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306 通りがかったから
「どうした?ケイ」
「オイゲン、向かってる遺跡みたいなところに人がいるんだ。それで、たぶん……気配察知に気付かれた」
「気付かれた?」
リックさんが背中の盾を外して片手に装備する。
オイゲンはスッと自分の気配を消した。
不思議とオイゲンのことが見えづらくなる。
「たぶんなんだけど……。大丈夫な気がする。手を振ってるし、むしろ呼んでる?オイゲン。人間相手だと気配察知って伝わっちゃうの?向こうも僕がわかってるみたい。何これ?」
「向こうも?お前その相手が誰だかわかんのか?」
「うん。あんまり話したことないけどガンツとライツの知り合いだよ。そんでたぶんエルフ」
エルフと聞いて途端にオイゲンが嫌な顔をする。
「大丈夫だよ。良い人そうだったし、心配ないと思うけど……なんか気持ち悪いね。こっちも手を振ってみようか?」
「何言ってんだ?気配察知で挨拶するなんて聞いたことないぜ。お前ほんとおかしな奴だな」
そう言ってオイゲンが笑う。リックさんも緊張をといたけれど盾はそのまま装備したままだった。
「とにかく行ってみようか。ケイくんの知り合いならなんだか納得できるよ。便利だねー気配察知って。僕も諦めずに練習すれば良かったよ」
「お前は鈍感だから最初から向いて無かったんだ。良いじゃねーか、その代わり別のスキルが手に入ったんだからな」
アルフレートさんがどうして気付いたのかはよくわからないし、僕を呼ぶ理由もわからない。だけど僕たちは和やかな雰囲気に戻って急いでその場所に向かった。
「俺は考えてもわかんねーことは考えないようにしてる」
オイゲンは移動しながらそう言っていた。
森の隙間という表現がしっくり来るような、少し開けた場所にアルフレートさんはにっこりと笑って立っていた。
遺跡……なんだろうな。石で作られた倒壊した建物にはびっしりと苔が付いている。
「久しぶりだね。びっくりしたかい?だけど私だって驚いたんだからね。こんなところまで人が来るとは思っていなかった。お互い様だよ」
「あの、気配察知が気に障ったとしたらごめんなさい。あとどれくらいで着くかなって軽い気持ちで……」
「いいさ。こんなところに人がいるなんて思わないし、普通は気付かないからね。失礼だなんて思ってないよ。ほらあまり緊張しないでおくれ。見ての通り私は1人だ。口うるさい里の連中はいないから安心して欲しい」
「アルフレートさんはどうしてここに?」
「昔ね。ここには街があったんだ。エルフのね。ああ、安心して欲しい。ここは君たちが森人の庭とか呼んでいるような神聖な場所なんかじゃないよ。ちょっと通りがかったから懐かしくなって寄ってみただけ。子供の頃にね。少しここに住んでいたことがあるんだ」
そう言って振り返るアルフレートさん。
子供の頃って、いったい何年前の話なのか。エルフに年齢を尋ねるのって失礼だったりするのかな。よくわからない。
「後ろの……、君なんか見覚えあるね。領都の時にはいなかったと思うけど……」
「アルフレートさんですよね。俺、駆け出しの頃に一度だけ弓を習ったことがあって。確かあの時講師をされてましたよね」
「あー、そんなこともあったね。あの時はお金がなくてギルドマスターにお願いしたんだ。王都には少ししかいなかったような気がするけどよく覚えてたね。オイゲンか。改めてよろしく。そして君は……ごめん。どこかで会ったかい?長く生きてるとみんなどこかで会ったような気になってしまうんだ。たぶん初めましてだよね?」
物腰の柔らかいエルフに困惑しながらもリックさんも挨拶をした。
「アルフレートさん。僕たちここでお昼ご飯を食べようと思っていたのですが、一緒にいかがですか?」
「本当かい?君の作った料理を食べたいってずっと思っていたんだ。あのクライブに料理を教えたんだって?あの小麦の皮に包んで焼いた料理。あれ美味しかったよ。あとは芋を潰してマヨネーズを混ぜた奴、あれは良かったよ。ずっとそればかり食べていた」
餃子とポテトサラダか。教えたって程じゃないけど確かに師匠にレシピを聞かれた。
「じゃあちょっと待っててください。ポテトサラダなら持ってる材料で作れるかも。お腹が空いてたらおにぎりがありますから先にどうぞ」
「おにぎり!ライツが言っていた料理だね。とにかく美味いってアイツが言うからいつか食べてみたいと思っていたんだよ!」
「多めに作って来たから大丈夫です。遠慮なく召し上がってください」
そう言ってマジックバッグから道具を取り出して準備をする。
「気を使わなくて良いよ。私のことはアルでいい。ガンツとライツとは古い付き合いでね。ああ、弓は今でも練習してるのかい?その弓、少しあの時とは違うみたいだけど」
立てかけておいたライツの弓を見てアルさんが言う。触ってもいいかと言われたのでアルさんに差し出した。
「少し成長したみたいだね。いい経験を積んだみたいだ。今日は活躍していないから少し拗ねてるみたいだね。まあいいと思うよ。君が武器を無理に使う必要なんてないから。それはちゃんとコイツもわかってるはずさ」
そう言ってアルさんは少し目を閉じて僕の弓をそっと握りしめる。
「もしかしてあの時もこの弓に何かしてくれたんですか?実は僕、この弓に助けられた気がしてて」
そう言うとアルさんは少し笑って。
「そんな気がするだけだよ。気にしなくていい。この弓は君にずっと使って欲しいって思ってる。だけど危ない目にもあって欲しくないんだってさ。自分が武器だってことちゃんとわかってるのかな。危ない時に使うから武器だと思うんだけどね。とにかく大切にしてくれたら嬉しいよ」
ポテトサラダは手早く作るために具材を小さめに切った。大きめに切ってじっくりとジャガイモには火を通した方がいいんだけど、待たせるのも良くない。残っていた腸詰をみじん切りにして炒めて、茹でた具材を混ぜて潰したら塩と胡椒で味を整える。
味見したらマヨネーズを混ぜて出来上がり。マヨネーズを入れちゃうとその味が目立ってしまうから、塩加減は先にみた方が失敗せずに美味しく仕上げられる。味見してみて、少し薄味だけどこれでも美味しいと思えるようになっていればだいたいうまくいく。
ポテトサラダは出来立てが美味しいよね。少し多めによそってアルさんに差し出す。
ポテトサラダを食べながら、意外にもアルさんが気に入ったのは僕のスープだった。試作したものがたくさんあったから簡易のコンソメスープをアルさんに渡した。
「どうもうまく小熊亭の味にならなくて」
味の手本みたいなものはずっと僕の中にあった。
小熊亭のレシピの中にあるオークの出汁で丁寧にアクをとった澄んだスープ。
入れる具材はどんなものでも大丈夫。何を入れても必ず美味しく仕上がる。
僕は入れる具材を工夫しながら何度も作っていた。飽きが来ないのがいい。ちょっとだけ入れる食材を工夫するだけで全く違う感じになる。コンソメスープの素として目標にするのはこの味だった。
「充分美味いと思うのだけど、違うのだね。確かにあの無愛想が認める味となると難しいだろう。だがいいと思う。これは便利だ。これがあると旅も楽しくなるな」
持っていたスープの素はアルさんに全部持たせた。これからも試作は続くからまた取りに来てと言うとアルさんは笑っていた。
「いやー。楽しいね。みんなでこうして依頼をこなして、なんだか知らない出会いもある。その上ご飯も美味しいし。帰ったらリンになんて言おうかな。きっとこのスープ飲みたがるよ。リックだけずるいって言われちゃうに決まってる」
そう言うリックさんは嬉しそうだ。
そのうち差し入れをする約束をして僕たちは王都に帰った。
アルさんは……。予定を変えて王都で少しご飯を食べてからどこかに行くそうだ。
薬草の見分け方、その魔力の感じ方。エルフならではの知識をアルさんに教えてもらう。魔力にも良い悪いがあってその色?形?感じ方は人それぞれだけどその2つの違いを覚えると良いと言われた。
実際に良いものと悪いものを比べてみると何となく違いがわかって来た。
オイゲンはオイゲンで今日は僕にいろいろなことを教えたがっていたみたいだった。
「何だよ。俺が教えられるようなことなんて残ってねーじゃねーか」
そう言って言葉では拗ねるけれど、オイゲンはなんだか嬉しそうな顔をしているように見えた。
「どうした?ケイ」
「オイゲン、向かってる遺跡みたいなところに人がいるんだ。それで、たぶん……気配察知に気付かれた」
「気付かれた?」
リックさんが背中の盾を外して片手に装備する。
オイゲンはスッと自分の気配を消した。
不思議とオイゲンのことが見えづらくなる。
「たぶんなんだけど……。大丈夫な気がする。手を振ってるし、むしろ呼んでる?オイゲン。人間相手だと気配察知って伝わっちゃうの?向こうも僕がわかってるみたい。何これ?」
「向こうも?お前その相手が誰だかわかんのか?」
「うん。あんまり話したことないけどガンツとライツの知り合いだよ。そんでたぶんエルフ」
エルフと聞いて途端にオイゲンが嫌な顔をする。
「大丈夫だよ。良い人そうだったし、心配ないと思うけど……なんか気持ち悪いね。こっちも手を振ってみようか?」
「何言ってんだ?気配察知で挨拶するなんて聞いたことないぜ。お前ほんとおかしな奴だな」
そう言ってオイゲンが笑う。リックさんも緊張をといたけれど盾はそのまま装備したままだった。
「とにかく行ってみようか。ケイくんの知り合いならなんだか納得できるよ。便利だねー気配察知って。僕も諦めずに練習すれば良かったよ」
「お前は鈍感だから最初から向いて無かったんだ。良いじゃねーか、その代わり別のスキルが手に入ったんだからな」
アルフレートさんがどうして気付いたのかはよくわからないし、僕を呼ぶ理由もわからない。だけど僕たちは和やかな雰囲気に戻って急いでその場所に向かった。
「俺は考えてもわかんねーことは考えないようにしてる」
オイゲンは移動しながらそう言っていた。
森の隙間という表現がしっくり来るような、少し開けた場所にアルフレートさんはにっこりと笑って立っていた。
遺跡……なんだろうな。石で作られた倒壊した建物にはびっしりと苔が付いている。
「久しぶりだね。びっくりしたかい?だけど私だって驚いたんだからね。こんなところまで人が来るとは思っていなかった。お互い様だよ」
「あの、気配察知が気に障ったとしたらごめんなさい。あとどれくらいで着くかなって軽い気持ちで……」
「いいさ。こんなところに人がいるなんて思わないし、普通は気付かないからね。失礼だなんて思ってないよ。ほらあまり緊張しないでおくれ。見ての通り私は1人だ。口うるさい里の連中はいないから安心して欲しい」
「アルフレートさんはどうしてここに?」
「昔ね。ここには街があったんだ。エルフのね。ああ、安心して欲しい。ここは君たちが森人の庭とか呼んでいるような神聖な場所なんかじゃないよ。ちょっと通りがかったから懐かしくなって寄ってみただけ。子供の頃にね。少しここに住んでいたことがあるんだ」
そう言って振り返るアルフレートさん。
子供の頃って、いったい何年前の話なのか。エルフに年齢を尋ねるのって失礼だったりするのかな。よくわからない。
「後ろの……、君なんか見覚えあるね。領都の時にはいなかったと思うけど……」
「アルフレートさんですよね。俺、駆け出しの頃に一度だけ弓を習ったことがあって。確かあの時講師をされてましたよね」
「あー、そんなこともあったね。あの時はお金がなくてギルドマスターにお願いしたんだ。王都には少ししかいなかったような気がするけどよく覚えてたね。オイゲンか。改めてよろしく。そして君は……ごめん。どこかで会ったかい?長く生きてるとみんなどこかで会ったような気になってしまうんだ。たぶん初めましてだよね?」
物腰の柔らかいエルフに困惑しながらもリックさんも挨拶をした。
「アルフレートさん。僕たちここでお昼ご飯を食べようと思っていたのですが、一緒にいかがですか?」
「本当かい?君の作った料理を食べたいってずっと思っていたんだ。あのクライブに料理を教えたんだって?あの小麦の皮に包んで焼いた料理。あれ美味しかったよ。あとは芋を潰してマヨネーズを混ぜた奴、あれは良かったよ。ずっとそればかり食べていた」
餃子とポテトサラダか。教えたって程じゃないけど確かに師匠にレシピを聞かれた。
「じゃあちょっと待っててください。ポテトサラダなら持ってる材料で作れるかも。お腹が空いてたらおにぎりがありますから先にどうぞ」
「おにぎり!ライツが言っていた料理だね。とにかく美味いってアイツが言うからいつか食べてみたいと思っていたんだよ!」
「多めに作って来たから大丈夫です。遠慮なく召し上がってください」
そう言ってマジックバッグから道具を取り出して準備をする。
「気を使わなくて良いよ。私のことはアルでいい。ガンツとライツとは古い付き合いでね。ああ、弓は今でも練習してるのかい?その弓、少しあの時とは違うみたいだけど」
立てかけておいたライツの弓を見てアルさんが言う。触ってもいいかと言われたのでアルさんに差し出した。
「少し成長したみたいだね。いい経験を積んだみたいだ。今日は活躍していないから少し拗ねてるみたいだね。まあいいと思うよ。君が武器を無理に使う必要なんてないから。それはちゃんとコイツもわかってるはずさ」
そう言ってアルさんは少し目を閉じて僕の弓をそっと握りしめる。
「もしかしてあの時もこの弓に何かしてくれたんですか?実は僕、この弓に助けられた気がしてて」
そう言うとアルさんは少し笑って。
「そんな気がするだけだよ。気にしなくていい。この弓は君にずっと使って欲しいって思ってる。だけど危ない目にもあって欲しくないんだってさ。自分が武器だってことちゃんとわかってるのかな。危ない時に使うから武器だと思うんだけどね。とにかく大切にしてくれたら嬉しいよ」
ポテトサラダは手早く作るために具材を小さめに切った。大きめに切ってじっくりとジャガイモには火を通した方がいいんだけど、待たせるのも良くない。残っていた腸詰をみじん切りにして炒めて、茹でた具材を混ぜて潰したら塩と胡椒で味を整える。
味見したらマヨネーズを混ぜて出来上がり。マヨネーズを入れちゃうとその味が目立ってしまうから、塩加減は先にみた方が失敗せずに美味しく仕上げられる。味見してみて、少し薄味だけどこれでも美味しいと思えるようになっていればだいたいうまくいく。
ポテトサラダは出来立てが美味しいよね。少し多めによそってアルさんに差し出す。
ポテトサラダを食べながら、意外にもアルさんが気に入ったのは僕のスープだった。試作したものがたくさんあったから簡易のコンソメスープをアルさんに渡した。
「どうもうまく小熊亭の味にならなくて」
味の手本みたいなものはずっと僕の中にあった。
小熊亭のレシピの中にあるオークの出汁で丁寧にアクをとった澄んだスープ。
入れる具材はどんなものでも大丈夫。何を入れても必ず美味しく仕上がる。
僕は入れる具材を工夫しながら何度も作っていた。飽きが来ないのがいい。ちょっとだけ入れる食材を工夫するだけで全く違う感じになる。コンソメスープの素として目標にするのはこの味だった。
「充分美味いと思うのだけど、違うのだね。確かにあの無愛想が認める味となると難しいだろう。だがいいと思う。これは便利だ。これがあると旅も楽しくなるな」
持っていたスープの素はアルさんに全部持たせた。これからも試作は続くからまた取りに来てと言うとアルさんは笑っていた。
「いやー。楽しいね。みんなでこうして依頼をこなして、なんだか知らない出会いもある。その上ご飯も美味しいし。帰ったらリンになんて言おうかな。きっとこのスープ飲みたがるよ。リックだけずるいって言われちゃうに決まってる」
そう言うリックさんは嬉しそうだ。
そのうち差し入れをする約束をして僕たちは王都に帰った。
アルさんは……。予定を変えて王都で少しご飯を食べてからどこかに行くそうだ。
薬草の見分け方、その魔力の感じ方。エルフならではの知識をアルさんに教えてもらう。魔力にも良い悪いがあってその色?形?感じ方は人それぞれだけどその2つの違いを覚えると良いと言われた。
実際に良いものと悪いものを比べてみると何となく違いがわかって来た。
オイゲンはオイゲンで今日は僕にいろいろなことを教えたがっていたみたいだった。
「何だよ。俺が教えられるようなことなんて残ってねーじゃねーか」
そう言って言葉では拗ねるけれど、オイゲンはなんだか嬉しそうな顔をしているように見えた。
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