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夜風は冷たく
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316 夜風は冷たく
目が覚めたらフェルが隣にいなかった。
カーテンを開けるとフェルが庭で素振りをしているのが見えた。
着替えて、ふと棚を見ると、昨日僕があげた包丁が皮の入れ物に入れられて置いてある。
仕上げはお弟子さんがやってくれたけれど、それにしても酷い。味にもなりきれていない、縫い目の不揃いな不細工な入れ物。改めて明るいところで見るとその出来栄えに少し落ち込んでしまう。
リビングに行くとティーセットが用意されていた。きっとフェルが僕を起こしてからお茶を淹れてくれるつもりだったんだろう。
今日はフェルの好きなオムレツを作ろうかな。キノコも確かまだあったはず。
パンはバゲットなら前に冷凍しておいたものがあるし。
スープは何がいいかなと考えながら庭に出た。
少し準備運動したら2人で走りに出かける。
走るルートはフェルが選んでくれる。時々フェルが振り向いて僕の様子を見る。王都に戻って来てからは、なんとなく僕の調子に合わせて走る距離をフェルが決めてくれていた。
家に戻ってフェルがお茶を淹れてくれていつもより遅めの朝食をとる。
王宮のオムレツにバターを塗ったバゲット、ベーコンも焼いた。
スープは試作中のスープで良いとフェルが言ってくれてほうれん草とタマネギを少し入れてスープを作った。
「お茶のおかわりはいるか?」
そう聞かれて笑顔でうなずくと、それを見て嬉しそうにフェルが台所に行く。
サンドラ姉さんの店で働くことが決まってからフェルがお茶を淹れてくれることが多くなった。
どうやらお店で出す紅茶を任せられたみたいだ。南区の市場にある光風館、サンドラ姉さんがコーヒーをよく買いに行くお店なんだけど、紅茶もかなりの種類の茶葉を揃えていて、フェルはその店で少量ずつ、毎回配合を変えて買って来てるみたいだ。
今のところフェルからこのことで相談はされてない。いつか感想を聞かれることがあるかもしれないけれど今は嬉しそうに紅茶を淹れているので少し見守ってみるつもり。
フェルが淹れる紅茶は美味しい。
王都に来る前にフェルの紅茶を初めて飲んだ。それはこの世界で僕が初めて飲んだ紅茶だったんだけど。
ティーパックというものが無いから、当然、紅茶の淹れ方は前世の記憶と全く違う。使う道具もいろんな形のものがあって実際僕には違いも、その使い方すらわからなかった。
フェルは宿に備え付けられた簡単な道具で僕に美味しい紅茶を淹れてくれた。
あれから同じような道具を使って紅茶を淹れてもフェルが淹れる紅茶の味には敵わない。
お茶って奥が深いんだなって思うと同時に、フェルにそれを教えたフェルのお母さんの凄さがわかる。
そしてフェルの剣はフェルのお父さんから教わったって言ってた。
きっとフェルは両親に愛されて大切に育てられたんだと思う。僕がそうじゃなかったってわけでは無いけれど、こんなふうにすごく愛されて大切に育ててもらったのだから、いつかフェルの両親にはちゃんと会いに行かないといけないと思う。
たとえ一緒にいることを反対されたとしても、そのこととフェルが両親に会えなくなるということは関係がない。
誰に反対されてもフェルとずっと一緒にいたい。
いざその時になったとして、どんな話をすればいいかなんて、いまは全くわからないんだけれど。
既婚者の知り合いに相談するべきか。
そう思ったけど相談できそうな人が思いつかない。
エリママ……。
うん。相談するのはしばらくやめておこう。
午後は雨が降った。
外はだいぶ寒いけど部屋の中は暖かい。去年はテント暮らしだったんだよな。それはそれで、今思えば楽しかったけれど。
リンゴのコンポートを使って何かデザートを作れないか考えていた。
リンゴは王都では比較的手に入れやすい果物だ。割と一年中食べられる。
アップルパイはロイの店が出しているから何か別のものを作りたい。
そんなわけでリンゴでパフェを作ってみることにした。
コーンフレークみたいなものは無いから、代わりのもので何かザクザクとした食感のものを入れたい。なのでビスケットはどうかなと思っている。ビスケットの生地はホットケーキの生地とほとんど作り方が同じはず。
あまり堅すぎても食べにくいと思うから薄力粉だけで生地を作った。寝かせた生地を型でくり抜き、なんとなく包丁で模様をつけた。
魔道オーブンでそのビスケットを焼く。どのくらい焼けばいいのかわからなかったから10分毎に様子を見て焼いてみた。
薄力粉だからあまり膨らまない、薄いビスケットになったけど食感は悪く無い。
砕いたビスケット、リンゴのコンポート生クリームとバニラアイス。
バニラアイスはフェルに手伝ってもらった。バニラビーンズは無いけれど香り付けにはちょうど良さそうな香草を混ぜて、フェルが手袋をして瓶を振る。
それに向かって僕は温度を下げる氷の魔法をかけ続けた。
作業の様子は、はたから見ればおかしな感じに見えただろう。だけど僕たちは真剣だった。
アイスクリームって、どうやって機械で作ってたんだろう。
だけど僕たちは作り上げた。
材料が良いから、濃厚なバニラアイスに仕上がったと思う。
ガンツに相談かな?でもさすがにガンツにもよくわかってもらえないかもしれない。
材料を冷やしつつ、乳化させるために攪拌するってことだと思うんだけど……。うまく説明できるかな。試食したフェルの表情がとても可愛いかったからとりあえず成功したということにする。
少し解けかかったバニラアイスを入れてリンゴを賽の目に切って最後に載せる。
形はそれらしくはなったけど……。どうかな?
背の高いコップで作ったけれど、ガラスのコップじゃないからイマイチワクワクする見た目にはなってない。
ガラスのコップって高いからな……。サンドラ姉さんの店で出すのはどうなんだろう。
チョコレートソースとか、ストロベリーのソースとか。
なんとなく記憶にあるパフェは見た目がすごく豪華な感じになってたと思う。
「これは!なんとも不思議な食べ物だ!雲を食べているような。いやしかし、これはリンゴだ。リンゴを食べているようで、また食べるたびに食感が違う。バニラアイスも良いではないか。これだけで良いと思ったがこうやって食べるとまた味わいが奥深い」
フェルはスプーンをふりながら絶賛してくれる。
「そう言ってくれるのは嬉しいけど……難しいよ。もっともっと美味しくなると思うんだけど今、手に入るものでこれを完成に近づけるのは難しいかも。作ってるときから思ってたんだけど、もっといろいろ工夫したくなっちゃう。だけどやり過ぎると原価があがっちゃうから、みんなが気軽に食べられるようなものにはならない気がするんだ。このデザートで金貨1枚なんて言われたらどう思う?お店でなんてとても出せないよ」
「……金貨1枚。これはそんなに大変なものなのか?」
「手間がかかりすぎるんだ。ひとつひとつのデザートを組み合わせて作るんだけど、その素材のデザートひとつ作るだけでとんでもない手間がかかっちゃう。これはたぶん、サンドラ姉さんのお店の料理じゃないよ」
「しかしこんなに美味いのだぞ?これならサンドラだって……いや……そうだな。お金がある者だけが食べられる、そういう物をサンドラたちは望んでいないからな……。いや、それだけではないな……違うのか。すまない、少しずつ、ケイが考えていることがわかってきた」
「そんなにさ。構えなくても良いんだよ。甘いものって少し中毒性みたいなものがあるからね。それにお金をいっぱい払いたい人が多いってことだよ。だけどサンドラ姉さんはたぶん提供する料理はあくまで脇役で、来てくれたお客さんがお店で過ごす時間が大事って考えてる。だから料理は目立っちゃダメなんだ。美味しいに越したことは無いけれどあまり派手にしても良く無いと思うんだ」
「そうだな。きっとサンドラもそういう店がやりたいに違いない」
「たぶん、ね。もしかしたらそんなことよりお金だって急に言い出すかもしれないけど」
「……かもしれないな」
そしてフェルとふたりで顔を見合わせて笑った。
結局、アイスクリームは外せないとフェルが主張して、バニラアイスにリンゴや他のフルーツのコンポートを添えることにした。
ガンツには頑張って説明してみよう。
その前にアイスクリームの作り方をもう少し研究しなくちゃ。
夕食を2人で作って他愛のない話をしながら一緒に食べる。
昨日聞いたのだと言う、ゼランドさんとエリママとの恋愛話を、フェルが教えてくれる。
いつの間にかもう雨はあがっていて、僕たちは銭湯に行く。
夜風は冷たく、僕たちの心は何故か暖かい。
目が覚めたらフェルが隣にいなかった。
カーテンを開けるとフェルが庭で素振りをしているのが見えた。
着替えて、ふと棚を見ると、昨日僕があげた包丁が皮の入れ物に入れられて置いてある。
仕上げはお弟子さんがやってくれたけれど、それにしても酷い。味にもなりきれていない、縫い目の不揃いな不細工な入れ物。改めて明るいところで見るとその出来栄えに少し落ち込んでしまう。
リビングに行くとティーセットが用意されていた。きっとフェルが僕を起こしてからお茶を淹れてくれるつもりだったんだろう。
今日はフェルの好きなオムレツを作ろうかな。キノコも確かまだあったはず。
パンはバゲットなら前に冷凍しておいたものがあるし。
スープは何がいいかなと考えながら庭に出た。
少し準備運動したら2人で走りに出かける。
走るルートはフェルが選んでくれる。時々フェルが振り向いて僕の様子を見る。王都に戻って来てからは、なんとなく僕の調子に合わせて走る距離をフェルが決めてくれていた。
家に戻ってフェルがお茶を淹れてくれていつもより遅めの朝食をとる。
王宮のオムレツにバターを塗ったバゲット、ベーコンも焼いた。
スープは試作中のスープで良いとフェルが言ってくれてほうれん草とタマネギを少し入れてスープを作った。
「お茶のおかわりはいるか?」
そう聞かれて笑顔でうなずくと、それを見て嬉しそうにフェルが台所に行く。
サンドラ姉さんの店で働くことが決まってからフェルがお茶を淹れてくれることが多くなった。
どうやらお店で出す紅茶を任せられたみたいだ。南区の市場にある光風館、サンドラ姉さんがコーヒーをよく買いに行くお店なんだけど、紅茶もかなりの種類の茶葉を揃えていて、フェルはその店で少量ずつ、毎回配合を変えて買って来てるみたいだ。
今のところフェルからこのことで相談はされてない。いつか感想を聞かれることがあるかもしれないけれど今は嬉しそうに紅茶を淹れているので少し見守ってみるつもり。
フェルが淹れる紅茶は美味しい。
王都に来る前にフェルの紅茶を初めて飲んだ。それはこの世界で僕が初めて飲んだ紅茶だったんだけど。
ティーパックというものが無いから、当然、紅茶の淹れ方は前世の記憶と全く違う。使う道具もいろんな形のものがあって実際僕には違いも、その使い方すらわからなかった。
フェルは宿に備え付けられた簡単な道具で僕に美味しい紅茶を淹れてくれた。
あれから同じような道具を使って紅茶を淹れてもフェルが淹れる紅茶の味には敵わない。
お茶って奥が深いんだなって思うと同時に、フェルにそれを教えたフェルのお母さんの凄さがわかる。
そしてフェルの剣はフェルのお父さんから教わったって言ってた。
きっとフェルは両親に愛されて大切に育てられたんだと思う。僕がそうじゃなかったってわけでは無いけれど、こんなふうにすごく愛されて大切に育ててもらったのだから、いつかフェルの両親にはちゃんと会いに行かないといけないと思う。
たとえ一緒にいることを反対されたとしても、そのこととフェルが両親に会えなくなるということは関係がない。
誰に反対されてもフェルとずっと一緒にいたい。
いざその時になったとして、どんな話をすればいいかなんて、いまは全くわからないんだけれど。
既婚者の知り合いに相談するべきか。
そう思ったけど相談できそうな人が思いつかない。
エリママ……。
うん。相談するのはしばらくやめておこう。
午後は雨が降った。
外はだいぶ寒いけど部屋の中は暖かい。去年はテント暮らしだったんだよな。それはそれで、今思えば楽しかったけれど。
リンゴのコンポートを使って何かデザートを作れないか考えていた。
リンゴは王都では比較的手に入れやすい果物だ。割と一年中食べられる。
アップルパイはロイの店が出しているから何か別のものを作りたい。
そんなわけでリンゴでパフェを作ってみることにした。
コーンフレークみたいなものは無いから、代わりのもので何かザクザクとした食感のものを入れたい。なのでビスケットはどうかなと思っている。ビスケットの生地はホットケーキの生地とほとんど作り方が同じはず。
あまり堅すぎても食べにくいと思うから薄力粉だけで生地を作った。寝かせた生地を型でくり抜き、なんとなく包丁で模様をつけた。
魔道オーブンでそのビスケットを焼く。どのくらい焼けばいいのかわからなかったから10分毎に様子を見て焼いてみた。
薄力粉だからあまり膨らまない、薄いビスケットになったけど食感は悪く無い。
砕いたビスケット、リンゴのコンポート生クリームとバニラアイス。
バニラアイスはフェルに手伝ってもらった。バニラビーンズは無いけれど香り付けにはちょうど良さそうな香草を混ぜて、フェルが手袋をして瓶を振る。
それに向かって僕は温度を下げる氷の魔法をかけ続けた。
作業の様子は、はたから見ればおかしな感じに見えただろう。だけど僕たちは真剣だった。
アイスクリームって、どうやって機械で作ってたんだろう。
だけど僕たちは作り上げた。
材料が良いから、濃厚なバニラアイスに仕上がったと思う。
ガンツに相談かな?でもさすがにガンツにもよくわかってもらえないかもしれない。
材料を冷やしつつ、乳化させるために攪拌するってことだと思うんだけど……。うまく説明できるかな。試食したフェルの表情がとても可愛いかったからとりあえず成功したということにする。
少し解けかかったバニラアイスを入れてリンゴを賽の目に切って最後に載せる。
形はそれらしくはなったけど……。どうかな?
背の高いコップで作ったけれど、ガラスのコップじゃないからイマイチワクワクする見た目にはなってない。
ガラスのコップって高いからな……。サンドラ姉さんの店で出すのはどうなんだろう。
チョコレートソースとか、ストロベリーのソースとか。
なんとなく記憶にあるパフェは見た目がすごく豪華な感じになってたと思う。
「これは!なんとも不思議な食べ物だ!雲を食べているような。いやしかし、これはリンゴだ。リンゴを食べているようで、また食べるたびに食感が違う。バニラアイスも良いではないか。これだけで良いと思ったがこうやって食べるとまた味わいが奥深い」
フェルはスプーンをふりながら絶賛してくれる。
「そう言ってくれるのは嬉しいけど……難しいよ。もっともっと美味しくなると思うんだけど今、手に入るものでこれを完成に近づけるのは難しいかも。作ってるときから思ってたんだけど、もっといろいろ工夫したくなっちゃう。だけどやり過ぎると原価があがっちゃうから、みんなが気軽に食べられるようなものにはならない気がするんだ。このデザートで金貨1枚なんて言われたらどう思う?お店でなんてとても出せないよ」
「……金貨1枚。これはそんなに大変なものなのか?」
「手間がかかりすぎるんだ。ひとつひとつのデザートを組み合わせて作るんだけど、その素材のデザートひとつ作るだけでとんでもない手間がかかっちゃう。これはたぶん、サンドラ姉さんのお店の料理じゃないよ」
「しかしこんなに美味いのだぞ?これならサンドラだって……いや……そうだな。お金がある者だけが食べられる、そういう物をサンドラたちは望んでいないからな……。いや、それだけではないな……違うのか。すまない、少しずつ、ケイが考えていることがわかってきた」
「そんなにさ。構えなくても良いんだよ。甘いものって少し中毒性みたいなものがあるからね。それにお金をいっぱい払いたい人が多いってことだよ。だけどサンドラ姉さんはたぶん提供する料理はあくまで脇役で、来てくれたお客さんがお店で過ごす時間が大事って考えてる。だから料理は目立っちゃダメなんだ。美味しいに越したことは無いけれどあまり派手にしても良く無いと思うんだ」
「そうだな。きっとサンドラもそういう店がやりたいに違いない」
「たぶん、ね。もしかしたらそんなことよりお金だって急に言い出すかもしれないけど」
「……かもしれないな」
そしてフェルとふたりで顔を見合わせて笑った。
結局、アイスクリームは外せないとフェルが主張して、バニラアイスにリンゴや他のフルーツのコンポートを添えることにした。
ガンツには頑張って説明してみよう。
その前にアイスクリームの作り方をもう少し研究しなくちゃ。
夕食を2人で作って他愛のない話をしながら一緒に食べる。
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