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誰かのために
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278 誰かのために
「ゔぁぁー」
二日酔いの3男のような声を出しながら湯船に浸かる。
精神年齢はたぶんおっさんに近いんだ。仕方ないだろう。
富士山が描かれた壁の絵はそのまま残したようだ。少しかすれ気味だけど味があっていい。
備え付けの桶にカエルの絵が書いてあるのはどういうことだろうか。きっとうがい薬の人形とごちゃ混ぜになっているんだろう。
有意義すぎる1ヶ月だったと思う。
なにがどうとか考える暇もなく、今もまだ夢を見ているような……。
うっかりオークキングと出会って、みんなの力でこれを討伐して。お金が入ったからお試しで屋台をやってみて。
フェルとも……。
好きだって思うそれ以上にもっと大きな欲望?支配?
包み込んで独り占めにしたいって思うようになった。
誰にも渡したくない。そばにいて欲しい。
自分でもこんなに独占欲が強いなんて思いもしなかった。
フェルは僕の隣にいてくれている。
弱くて情けない僕を好きだと言ってくれた。
そう……僕は弱い。
ひとりでは何もできないんだ。
オークの砦に突入する直前、砦のそばの高い木の上でフェルを待っていた。
不思議と緊張はしていなかった。こんなに弱っちい僕でもあの冒険者たちの仲間になりたい。仲間のために精一杯頑張りたい。そんな事を考えていた。
僕ひとりではオークとなんて戦えない。すぐに捕まってあっという間に美味しく食べられちゃう。だけど一緒に戦ってくれる仲間がいてくれるなら、こんな僕でも前に進めると思った。
みんなの役に立ちたいんだ。
確かフェルにはあの時そう言った気がする。
肩の力が抜けて、今まで見えてなかった周りのことがよく見えた。
それからは必死だったけど。それでも誰も死なずに帰って来れて良かった。
今までは周りの人にずっと壁みたいなものを感じていた。みんなが優しいから僕を仲間に混ぜてくれているんじゃないか、本当なら僕なんて無視されて当然なのにどうしてみんな優しくしてくれるんだろう。
そんな事を考えて過ごしてた。
「お前なんかに何ができるんだ。お情けで村に住まわせてもらってんのに。いるだけでみんな迷惑してるってわかんないのかよ」
村長の息子によく言われていた。
髪の毛の色がみんなと違う、考え方も村の人とはだいぶ違う。人とかなり違った価値観を持つ僕は村人から避けられていたんだと思う。
普通に話せていたのは雑貨屋さんのおばさんくらいだったな。
強くなりたい。そう思ったけど才能がなくって強くなれないって事を思い知った。
自分は勇者でも、魔法の天才でもなんでもなかった。
それでもできる事をって頑張ってみたら嫌がらせを受けていろんな人に迷惑をかけた。
ひとりでいるのは辛くはなかった。だけどいろんな人から嫌われるのは嫌だった。
息を潜めて人の顔色をうかがい、なるべく存在を消すようにひっそりと暮らしていた。
誰も僕のことを傷付けない、安心できる自分だけの世界に閉じこもり、別にわかってもらわなくていいって強がって、さみしい気持ちはじいちゃんに依存して。
こんな人とずっと一緒にいられたらいいのにな。
そんな僕の世界にフェルがやってきた。
一目惚れして、好きになって欲しくて、背伸びして、強がって、余裕なフリをして。
冒険者たちや師匠に、そんな無理をしなくていいって、もっと頼れって言ってもらって。お前は良くやっているって認められて。
自分に自信を持つって難しいけど、少なくてもここにいていいんだって思えた。
嬉しかった。
わかってるぞって、僕のやってることちゃんと見てるぞ。お前は間違ってないぞ。
僕の周りの優しい大人たちはぶっきらぼうにそう僕に伝えてくる。
涙がとまらなかった。
領都の冒険者たちはとても立派な人たちだった。強い心で街を支える、誇り高い人達だった。マリスさん率いる騎士団の人たちも、アランさん、街のみんな、みんなうらやましいほど素敵に生きていた。
ここで暮らしたい。ここにいたい。そう思えたのは初めてだ。いつの間にか憧れみたいな気持ちが芽生えていた。
チコの村まで道を作ったのも、港町で名物料理を考えたのも、海塩を作って販売したらいいと思ったことも。
王都にいる時にはそんなこと一切やろうとも思わなかった。
目立ちたくない気持ちは変わらないけれど、役に立ちたい。この街のために何かしたいと心から思えた。
誰かのために………………そう思えるようになれたのは、フェルのおかげだ。
小熊亭で勤め出してから僕は自分のことばかり考えていたような気がする。
はじめはとにかく仕事に集中して、そのうち原価のことで悩んで、料理を作るのが息苦しいって思えちゃって、そうやってまた全部ひとりで抱え込んで悩んでしまいそうになっていた僕をフェルはいつも優しく励ましてくれた。
見送る僕に振り返って笑顔を見せてくれる、ただそれだけのことでも、そう、たったそれだけのことでなんでもできちゃうくらい力があふれてきた。
フェルはずっと私には何もできないと自分を責めていたみたいだけれどそうじゃない。
困った時にいつでも僕に力をくれるのはフェルだった。
あの依頼書のことを考える。フェルの手配書のことだ。
どういうわけかこの領都ではフェルのことなんて全く問題にはならない。
だけど王都に戻ったらそうは行かないだろう。捕まえたらひと財産だ。お金に目が眩むような人たちはフェルのことを探すだろう。
王都がダメだったらここに逃げてくればいいのかな。
それは少し、フェアじゃないような気がした。
なんでだろう。
僕はこの街の人たちに迷惑をかけたくないんだ。
違うな。そうじゃない。
甘えたくない。
そう。そうなんだ。羨ましいと思えるこの街の人たちと同じ目線で、同じ立場で話をしたい。みんなに守られながら生きていくなんて。きっとそんなの違う。
そんな最悪なことになったら……。
その時は誰も来ないような田舎で暮らそうかな。
じいちゃんみたいに。
本当にどこでもいいと思う。
フェルさえ隣にいてくれたら怖いものなんて何にもないんだ、きっと。
そう考えたらじいちゃんがあの何にもない村で暮らそうと思った気持ちがわかった。じいちゃんは、ばあちゃんのことがすごく大切だったんだ。だから何にもない、言ってしまえばよそ者に冷たい、暮らしにくいあの村で生きていこうと思ったんだろうな。
だけど、そんな最悪なことにはならない気がしてる。
あれはたぶん、手配書ではないと思うんだ。
あの依頼書に最後に明記されていた一文。
ただし怪我をさせてしまったら報酬は減額。
確証はないけれど、悪意がある人からの依頼では無いと思った。
あれは、捜索願いなんじゃないだろうか。
あんまり長湯をするとフェルのことを待たしてしまうな。
フェルの顔が早く見たい。
湯船から出て身支度をする。
「ゔぁぁー」
二日酔いの3男のような声を出しながら湯船に浸かる。
精神年齢はたぶんおっさんに近いんだ。仕方ないだろう。
富士山が描かれた壁の絵はそのまま残したようだ。少しかすれ気味だけど味があっていい。
備え付けの桶にカエルの絵が書いてあるのはどういうことだろうか。きっとうがい薬の人形とごちゃ混ぜになっているんだろう。
有意義すぎる1ヶ月だったと思う。
なにがどうとか考える暇もなく、今もまだ夢を見ているような……。
うっかりオークキングと出会って、みんなの力でこれを討伐して。お金が入ったからお試しで屋台をやってみて。
フェルとも……。
好きだって思うそれ以上にもっと大きな欲望?支配?
包み込んで独り占めにしたいって思うようになった。
誰にも渡したくない。そばにいて欲しい。
自分でもこんなに独占欲が強いなんて思いもしなかった。
フェルは僕の隣にいてくれている。
弱くて情けない僕を好きだと言ってくれた。
そう……僕は弱い。
ひとりでは何もできないんだ。
オークの砦に突入する直前、砦のそばの高い木の上でフェルを待っていた。
不思議と緊張はしていなかった。こんなに弱っちい僕でもあの冒険者たちの仲間になりたい。仲間のために精一杯頑張りたい。そんな事を考えていた。
僕ひとりではオークとなんて戦えない。すぐに捕まってあっという間に美味しく食べられちゃう。だけど一緒に戦ってくれる仲間がいてくれるなら、こんな僕でも前に進めると思った。
みんなの役に立ちたいんだ。
確かフェルにはあの時そう言った気がする。
肩の力が抜けて、今まで見えてなかった周りのことがよく見えた。
それからは必死だったけど。それでも誰も死なずに帰って来れて良かった。
今までは周りの人にずっと壁みたいなものを感じていた。みんなが優しいから僕を仲間に混ぜてくれているんじゃないか、本当なら僕なんて無視されて当然なのにどうしてみんな優しくしてくれるんだろう。
そんな事を考えて過ごしてた。
「お前なんかに何ができるんだ。お情けで村に住まわせてもらってんのに。いるだけでみんな迷惑してるってわかんないのかよ」
村長の息子によく言われていた。
髪の毛の色がみんなと違う、考え方も村の人とはだいぶ違う。人とかなり違った価値観を持つ僕は村人から避けられていたんだと思う。
普通に話せていたのは雑貨屋さんのおばさんくらいだったな。
強くなりたい。そう思ったけど才能がなくって強くなれないって事を思い知った。
自分は勇者でも、魔法の天才でもなんでもなかった。
それでもできる事をって頑張ってみたら嫌がらせを受けていろんな人に迷惑をかけた。
ひとりでいるのは辛くはなかった。だけどいろんな人から嫌われるのは嫌だった。
息を潜めて人の顔色をうかがい、なるべく存在を消すようにひっそりと暮らしていた。
誰も僕のことを傷付けない、安心できる自分だけの世界に閉じこもり、別にわかってもらわなくていいって強がって、さみしい気持ちはじいちゃんに依存して。
こんな人とずっと一緒にいられたらいいのにな。
そんな僕の世界にフェルがやってきた。
一目惚れして、好きになって欲しくて、背伸びして、強がって、余裕なフリをして。
冒険者たちや師匠に、そんな無理をしなくていいって、もっと頼れって言ってもらって。お前は良くやっているって認められて。
自分に自信を持つって難しいけど、少なくてもここにいていいんだって思えた。
嬉しかった。
わかってるぞって、僕のやってることちゃんと見てるぞ。お前は間違ってないぞ。
僕の周りの優しい大人たちはぶっきらぼうにそう僕に伝えてくる。
涙がとまらなかった。
領都の冒険者たちはとても立派な人たちだった。強い心で街を支える、誇り高い人達だった。マリスさん率いる騎士団の人たちも、アランさん、街のみんな、みんなうらやましいほど素敵に生きていた。
ここで暮らしたい。ここにいたい。そう思えたのは初めてだ。いつの間にか憧れみたいな気持ちが芽生えていた。
チコの村まで道を作ったのも、港町で名物料理を考えたのも、海塩を作って販売したらいいと思ったことも。
王都にいる時にはそんなこと一切やろうとも思わなかった。
目立ちたくない気持ちは変わらないけれど、役に立ちたい。この街のために何かしたいと心から思えた。
誰かのために………………そう思えるようになれたのは、フェルのおかげだ。
小熊亭で勤め出してから僕は自分のことばかり考えていたような気がする。
はじめはとにかく仕事に集中して、そのうち原価のことで悩んで、料理を作るのが息苦しいって思えちゃって、そうやってまた全部ひとりで抱え込んで悩んでしまいそうになっていた僕をフェルはいつも優しく励ましてくれた。
見送る僕に振り返って笑顔を見せてくれる、ただそれだけのことでも、そう、たったそれだけのことでなんでもできちゃうくらい力があふれてきた。
フェルはずっと私には何もできないと自分を責めていたみたいだけれどそうじゃない。
困った時にいつでも僕に力をくれるのはフェルだった。
あの依頼書のことを考える。フェルの手配書のことだ。
どういうわけかこの領都ではフェルのことなんて全く問題にはならない。
だけど王都に戻ったらそうは行かないだろう。捕まえたらひと財産だ。お金に目が眩むような人たちはフェルのことを探すだろう。
王都がダメだったらここに逃げてくればいいのかな。
それは少し、フェアじゃないような気がした。
なんでだろう。
僕はこの街の人たちに迷惑をかけたくないんだ。
違うな。そうじゃない。
甘えたくない。
そう。そうなんだ。羨ましいと思えるこの街の人たちと同じ目線で、同じ立場で話をしたい。みんなに守られながら生きていくなんて。きっとそんなの違う。
そんな最悪なことになったら……。
その時は誰も来ないような田舎で暮らそうかな。
じいちゃんみたいに。
本当にどこでもいいと思う。
フェルさえ隣にいてくれたら怖いものなんて何にもないんだ、きっと。
そう考えたらじいちゃんがあの何にもない村で暮らそうと思った気持ちがわかった。じいちゃんは、ばあちゃんのことがすごく大切だったんだ。だから何にもない、言ってしまえばよそ者に冷たい、暮らしにくいあの村で生きていこうと思ったんだろうな。
だけど、そんな最悪なことにはならない気がしてる。
あれはたぶん、手配書ではないと思うんだ。
あの依頼書に最後に明記されていた一文。
ただし怪我をさせてしまったら報酬は減額。
確証はないけれど、悪意がある人からの依頼では無いと思った。
あれは、捜索願いなんじゃないだろうか。
あんまり長湯をするとフェルのことを待たしてしまうな。
フェルの顔が早く見たい。
湯船から出て身支度をする。
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