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269 見たいだけ
市場から大通りを挟んで反対側にある港は、王国の別の地域や、隣国、そして東の国などから物資が運んでくる船が数多く停まっている。
まだ朝早く、本格的な荷下ろしは始まっていなかったけれど船乗りや商人が慌ただしく準備を始めていた。
「みんな朝ごはんとかはどこで食べてるの?」
「それぞれの船によるんだけどー、船内で朝食を出すところが多いかな?長い間航海する船には大抵料理人が乗ってたりするからねー。あとは飯場って呼ばれてるけど、小さな食堂でスープを出してるね。パンを自分たちで買って来てそこで食べたりしてるかなー」
「領都みたいに屋台はないの?」
「こっちではあんまり見ないねー。市場の方だと1、2軒あったと思うよー。確か食堂やってるところが朝だけ屋台で何か売ってたと思う」
時間が経つにつれて馬車が多くなり、荷物をどんどん積み込んでいる。3男がそれぞれの行き先とかを教えてくれた。商人にはそれとわかる目印があるのだそうだ。
「王都行きと領都行きの商人たちは領都で豪華な食事を食べるみたいだよー、ここで何か美味しいものとかは食べない、というかみんな諦めちゃってるねー。侯爵領行きはかなり過酷みたいだよー。途中に街に寄って食べたりするところなんてないからねー。みんな携帯食をここで買って行くんだー。侯爵領に着いたらついたで物価も高いし、治安は悪いしでみんな嫌がってるよ」
あの嫌な街のことだろうな。道は良いから早く着くし、それなりに儲けも出るのだけれど続けて何年もやるような人はいないみたい。お金を稼いだら配達先をかえるか、別の商売を始める人がほとんどだと言う。
「なんかさー。寂しいと思わない?港はどんどん栄えて行くけど、この町にはお金を落とすことはないんだ。みんな通過して行くだけ。船乗りたちも用事が済んだらすぐ次の港に出発しちゃう。東の国の船乗りたちに昨日会って来たけどさー。みんな退屈そうにしてたよー」
忙しくみんな働いているようでなんだか楽しそうには見えない。楽しそうだからなんだと言われればそこまでだけど3男が言うように少し寂しい感じは確かにする。
港と反対の方に行ってみる。歓楽街と飯場と呼ばれる食堂があるそうだ。
「安心して。歓楽街は夜からだから。まだお店はやってないよ」
3男がフェルにそう声をかけた。
フェルが少し嫌そうな顔をしていたからだ。
ですよね。とりあえず僕はそういうお店に行く予定なんてありませんからね。
誘われたって行かないんだから。たぶん絶対。
3男の言う通り歓楽街は営業しているお店もなく、一見のどかな雰囲気がする。路地では子供達が遊び、大人たちはのんびりと道を歩いている。
飯場と呼ばれる食堂は港に近い所に数軒あり、見た目は炊き出しの雰囲気に似ている。
そのうちの一軒の店でスープを買って飲んでみたけれどそこまで美味しいものではなかった。
田舎の村、チコの村みたいと言うわけではないけれど、この港町には何もない。
たぶん仕事はあるのだろう。食べて行くのには困らないけれど、お金を使うような場所がないんだ。
「お金があればなんでもできるっていうのは違うと思うんだけどねー、でもさーみんなが持ってるお金を使ってもう少し楽しく暮らした方がもっとみんなの生活が豊かになると思うんだよねー」
3男が歩きながらそんなことを言っていた。
そろそろお昼になる時間になり、3男の案内で東の国から来たという船団のところに行く。港の外れに船を停めているそうだ。
「君が……ケイくんか?いや失礼、私はこの船団の代表を務めさせてもらっているコウと申すものだ。3男からから話はきいているぞ。我らの国の調味料で素晴らしい料理を作ってくれているとか。ところで君は、東の国の生まれなだろうか?その髪の色は王国では珍しいはずだが」
「えーと、先祖が東の国の生まれらしくて、僕はその血が濃く出たみたいです」
少し身構えてしまった。
じいちゃんはかけおちして来たとか言っていたけど、実際どんな事情で国を出て来たのかわからない。
流石に今でもお尋ね者になっているとは思わないけど、どういう繋がりがあるかわからない以上、そのことはできるだけ濁しておきたかった。
そのあと東の国から来た主な船員たちを紹介してもらう。不思議なことに言葉は不自由なく通じていた。だけどところどころ語尾とか会話の端々に少し訛りというか少し変わった感じがする。
たぶん僕たちの話し方も東の国の人たちにしてみれば少し変わった感じに聞こえるんだろう。
少しゆっくりめに話しかければ、向こうも察して理解してくれるみたい。日常的に使われている単語に少し違いがあるようだ。
コック長だというコウジさん。そして見習いだという僕よりも一個年下のリト君。紹介されたとたん2人には僕の作っている料理について根掘り葉掘り聞かれてしまった。
東の国には揚げ物の文化があるらしい。唐揚げの作り方を聞かれて、似たようなものはないのか聞いたら唐揚げは料理として東の国でも普通に食べられているようだ。
作り方を聞いてみると僕の作り方とは少し違っていた。お醤油は控えめに使って片栗粉でカリッと揚げるらしい。竜田揚げみたいなものなのだろうか?
僕の作り方とは少し違う。僕の作る唐揚げは衣をがっちり纏わせた醤油味の唐揚げだ。もしかしてミナミの唐揚げに似てるのかな?でも秘伝の塩ダレはまだ東の国には伝わっていないはず。
あとでレシピを渡す約束をして、船の調理室でお昼ご飯を作る。
お店を探すくらいなら作ってしまえばいいじゃないと3男が言い出して厨房を貸してもらった。
塩鮭を水で割ったお酒に漬けて塩を抜く。
買って来たイクラは少し洗って醤油と味醂、お酒につけておく。
お米を水に浸している間に鮭の切り身を醤油とお酒、みりんと砂糖を加えた出し汁で煮る。
10分ほど煮て身に火が通ったらその出し汁と皮を外した鮭の切り身をお米と一緒に炊き込む。
ご飯が炊ける間にイクラにもしっかり味が入って来ていた。
ご飯が炊けるまで鮭の皮を焼いたものをみんなで食べる。
いつの間にか厨房に来ていたコウさんがお酒が飲みたくなると言い出した。
さっそく良いワインがあると言い出す3男を止めて、炊き上がったご飯を優しくほぐす。
出汁の香りが食欲を誘う。
どんぶりにご飯をよそってイクラをたっぷりかけたら出来上がりだ。
鮭とイクラの親子丼。
おやつがわりに食べようかなと思ってた少量のウニを小皿に乗せて出す。
合間で作った味噌汁には中途半端に残ってたキャベツを入れた。溶き卵をザルで漉しながら入れてタマゴはふんわりと仕上げる。味見てみたらなかなか良い感じ。
セシル婆さんのキャベツは甘味が強い。適度に放っておいて育てるのが良いらしい。その方がキャベツが強く育って甘味が出るのだそうだ。
甘味がしっかり出るように繊維と交差するように包丁で切る。
作りながらドーラさんのことを考えた。
正解がないのならとにかく実践してみるしかない。ただの自己満足なのか、思いやりの心で作っているのか、あの時僕はドーラさんに何も言い返すことができなかった。そのことは悔しさと一緒に心の中にしまってある。
ダメだ。こんな顔で料理を作ってはいけない。
なんとなくそんな気がした。
ワクワクしながらこちらを見ているフェルに視線を移す。
目を閉じて出来上がる料理を楽しみにしてくれてる。
そうなんだ。
フェルが喜ぶ顔を見たいだけ。
それで良いんだ。
市場から大通りを挟んで反対側にある港は、王国の別の地域や、隣国、そして東の国などから物資が運んでくる船が数多く停まっている。
まだ朝早く、本格的な荷下ろしは始まっていなかったけれど船乗りや商人が慌ただしく準備を始めていた。
「みんな朝ごはんとかはどこで食べてるの?」
「それぞれの船によるんだけどー、船内で朝食を出すところが多いかな?長い間航海する船には大抵料理人が乗ってたりするからねー。あとは飯場って呼ばれてるけど、小さな食堂でスープを出してるね。パンを自分たちで買って来てそこで食べたりしてるかなー」
「領都みたいに屋台はないの?」
「こっちではあんまり見ないねー。市場の方だと1、2軒あったと思うよー。確か食堂やってるところが朝だけ屋台で何か売ってたと思う」
時間が経つにつれて馬車が多くなり、荷物をどんどん積み込んでいる。3男がそれぞれの行き先とかを教えてくれた。商人にはそれとわかる目印があるのだそうだ。
「王都行きと領都行きの商人たちは領都で豪華な食事を食べるみたいだよー、ここで何か美味しいものとかは食べない、というかみんな諦めちゃってるねー。侯爵領行きはかなり過酷みたいだよー。途中に街に寄って食べたりするところなんてないからねー。みんな携帯食をここで買って行くんだー。侯爵領に着いたらついたで物価も高いし、治安は悪いしでみんな嫌がってるよ」
あの嫌な街のことだろうな。道は良いから早く着くし、それなりに儲けも出るのだけれど続けて何年もやるような人はいないみたい。お金を稼いだら配達先をかえるか、別の商売を始める人がほとんどだと言う。
「なんかさー。寂しいと思わない?港はどんどん栄えて行くけど、この町にはお金を落とすことはないんだ。みんな通過して行くだけ。船乗りたちも用事が済んだらすぐ次の港に出発しちゃう。東の国の船乗りたちに昨日会って来たけどさー。みんな退屈そうにしてたよー」
忙しくみんな働いているようでなんだか楽しそうには見えない。楽しそうだからなんだと言われればそこまでだけど3男が言うように少し寂しい感じは確かにする。
港と反対の方に行ってみる。歓楽街と飯場と呼ばれる食堂があるそうだ。
「安心して。歓楽街は夜からだから。まだお店はやってないよ」
3男がフェルにそう声をかけた。
フェルが少し嫌そうな顔をしていたからだ。
ですよね。とりあえず僕はそういうお店に行く予定なんてありませんからね。
誘われたって行かないんだから。たぶん絶対。
3男の言う通り歓楽街は営業しているお店もなく、一見のどかな雰囲気がする。路地では子供達が遊び、大人たちはのんびりと道を歩いている。
飯場と呼ばれる食堂は港に近い所に数軒あり、見た目は炊き出しの雰囲気に似ている。
そのうちの一軒の店でスープを買って飲んでみたけれどそこまで美味しいものではなかった。
田舎の村、チコの村みたいと言うわけではないけれど、この港町には何もない。
たぶん仕事はあるのだろう。食べて行くのには困らないけれど、お金を使うような場所がないんだ。
「お金があればなんでもできるっていうのは違うと思うんだけどねー、でもさーみんなが持ってるお金を使ってもう少し楽しく暮らした方がもっとみんなの生活が豊かになると思うんだよねー」
3男が歩きながらそんなことを言っていた。
そろそろお昼になる時間になり、3男の案内で東の国から来たという船団のところに行く。港の外れに船を停めているそうだ。
「君が……ケイくんか?いや失礼、私はこの船団の代表を務めさせてもらっているコウと申すものだ。3男からから話はきいているぞ。我らの国の調味料で素晴らしい料理を作ってくれているとか。ところで君は、東の国の生まれなだろうか?その髪の色は王国では珍しいはずだが」
「えーと、先祖が東の国の生まれらしくて、僕はその血が濃く出たみたいです」
少し身構えてしまった。
じいちゃんはかけおちして来たとか言っていたけど、実際どんな事情で国を出て来たのかわからない。
流石に今でもお尋ね者になっているとは思わないけど、どういう繋がりがあるかわからない以上、そのことはできるだけ濁しておきたかった。
そのあと東の国から来た主な船員たちを紹介してもらう。不思議なことに言葉は不自由なく通じていた。だけどところどころ語尾とか会話の端々に少し訛りというか少し変わった感じがする。
たぶん僕たちの話し方も東の国の人たちにしてみれば少し変わった感じに聞こえるんだろう。
少しゆっくりめに話しかければ、向こうも察して理解してくれるみたい。日常的に使われている単語に少し違いがあるようだ。
コック長だというコウジさん。そして見習いだという僕よりも一個年下のリト君。紹介されたとたん2人には僕の作っている料理について根掘り葉掘り聞かれてしまった。
東の国には揚げ物の文化があるらしい。唐揚げの作り方を聞かれて、似たようなものはないのか聞いたら唐揚げは料理として東の国でも普通に食べられているようだ。
作り方を聞いてみると僕の作り方とは少し違っていた。お醤油は控えめに使って片栗粉でカリッと揚げるらしい。竜田揚げみたいなものなのだろうか?
僕の作り方とは少し違う。僕の作る唐揚げは衣をがっちり纏わせた醤油味の唐揚げだ。もしかしてミナミの唐揚げに似てるのかな?でも秘伝の塩ダレはまだ東の国には伝わっていないはず。
あとでレシピを渡す約束をして、船の調理室でお昼ご飯を作る。
お店を探すくらいなら作ってしまえばいいじゃないと3男が言い出して厨房を貸してもらった。
塩鮭を水で割ったお酒に漬けて塩を抜く。
買って来たイクラは少し洗って醤油と味醂、お酒につけておく。
お米を水に浸している間に鮭の切り身を醤油とお酒、みりんと砂糖を加えた出し汁で煮る。
10分ほど煮て身に火が通ったらその出し汁と皮を外した鮭の切り身をお米と一緒に炊き込む。
ご飯が炊ける間にイクラにもしっかり味が入って来ていた。
ご飯が炊けるまで鮭の皮を焼いたものをみんなで食べる。
いつの間にか厨房に来ていたコウさんがお酒が飲みたくなると言い出した。
さっそく良いワインがあると言い出す3男を止めて、炊き上がったご飯を優しくほぐす。
出汁の香りが食欲を誘う。
どんぶりにご飯をよそってイクラをたっぷりかけたら出来上がりだ。
鮭とイクラの親子丼。
おやつがわりに食べようかなと思ってた少量のウニを小皿に乗せて出す。
合間で作った味噌汁には中途半端に残ってたキャベツを入れた。溶き卵をザルで漉しながら入れてタマゴはふんわりと仕上げる。味見てみたらなかなか良い感じ。
セシル婆さんのキャベツは甘味が強い。適度に放っておいて育てるのが良いらしい。その方がキャベツが強く育って甘味が出るのだそうだ。
甘味がしっかり出るように繊維と交差するように包丁で切る。
作りながらドーラさんのことを考えた。
正解がないのならとにかく実践してみるしかない。ただの自己満足なのか、思いやりの心で作っているのか、あの時僕はドーラさんに何も言い返すことができなかった。そのことは悔しさと一緒に心の中にしまってある。
ダメだ。こんな顔で料理を作ってはいけない。
なんとなくそんな気がした。
ワクワクしながらこちらを見ているフェルに視線を移す。
目を閉じて出来上がる料理を楽しみにしてくれてる。
そうなんだ。
フェルが喜ぶ顔を見たいだけ。
それで良いんだ。
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