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第五章:もういいよ
反保_5-1
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イジメ動画が投稿されてから三日が経過した。その間は生徒達は休校ということもあり、反保達は教員達にヒアリングを実施したが、桜華学園側も記者会見や現状の整理に多忙であり、それも少しずつしか実施できなかった。そして、いつまでも生徒達を休校させると別の苦情がくることもあり、生徒達には出席の有無を確認した上で――本日から登校となった。
事前に生徒や保護者には校門でマスコミが待っていることがあるので、裏門から入ることを伝え、更に教員達に守られながらの登校となった。それにはユースティティアも警察の四人も協力をしたが、本日の出席する生徒の中に、一色楓の名前はなかった。
「さて、本日最後のヒアリングです――時任さん、よろしくお願いします」
「お願いします」
反保と飛田、そして、時任は疲弊しきった表情を向かい合わせて、一礼した。教員である時任達は授業と今回の対応を含め、多忙なのだろう。時任ほどの役職となれば対応することも人一倍ある、というのは想像に容易い。
「お疲れだとは思いますが、協力してください」
「いえ、警察やユースティティアにも色々と協力して頂いていますし、偶然ですが今となってはいてくれることが心強いですよ。私で答えられることなら、何でも答えますよ」
「助かります。では、早速――」
飛田は笑顔で応対すると、代表で時任へのヒアリングを実施した。
「――以上で終わりです」
「そうですか。では……」
飛田が事前に決めていた質問を終えて、時任が立ち上がろうとしたときだ。
「すみません。もう一つだけ、良いですか?」
中腰になった時任を反保が言葉で制した。予想外のことだったのか、飛田も横で驚いた表情を見せている。
「良いですよ」
時任が腰を降ろすと、反保は一呼吸を挟んでから質問をした。
「日下部 葵は――誰かと恋愛関係や恋人関係だったりしましたか?」
その一言は、明らかに時任を硬直させ、表情を強張らせた。
「……知りません。質問は以上ですかね? すみません、近々開かれる記者会見について打ち合わせがあるのを忘れていました。失礼します」
時任はそう言うと即座に席を立ち、足早に立ち去った。残された反保は彼が出て行ったドアを見つめ、飛田はその横顔を首を傾げて見つめていた。
事前に生徒や保護者には校門でマスコミが待っていることがあるので、裏門から入ることを伝え、更に教員達に守られながらの登校となった。それにはユースティティアも警察の四人も協力をしたが、本日の出席する生徒の中に、一色楓の名前はなかった。
「さて、本日最後のヒアリングです――時任さん、よろしくお願いします」
「お願いします」
反保と飛田、そして、時任は疲弊しきった表情を向かい合わせて、一礼した。教員である時任達は授業と今回の対応を含め、多忙なのだろう。時任ほどの役職となれば対応することも人一倍ある、というのは想像に容易い。
「お疲れだとは思いますが、協力してください」
「いえ、警察やユースティティアにも色々と協力して頂いていますし、偶然ですが今となってはいてくれることが心強いですよ。私で答えられることなら、何でも答えますよ」
「助かります。では、早速――」
飛田は笑顔で応対すると、代表で時任へのヒアリングを実施した。
「――以上で終わりです」
「そうですか。では……」
飛田が事前に決めていた質問を終えて、時任が立ち上がろうとしたときだ。
「すみません。もう一つだけ、良いですか?」
中腰になった時任を反保が言葉で制した。予想外のことだったのか、飛田も横で驚いた表情を見せている。
「良いですよ」
時任が腰を降ろすと、反保は一呼吸を挟んでから質問をした。
「日下部 葵は――誰かと恋愛関係や恋人関係だったりしましたか?」
その一言は、明らかに時任を硬直させ、表情を強張らせた。
「……知りません。質問は以上ですかね? すみません、近々開かれる記者会見について打ち合わせがあるのを忘れていました。失礼します」
時任はそう言うと即座に席を立ち、足早に立ち去った。残された反保は彼が出て行ったドアを見つめ、飛田はその横顔を首を傾げて見つめていた。
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