41 / 66
フレイヤさんとアクセサリー会議
しおりを挟む
2年生の秋休みがやってきた。
この世界は春休みと秋休みがある。
だいたい2週間(20日)だ。
今日はフレイヤさんが孤児院に遊びに来てくれる。
私が作った押し花を見にきてくれるって♩
1年生の時に教えてもらって、何回かミラと作ったけどミラはすぐに飽きてしまった。
私は時間のある時は花びらを拾ったり、
シスターに頼んでお花をもらったりして続けている。
フレイヤさんに秋休みに入る前、挨拶をしに行って
それから、考えた押し花のアイテムについても話したら、詳しく聞きたいって言われた。
フレイヤさんは今年卒業で、お花屋さんに就職が決まっている。
優しくて花が大好きなフレイヤさんにぴったりな職業だね♩
就職先のお花屋さんで、他のお店との差別化の為に
何かアイディアが欲しいって言ってた。
良くしてくれたから出来る限りは協力しないとね‼︎
私は押し花のアクセサリーはどうですか?と尋ねた。
すごく興味を持ってくれたみたい。
フレイヤさんのくれたしおりは他の売り物よりも繊細で綺麗だから、
もし私が提案するアイテムがフレイヤさんの手で現実化したらとっても素敵になると思う。
私が今回、提案しようと思うアイテムはレジンを使ったアクセサリーだ。
って言っても、この世界でレジン製のものを見たことがない。
レジンは透明な樹脂で、透明な液体状になっている物だ。
私の友人が趣味でレジンを使ったピアスやイヤリングを販売していた。
主剤と硬化剤を一定の割合で混ぜて硬化させるタイプの物ならこの世界でもあるのかな?
もし出来たら絶対に流行ると思う。
ブルームでは見たことがないから他店との差別化にもなるだろう。
簡単にレジンの説明を書いた紙と図を作って、押し花を準備してフレイヤさんを待つ。
もしレジンがこの世界になくてめんどくさくなりそうならフレイヤさんに丸投げする予定。
報酬とかはいらないからね。
あくまでも良くしてくれたお礼だ。
最初にフレイヤさんに会った後もタオがクラブのメンバーって事もあって、
定期的にお邪魔させてもらったり、フレイヤさんにお花の豆知識とか花言葉を教えてもらっていた。
この世界で初めて見た花がたくさんあるからね。というか、知らない花ばかりだ。
お昼を過ぎた頃、フレイヤさんがやってきた。
事前にシスターに言ってあるから、玄関で挨拶をしてそのまま私の部屋に招いた。
「フレイヤさん!今日は来てくれてありがとうございます。」
「こちらこそお邪魔します♩」
「早速私が作った押し花を見てください♩」
それからしばらく押し花を見て、感想を言い合ったり、アドバイスをもらったりした。
「それで、フレイヤさんにアクセサリーのイメージをいくつか考えたので見て欲しいんですけど、
まず、フレイヤさんはレジンって知ってますか?」
「レジン?聞いた事ないなぁ」
やっぱり知らないか…
私は用意してた紙を出してフレイヤさんに説明した。
「なるほど。そんな物があるのね・・・」
「私もブルームでは見たことがないんですけど、もしあったら色々な物が作れると思って…」
それから私が考えたデザインについてまず話した。
今回提案したのは、ピアスとネックレス、ブローチだ。
何となくアクセサリーを広めるのは異世界物語の定番な気がしたから。
「確かに可愛いわね。レジンって言うのも仕組みは分かったわ。
ただ私は聞いた事もないから、ちょっと時間がかかるかも知らないけど…」
・・・なにも調べずに提案した事が申し訳なくなってきた。
「そうですよね。全然参考にならなくてすみません。」
「そんな事ないわ!レジンがあれば絶対に売れるもの!必ず探してみせるわ‼︎」
フレイヤさんは気に入ってくれたみたいだ。
余計に申し訳ない。
「とりあえず学園で聞いてみるわ。
それに就職先は他国から買いに来てくれるお客さんもいるから、私が働き出したら情報が何か入るかも!
そうしたらまたエマちゃんにアドバイスをもらってもいいかしら?」
「もちろんです!」
フレイヤさんはとてもいい人だ。
私何も助けになれてないのに・・・
「エマちゃんはどこでレジンを知ったの?」
定番の質問。
「よく覚えてないんです。多分ここに来る前の記憶だと思うんですけど・・・」
グレン団長達に拾われる前の記憶はよく分からないって事になっているから、大丈夫だろう。
「そうなのね。でもきっとあるはずよ!ありがとう」
何にも出来なかったのに、フライヤさんはお礼を言ってくれた。
この世界なら森もたくさんあるし、レジンも作れる気はする。
でも私も詳しい成分とかなんの樹脂なのか知らない。
もっと色々勉強しないと。
流石に他力本願すぎた。
これじゃあ来てくれたフレイヤさんに申し訳ない。
これは年齢とか関係ないよね。
良くない事をした気分。
かなり反省するエマ
「本当にすいません。」
「気にしないで。それにエマちゃんのアイディアは素晴らしいわ♩
全く同じものは難しくても、似た物が作れないか私も考えてみるわね。」
その後は私が描いたアクセサリーのデザインを見て過ごした。
帰りにフレイヤさんがデザイン画が欲しいと言ってくれた時は嬉しかった。
私は高校を卒業した後ファッション専門学校のデザイン科に所属していて、
花をモチーフに服のデザインを描いたことがあった。
その時に花の描き方も勉強したので少しは絵に自信がある。
卒業してからも趣味でデザインは描いていた。
アクセサリーのデザインを描いてる時は
子供の服も作ったりしてたなぁ~と思い出したりもしていた。
フレイヤさんにデザイン画を渡す時、念のためサインをしといてくれと言われたので、サインをしてその日は解散した。
これがのちに副業デザイナーとして活躍することになるとは思わなかった。
この世界は春休みと秋休みがある。
だいたい2週間(20日)だ。
今日はフレイヤさんが孤児院に遊びに来てくれる。
私が作った押し花を見にきてくれるって♩
1年生の時に教えてもらって、何回かミラと作ったけどミラはすぐに飽きてしまった。
私は時間のある時は花びらを拾ったり、
シスターに頼んでお花をもらったりして続けている。
フレイヤさんに秋休みに入る前、挨拶をしに行って
それから、考えた押し花のアイテムについても話したら、詳しく聞きたいって言われた。
フレイヤさんは今年卒業で、お花屋さんに就職が決まっている。
優しくて花が大好きなフレイヤさんにぴったりな職業だね♩
就職先のお花屋さんで、他のお店との差別化の為に
何かアイディアが欲しいって言ってた。
良くしてくれたから出来る限りは協力しないとね‼︎
私は押し花のアクセサリーはどうですか?と尋ねた。
すごく興味を持ってくれたみたい。
フレイヤさんのくれたしおりは他の売り物よりも繊細で綺麗だから、
もし私が提案するアイテムがフレイヤさんの手で現実化したらとっても素敵になると思う。
私が今回、提案しようと思うアイテムはレジンを使ったアクセサリーだ。
って言っても、この世界でレジン製のものを見たことがない。
レジンは透明な樹脂で、透明な液体状になっている物だ。
私の友人が趣味でレジンを使ったピアスやイヤリングを販売していた。
主剤と硬化剤を一定の割合で混ぜて硬化させるタイプの物ならこの世界でもあるのかな?
もし出来たら絶対に流行ると思う。
ブルームでは見たことがないから他店との差別化にもなるだろう。
簡単にレジンの説明を書いた紙と図を作って、押し花を準備してフレイヤさんを待つ。
もしレジンがこの世界になくてめんどくさくなりそうならフレイヤさんに丸投げする予定。
報酬とかはいらないからね。
あくまでも良くしてくれたお礼だ。
最初にフレイヤさんに会った後もタオがクラブのメンバーって事もあって、
定期的にお邪魔させてもらったり、フレイヤさんにお花の豆知識とか花言葉を教えてもらっていた。
この世界で初めて見た花がたくさんあるからね。というか、知らない花ばかりだ。
お昼を過ぎた頃、フレイヤさんがやってきた。
事前にシスターに言ってあるから、玄関で挨拶をしてそのまま私の部屋に招いた。
「フレイヤさん!今日は来てくれてありがとうございます。」
「こちらこそお邪魔します♩」
「早速私が作った押し花を見てください♩」
それからしばらく押し花を見て、感想を言い合ったり、アドバイスをもらったりした。
「それで、フレイヤさんにアクセサリーのイメージをいくつか考えたので見て欲しいんですけど、
まず、フレイヤさんはレジンって知ってますか?」
「レジン?聞いた事ないなぁ」
やっぱり知らないか…
私は用意してた紙を出してフレイヤさんに説明した。
「なるほど。そんな物があるのね・・・」
「私もブルームでは見たことがないんですけど、もしあったら色々な物が作れると思って…」
それから私が考えたデザインについてまず話した。
今回提案したのは、ピアスとネックレス、ブローチだ。
何となくアクセサリーを広めるのは異世界物語の定番な気がしたから。
「確かに可愛いわね。レジンって言うのも仕組みは分かったわ。
ただ私は聞いた事もないから、ちょっと時間がかかるかも知らないけど…」
・・・なにも調べずに提案した事が申し訳なくなってきた。
「そうですよね。全然参考にならなくてすみません。」
「そんな事ないわ!レジンがあれば絶対に売れるもの!必ず探してみせるわ‼︎」
フレイヤさんは気に入ってくれたみたいだ。
余計に申し訳ない。
「とりあえず学園で聞いてみるわ。
それに就職先は他国から買いに来てくれるお客さんもいるから、私が働き出したら情報が何か入るかも!
そうしたらまたエマちゃんにアドバイスをもらってもいいかしら?」
「もちろんです!」
フレイヤさんはとてもいい人だ。
私何も助けになれてないのに・・・
「エマちゃんはどこでレジンを知ったの?」
定番の質問。
「よく覚えてないんです。多分ここに来る前の記憶だと思うんですけど・・・」
グレン団長達に拾われる前の記憶はよく分からないって事になっているから、大丈夫だろう。
「そうなのね。でもきっとあるはずよ!ありがとう」
何にも出来なかったのに、フライヤさんはお礼を言ってくれた。
この世界なら森もたくさんあるし、レジンも作れる気はする。
でも私も詳しい成分とかなんの樹脂なのか知らない。
もっと色々勉強しないと。
流石に他力本願すぎた。
これじゃあ来てくれたフレイヤさんに申し訳ない。
これは年齢とか関係ないよね。
良くない事をした気分。
かなり反省するエマ
「本当にすいません。」
「気にしないで。それにエマちゃんのアイディアは素晴らしいわ♩
全く同じものは難しくても、似た物が作れないか私も考えてみるわね。」
その後は私が描いたアクセサリーのデザインを見て過ごした。
帰りにフレイヤさんがデザイン画が欲しいと言ってくれた時は嬉しかった。
私は高校を卒業した後ファッション専門学校のデザイン科に所属していて、
花をモチーフに服のデザインを描いたことがあった。
その時に花の描き方も勉強したので少しは絵に自信がある。
卒業してからも趣味でデザインは描いていた。
アクセサリーのデザインを描いてる時は
子供の服も作ったりしてたなぁ~と思い出したりもしていた。
フレイヤさんにデザイン画を渡す時、念のためサインをしといてくれと言われたので、サインをしてその日は解散した。
これがのちに副業デザイナーとして活躍することになるとは思わなかった。
73
あなたにおすすめの小説
異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!
規格外で転生した私の誤魔化しライフ 〜旅行マニアの異世界無双旅〜
ケイソウ
ファンタジー
チビで陰キャラでモブ子の桜井紅子は、楽しみにしていたバス旅行へ向かう途中、突然の事故で命を絶たれた。
死後の世界で女神に異世界へ転生されたが、女神の趣向で変装する羽目になり、渡されたアイテムと備わったスキルをもとに、異世界を満喫しようと冒険者の資格を取る。生活にも慣れて各地を巡る旅を計画するも、国の要請で冒険者が遠征に駆り出される事態に……。
憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
神による異世界転生〜転生した私の異世界ライフ〜
シュガーコクーン
ファンタジー
女神のうっかりで死んでしまったOLが一人。そのOLは、女神によって幼女に戻って異世界転生させてもらうことに。
その幼女の新たな名前はリティア。リティアの繰り広げる異世界ファンタジーが今始まる!
「こんな話をいれて欲しい!」そんな要望も是非下さい!出来る限り書きたいと思います。
素人のつたない作品ですが、よければリティアの異世界ライフをお楽しみ下さい╰(*´︶`*)╯
旧題「神による異世界転生〜転生幼女の異世界ライフ〜」
現在、小説家になろうでこの作品のリメイクを連載しています!そちらも是非覗いてみてください。
4/10コミック1巻発売!【完結】魔王様、溺愛しすぎです!
綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
ファンタジー
2026/01/20追記
『魔王様、溺愛しすぎです!』のコミカライズ情報、解禁となりました!
TOブックス様から出版、1巻が4/10発売予定です。
キャラクターデザインに『蒼巳生姜(@syo_u_ron)』先生! 以前表紙絵をお願いした方です(*ノωノ)
漫画家は『大和アカ(@asanyama)』先生です° ✧ (*´ `*) ✧ °
連載については改めて発表させていただきますね_( _*´ ꒳ `*)_
「パパと結婚する!」
8万年近い長きにわたり、最強の名を冠する魔王。勇者を退け続ける彼の居城である『魔王城』の城門に、人族と思われる赤子が捨てられた。その子を拾った魔王は自ら育てると言い出し!? しかも溺愛しすぎて、周囲が大混乱!
拾われた子は幼女となり、やがて育て親を喜ばせる最強の一言を放った。魔王は素直にその言葉を受け止め、嫁にすると宣言する。
シリアスなようでコメディな軽いドタバタ喜劇(?)です。
【同時掲載】アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、小説家になろう
【表紙イラスト】しょうが様(https://www.pixiv.net/users/291264)
挿絵★あり
【完結】2021/12/02
※2026/01/20 1巻発売日(4/10)発表!
※2025/12/25 コミカライズ決定!
※2022/08/16 第3回HJ小説大賞前期「小説家になろう」部門 一次審査通過
※2021/12/16 第1回 一二三書房WEB小説大賞、一次審査通過
※2021/12/03 「小説家になろう」ハイファンタジー日間94位
※2021/08/16、「HJ小説大賞2021前期『小説家になろう』部門」一次選考通過作品
※2020年8月「エブリスタ」ファンタジーカテゴリー1位(8/20〜24)
※2019年11月「ツギクル」第4回ツギクル大賞、最終選考作品
※2019年10月「ノベルアップ+」第1回小説大賞、一次選考通過作品
※2019年9月「マグネット」ヤンデレ特集掲載作品
転生チート薬師は巻き込まれやすいのか? ~スローライフと時々騒動~
志位斗 茂家波
ファンタジー
異世界転生という話は聞いたことがあるが、まさかそのような事を実際に経験するとは思わなかった。
けれども、よくあるチートとかで暴れるような事よりも、自由にかつのんびりと適当に過ごしたい。
そう思っていたけれども、そうはいかないのが現実である。
‥‥‥才能はあるのに、無駄遣いが多い、苦労人が増えやすいお話です。
「小説家になろう」でも公開中。興味があればそちらの方でもどうぞ。誤字は出来るだけ無いようにしたいですが、発見次第伝えていただければ幸いです。あと、案があればそれもある程度受け付けたいと思います。
異世界でのんびり暮らしたいけど、なかなか難しいです。
kakuyuki
ファンタジー
交通事故で死んでしまった、三日月 桜(みかづき さくら)は、何故か異世界に行くことになる。
桜は、目立たず生きることを決意したが・・・
初めての投稿なのでよろしくお願いします。
幼女と執事が異世界で
天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。
当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった!
謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!?
おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。
オレの人生はまだ始まったばかりだ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる