ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる！

44連ガチャに挑むランナル

第129話 4人が3人に代わっただけとか

　そう思いつつ、４カチヤ達3人に連れ去られるランナル。
　あれ？王女様達4姉妹からカチヤ達にチェンジしただけじゃ？

　それに気が付くのは3人に助けられたと思い込み、落ち着いてからだった。
　俺って運がいいんじゃないのか？
　え？美女を7人も娶ったんだ、十分運がいいって？
　そうかもしれんが、そこに俺の・・・・いや、何も言うまい。何か考えてはいけない何かに触れた気がしたからだが、俺には危険察知があるのか？

　ま、イザとなれば何とかなるだろうと思いながら、様子を見る事に。見ると言っても担がれている訳だが。


　で、暫くすると、どこかの部屋に連れられ・・・・・あ、やっぱりベッド？

　まあ寝室になるわな。俺達4人はあてがわれた部屋だったのだが、そこで話をする事になった。

「ランナル様、私達は不安なのですよ。」
「何が不安なのだ？」
「だってまだ一度も抱いてもらってないんですもの。」
「俺は心の整理がまだできていない。」
「君ってやつは相変わらずだな。何故だ？いくら何でもそこまで意固地になる理由が分からんぞ。」
　俺は今まで言わなかった、つまり俺には前世の記憶があり、どうしてもその前世の倫理観に抵抗できず、複数の女性とのごにょごにょに未だ抵抗がある事を伝えた。

「そういう事でしたか。分かりました、もう暫く時間を置きましょう。」

　カチヤは分かってくれたようだ。
「この戦争が終われば抱いてくれるんですよね？」

　ヘインチェは分かっているのか？
「あの4姉妹には伝えてあるのか？」
　こういう時に鋭いエリーザベト。
「まだ言っていないし、言う必要があると思うか？」

　必要性があるらしい。

　結局4姉妹の所に向かう事になった。

　・・・・
　・・・
　・・
　・

　部屋の前に行くと、ノックをする前に扉が開き、俺は問答無用に引きずり込まれた。
　え？何で俺が来たって分かったんだ?

　あっさり引き込まれた俺。

　真っ先にフェリーネ王女・・・・あ、呼び捨てでいいよな、フェリーネがやってきた。

「ランナル様、その、色々申し訳ございません。呪いの影響が抜けきっておらず、どうしてもまだ身体が疼いてしまうのです。」

「・・・・まだ呪いが残っているのか？」

「いえ、そうではなく・・・・その、淫魔の呪いでしたから・・・・呪いは間違いなく解呪していますの。ですがその、一度身体に刻まれた快楽の影響は、そう簡単には収まらないのですわ。」

　そう言いながら、４人は服を脱ぎながら近づいてくる。

「ちょ！ちょっと待った！流石に今は相手にできないぞ？」

「では順番でお願いしますわ。」

「話を聞け！」
　俺の強い言葉に4人は動きを止めてくれた。
　俺はこの世界に転生した事など、先ほど3人に伝えた事と同じ事を伝え、何とか身を引いてもらった。
　一寸こわかったのは内緒だ。

　・・・・
　・・・
　・・
　・


「事情は分かりました。戦争が終結するまで待ちましょう。ランナル様であれば確実に生き残るでしょうから。それよりもこれから戦場ですし、あの装備私達にも用意できますか？」

　今度はアルデホンダが聞いてくる。

「何でいるんだ？」

「決まっています、私達もご一緒するからですわ！」

　今度はリーサンネが・・・・え？戦場に行くのか？

「勿論行きますわ。当たり前でしょ？」

　ローシェが肯定するが何で彼女達も同行するんだ？

「なあアルデホンダ、あんたの前の夫 の時はあんたも行ったのか？」

　俺は気になったのでアルデホンダにそう聞いてみる。

「いえ。私知らなかったのですわ。このような危険な命令とは。なので楽な気持ちで送り出しましたのよ。」

　・・・・で、結局死んだのか。

「何で死んだか聞いても？」

「運が無かったのですわ。流れ矢がたまたまあの人の頭に。」

　うわ、だから運なのか？

「そう言う訳で、今回は死なす訳にはまいりません。なので私達もご一緒ししっかりとお守りいたしますわ。」

　素の能力って大した事ないだろこの４人。まあ今はスキルで魔法が凄い事になってそうだが。
　まあ後は４人分のＬＲ渡せば、先ず問題なさそうだがな。
　それと、神の加護か。
　どんな効果があるのか知らんが。

「あの、出していただければ、このまま着替えますわ。」

　そうなのだ、今全員裸なのだ。何故裸なのかは分からんが、俺がこの部屋に引きずり込まれた時から裸なのだ。

「ああ・・・わかった。」


　俺は４人分のＬＲ（５）を渡し、装着してもらった。

　そうしたらどういう訳か、もう話が終わったのをどうやって知ったのかは分からんが、カチヤ達３人が入って来た。

「もう話は終わりましたよね？申し訳ありませんがもう待てないようです。」

「あ？何で待てないんだ、カチヤ？」

「もう敵が国境を越えたからですわ。」

　え？それはかなりやばいんじゃない？