んでいた自分に対してだ。
大事なものは何なのか、間違えちゃいけないよね。
店に入ってフェルを探す。ちょうどお皿を洗っているところだった。腕まくりしてその作業を手伝う。
市場で買ってきた食材を保冷庫に入れてみんなに挨拶したら店を出た。
「ケイが市場に向かった後、ライツが来ていたのだ。ついにクライブは店を拡張することにしたらしい。かなり無茶を言ったようでな。皿洗いをしていたらライツの怒鳴り声が聞こえてきていたぞ」
そうか。それで機嫌が悪かったのか。ライツのために何か美味しいものを用意しておこう。きっと貸切の日にはライツも来ると思うから。
銭湯に行く前にエリママの店に行く。なんだかんだと忙しくてまだエリママには会えていなかった。
領都から帰って来てすぐの休み、先週の日曜日はリンさんのところに行って来た。
リンさんは相変わらずでリックさんは部屋の中を歩き回るリンさんのことをオロオロしながら心配そうに見ていた。
赤い風はパーティで一緒の家に住んでいるのだけれど、結婚したら2人はリックさんの実家に移るそうだ。今の家はセシル姉さんとローザさんが住むらしい。家が静かになるからいいと2人が笑っていた。
リックさんの実家は小さな宿屋をやっている。赤い風が冒険者になって一年目。異例な速さでCランクに昇格した頃、とある依頼で西にあるアーネスト伯爵領に行った時のことだった。その領の農村で宿屋をやっていたのがリックさんのお母さんとお兄さんだったそうだ。
詳しくは知らないけれど魔物の襲撃で離ればなれになってしまったリックさんの家族はこの機会にまた一緒に暮らすことになり、王都で宿屋を始めることになった。
今リックさんの宿屋は最近拡張されている南地区で優先的に営業が出来ることになり、赤い風はパーティ資金の大部分を使ってけっこう広めな土地を買ったそうだ。リンさんの子供が生まれる頃には宿は完成しているみたい。
引っ越しが済んだら宿屋を買わないかと聞かれたけれど、もちろん僕たちにそんなお金なんてない。
月曜日、フェルとセシル姉さんとローザさんの3人はギルドで一緒の依頼を受けて北の森に行っていた。夜の営業の時に戻って来たフェルは少しスッキリとした顔をしていたから久しぶりにストレスの発散でも出来たのだろうか。
火曜日はなんだかんだと忙しくて、フェルにも午前中から店に来てもらった。
とにかくやたらと生姜焼きが出る。30人前用意していたけれど、あっという間に注文が入り、そして師匠の機嫌がすこぶる悪くなる。
それを見たサンドラ姉さんは店を抜け出し追加で生姜焼きの材料を買いに行く。
残されたセラはサラダを作りながらこの前の僕の真似をしようとするが、全くうまくいかず焦ってお皿を割ってしまった。
泣きそうなセラを椅子に座らせて落ち着くように言った後、フェルにも手伝ってもらってセラのフォローをしながら店を回す。
寄り道してコーヒー豆まで買って来たサンドラ姉さんは師匠にかなり怒られていた。本人は全く悪びれた様子もなく涼しい顔をしていたけれど。
水曜日、独立するための店を探すサンドラ姉さんにフェルもついて行くと言って送り出した。
僕は仕事が昼からだったので朝はのんびりと保存の効く調味料などを作って過ごした。フェルは夜ご飯はサンドラ姉さんと食べて来ると言っていたので夕飯は適当に店で食べた。なぜかロイの分まで作らされたけど。
そして今日。普段なら休みの日だけれどロイが用事ができたというので休みを変わってあげた。そして今に至る。
だいぶ忙しいけど仕方がない。
だけど店にはマルクさんもいるし、仕事自体はそこまで大変ではなくなった。
恐ろしく混んでいたのは火曜日だけで、あとはいつも通り。ピーク時に少し行列が出来るくらいだ。
営業時間に行くよりは店が閉まる時間のほうがいいだろう。そう思って僕たちはまだ明かりのついている店に入りエリママに会いに行く。
「あら、やっと来てくれたわねー。忙しそうにしてたって聞いたからあたしたちも会いに行くのを遠慮してたのよ。ケイくん体は大丈夫?あら、フェルちゃん?あなたずいぶん雰囲気が変わったわね。ちょっとこっちいらっしゃい」
奥で帳簿みたいなものをつけていたエリママがメガネを外してフェルのことを呼ぶ。2人だけで話したい事もあるかもしれないと思って前にもらった外套のお礼を言って僕は2階に行く。
思った通り3男がいたから掃除を手伝いつつ雑談しながら時間を潰した。
「ケイくん。ちょっとあなたもこっちいらっしゃい。あ、あんたはここのゴミ捨てたら帰っていいわよ。ついでにお父さん呼んできて」
掃除を終えて一階に戻るとエリママが僕を呼んだ。3男は何故か嬉しそうに笑顔でゴミを捨てに行く。
「とりあえず2人ともおめでとう。想いを伝え合ったのね。かなり遅いくらいだったけれどこれから仲良くやって行くのよ。ケイくんもあんまり無理しないこと。あなたが具合が悪くなったらフェルちゃんを困らせてしまうわ。仕事も良いけど2人の時間を大事にするのよ」
そのあと僕の格好を見て、服がだいぶくたびれていると言い出しエリママが店の商品を選び出す。
お祝いにその服をいただいて、僕だけじゃなくフェルにもこれは新作なのだと言ってエリママはいくつか洋服を選んでいた。
一緒にフェルの下着も選ぶかと聞かれたけど、それだけは断った。
3男がゼランドさんを呼んできた。お店の奥でお茶を飲みながら領都であったことを報告した。特にゼランドさんは屋台の話に興味を持っていたみたいだ。
何だか話し足りず、今度の休みの日にゼランドさんたちを家に招待することにした。夕方以降なら自由な時間が取れそうだというので夕飯をご馳走することになった。
エリママがしきりにハンバーガーが食べたかったと言うのでそれを作るつもり。もともとそのつもりだったし、僕も食べてもらいたいと思っていたから良い機会だと思う。楽しみだ。
手土産なんていらないからと何度も念押しして、3人に見送られながら僕たちは銭湯に向かう。別れる時にエリママは僕たち2人をそれぞれ優しく抱きしめてくれた。
「何でも相談していいのよ。これからもずっと。あなたたちは私の子供でもあるんだから」
エリママのその気持ちが嬉しくて少し涙が出そうになった。エリママはすでに泣いていたけれど。
湯船にゆっくり浸かって銭湯を出ると身も心も温かい。
遅い時間の銭湯は人もまばらでいつもより時間をかけてゆっくりフェルの髪を乾かした。
髪を乾かされながらずっと目を閉じているフェル。
人目を避けて素早くキスすると真っ赤になったフェルに怒られた。
家に帰ってお米を研ぎ、炊飯器のスイッチを入れたら家を出た。ちょうど店が終わる時間だろう。
フェルを迎えにいく。
ライツの弓が壊れる直前、完全に視野が狭くなっていた僕は、ほとんど反射的に動くものに狙いをつけていた。それがフェルだと気づいて、これじゃダメだ。おかしくなってしまう。そう思いながらも必死に矢を放とうとした時、嫌な音がしてライツの弓が壊れた。
その時ふっと体が軽くなったことを覚えている。
あの時空を見上げて、何やってんだろって思ったのは、フェルを無視して戦いにのめり込んでいた自分に対してだ。
大事なものは何なのか、間違えちゃいけないよね。
店に入ってフェルを探す。ちょうどお皿を洗っているところだった。腕まくりしてその作業を手伝う。
市場で買ってきた食材を保冷庫に入れてみんなに挨拶したら店を出た。
「ケイが市場に向かった後、ライツが来ていたのだ。ついにクライブは店を拡張することにしたらしい。かなり無茶を言ったようでな。皿洗いをしていたらライツの怒鳴り声が聞こえてきていたぞ」
そうか。それで機嫌が悪かったのか。ライツのために何か美味しいものを用意しておこう。きっと貸切の日にはライツも来ると思うから。
銭湯に行く前にエリママの店に行く。なんだかんだと忙しくてまだエリママには会えていなかった。
領都から帰って来てすぐの休み、先週の日曜日はリンさんのところに行って来た。
リンさんは相変わらずでリックさんは部屋の中を歩き回るリンさんのことをオロオロしながら心配そうに見ていた。
赤い風はパーティで一緒の家に住んでいるのだけれど、結婚したら2人はリックさんの実家に移るそうだ。今の家はセシル姉さんとローザさんが住むらしい。家が静かになるからいいと2人が笑っていた。
リックさんの実家は小さな宿屋をやっている。赤い風が冒険者になって一年目。異例な速さでCランクに昇格した頃、とある依頼で西にあるアーネスト伯爵領に行った時のことだった。その領の農村で宿屋をやっていたのがリックさんのお母さんとお兄さんだったそうだ。
詳しくは知らないけれど魔物の襲撃で離ればなれになってしまったリックさんの家族はこの機会にまた一緒に暮らすことになり、王都で宿屋を始めることになった。
今リックさんの宿屋は最近拡張されている南地区で優先的に営業が出来ることになり、赤い風はパーティ資金の大部分を使ってけっこう広めな土地を買ったそうだ。リンさんの子供が生まれる頃には宿は完成しているみたい。
引っ越しが済んだら宿屋を買わないかと聞かれたけれど、もちろん僕たちにそんなお金なんてない。
月曜日、フェルとセシル姉さんとローザさんの3人はギルドで一緒の依頼を受けて北の森に行っていた。夜の営業の時に戻って来たフェルは少しスッキリとした顔をしていたから久しぶりにストレスの発散でも出来たのだろうか。
火曜日はなんだかんだと忙しくて、フェルにも午前中から店に来てもらった。
とにかくやたらと生姜焼きが出る。30人前用意していたけれど、あっという間に注文が入り、そして師匠の機嫌がすこぶる悪くなる。
それを見たサンドラ姉さんは店を抜け出し追加で生姜焼きの材料を買いに行く。
残されたセラはサラダを作りながらこの前の僕の真似をしようとするが、全くうまくいかず焦ってお皿を割ってしまった。
泣きそうなセラを椅子に座らせて落ち着くように言った後、フェルにも手伝ってもらってセラのフォローをしながら店を回す。
寄り道してコーヒー豆まで買って来たサンドラ姉さんは師匠にかなり怒られていた。本人は全く悪びれた様子もなく涼しい顔をしていたけれど。
水曜日、独立するための店を探すサンドラ姉さんにフェルもついて行くと言って送り出した。
僕は仕事が昼からだったので朝はのんびりと保存の効く調味料などを作って過ごした。フェルは夜ご飯はサンドラ姉さんと食べて来ると言っていたので夕飯は適当に店で食べた。なぜかロイの分まで作らされたけど。
そして今日。普段なら休みの日だけれどロイが用事ができたというので休みを変わってあげた。そして今に至る。
だいぶ忙しいけど仕方がない。
だけど店にはマルクさんもいるし、仕事自体はそこまで大変ではなくなった。
恐ろしく混んでいたのは火曜日だけで、あとはいつも通り。ピーク時に少し行列が出来るくらいだ。
営業時間に行くよりは店が閉まる時間のほうがいいだろう。そう思って僕たちはまだ明かりのついている店に入りエリママに会いに行く。
「あら、やっと来てくれたわねー。忙しそうにしてたって聞いたからあたしたちも会いに行くのを遠慮してたのよ。ケイくん体は大丈夫?あら、フェルちゃん?あなたずいぶん雰囲気が変わったわね。ちょっとこっちいらっしゃい」
奥で帳簿みたいなものをつけていたエリママがメガネを外してフェルのことを呼ぶ。2人だけで話したい事もあるかもしれないと思って前にもらった外套のお礼を言って僕は2階に行く。
思った通り3男がいたから掃除を手伝いつつ雑談しながら時間を潰した。
「ケイくん。ちょっとあなたもこっちいらっしゃい。あ、あんたはここのゴミ捨てたら帰っていいわよ。ついでにお父さん呼んできて」
掃除を終えて一階に戻るとエリママが僕を呼んだ。3男は何故か嬉しそうに笑顔でゴミを捨てに行く。
「とりあえず2人ともおめでとう。想いを伝え合ったのね。かなり遅いくらいだったけれどこれから仲良くやって行くのよ。ケイくんもあんまり無理しないこと。あなたが具合が悪くなったらフェルちゃんを困らせてしまうわ。仕事も良いけど2人の時間を大事にするのよ」
そのあと僕の格好を見て、服がだいぶくたびれていると言い出しエリママが店の商品を選び出す。
お祝いにその服をいただいて、僕だけじゃなくフェルにもこれは新作なのだと言ってエリママはいくつか洋服を選んでいた。
一緒にフェルの下着も選ぶかと聞かれたけど、それだけは断った。
3男がゼランドさんを呼んできた。お店の奥でお茶を飲みながら領都であったことを報告した。特にゼランドさんは屋台の話に興味を持っていたみたいだ。
何だか話し足りず、今度の休みの日にゼランドさんたちを家に招待することにした。夕方以降なら自由な時間が取れそうだというので夕飯をご馳走することになった。
エリママがしきりにハンバーガーが食べたかったと言うのでそれを作るつもり。もともとそのつもりだったし、僕も食べてもらいたいと思っていたから良い機会だと思う。楽しみだ。
手土産なんていらないからと何度も念押しして、3人に見送られながら僕たちは銭湯に向かう。別れる時にエリママは僕たち2人をそれぞれ優しく抱きしめてくれた。
「何でも相談していいのよ。これからもずっと。あなたたちは私の子供でもあるんだから」
エリママのその気持ちが嬉しくて少し涙が出そうになった。エリママはすでに泣いていたけれど。
湯船にゆっくり浸かって銭湯を出ると身も心も温かい。
遅い時間の銭湯は人もまばらでいつもより時間をかけてゆっくりフェルの髪を乾かした。
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