ガチャと異世界転生  システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!

よっしぃ

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ポーテートダンジョン

第61話 何だか知らんが猛烈に腹が減った

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「ちょっと待ってくれ!」

 俺は行こうとする仲間を止める。

「ランナルさんどうしたんですか?」

 ヘインチェちゃんが駆けて戻ってくる。

「何か知らんが猛烈にに腹が減ってな。」

「え?戦闘前にお芋食べてますよねえ?」

「そうなんだが。」

 だが、減ってしまったもんは仕方がねえだろ?

「それはきっと、先ほど放った技のせいだろうな。」

「エリーザベトさん、何でだ?訳が分からんよ。」

「あの技は魔力を消費するのだよ。そして魔力はエネルギーを糧とし、結果脂肪がエネルギーとして消費され、結果腹が減るのだ!」

「え?じゃあ、あの技打ちまくれば痩せられるのか?」

「何度も連続して放てば腕が壊れるぞ?」

「うわ、痩せる前に腕が壊れるとかそれは嫌だな。」

 すると横からいい匂いが。

「これ、よかったらどうぞ?お芋の残りですが。」

「おお!天使ちゃんが此処にいたよ!カチヤさんありがとう!」

「え、ええ?天使ちゃんですか?うふふ。お役に立てて嬉しいわ。」

「あああ!後からなのに!もうすっかりランナルさんを餌付けしちゃっている!ここは負けられません!」


 うん?何を気合入れてるんだ?ヘインチェちゃんは。

 お芋を食べながら思うが旨いなこれ。

 あの技、かっこよかったな・・・・(多分)一度に大量の魔物を仕留められるのもいい!
 だが代償としてこんなにも腹が減るのか。
 うん?だが待てよ、馬鹿正直に戦っていたらあと数時間はかかったんじゃないか?

 そう思えばある意味効率がいい?

 そんな事を思いながら食する俺なのだが、流石に芋ばかり食べるとあれだな、水分が持っていかれてこれは困ったぞ。

「飲み物です。」

 カチヤさんが絶妙なタイミングで差し出してくれた飲み物を飲む。

「うう、カチヤさん、あんた何でこんなに気配りができるんだ?きっといいお嫁さんになれるぞ?」

「え?そうですか?私はランナルさんのお嫁さん希望ですからね?不束者ですがどうぞ末永く「わあ!!!何でもうそんな関係になっちゃってるんですか?」よろしくお願いしますね。」

「どうした?ヘインチェちゃん、あんたも腹減ったのか?ほれ、食いかけだが食べるか?これがなかなかどうして旨いんだ。」

 俺が差し出すと、何か知らんがヘインチェちゃん、芋をぱくついてる。

「ランナルさんの食べたお芋・・・・は!すいません思わず食べちゃいました。」

 俺はちょっとヘインチェちゃんがかじった芋を受け取り、

「何だ?旨くなかったか?」

 そう聞きながら完食。

「あわわ・・・・私の食べかけを食べちゃった。」
 うん?もったいないじゃないか?それに何だか知らんがカチヤさんまで様子が変だが芋食いたいのか?もう食べちゃったぞ?

「あ、凄いですね。最後は・・・・流石は先に知り合っただけはありますね。私も見習わねば!」

 ええとヘインチェちゃん、カチヤさん?どうしたんだ?すまんがもう芋はないんだ。

「頑張りましょう!お互いに!」

「え、ええ?そ、そうね、お互い頑張りましょうね?」

 もう打ち解けたか、流石はできる女だ、違うな。


 俺が食べ終わったので、出発する事に。
 先に入っていった冒険者の後を追いかける俺達だった。
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