ガチャと異世界転生  システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!

よっしぃ

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ランナル、男爵になる!

第115話 意識のない女性とキスをするのか?

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「このままではお姉様が危ない!ランナル様早く!」

「早くお姉様と!」

「男ならそこは躊躇わないで!」

 3姉妹が俺をせかす。

 うわ!けいれんしながら泡を吹いている女性と致すのか?ちょっと勘弁。

 そう思ったが、

「ランナル様の奥方様、姉を押さえていて下さい!」

 ・・・・カチヤ達にフェリーネ王女が命令する。

「は・・・・はい!」

 カチヤが返事をし、他の2人が従う。
 まだ王女達はカチヤ達が俺の妻だと、そう思っているのか?

 一番力のあるエリーザベトが上半身を押さえつけ、カチヤとヘインチェがそれぞれ左右を。

 で・・・・3姉妹は・・・うわやめろ!

 俺の装備をはぎ取りにかかる。

 装備は言わずがもな、中に着ていた服まで。
 一寸待て!装備は関係ないはずだ!何故脱がす?

 今俺は腕輪だけ装着している状態だ。
 そして・・・・3姉妹はそのままベッドで泡拭いてる姉?のシーツをはぎ取る。

 俺が折角用意したというのに!
 相手は裸だったから俺がベッドの横に無造作に置いてあったシーツをこの女性にかけたのに!

「「「早く!」」」

 うう・・・・できるのか?

 ・・・・
 ・・・
 ・・
 ・

「助けて頂き、感謝いたします。」

 姉?と言われた女性は、それは見事に床で指を前に、礼をしてくれる。えっと、座礼という奴か?

 注)ランナルは知らないが、下座・和・最敬礼と言われる、最高の礼の作法。


 で・・・・この女性、俺の顔じゃなく、少し下を見てる・・・・あ!服!服を着ないと!というかその女性も裸じゃなく、服着て!
 あとベッドでお互い小便ををしたから大変な事になっている!お互い小便まみれ何だよ!

 特に目の前の女性は、妹達が一生懸命お腹を押して排尿を促していたんだよ!
 しかし何故裸にする必要が?

 しばしお待ちを・・・・・・・・・

 俺は元の姿にな・・・・る事なく、その女性に・・・・
 抱きつかれ、強引にまたもやベッドに。

「記憶に残るのをお願いいたします・・・・」

 いや待て小便しただけだから!

 いや待てキスしたな。

 ちょ!力強い!ほっそりしてんのに、何処にそんな力があるんだ?俺は問答無用で濃厚なキスを。
 せめて浄化で小便で汚れたベッドを綺麗にしてから・・・・

「ごゆっくり・・・・」

 誰の声か知らないが・・・最後に聞いた言葉がそれだった。

 ・・・・
 ・・・
 ・・
 ・


「「「「やり過ぎました。」」」」

 今目の前には、正座をし、俺に頭を下げている4姉妹?がいる。
 俺はあの後、気絶したようだ。

 で・・・・目の前の女性4人は、カチヤ達に思いっきり睨まれている。

 一方の俺はもう、顔はゲッソリ、身体も力が入らない。それにすまんが鼻がおかしい。
 幾ら女性のとはいえ、こう何度も小便を体にかけられては臭いがな。
 俺はそう言った性癖を持ち合わっせていないからな、かなりきつかったぞ。

「・・・なあ・・・もう・・・・呪いは・・・・?」

 俺は力なく問いかける。

 それに応えたのはフェリーネ王女だ。

「ランナル様におかれましては、感謝しかありません。姉の呪いはなくなっております。」

「そうか・・・・俺は・・・・帰る・・・・」

 俺は帰ろうとしたが・・・・

「お待ち下さい!そもそもランナル様は父に会う為にここにやって来たのでは?」

「いや・・そうだが・・・もはやどうでもいい・・・・」

 早くベッドで寝たい・・・・

「カチヤ、ヘインチェ、エリーザベト帰ろう・・・・」

 気が付けば俺は3人を呼び捨てにしていた。
 カチヤは結構前からそうだったが、年上のエリーザベトさんを呼び捨てにしてしまっていた。
 ヘインチェちゃんはちゃん付けだったからいいか?

 3人は顔を見合わせる。

 どうやら女性のみで何か話し合っていたようだ。

「すぐに済みますから!会って下さい!」

 しつこく迫ってくるフェリーネ王女。

「・・・・う・・・」

 俺は膝に力が入らなくなり、その場に・・・・倒れず、エリーザベトが支えてくれる。

 流石このメンバーで一番動きのいいエリーザベトだ。
 だが何かおかしい。
「今だ、皆ランナルを持ち上げろ。」

 げ!何をする!

 俺は7人の女性に担がれ、何処かへ運ばれていった・・・・


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