14 / 262
クーン・カウペル
第14話 準備
しおりを挟む
「すまんなクーン、力になれず。無力な父を許してくれ。」
俺と親父は家に帰った。すると親父は俺に何故か謝罪を。
「いや親父。俺はあの岩をどかしたらいけないのを知らなかったとはいえ除去しちまったんだ。」
「そうじゃないんだ。あの岩は俺達も除去しようとしたができなかった。でかすぎたからだ。あの様な大岩は開拓した場所に何か所も放置してあるんだ。あれらを全て除去できれば領地はもっと発展するだろう。だが領主様は魔境の向こうに進出したいらしい。それもどうやら他の領地でも同様、しかもそこの領主様と競っている様子。それであの大岩を除去できるとなると魔境への進出が遅くなると思ったのだろう。だからクーンに対してあの扱いだ。それと・・・・これは後で言う。皆を集めて説明をしよう。それまでに明日の準備をするがいい。」
普段あまり多くを語らない親父がここまで語るとは。
何かあるな。これは単に俺が追放される、という事ではなさそうだ。
まあ俺だけならサクッと準備ができるが、領主様は魔境に進出か。その後が心配だな。
魔境の向こうってとんでもなく強い魔物が住んでいるって噂だけど問題ないのか?
もし魔境に人が向かって、魔物の逆鱗に触れちまったら領地はどうなるんだ?
万が一逃げないといけない羽目になったら困るな。
その頃には俺は領地を出発して既にこの地にいないはずだけど、親父をはじめ兄貴達が心配だな。
一応素早く逃げられるように、例の移動手段を人数分用意しようか。
・・・・
・・・
・・
・
家族が揃うまでの間、俺はひたすら一度作ったあの台車を作りまくった。
何故かキック▼ードと言ってはいけない気がしたので、
【キック台車】と命名してみた。
単に荷物を運搬するのに、ニールスにいに渡したようなのは【台車】、こちらのような素早く移動する手段としての台車は【キック台車】と呼ぶ事にした。
まあ既に数台は作ったんだけど、いつの間にか2台ほど消えていた。どこに行ったんだ?まあまた作ればいいんだけどさ。
この際だから嫁いだ姉達の分も含め、そして予備もあったほうがいい?10台ほど作った。
姉2人にはそれぞれ子供が2人いるから、念の為子供も一緒に移動できるように、幼い子供用の座席も設けてある。
その分大きくなるから念入りに作った。
その甲斐あってか時間をかけただけあってスムーズに動くし、他の台車と同じ速度が出る・・・・はず。
そして肝心な素材だけど、幸い家の周囲には【油草】や【空気草】が豊富にあるから車軸に塗る油もそうだが、【タイヤ】の【ゴム】代わりにも事欠かない。【緩衝材】代わりにもなるから優れものだよな。
あれえ?
また無意識に知らない単語が頭に浮かんだぞ?
時間がないから気にしちゃ駄目だ。
それにしても俺の魔力の残りがずいぶんある気がするな。
以前ならあっという間に魔力切れをおこして、確か一度ならず何度か魔力切れで宿の中でぶっ倒れていた気がするが、最近はいくら魔力を消費しても全くと言っていい程そう言った事にはならない。
まあ部屋で寝る前には魔力を無理やり使い切っているから、ほぼ毎日魔力切れの状態で寝る事になるんだけど。
だけど朝になれば魔力はある程度回復しているし、やっぱり謎の知識は正解か?
やはり【異世界あるある】は正しかった。魔力を使い切ればその分最大魔力が増えるってのは正しかったんだ・・・・ってもう突っ込むのはやめよう。
こんな知識が最近頭に自然に入り込んでくる。
これは前世の知識なのか?
そんな事を思っていると弟と妹が俺を呼びに来た。
「くーんにいに!とーちゃんが呼んでいるよ!もうみんな集まったよ!」
「今日は久しぶりにねーちゃん達が一緒なんだ!」
「そうか。もう何年も戻っていなかったのにどうしたんだ?」
そんな会話をしつつ食事をする場所へ。
・・・・
・・・
・・
・
どうやら深刻な話をするようで、久しぶりに見た姉2人も神妙な顔をしていた。
子供は嫁ぎ先に預けてきたらしく、急いで来たらしい。
俺の作った【キック台車】で移動してきたらしい。
台車が無くなっていたなあと思っていたんだが、いつの間にやら兄達が姉の嫁ぎ先に運んだらしい。
成程そう言う事なら納得だ。
だから素早く戻ってこられたんだな。まあ隣の領地だから徒歩でも数時間で移動できるっちゃあ移動できるんだけどさ。
この際だ、帰りには新たな【キック台車】で戻ってもらおう。あれがあれば子供も連れてこっちに来る事が出来るからな。
何だか悪い予感がするからな。
家族には魔物に襲われて、みじめに死ぬなんて事にはなってほしくないし。
俺と親父は家に帰った。すると親父は俺に何故か謝罪を。
「いや親父。俺はあの岩をどかしたらいけないのを知らなかったとはいえ除去しちまったんだ。」
「そうじゃないんだ。あの岩は俺達も除去しようとしたができなかった。でかすぎたからだ。あの様な大岩は開拓した場所に何か所も放置してあるんだ。あれらを全て除去できれば領地はもっと発展するだろう。だが領主様は魔境の向こうに進出したいらしい。それもどうやら他の領地でも同様、しかもそこの領主様と競っている様子。それであの大岩を除去できるとなると魔境への進出が遅くなると思ったのだろう。だからクーンに対してあの扱いだ。それと・・・・これは後で言う。皆を集めて説明をしよう。それまでに明日の準備をするがいい。」
普段あまり多くを語らない親父がここまで語るとは。
何かあるな。これは単に俺が追放される、という事ではなさそうだ。
まあ俺だけならサクッと準備ができるが、領主様は魔境に進出か。その後が心配だな。
魔境の向こうってとんでもなく強い魔物が住んでいるって噂だけど問題ないのか?
もし魔境に人が向かって、魔物の逆鱗に触れちまったら領地はどうなるんだ?
万が一逃げないといけない羽目になったら困るな。
その頃には俺は領地を出発して既にこの地にいないはずだけど、親父をはじめ兄貴達が心配だな。
一応素早く逃げられるように、例の移動手段を人数分用意しようか。
・・・・
・・・
・・
・
家族が揃うまでの間、俺はひたすら一度作ったあの台車を作りまくった。
何故かキック▼ードと言ってはいけない気がしたので、
【キック台車】と命名してみた。
単に荷物を運搬するのに、ニールスにいに渡したようなのは【台車】、こちらのような素早く移動する手段としての台車は【キック台車】と呼ぶ事にした。
まあ既に数台は作ったんだけど、いつの間にか2台ほど消えていた。どこに行ったんだ?まあまた作ればいいんだけどさ。
この際だから嫁いだ姉達の分も含め、そして予備もあったほうがいい?10台ほど作った。
姉2人にはそれぞれ子供が2人いるから、念の為子供も一緒に移動できるように、幼い子供用の座席も設けてある。
その分大きくなるから念入りに作った。
その甲斐あってか時間をかけただけあってスムーズに動くし、他の台車と同じ速度が出る・・・・はず。
そして肝心な素材だけど、幸い家の周囲には【油草】や【空気草】が豊富にあるから車軸に塗る油もそうだが、【タイヤ】の【ゴム】代わりにも事欠かない。【緩衝材】代わりにもなるから優れものだよな。
あれえ?
また無意識に知らない単語が頭に浮かんだぞ?
時間がないから気にしちゃ駄目だ。
それにしても俺の魔力の残りがずいぶんある気がするな。
以前ならあっという間に魔力切れをおこして、確か一度ならず何度か魔力切れで宿の中でぶっ倒れていた気がするが、最近はいくら魔力を消費しても全くと言っていい程そう言った事にはならない。
まあ部屋で寝る前には魔力を無理やり使い切っているから、ほぼ毎日魔力切れの状態で寝る事になるんだけど。
だけど朝になれば魔力はある程度回復しているし、やっぱり謎の知識は正解か?
やはり【異世界あるある】は正しかった。魔力を使い切ればその分最大魔力が増えるってのは正しかったんだ・・・・ってもう突っ込むのはやめよう。
こんな知識が最近頭に自然に入り込んでくる。
これは前世の知識なのか?
そんな事を思っていると弟と妹が俺を呼びに来た。
「くーんにいに!とーちゃんが呼んでいるよ!もうみんな集まったよ!」
「今日は久しぶりにねーちゃん達が一緒なんだ!」
「そうか。もう何年も戻っていなかったのにどうしたんだ?」
そんな会話をしつつ食事をする場所へ。
・・・・
・・・
・・
・
どうやら深刻な話をするようで、久しぶりに見た姉2人も神妙な顔をしていた。
子供は嫁ぎ先に預けてきたらしく、急いで来たらしい。
俺の作った【キック台車】で移動してきたらしい。
台車が無くなっていたなあと思っていたんだが、いつの間にやら兄達が姉の嫁ぎ先に運んだらしい。
成程そう言う事なら納得だ。
だから素早く戻ってこられたんだな。まあ隣の領地だから徒歩でも数時間で移動できるっちゃあ移動できるんだけどさ。
この際だ、帰りには新たな【キック台車】で戻ってもらおう。あれがあれば子供も連れてこっちに来る事が出来るからな。
何だか悪い予感がするからな。
家族には魔物に襲われて、みじめに死ぬなんて事にはなってほしくないし。
61
あなたにおすすめの小説
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる
静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】
【複数サイトでランキング入り】
追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語
主人公フライ。
仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。
フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。
外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。
しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。
そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。
「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」
最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。
仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。
そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。
そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。
一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。
イラスト 卯月凪沙様より
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
インターネットで異世界無双!?
kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。
その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。
これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。
剣ぺろ伝説〜悪役貴族に転生してしまったが別にどうでもいい〜
みっちゃん
ファンタジー
俺こと「天城剣介」は22歳の日に交通事故で死んでしまった。
…しかし目を覚ますと、俺は知らない女性に抱っこされていた!
「元気に育ってねぇクロウ」
(…クロウ…ってまさか!?)
そうここは自分がやっていた恋愛RPGゲーム
「ラグナロク•オリジン」と言う学園と世界を舞台にした超大型シナリオゲームだ
そんな世界に転生して真っ先に気がついたのは"クロウ"と言う名前、そう彼こそ主人公の攻略対象の女性を付け狙う、ゲーム史上最も嫌われている悪役貴族、それが
「クロウ•チューリア」だ
ありとあらゆる人々のヘイトを貯める行動をして最後には全てに裏切られてザマァをされ、辺境に捨てられて惨めな日々を送る羽目になる、そう言う運命なのだが、彼は思う
運命を変えて仕舞えば物語は大きく変わる
"バタフライ効果"と言う事を思い出し彼は誓う
「ザマァされた後にのんびりスローライフを送ろう!」と!
その為に彼がまず行うのはこのゲーム唯一の「バグ技」…"剣ぺろ"だ
剣ぺろと言う「バグ技」は
"剣を舐めるとステータスのどれかが1上がるバグ"だ
この物語は
剣ぺろバグを使い優雅なスローライフを目指そうと奮闘する悪役貴族の物語
(自分は学園編のみ登場してそこからは全く登場しない、ならそれ以降はのんびりと暮らせば良いんだ!)
しかしこれがフラグになる事を彼はまだ知らない
転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。
克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位
転生者のブルーノは絶大な力を持っていたが、その力を隠してダンジョンの荷役として暮らしていた。だが、教会の力で勇者を騙る卑怯下劣な連中に、レットドラゴンから逃げるための生贄として、ボス部屋に放置された。腐敗した教会と冒険者ギルドが結託て偽の勇者パーティーを作り、ぼろ儲けしているのだ。ブルーノは誰が何をしていても気にしないし、自分で狩った美味しいドラゴンを食べて暮らせればよかったのだが、殺されたブルーノの為に教会や冒険者ギルドのマスターを敵対した受付嬢が殺されるのを見過ごせなくて・・・・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる