308 / 318
おかわりもあるから
しおりを挟む
310 おかわりもあるから
「新年はうちで迎えなさい」
エリママが渋る僕たちに頬を膨らませながらそう言う。夜お店にゼランドさんとエリママが食事しに来てくれた。
店が休みになる年末をどう過ごすか聞かれてガンツの家で適当に過ごすつもりだと答えたらエリママがそんなことを言い出した。
この前ガンツのところに行った時に新年は去年と同じように過ごす話をしてしまった後だから僕たちは少し困っていた。
居候してるアルさんにも美味しいものをを作るからと言ってしまったし。
「だったらガンツもライツもアルフレートも連れてきたら良いのよ。空いてる部屋なんていっぱいあるのだから」
エリママはそう言って譲ろうとしない。
ガンツのところでお昼ご飯を食べていた時に相談した。
「ワシは構わんぞ。新年の贈り物も特に用意する必要もない。ゼランドのところで酒ならたらふく飲めるじゃろ。アルもそれで良いな?」
ガンツは平気な顔をしてそう言ってくれた。アルさんもガンツの問いかけに手をひらひらさせて答えている。
「ライツも特に文句は言わんと思うぞ。そういえば年越し蕎麦だったか。あの料理を彼奴は気に入っていたからの。手間でなかったらまた作ってくれ」
今年も年越し蕎麦を作るつもりだったからそれは構わないけど……。
ゼランドさんのところでも当然何か用意はしてるよね。どうしようかな。
料理長のアントンさんと打ち合わせる必要があるけれど……なんだか屋敷に行くの面倒だな。行ったら行ったで何かありそう。
でも蕎麦だけ作るというのも何か物足りない気もする。
どうしようかと考えていたらあっという間に年の瀬が近づいて来る。
小熊亭の年内の営業が終わった。
最終日はたくさんのお客さんで溢れ返り、終わった頃にはみんながぐったりとしていた。
「今日はもう帰りましょう。どうせ明日は大掃除をするんだから片付けも適当でいいわ」
お風呂に寄る気力もなく、家に帰ったらそのまま着替えて寝てしまった。
次の日。
「こんな時だから修練するのだ。南門まで走るぞ」
そう言って張り切るフェルの後をついていく。こんな時だからこそもう少し寝ていたいなどと言える雰囲気では無かった。
一度家に戻ってざっとシャワーを浴びたら店に行く。今日の夜は銭湯に行こう。ゆっくりお風呂に入りたい。
大掃除と言っても僕らは普段からきちんと厨房の掃除をしているからそこまで大変ではない。鍋をみんなで磨いてあとは表の掃除を念入りにするだけだ。
師匠とサンドラ姉さんは2階の書類整理が溜まっていたから大変そうだったけど。
小熊亭は新年3日目から営業を再開する。
僕が働き始めたのは新年の最初の営業日からだから、これでまる一年経つことになる。
だけど不思議と感慨深い気持ちになったりすることもなかった。
この店で働くことがいつの間にか当たり前になってしまったし、これから先のことで割と頭がいっぱいだ。
僕が独立したいとかそういうことじゃない。
従業員が増えて、これから少し働き方が変わるという話があるってことと、サンドラ姉さんの抜けたこの先の小熊亭をどう支えていくのかってこと、考えなければいけないことがけっこういっぱいある。
大掃除が終わったらみんなで賄いを作る。毎年恒例の行事みたい。それぞれがそれぞれの作りたいものを残った食材を使って作るのだ。
当然、厨房では食材の奪い合いが始まる。
「あら?ここに置いてたタマネギ誰か使った?あれ最後だったのに」
「サンドラさん。私のタマネギ少し持って行って良いですよ」
「セラ、それだとあなたの修練にならないわ。さっさとそれ炒めてしまいなさい。こっちのことは気にしちゃダメよ。ロイ?あなたの一個よこしなさい。それくらい大丈夫でしょう」
師匠がこっそりサンドラ姉さんのタマネギ持って行ったの見てるんだけどな。
とりあえず黙っておこう。巻き込まれたら困る。
練習のつもりでざる蕎麦を作った。ざるはないのだけど冷やした蕎麦を作りたかった。去年みたいに温かい汁でなんとなく誤魔化せないから蕎麦の仕上がりが大切になる。
使った小麦粉の力が強いのできちんと2対8というわけにもいかない。小麦粉を少なめにしていくつか試作を繰り返し、僕は厨房の端っこで蕎麦の粉の割合を考えていた。
ロイはパイ包のスープを作り、セラとサンドラ姉さんは普段とは違う味付けのハンバーグを作る。サンドラ姉さんの作った少し和風のソースが美味しい。新しいお店で作るハンバーグの試作らしかった。
ハンバーグは少し焦げていたけれどなかなか良い味付けだ。
師匠はタマネギのスープ煮込みのようなものを作る。
前菜というような感じだけれど、丸ごと一個、オークで出汁をとったスープで煮込んだタマネギはホロホロと箸で崩れて甘味がある。
タマネギを煮込んでいるそのスープは僕が作ってる即席簡易スープのお手本でもある。師匠はそのスープを使って一皿づつオーブンでしっかり煮込んでいた。
「アンタがこれ作るの久しぶりじゃない。あの頃はこんな丁寧に作ってなかったけどね」
「野営じゃなきゃ俺だってちゃんと作るさ。だいたいこれを俺に教えたやつが適当だったんだ。なんでも鍋に入れて焚き火に埋めたがる適当なやつだった。煮込めばなんでも美味くなるとかいつもそう言って残った物をとにかく放り込んでいたからな」
解体して捨ててしまう魔物の骨とかを鍋に入れ、適当な具材を放り込み、焚き火の中に埋めて夜の見張りの時に取り出して食べていたのだそうだ。そんなに上手くいくわけでもなく、当たり外れも多くて食べれない味になったり、毒みたいなものが出来上がることもあったらしい。
タマネギの煮込みはどうやら皆がその人に具材として入れる食べ物はひとつだけにしろと説得して生まれたもののようだった。なんかリンさんみたいな人だな。隠し味にもとてもこだわる感じの人。
だけどこの料理はドーラさんの料理とも違う。不思議と作った人の優しさが感じられる料理だった。
試行錯誤を繰り返し、出来上がった蕎麦はまずまずの仕上がりだ。喉越しよく仕上がったと思う。
失敗した生地は帰ったらガレットにしてみるつもり。でもこの量だと明日の朝ごはんもガレットになりそうだ。
「確かにお前が言うようにこれだけだと少し物足りねえかもしれねえな。付け合わせみたいのが欲しくなる」
「野菜とかを揚げたものと一緒に出そうと思っていますけど……ゼランドさんたちへの新年の贈り物みたいなものにするつもりだからもう少し派手にしたいんですよね」
「でも他の料理も出るのよね。アントンならいろいろ用意してると思うけど」
「そうなんですよねー。打ち合わせに行くのもなんだか億劫になっちゃって、軽めのものであまり邪魔しないくらいの重さで……、難しいです」
フェルは気配を殺しておかわりを取りに厨房に行った。
うん。足りなかったらおかわりもあるからねとこっそり言ったけれども。
「ケイくんがそんな風に悩んでるのも珍しいっすね。この後市場に行ってみれば良いじゃないっすか。煮詰まった時いつもやってるみたいに」
「ごめん。いつも迷惑かけちゃってるよね。て言うかありがとう。いつも助けてもらっちゃって」
「そんなのお互い様っす。あ、パンの酵母も順調に増えてきたっすからパン焼きの練習でしばらく朝は遅くなることが多くなるっす。これもお互い様ってことでよろしくっす」
「ロイ、アンタねえ。まあ良いわ。年明けから少し仕事の仕方も変わるでしょうし。カインもだいぶ力をつけたと思うわ。セラもそろそろきちんと厨房に入っても良いのじゃないかしら」
「本当ですか?サンドラさん」
「私じゃなくてクライブがそう言っているのよ。まずは出来ることを丁寧にこなしなさい。なんとなくやったらダメよ。繰り返して自分の力にするの。その経験はいつか必ずあなたを支えてくれる力になるわ」
「師匠!ありがとうございます」
「うるせえ。食ったらささっさと片付けて帰るぞ。ケイ、市場に行くなら年明けの仕入れも頼んどけ。食材は少し多めに頼んでもいい。良いな」
そんな師匠をセラ以外の僕たちみんなはニヤニヤしながら見ていた。
そして僕の大好きな人はテーブルの隅で器用に箸を使い、夢中になって蕎麦を食べている。
「新年はうちで迎えなさい」
エリママが渋る僕たちに頬を膨らませながらそう言う。夜お店にゼランドさんとエリママが食事しに来てくれた。
店が休みになる年末をどう過ごすか聞かれてガンツの家で適当に過ごすつもりだと答えたらエリママがそんなことを言い出した。
この前ガンツのところに行った時に新年は去年と同じように過ごす話をしてしまった後だから僕たちは少し困っていた。
居候してるアルさんにも美味しいものをを作るからと言ってしまったし。
「だったらガンツもライツもアルフレートも連れてきたら良いのよ。空いてる部屋なんていっぱいあるのだから」
エリママはそう言って譲ろうとしない。
ガンツのところでお昼ご飯を食べていた時に相談した。
「ワシは構わんぞ。新年の贈り物も特に用意する必要もない。ゼランドのところで酒ならたらふく飲めるじゃろ。アルもそれで良いな?」
ガンツは平気な顔をしてそう言ってくれた。アルさんもガンツの問いかけに手をひらひらさせて答えている。
「ライツも特に文句は言わんと思うぞ。そういえば年越し蕎麦だったか。あの料理を彼奴は気に入っていたからの。手間でなかったらまた作ってくれ」
今年も年越し蕎麦を作るつもりだったからそれは構わないけど……。
ゼランドさんのところでも当然何か用意はしてるよね。どうしようかな。
料理長のアントンさんと打ち合わせる必要があるけれど……なんだか屋敷に行くの面倒だな。行ったら行ったで何かありそう。
でも蕎麦だけ作るというのも何か物足りない気もする。
どうしようかと考えていたらあっという間に年の瀬が近づいて来る。
小熊亭の年内の営業が終わった。
最終日はたくさんのお客さんで溢れ返り、終わった頃にはみんながぐったりとしていた。
「今日はもう帰りましょう。どうせ明日は大掃除をするんだから片付けも適当でいいわ」
お風呂に寄る気力もなく、家に帰ったらそのまま着替えて寝てしまった。
次の日。
「こんな時だから修練するのだ。南門まで走るぞ」
そう言って張り切るフェルの後をついていく。こんな時だからこそもう少し寝ていたいなどと言える雰囲気では無かった。
一度家に戻ってざっとシャワーを浴びたら店に行く。今日の夜は銭湯に行こう。ゆっくりお風呂に入りたい。
大掃除と言っても僕らは普段からきちんと厨房の掃除をしているからそこまで大変ではない。鍋をみんなで磨いてあとは表の掃除を念入りにするだけだ。
師匠とサンドラ姉さんは2階の書類整理が溜まっていたから大変そうだったけど。
小熊亭は新年3日目から営業を再開する。
僕が働き始めたのは新年の最初の営業日からだから、これでまる一年経つことになる。
だけど不思議と感慨深い気持ちになったりすることもなかった。
この店で働くことがいつの間にか当たり前になってしまったし、これから先のことで割と頭がいっぱいだ。
僕が独立したいとかそういうことじゃない。
従業員が増えて、これから少し働き方が変わるという話があるってことと、サンドラ姉さんの抜けたこの先の小熊亭をどう支えていくのかってこと、考えなければいけないことがけっこういっぱいある。
大掃除が終わったらみんなで賄いを作る。毎年恒例の行事みたい。それぞれがそれぞれの作りたいものを残った食材を使って作るのだ。
当然、厨房では食材の奪い合いが始まる。
「あら?ここに置いてたタマネギ誰か使った?あれ最後だったのに」
「サンドラさん。私のタマネギ少し持って行って良いですよ」
「セラ、それだとあなたの修練にならないわ。さっさとそれ炒めてしまいなさい。こっちのことは気にしちゃダメよ。ロイ?あなたの一個よこしなさい。それくらい大丈夫でしょう」
師匠がこっそりサンドラ姉さんのタマネギ持って行ったの見てるんだけどな。
とりあえず黙っておこう。巻き込まれたら困る。
練習のつもりでざる蕎麦を作った。ざるはないのだけど冷やした蕎麦を作りたかった。去年みたいに温かい汁でなんとなく誤魔化せないから蕎麦の仕上がりが大切になる。
使った小麦粉の力が強いのできちんと2対8というわけにもいかない。小麦粉を少なめにしていくつか試作を繰り返し、僕は厨房の端っこで蕎麦の粉の割合を考えていた。
ロイはパイ包のスープを作り、セラとサンドラ姉さんは普段とは違う味付けのハンバーグを作る。サンドラ姉さんの作った少し和風のソースが美味しい。新しいお店で作るハンバーグの試作らしかった。
ハンバーグは少し焦げていたけれどなかなか良い味付けだ。
師匠はタマネギのスープ煮込みのようなものを作る。
前菜というような感じだけれど、丸ごと一個、オークで出汁をとったスープで煮込んだタマネギはホロホロと箸で崩れて甘味がある。
タマネギを煮込んでいるそのスープは僕が作ってる即席簡易スープのお手本でもある。師匠はそのスープを使って一皿づつオーブンでしっかり煮込んでいた。
「アンタがこれ作るの久しぶりじゃない。あの頃はこんな丁寧に作ってなかったけどね」
「野営じゃなきゃ俺だってちゃんと作るさ。だいたいこれを俺に教えたやつが適当だったんだ。なんでも鍋に入れて焚き火に埋めたがる適当なやつだった。煮込めばなんでも美味くなるとかいつもそう言って残った物をとにかく放り込んでいたからな」
解体して捨ててしまう魔物の骨とかを鍋に入れ、適当な具材を放り込み、焚き火の中に埋めて夜の見張りの時に取り出して食べていたのだそうだ。そんなに上手くいくわけでもなく、当たり外れも多くて食べれない味になったり、毒みたいなものが出来上がることもあったらしい。
タマネギの煮込みはどうやら皆がその人に具材として入れる食べ物はひとつだけにしろと説得して生まれたもののようだった。なんかリンさんみたいな人だな。隠し味にもとてもこだわる感じの人。
だけどこの料理はドーラさんの料理とも違う。不思議と作った人の優しさが感じられる料理だった。
試行錯誤を繰り返し、出来上がった蕎麦はまずまずの仕上がりだ。喉越しよく仕上がったと思う。
失敗した生地は帰ったらガレットにしてみるつもり。でもこの量だと明日の朝ごはんもガレットになりそうだ。
「確かにお前が言うようにこれだけだと少し物足りねえかもしれねえな。付け合わせみたいのが欲しくなる」
「野菜とかを揚げたものと一緒に出そうと思っていますけど……ゼランドさんたちへの新年の贈り物みたいなものにするつもりだからもう少し派手にしたいんですよね」
「でも他の料理も出るのよね。アントンならいろいろ用意してると思うけど」
「そうなんですよねー。打ち合わせに行くのもなんだか億劫になっちゃって、軽めのものであまり邪魔しないくらいの重さで……、難しいです」
フェルは気配を殺しておかわりを取りに厨房に行った。
うん。足りなかったらおかわりもあるからねとこっそり言ったけれども。
「ケイくんがそんな風に悩んでるのも珍しいっすね。この後市場に行ってみれば良いじゃないっすか。煮詰まった時いつもやってるみたいに」
「ごめん。いつも迷惑かけちゃってるよね。て言うかありがとう。いつも助けてもらっちゃって」
「そんなのお互い様っす。あ、パンの酵母も順調に増えてきたっすからパン焼きの練習でしばらく朝は遅くなることが多くなるっす。これもお互い様ってことでよろしくっす」
「ロイ、アンタねえ。まあ良いわ。年明けから少し仕事の仕方も変わるでしょうし。カインもだいぶ力をつけたと思うわ。セラもそろそろきちんと厨房に入っても良いのじゃないかしら」
「本当ですか?サンドラさん」
「私じゃなくてクライブがそう言っているのよ。まずは出来ることを丁寧にこなしなさい。なんとなくやったらダメよ。繰り返して自分の力にするの。その経験はいつか必ずあなたを支えてくれる力になるわ」
「師匠!ありがとうございます」
「うるせえ。食ったらささっさと片付けて帰るぞ。ケイ、市場に行くなら年明けの仕入れも頼んどけ。食材は少し多めに頼んでもいい。良いな」
そんな師匠をセラ以外の僕たちみんなはニヤニヤしながら見ていた。
そして僕の大好きな人はテーブルの隅で器用に箸を使い、夢中になって蕎麦を食べている。
48
あなたにおすすめの小説
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@2025/11月新刊発売予定!
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
《作者からのお知らせ!》
※2025/11月中旬、 辺境領主の3巻が刊行となります。
今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。
【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん!
※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる