256 / 318
そんなこと言われても
しおりを挟む
257 そんなこと言われても
セルジュさんが戻ってきた。
「すまなかった。ワシが勝手に誤解していたようだ」
トビーの奢りのスペシャル果実水、これは単純に中身の果物が2種類入ってるってだけの特別裏メニューなんだけど、フェルと2人でそれを飲んでイチャイチャしていたところにセルジュさんが落ち込んだ顔をして僕たちに謝りに来た。
慌てて姿勢を正してセルジュさんに向き合う。
誤解は解けたのかな。何から話せば良いのだろう。
領都に来てからの話?屋台に冒険者が集まる理由?ポーションは偶然出来たものだから出来れば気にしないで欲しい。だってあのポーションかなりやばい仕上がりだったし。
「あの……セルジュ……さん。僕たち、何か企んでるって、そんなこと絶対ないですからね。上手く言えないけど、いろんなことが偶然?……そういうのとちょっと違うかも……。だけど、たまたますごく良い薬草が手に入って、それでポーションを作ったらなんかすごいの出来ちゃったんですよ。せっかくだから腰を痛めて養生してるセルジュさんに飲んでほしいなって思って。本当に何かやましいことを考えてたわけじゃないんです。ただの思いつきで……」
「その話はさっき耳が痛くなるくらい聞かされた。ラッセルが張り切って上質の薬草を届けたんだそうだな。それで出来上がったポーションがとんでもなく質が良いからワシにも飲んでみてほしいと、その辺りはマリアからさんざん聞かされた」
マリアさん……。わざわざ呼び出されたの?忙しいのにすみません。
「言い訳をするつもりではないが、お前たち領都に来てまだひと月も経っていないのだろう?それなのに気味が悪いほどこの街に、いつの間にか馴染んでしまっている。お前たちは……お前たちは一体なんなんだ?」
そんなこと言われても。
答えがしにくいような質問をされるのは少し困る。
なんとなく始めたことが、なんとなく良い風が吹いて上手くいっただけ。だけどそれじゃあセルジュさんには納得してはもらえないだろう。
「師匠が!そうだ、師匠がこの街で、戦争が終わっても炊き出ししてたらしくて、それでみんなが優しくしてくれて、冒険者の皆さんもクライブの弟子だからって……なんとなくその……」
「まあ良い。ワシが勘違いをしたのが悪かった。クライブの弟子だそうだな。どのくらい料理は作れるようになったんだ?店では何か料理を任されているのか?」
「一応……ひと通り店のメニューは作れますけど……。今は担当する料理をみんなで交代しながら店を回してます。何の係とか今はあまり決まってませんね」
そうなのだ。全部やるか、やらないか。僕に対しての師匠の教えははっきりしている。ハンバーグ焼く夢でよくうなされたものな。大変だった。
「この街で店を出すのか?」
「いつかはそうしたいと思ってますけど、それはまだまだ先のことです。この屋台はいつかお店を出すための練習みたいなもので、2、3週間くらいって期間の話を商業ギルドの受付で話したらたまたまここを勧められたんです。良い場所でとても助かりました」
「ふむ。そうだろう。この場所はこの領都で一番良い場所だからな。お前の店の売上が良いのもこの場所のおかげだ。ワシに感謝するといい。お前の作った未熟な料理でも商売になっているのだからな」
この人はどうしてこんなに偉そうなんだろう。でも悪い人ではないと思った。そうじゃなきゃわざわざ謝りになんて来ないよ。
フェルは僕の料理が未熟だと言われたことが気に入らないのがムスッとしている。
「セルジュさん。良かったらこの後いろいろ料理を出しますから食べて行きませんか?」
「そうだ。だいたい食べてもないくせにケイの料理が未熟だと言うのはやめてもらおう。公平さに欠けている」
どうせ大したものでは無いのだろうなどと言いながらしぶしぶセルジュさんは屋台の裏に置いてある椅子に腰掛けた。
デミグラスソースはトビーにホットドッグの作り方を教えながらコツコツと煮込んでおいたものだ。
師匠の作る店のデミグラスソースと比べると少しコクが足りない気もするけれど、味は悪くない。けっこう良い材料使わせてもらったしな。スティーブさんと厨房の皆さんに感謝だ。
パンは余分に買って来ていないからご飯と一緒に出すことにする。ちゃんといつもお店で出しているように付け合わせの野菜も綺麗に盛り込む。お皿は今日は銀の鈴の厨房から借りてきた。
今日の帰りに少し食器を買おうかな。使い終わったら洗ってサンドラ姉さんのお土産にしてしまうか。
「お待たせしました、セルジュさん。小熊亭の看板料理です。ハンバーグって言います」
「ハンバーグくらい知っておる。クライブがよく作っていたからな」
「パンが無いからお米と一緒に食べてください。美味しいですよ」
家畜のエサだろう!とか怒られるかと思ったけどお米に関しては何の文句を言われなかった。
「ケイ!今日もうめえぞー。タマネギが入ったやつも良かったが、このソースもいい」
「本当?良かった。ソースはまだ熟成が足りて無いんだけど喜んでくれて嬉しいよ」
「本当に銅貨3枚で良いのか?ツマミって言うより、もうちゃんとした料理じゃねーか」
「原価はそれくらいだよ。もっと安いかな?今はオークの肉が安く買えるからね」
お米を使っているし、付け合わせの野菜も余ったものでささっと作った。原価は王都で作っている時よりさらに安くできていると思う。
「小熊亭はそんな高級なお店じゃ無いんだよ。お腹いっぱい食べても銅貨15枚は滅多に超えない。お酒を飲んだら別だけどね」
セルジュさんが静かだ。口に合わなかったかな?どうしよう。話しかけて良いのだろうか?
「誰かと思えば串焼き屋の親父じゃねーか。腰はもう良いのか?もう良い歳なんだから気をつけろよ」
シドが不意にセルジュさんにそう言った。
「あんたの串焼きいつも買ってたぞ。娘が美味しいっていつも言っててな。買って帰ると喜ぶんだ。再開するの待ってるからな」
律儀に食器を返しにきてくれたジャックさんがセルジュさんに話しかける。娘が反抗期だって言ってるけど、けっこう上手くやっているような気がしてる。実際のところジャックさんは良いお父さんだと思う。ちょっと娘さんの反応を気にし過ぎなだけだ。
気づけばセルジュさんを囲んで冒険者たちがいつの間にか楽しそうに騒いでいた。
実はちょっと対応に困ってたから助かる。
僕が困ってたのなんとなく察してくれたのかな。どうだろう。見た感じみんな気持ちがいいくらい酔っ払っているような……。大丈夫かな?
ハンバーグで予算をだいぶ使っちゃったから今日のおつまみはマジックバッグの在庫整理だ。余り物をできるだけ美味しく。
そういうのはけっこう得意だ。残ってるタラコで何か和物でも作ってみようかな。
カバンの中身を空っぽにして明日また新しいものを仕入れよう。
王都よりも一足早い秋の空気の中、すっと吹き抜ける風。
その心地いい感じはきっとみんなのおかげだろう。
優しい風が吹く。
フェルが肩まで伸びた髪を手で抑える。
なんとなく目があって僕は自分の口元が緩むのを感じる。
セルジュさんが戻ってきた。
「すまなかった。ワシが勝手に誤解していたようだ」
トビーの奢りのスペシャル果実水、これは単純に中身の果物が2種類入ってるってだけの特別裏メニューなんだけど、フェルと2人でそれを飲んでイチャイチャしていたところにセルジュさんが落ち込んだ顔をして僕たちに謝りに来た。
慌てて姿勢を正してセルジュさんに向き合う。
誤解は解けたのかな。何から話せば良いのだろう。
領都に来てからの話?屋台に冒険者が集まる理由?ポーションは偶然出来たものだから出来れば気にしないで欲しい。だってあのポーションかなりやばい仕上がりだったし。
「あの……セルジュ……さん。僕たち、何か企んでるって、そんなこと絶対ないですからね。上手く言えないけど、いろんなことが偶然?……そういうのとちょっと違うかも……。だけど、たまたますごく良い薬草が手に入って、それでポーションを作ったらなんかすごいの出来ちゃったんですよ。せっかくだから腰を痛めて養生してるセルジュさんに飲んでほしいなって思って。本当に何かやましいことを考えてたわけじゃないんです。ただの思いつきで……」
「その話はさっき耳が痛くなるくらい聞かされた。ラッセルが張り切って上質の薬草を届けたんだそうだな。それで出来上がったポーションがとんでもなく質が良いからワシにも飲んでみてほしいと、その辺りはマリアからさんざん聞かされた」
マリアさん……。わざわざ呼び出されたの?忙しいのにすみません。
「言い訳をするつもりではないが、お前たち領都に来てまだひと月も経っていないのだろう?それなのに気味が悪いほどこの街に、いつの間にか馴染んでしまっている。お前たちは……お前たちは一体なんなんだ?」
そんなこと言われても。
答えがしにくいような質問をされるのは少し困る。
なんとなく始めたことが、なんとなく良い風が吹いて上手くいっただけ。だけどそれじゃあセルジュさんには納得してはもらえないだろう。
「師匠が!そうだ、師匠がこの街で、戦争が終わっても炊き出ししてたらしくて、それでみんなが優しくしてくれて、冒険者の皆さんもクライブの弟子だからって……なんとなくその……」
「まあ良い。ワシが勘違いをしたのが悪かった。クライブの弟子だそうだな。どのくらい料理は作れるようになったんだ?店では何か料理を任されているのか?」
「一応……ひと通り店のメニューは作れますけど……。今は担当する料理をみんなで交代しながら店を回してます。何の係とか今はあまり決まってませんね」
そうなのだ。全部やるか、やらないか。僕に対しての師匠の教えははっきりしている。ハンバーグ焼く夢でよくうなされたものな。大変だった。
「この街で店を出すのか?」
「いつかはそうしたいと思ってますけど、それはまだまだ先のことです。この屋台はいつかお店を出すための練習みたいなもので、2、3週間くらいって期間の話を商業ギルドの受付で話したらたまたまここを勧められたんです。良い場所でとても助かりました」
「ふむ。そうだろう。この場所はこの領都で一番良い場所だからな。お前の店の売上が良いのもこの場所のおかげだ。ワシに感謝するといい。お前の作った未熟な料理でも商売になっているのだからな」
この人はどうしてこんなに偉そうなんだろう。でも悪い人ではないと思った。そうじゃなきゃわざわざ謝りになんて来ないよ。
フェルは僕の料理が未熟だと言われたことが気に入らないのがムスッとしている。
「セルジュさん。良かったらこの後いろいろ料理を出しますから食べて行きませんか?」
「そうだ。だいたい食べてもないくせにケイの料理が未熟だと言うのはやめてもらおう。公平さに欠けている」
どうせ大したものでは無いのだろうなどと言いながらしぶしぶセルジュさんは屋台の裏に置いてある椅子に腰掛けた。
デミグラスソースはトビーにホットドッグの作り方を教えながらコツコツと煮込んでおいたものだ。
師匠の作る店のデミグラスソースと比べると少しコクが足りない気もするけれど、味は悪くない。けっこう良い材料使わせてもらったしな。スティーブさんと厨房の皆さんに感謝だ。
パンは余分に買って来ていないからご飯と一緒に出すことにする。ちゃんといつもお店で出しているように付け合わせの野菜も綺麗に盛り込む。お皿は今日は銀の鈴の厨房から借りてきた。
今日の帰りに少し食器を買おうかな。使い終わったら洗ってサンドラ姉さんのお土産にしてしまうか。
「お待たせしました、セルジュさん。小熊亭の看板料理です。ハンバーグって言います」
「ハンバーグくらい知っておる。クライブがよく作っていたからな」
「パンが無いからお米と一緒に食べてください。美味しいですよ」
家畜のエサだろう!とか怒られるかと思ったけどお米に関しては何の文句を言われなかった。
「ケイ!今日もうめえぞー。タマネギが入ったやつも良かったが、このソースもいい」
「本当?良かった。ソースはまだ熟成が足りて無いんだけど喜んでくれて嬉しいよ」
「本当に銅貨3枚で良いのか?ツマミって言うより、もうちゃんとした料理じゃねーか」
「原価はそれくらいだよ。もっと安いかな?今はオークの肉が安く買えるからね」
お米を使っているし、付け合わせの野菜も余ったものでささっと作った。原価は王都で作っている時よりさらに安くできていると思う。
「小熊亭はそんな高級なお店じゃ無いんだよ。お腹いっぱい食べても銅貨15枚は滅多に超えない。お酒を飲んだら別だけどね」
セルジュさんが静かだ。口に合わなかったかな?どうしよう。話しかけて良いのだろうか?
「誰かと思えば串焼き屋の親父じゃねーか。腰はもう良いのか?もう良い歳なんだから気をつけろよ」
シドが不意にセルジュさんにそう言った。
「あんたの串焼きいつも買ってたぞ。娘が美味しいっていつも言っててな。買って帰ると喜ぶんだ。再開するの待ってるからな」
律儀に食器を返しにきてくれたジャックさんがセルジュさんに話しかける。娘が反抗期だって言ってるけど、けっこう上手くやっているような気がしてる。実際のところジャックさんは良いお父さんだと思う。ちょっと娘さんの反応を気にし過ぎなだけだ。
気づけばセルジュさんを囲んで冒険者たちがいつの間にか楽しそうに騒いでいた。
実はちょっと対応に困ってたから助かる。
僕が困ってたのなんとなく察してくれたのかな。どうだろう。見た感じみんな気持ちがいいくらい酔っ払っているような……。大丈夫かな?
ハンバーグで予算をだいぶ使っちゃったから今日のおつまみはマジックバッグの在庫整理だ。余り物をできるだけ美味しく。
そういうのはけっこう得意だ。残ってるタラコで何か和物でも作ってみようかな。
カバンの中身を空っぽにして明日また新しいものを仕入れよう。
王都よりも一足早い秋の空気の中、すっと吹き抜ける風。
その心地いい感じはきっとみんなのおかげだろう。
優しい風が吹く。
フェルが肩まで伸びた髪を手で抑える。
なんとなく目があって僕は自分の口元が緩むのを感じる。
66
あなたにおすすめの小説
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@2025/11月新刊発売予定!
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
《作者からのお知らせ!》
※2025/11月中旬、 辺境領主の3巻が刊行となります。
今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。
【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん!
※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる