異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?

よっしぃ

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王都の近くのダンジョン

こういう時、人の本音が出るって本当だな!

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「い・・・・いけません・・・・そんな・・・・貴重な・・・・ドラゴンの・・・・血でしょ?」

「うっせえ!トカゲの血だ!」

「どうみてもドラ「患者は黙ってろ!」・・・・」

”使うのか?”

「どうやって使うんだ、そう言えば知らんぞ?」

”かけても良い。飲ませても良い・・・・飲ませれば、他の怪我も治ろう。この女、まだまだ怪我が酷いからな”

「よっしゃあ!じゃあ飲め!ほれ飲め!旨いか知らんがどんと飲め!」

だが、そこへ予期せぬ出来事が。

「そ・・・・それがあれば・・・・」

先程逃げた男が、一瞬のスキを突いて、”血”を奪ったのだ。

「ああ!おい!何すんだ!」

「もうローサは大丈夫なんだろ!他の奴に使うぜ!」

「何言ってんだ!目がこの通り治ってねえんだ!それを治すのに使うんだ!よこせ!」

だが、その男は逃げていく。

「シロ!」

”うむ!”

シロが素早く追いかけ、あっという間に追いつく。

「わ・・・・来るな!」

その男が向かった先は、治療を待っている人の方ではなく、魔法陣だった。

『何処へ向かうつもりか知らぬが、それを返してもらおうか!』

「わ・・・・渡すもんか!これがあれば・・・・冒険者なんかやらなくて済むんだ!」

『それが本音か・・・・では、貴様の冒険者生活は今、ここで終わりだ!』

あっという間に男に襲い掛かるシロ。

この階層で立ち往生しているぐらいだから、フェンリルの動きについていけるはずもなく、あっさり組み敷かれる。

『それを大人しく渡せば、それ以上怪我はせぬ。抵抗するなら腕を噛みちぎってでも持っていく。』

「・・・・くそ!畜生!」

男は手にしていた何かを投げた。だが、シロはそれに反応する事なく、男が投げた反対の手にかみつく。

『愚かな・・・・我がそのような事に騙されるはずも無かろうて。』

「うう・・・・いてえええ・・た・・・・助けてくれ!ほら、こ・・・・これだろ!」

血だらけになった腕を何とか動かし、シロの前にそれを差し出す。

『ふん、最初からそうしておればよかったのだ!』

シロはそれを口に銜え、男を蹴り飛ばした。

”ふん!屑が!”

シロはルドメロの所へ戻る。

「何だったんだあいつ・・・・?まあいい。ほれ飲め!」

中々飲もうとしないローサ。

「シャーねえな!ほれ、これで飲めるだろ!」

ルドメロは、ローサの鼻をつまんだ。当然鼻で息ができなくなるわけで、ローサはしばらく我慢したが、息が苦しくなり、口を開けた。

その隙にルドメロは”トカゲドラゴンの血”を口に押し込む。

思わず飲んでしまうローサ。

「ああ・・・・貴重な血が・・・・」

「おいポチ、これどれぐらい飲ませればいいんだ?」

”ほんの少しでよいのではないか?”

「まだかなり残ってっけど、まあいいか?」

暫くして・・・・完全につぶれていた目が、みるみる元に戻っていく。

顔も潰れていたが、元の整った顔立ちに。

暫くして、怪我をしていたのがウソのような状態になる。

「あ・・・・あああ!助かったのですか?・・・・しかし、貴重な血が・・・・なんて事!」

「もういいか?」

「あ、待って!」

「何だよ・・・・エメリナっつったっけ?もうこの女が他の奴を治療できんだろ!」

「その・・・・さっきはすまない・・・・あのバカが、とんでもない事をした!」

「気にすんな。それよりあいつ、腕が血で真っ赤っかだぞ?」

「自業自得だ。放っておく。クランも追放だな。幸いここから地上に出られる。」

「あっそ・・・・ってう・・・・?」

俺様起き上がろうとしたのだが・・・・頭がくらッとして・・・・目の前が突然真っ暗になったぞ?

「あ!危ない!」

何だ?デイフィリアか?
やっぱまだがきんちょだな・・・・もっとこう、バインバインにならんとな・・・・

そこまで考えていた時、ルドメロは気を失った。治療魔法を立て続けに使用したため・・・・しかも2人とも、深い傷を負っていたため・・・・魔力が底をついたのだ。

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