57 / 174
王都の近くのダンジョン
こういう時、人の本音が出るって本当だな!
しおりを挟む
「い・・・・いけません・・・・そんな・・・・貴重な・・・・ドラゴンの・・・・血でしょ?」
「うっせえ!トカゲの血だ!」
「どうみてもドラ「患者は黙ってろ!」・・・・」
”使うのか?”
「どうやって使うんだ、そう言えば知らんぞ?」
”かけても良い。飲ませても良い・・・・飲ませれば、他の怪我も治ろう。この女、まだまだ怪我が酷いからな”
「よっしゃあ!じゃあ飲め!ほれ飲め!旨いか知らんがどんと飲め!」
だが、そこへ予期せぬ出来事が。
「そ・・・・それがあれば・・・・」
先程逃げた男が、一瞬のスキを突いて、”血”を奪ったのだ。
「ああ!おい!何すんだ!」
「もうローサは大丈夫なんだろ!他の奴に使うぜ!」
「何言ってんだ!目がこの通り治ってねえんだ!それを治すのに使うんだ!よこせ!」
だが、その男は逃げていく。
「シロ!」
”うむ!”
シロが素早く追いかけ、あっという間に追いつく。
「わ・・・・来るな!」
その男が向かった先は、治療を待っている人の方ではなく、魔法陣だった。
『何処へ向かうつもりか知らぬが、それを返してもらおうか!』
「わ・・・・渡すもんか!これがあれば・・・・冒険者なんかやらなくて済むんだ!」
『それが本音か・・・・では、貴様の冒険者生活は今、ここで終わりだ!』
あっという間に男に襲い掛かるシロ。
この階層で立ち往生しているぐらいだから、フェンリルの動きについていけるはずもなく、あっさり組み敷かれる。
『それを大人しく渡せば、それ以上怪我はせぬ。抵抗するなら腕を噛みちぎってでも持っていく。』
「・・・・くそ!畜生!」
男は手にしていた何かを投げた。だが、シロはそれに反応する事なく、男が投げた反対の手にかみつく。
『愚かな・・・・我がそのような事に騙されるはずも無かろうて。』
「うう・・・・いてえええ・・た・・・・助けてくれ!ほら、こ・・・・これだろ!」
血だらけになった腕を何とか動かし、シロの前にそれを差し出す。
『ふん、最初からそうしておればよかったのだ!』
シロはそれを口に銜え、男を蹴り飛ばした。
”ふん!屑が!”
シロはルドメロの所へ戻る。
「何だったんだあいつ・・・・?まあいい。ほれ飲め!」
中々飲もうとしないローサ。
「シャーねえな!ほれ、これで飲めるだろ!」
ルドメロは、ローサの鼻をつまんだ。当然鼻で息ができなくなるわけで、ローサはしばらく我慢したが、息が苦しくなり、口を開けた。
その隙にルドメロは”トカゲの血”を口に押し込む。
思わず飲んでしまうローサ。
「ああ・・・・貴重な血が・・・・」
「おいポチ、これどれぐらい飲ませればいいんだ?」
”ほんの少しでよいのではないか?”
「まだかなり残ってっけど、まあいいか?」
暫くして・・・・完全につぶれていた目が、みるみる元に戻っていく。
顔も潰れていたが、元の整った顔立ちに。
暫くして、怪我をしていたのがウソのような状態になる。
「あ・・・・あああ!助かったのですか?・・・・しかし、貴重な血が・・・・なんて事!」
「もういいか?」
「あ、待って!」
「何だよ・・・・エメリナっつったっけ?もうこの女が他の奴を治療できんだろ!」
「その・・・・さっきはすまない・・・・あのバカが、とんでもない事をした!」
「気にすんな。それよりあいつ、腕が血で真っ赤っかだぞ?」
「自業自得だ。放っておく。クランも追放だな。幸いここから地上に出られる。」
「あっそ・・・・ってう・・・・?」
俺様起き上がろうとしたのだが・・・・頭がくらッとして・・・・目の前が突然真っ暗になったぞ?
「あ!危ない!」
何だ?デイフィリアか?
やっぱまだがきんちょだな・・・・もっとこう、バインバインにならんとな・・・・
そこまで考えていた時、ルドメロは気を失った。治療魔法を立て続けに使用したため・・・・しかも2人とも、深い傷を負っていたため・・・・魔力が底をついたのだ。
「うっせえ!トカゲの血だ!」
「どうみてもドラ「患者は黙ってろ!」・・・・」
”使うのか?”
「どうやって使うんだ、そう言えば知らんぞ?」
”かけても良い。飲ませても良い・・・・飲ませれば、他の怪我も治ろう。この女、まだまだ怪我が酷いからな”
「よっしゃあ!じゃあ飲め!ほれ飲め!旨いか知らんがどんと飲め!」
だが、そこへ予期せぬ出来事が。
「そ・・・・それがあれば・・・・」
先程逃げた男が、一瞬のスキを突いて、”血”を奪ったのだ。
「ああ!おい!何すんだ!」
「もうローサは大丈夫なんだろ!他の奴に使うぜ!」
「何言ってんだ!目がこの通り治ってねえんだ!それを治すのに使うんだ!よこせ!」
だが、その男は逃げていく。
「シロ!」
”うむ!”
シロが素早く追いかけ、あっという間に追いつく。
「わ・・・・来るな!」
その男が向かった先は、治療を待っている人の方ではなく、魔法陣だった。
『何処へ向かうつもりか知らぬが、それを返してもらおうか!』
「わ・・・・渡すもんか!これがあれば・・・・冒険者なんかやらなくて済むんだ!」
『それが本音か・・・・では、貴様の冒険者生活は今、ここで終わりだ!』
あっという間に男に襲い掛かるシロ。
この階層で立ち往生しているぐらいだから、フェンリルの動きについていけるはずもなく、あっさり組み敷かれる。
『それを大人しく渡せば、それ以上怪我はせぬ。抵抗するなら腕を噛みちぎってでも持っていく。』
「・・・・くそ!畜生!」
男は手にしていた何かを投げた。だが、シロはそれに反応する事なく、男が投げた反対の手にかみつく。
『愚かな・・・・我がそのような事に騙されるはずも無かろうて。』
「うう・・・・いてえええ・・た・・・・助けてくれ!ほら、こ・・・・これだろ!」
血だらけになった腕を何とか動かし、シロの前にそれを差し出す。
『ふん、最初からそうしておればよかったのだ!』
シロはそれを口に銜え、男を蹴り飛ばした。
”ふん!屑が!”
シロはルドメロの所へ戻る。
「何だったんだあいつ・・・・?まあいい。ほれ飲め!」
中々飲もうとしないローサ。
「シャーねえな!ほれ、これで飲めるだろ!」
ルドメロは、ローサの鼻をつまんだ。当然鼻で息ができなくなるわけで、ローサはしばらく我慢したが、息が苦しくなり、口を開けた。
その隙にルドメロは”トカゲの血”を口に押し込む。
思わず飲んでしまうローサ。
「ああ・・・・貴重な血が・・・・」
「おいポチ、これどれぐらい飲ませればいいんだ?」
”ほんの少しでよいのではないか?”
「まだかなり残ってっけど、まあいいか?」
暫くして・・・・完全につぶれていた目が、みるみる元に戻っていく。
顔も潰れていたが、元の整った顔立ちに。
暫くして、怪我をしていたのがウソのような状態になる。
「あ・・・・あああ!助かったのですか?・・・・しかし、貴重な血が・・・・なんて事!」
「もういいか?」
「あ、待って!」
「何だよ・・・・エメリナっつったっけ?もうこの女が他の奴を治療できんだろ!」
「その・・・・さっきはすまない・・・・あのバカが、とんでもない事をした!」
「気にすんな。それよりあいつ、腕が血で真っ赤っかだぞ?」
「自業自得だ。放っておく。クランも追放だな。幸いここから地上に出られる。」
「あっそ・・・・ってう・・・・?」
俺様起き上がろうとしたのだが・・・・頭がくらッとして・・・・目の前が突然真っ暗になったぞ?
「あ!危ない!」
何だ?デイフィリアか?
やっぱまだがきんちょだな・・・・もっとこう、バインバインにならんとな・・・・
そこまで考えていた時、ルドメロは気を失った。治療魔法を立て続けに使用したため・・・・しかも2人とも、深い傷を負っていたため・・・・魔力が底をついたのだ。
20
あなたにおすすめの小説
最弱スキルも9999個集まれば最強だよね(完結)
排他的経済水域
ファンタジー
12歳の誕生日
冒険者になる事が憧れのケインは、教会にて
スキル適性値とオリジナルスキルが告げられる
強いスキルを望むケインであったが、
スキル適性値はG
オリジナルスキルも『スキル重複』というよくわからない物
友人からも家族からも馬鹿にされ、
尚最強の冒険者になる事をあきらめないケイン
そんなある日、
『スキル重複』の本来の効果を知る事となる。
その効果とは、
同じスキルを2つ以上持つ事ができ、
同系統の効果のスキルは効果が重複するという
恐ろしい物であった。
このスキルをもって、ケインの下剋上は今始まる。
HOTランキング 1位!(2023年2月21日)
ファンタジー24hポイントランキング 3位!(2023年2月21日)
Shining Rhapsody 〜神に転生した料理人〜
橘 霞月
ファンタジー
異世界へと転生した有名料理人は、この世界では最強でした。しかし自分の事を理解していない為、自重無しの生活はトラブルだらけ。しかも、いつの間にかハーレムを築いてます。平穏無事に、夢を叶える事は出来るのか!?
インターネットで異世界無双!?
kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。
その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。
これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。
最強の異世界やりすぎ旅行記
萩場ぬし
ファンタジー
主人公こと小鳥遊 綾人(たかなし あやと)はある理由から毎日のように体を鍛えていた。
そんなある日、突然知らない真っ白な場所で目を覚ます。そこで綾人が目撃したものは幼い少年の容姿をした何か。そこで彼は告げられる。
「なんと! 君に異世界へ行く権利を与えようと思います!」
バトルあり!笑いあり!ハーレムもあり!?
最強が無双する異世界ファンタジー開幕!
知識スキルで異世界らいふ
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ
異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる