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ローガン、って呼びにくい
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259 ローガン、って呼びにくい
宿に戻って食事をとり、明日の準備を済ませたら今日は早めに部屋に戻る。
フェルの淹れてくれた紅茶を飲み一息ついたらあかりを消してベッドに入った。
手をつなぎ寄り添って眠る。なんとなくその日はできるだけくっついていたかった。
翌朝目が覚めてもしばらくそのままでいた。特に何か話すこともなく、2人とも静かに天井を見ていた。
屋台の営業が終わって、今日はオムライスを作る。
気持ちを込めてひとつひとつ大切に作った。
「毎回食べるたびに美味しくなっていくなオムライスは」
真面目な顔をしてつぶやくフェルのほっぺたについたケチャップを拭いてあげた。
一生懸命に食べているその姿が愛らしくて幸せな気持ちになる。
照れくさそうにフェルが微笑んだ。
スープはインゲン豆のポタージュを作った。ただの偶然だけど今日は火曜日だ。
小熊亭でもきっと今頃このスープを出している。
今の僕ができる精一杯の料理をみんなが喜んで食べてくれる。
3男は来週の水曜日か木曜日に戻ってくるらしい。ガンツは来週にならないと予定がわからないみたい。
セルジュさんは今日も屋台にやってきた。しっかりとオムライスを食べて帰って行った。
今日はトビーのところが忙しそうだった。改造した甲斐があったというものだ。
良いことをした。
今日は宿に3男もガンツもいない。3男は仕入れと配達で近くの村を周っていて、ガンツは調査に出かけるということだった。朝食の時ガンツは見るからに不機嫌そうだった。
3男にデイビッドさんの店の倉庫でサンドラ姉さんのためにお土産を探したいと相談したらデイビッドさんに繋げてくれて、お昼時にやってきたデイビッドさんが営業が終わる頃店に来て欲しいと言ってくれた。
片付けを済ませて屋台を返し、デイビッドさんの店に行くと少しだけ待たされたあと店の裏の倉庫に案内された。
きちんと整理されて、倉庫にはさまざまな商品が並ぶ。店に並んでいたような高級そうな食器はほんの一部分で、店に置いていない使いやすそうなものや比較的簡素な意匠のものがいっぱい並んでいる。
こちらの方をお店にした方がいいのではとデイビッドさんに素直に言うと、今はそんなにやることもないから自分で倉庫の整理ばかりしているのだと笑う。
サンドラ姉さんのことを話すとデイビッドさんはサンドラ姉さんのことを知っていた。サンドラ姉さんはずいぶん昔、小熊亭を立ち上げる前に王都のデイビッドさんの店にお皿を買いに来たことがあったのだそうだ。
「さる高貴な方に自分の作る料理を振る舞うために、料理が引き立つような簡素な意匠の食器をお求めでした。その頃私の店は貴族相手の派手で見栄えのする商品を扱っておりましたから、正直困りました。ですが話を聞くうちに協力してあげたくなりましてね。結局職人に新しく作らせたのですが、そのお皿を使ってサンドラさんが試作の料理を振る舞ってくれまして。その時初めてサンドラさんが求めていたものがわかったのです。生活に根差した、実のある道具としての食器とそこに飾られる美味しい料理の数々。私は天啓を受けたようでした」
デイビッドさんは当時のことを思い出したのか、少し微笑んだ。
「それからですね。私のやりたい仕事とは何なのか改めて考えだしたのは。サンドラさんが王都に店を出したのはそれから半年経ってからでした。当時の冒険者の仲間たちと献立を考え、店が完成して。開店祝いには一番よく使いそうな程よい大きさの皿を送ったのですよ。派手すぎず料理を引き立たせるような意匠の物を職人に頼んで作ってもらいました」
「もしかして縁にこんな小さな図形が描かれている、正面があるお皿ですか?」
「はい。今も大事に使っていただいているようですね」
ハンバーグで使っている中皿だ。最初に店で働いていた時にこの皿には正面があるってサンドラ姉さんに教えられたあのお皿のことだ。どんなに忙しくてもそのお皿の向きには気をつけて盛り付けている。
デイビッドさんはサンドラ姉さんの考えているお店はどんなものかを僕に聞いて店の在庫を選び始めた。
何だか嬉しそうに在庫を探すデイビッドさんを見て少し心が暖かくなった。
僕とフェルはサンドラ姉さんの店で使うコップを選ぶ。
2人でいろいろああでもないこうでもないと相談しあって2種類のコップを選んだ。
会計をしてもらい丁寧に包まれた食器をマジックバッグに入れる。
ほとんど原価で売ってもらったのではないだろうか。だけどニコニコと微笑んでいるデイビッドさんを見ると、何も言えなかった。
あの戦争の後、小熊亭ができるまで。
きっといろいろ僕の知らない物語があったのだろう。ガンツとライツが店を建てる時に協力したって言ってた。手伝いに来ていたホランドさんや小熊亭のトマトソースとミナミの秘伝の塩ダレを作るのに協力したと言うマルコさん。
そして師匠は自分が休みが取れなくても日曜日の営業は絶対に休むことはない。
師匠はいつも適当に昔馴染みの客に酒のツマミを出しているだけだって言ってたけどきっと冒険者時代の仲間たちと懐かしい時間を過ごしているのだと思った。
「どうした?店のことでも考えているのか?」
「わかっちゃった?店の営業のことは心配していないけど僕たちずいぶん良くしてもらってるよね。ひと月も休みをもらって貴重な経験をさせてもらってる」
「いつかは恩を返せるといいな。だがケイはずっとあの師匠の手のひらの上で走り回っている気がするぞ。師というものはおそらくそういうものなのだろうな」
「僕もそう思うよ。師匠が僕に領都の街を見てこいって言った理由も今ならわかるような気がするんだ」
「クライブに土産を買うとしたら何がいいだろうな?やはり酒だろうか」
「かもね。僕もそれくらいしか思いつかないよ。お酒はなー。味が僕にはわからないから誰かに教えてもらわなくちゃ」
「3男でも良いが、せっかくならはこの領都に詳しい者の意見を聞いてみるのも良いのではないか?どういう物があるか私にももわからないが、土産にするならこの土地に根差した物が良いかもしれん」
「そうかもね。じゃあギルマスかな。あの人あちこちいろいろ食べ歩いているみたいだし、お酒も好きそうだしね」
実際忙しいかどうかはよくわからないけど、ローガンさんは時々、いやかなりの頻度で屋台の料理を買いにくる。その時にでも聞いてみようかな。
ローガンさんにそのことを相談したのはサンドラ姉さんのお土産を買った2日後のことだった。
「クライブの土産?そんなもん渡されて素直に受け取る奴かね。あいつのことならお前たちもよく知ってるだろ」
そうなんです。ここ数日考えていてもそんなイメージしか持てないんです。
「酒って言ってもなあ。この街で買えるような酒はたぶん王都でも普通に買えるぜ。東の国の酒とかなら別だろうがそんなもんどこで買えるかなんて俺も知らねーな。あー待て待てケイ。そんな顔するな。今日屋台が終わったらギルドに来れるか?あいつが気にいるかわからねーが渡したいものがある。いい機会だ。土産にする酒は適当にあいつの好きそうなものを選んでおくから終わったら来いよ」
そう言ってローガンさんはハンバーガーを3個買って帰って行った。
その日ギルドに行くとギルドマスターの部屋に通された。初めて入ったな。机の上には書類が山積みだ。
僕たちはソファに座らされ、ローガンさんがポットに入っているお茶を僕らに淹れてくれる。
「いい茶葉だろ。淹れ方は貴族の奴等には敵わないがなかなかのもんだろう?こないだアランのところからせしめて来たんだ」
良いのか?なんか大事な茶葉ではないと良いけれど。
「そんで渡して欲しいもんってのはこれだ」
ギルマスは年季の入ったワインのボトルを僕に見せた。
その古ぼけた埃っぽいボトルにはクライブと走り書きがしてある。
「ローガンさん、何これ」
「ローガンでいいって。これはな、戦争があった年に収穫されたブドウで作ったワインだ」
そう言われて僕たちはポカンとした顔でローガンを見る。
「その馬鹿みてえな顔はやめろ。少し昔話をしてやろう。クライブの話だ」
ローガン、って呼びにくい。領都冒険者ギルドのギルドマスターはニヤリと笑う。
「あいつのことだ、お前らに当時のことなんて話すことはないだろう。あまり良い話ではないかもしれないが知っておいた方がいいと思うぜ」
ギルマスは当時のことを僕たちに話してくれる。
宿に戻って食事をとり、明日の準備を済ませたら今日は早めに部屋に戻る。
フェルの淹れてくれた紅茶を飲み一息ついたらあかりを消してベッドに入った。
手をつなぎ寄り添って眠る。なんとなくその日はできるだけくっついていたかった。
翌朝目が覚めてもしばらくそのままでいた。特に何か話すこともなく、2人とも静かに天井を見ていた。
屋台の営業が終わって、今日はオムライスを作る。
気持ちを込めてひとつひとつ大切に作った。
「毎回食べるたびに美味しくなっていくなオムライスは」
真面目な顔をしてつぶやくフェルのほっぺたについたケチャップを拭いてあげた。
一生懸命に食べているその姿が愛らしくて幸せな気持ちになる。
照れくさそうにフェルが微笑んだ。
スープはインゲン豆のポタージュを作った。ただの偶然だけど今日は火曜日だ。
小熊亭でもきっと今頃このスープを出している。
今の僕ができる精一杯の料理をみんなが喜んで食べてくれる。
3男は来週の水曜日か木曜日に戻ってくるらしい。ガンツは来週にならないと予定がわからないみたい。
セルジュさんは今日も屋台にやってきた。しっかりとオムライスを食べて帰って行った。
今日はトビーのところが忙しそうだった。改造した甲斐があったというものだ。
良いことをした。
今日は宿に3男もガンツもいない。3男は仕入れと配達で近くの村を周っていて、ガンツは調査に出かけるということだった。朝食の時ガンツは見るからに不機嫌そうだった。
3男にデイビッドさんの店の倉庫でサンドラ姉さんのためにお土産を探したいと相談したらデイビッドさんに繋げてくれて、お昼時にやってきたデイビッドさんが営業が終わる頃店に来て欲しいと言ってくれた。
片付けを済ませて屋台を返し、デイビッドさんの店に行くと少しだけ待たされたあと店の裏の倉庫に案内された。
きちんと整理されて、倉庫にはさまざまな商品が並ぶ。店に並んでいたような高級そうな食器はほんの一部分で、店に置いていない使いやすそうなものや比較的簡素な意匠のものがいっぱい並んでいる。
こちらの方をお店にした方がいいのではとデイビッドさんに素直に言うと、今はそんなにやることもないから自分で倉庫の整理ばかりしているのだと笑う。
サンドラ姉さんのことを話すとデイビッドさんはサンドラ姉さんのことを知っていた。サンドラ姉さんはずいぶん昔、小熊亭を立ち上げる前に王都のデイビッドさんの店にお皿を買いに来たことがあったのだそうだ。
「さる高貴な方に自分の作る料理を振る舞うために、料理が引き立つような簡素な意匠の食器をお求めでした。その頃私の店は貴族相手の派手で見栄えのする商品を扱っておりましたから、正直困りました。ですが話を聞くうちに協力してあげたくなりましてね。結局職人に新しく作らせたのですが、そのお皿を使ってサンドラさんが試作の料理を振る舞ってくれまして。その時初めてサンドラさんが求めていたものがわかったのです。生活に根差した、実のある道具としての食器とそこに飾られる美味しい料理の数々。私は天啓を受けたようでした」
デイビッドさんは当時のことを思い出したのか、少し微笑んだ。
「それからですね。私のやりたい仕事とは何なのか改めて考えだしたのは。サンドラさんが王都に店を出したのはそれから半年経ってからでした。当時の冒険者の仲間たちと献立を考え、店が完成して。開店祝いには一番よく使いそうな程よい大きさの皿を送ったのですよ。派手すぎず料理を引き立たせるような意匠の物を職人に頼んで作ってもらいました」
「もしかして縁にこんな小さな図形が描かれている、正面があるお皿ですか?」
「はい。今も大事に使っていただいているようですね」
ハンバーグで使っている中皿だ。最初に店で働いていた時にこの皿には正面があるってサンドラ姉さんに教えられたあのお皿のことだ。どんなに忙しくてもそのお皿の向きには気をつけて盛り付けている。
デイビッドさんはサンドラ姉さんの考えているお店はどんなものかを僕に聞いて店の在庫を選び始めた。
何だか嬉しそうに在庫を探すデイビッドさんを見て少し心が暖かくなった。
僕とフェルはサンドラ姉さんの店で使うコップを選ぶ。
2人でいろいろああでもないこうでもないと相談しあって2種類のコップを選んだ。
会計をしてもらい丁寧に包まれた食器をマジックバッグに入れる。
ほとんど原価で売ってもらったのではないだろうか。だけどニコニコと微笑んでいるデイビッドさんを見ると、何も言えなかった。
あの戦争の後、小熊亭ができるまで。
きっといろいろ僕の知らない物語があったのだろう。ガンツとライツが店を建てる時に協力したって言ってた。手伝いに来ていたホランドさんや小熊亭のトマトソースとミナミの秘伝の塩ダレを作るのに協力したと言うマルコさん。
そして師匠は自分が休みが取れなくても日曜日の営業は絶対に休むことはない。
師匠はいつも適当に昔馴染みの客に酒のツマミを出しているだけだって言ってたけどきっと冒険者時代の仲間たちと懐かしい時間を過ごしているのだと思った。
「どうした?店のことでも考えているのか?」
「わかっちゃった?店の営業のことは心配していないけど僕たちずいぶん良くしてもらってるよね。ひと月も休みをもらって貴重な経験をさせてもらってる」
「いつかは恩を返せるといいな。だがケイはずっとあの師匠の手のひらの上で走り回っている気がするぞ。師というものはおそらくそういうものなのだろうな」
「僕もそう思うよ。師匠が僕に領都の街を見てこいって言った理由も今ならわかるような気がするんだ」
「クライブに土産を買うとしたら何がいいだろうな?やはり酒だろうか」
「かもね。僕もそれくらいしか思いつかないよ。お酒はなー。味が僕にはわからないから誰かに教えてもらわなくちゃ」
「3男でも良いが、せっかくならはこの領都に詳しい者の意見を聞いてみるのも良いのではないか?どういう物があるか私にももわからないが、土産にするならこの土地に根差した物が良いかもしれん」
「そうかもね。じゃあギルマスかな。あの人あちこちいろいろ食べ歩いているみたいだし、お酒も好きそうだしね」
実際忙しいかどうかはよくわからないけど、ローガンさんは時々、いやかなりの頻度で屋台の料理を買いにくる。その時にでも聞いてみようかな。
ローガンさんにそのことを相談したのはサンドラ姉さんのお土産を買った2日後のことだった。
「クライブの土産?そんなもん渡されて素直に受け取る奴かね。あいつのことならお前たちもよく知ってるだろ」
そうなんです。ここ数日考えていてもそんなイメージしか持てないんです。
「酒って言ってもなあ。この街で買えるような酒はたぶん王都でも普通に買えるぜ。東の国の酒とかなら別だろうがそんなもんどこで買えるかなんて俺も知らねーな。あー待て待てケイ。そんな顔するな。今日屋台が終わったらギルドに来れるか?あいつが気にいるかわからねーが渡したいものがある。いい機会だ。土産にする酒は適当にあいつの好きそうなものを選んでおくから終わったら来いよ」
そう言ってローガンさんはハンバーガーを3個買って帰って行った。
その日ギルドに行くとギルドマスターの部屋に通された。初めて入ったな。机の上には書類が山積みだ。
僕たちはソファに座らされ、ローガンさんがポットに入っているお茶を僕らに淹れてくれる。
「いい茶葉だろ。淹れ方は貴族の奴等には敵わないがなかなかのもんだろう?こないだアランのところからせしめて来たんだ」
良いのか?なんか大事な茶葉ではないと良いけれど。
「そんで渡して欲しいもんってのはこれだ」
ギルマスは年季の入ったワインのボトルを僕に見せた。
その古ぼけた埃っぽいボトルにはクライブと走り書きがしてある。
「ローガンさん、何これ」
「ローガンでいいって。これはな、戦争があった年に収穫されたブドウで作ったワインだ」
そう言われて僕たちはポカンとした顔でローガンを見る。
「その馬鹿みてえな顔はやめろ。少し昔話をしてやろう。クライブの話だ」
ローガン、って呼びにくい。領都冒険者ギルドのギルドマスターはニヤリと笑う。
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ギルマスは当時のことを僕たちに話してくれる。
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